第22回 神戸ルミナリエ(2016.12.11・日)

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神戸ルミナリエは阪神・淡路大震災犠牲者の鎮魂の意を込めるとともに、都市の復興・再生への夢と希望を託し、1995(平成7)年12月に初回開催となった。
毎年テーマが与えられ、2016年の作品テーマは「光の叙情詩」です。

その犠牲者を追悼し、
記憶をつなぐ「神戸ルミナリエ」が11日に閉幕した。

主催者側のコメントです↓
「2016年の神戸ルミナリエは12月11日をもって終了致しました。
会期中は325万人もの皆様にご来場いただき、ありがとうございました。
会場にお越し頂きました皆様をはじめ、
本当に多数の方々から多くの募金を頂くとともに、
継続開催にむけた、あたたかい励ましのお言葉を頂きました。
心より厚く御礼申し上げます。」


本年最後の記事として、
このルミナリエを皆様にお届けします。
Xmasや年末の大掃除にお正月の準備にと、お忙しい事と思います。
暫し手を休められ、ご覧頂ければと思います。
コメント欄は閉じていますので、ご了承ください。


約30万個のフルカラーLEDが、
12月2日から10日間の会期中、多くの来場者に感動を与えた。

来場者数や規模、開催期間、使用されるLEDの数等、
尺度は色々あると思います。
2016年イルミネーションの人気ランキングでは、
他を圧倒し、全国第一位となったのが神戸ルミナリエです。



多くの方が高級カメラで撮影し、各所で投稿されると思います。
今回使用したカメラは、当ブログで紹介したものです↓
「コンデジCanon Power Shot SX700 HSを購入(2014.11.04)」
https://arukuno.seesaa.net/article/201411article_1.html
初めてイルミネーションの撮影に挑戦したのが、
購入した翌月の「第20回ルミナリエ」でした。
高倍率ズームを搭載したコンデジで、夜間撮影は得意分野ではないが、
前記事で予告した通り、今年を締めくくる記事とします。

その2014年の記事から↓
『・・ルミナリエの場合2011年からソロピースなどLED化を進めていたが、冷たい色として認識する方が多く、今年は全てを白熱電球に戻したという経緯があります。
20万個の電球がイタリアからコンテナ船で運ばれ、現地の職人も来日して組み上げられました。
毎年造り替えるので、電力費用を加えた総合でも白熱電球の方が安上がりだそうです。
・・・
ルミナリエとは。
ヨーロッパのバロック時代(16世紀後半、ルネッサンス期)に盛んに創られた祭礼や装飾芸術のひとつとして誕生した、光の魅力を駆使した建築物がその起源とされ、やがてイタリア南部において電気照明を使用した幻想的な光の彫刻に変化を遂げ、現在の形態になったものです。
さまざまなデザイン様式の木製アーチの構造体に色とりどりの電球で彩色が施され、その設置デザインによって三次元的な芸術空間を創造するもので、アーチ型構造体を道路上に設置した「ガレリア」と呼ばれる遠近感のある回廊や、「スパリエーラ」と呼ばれる光の壁掛けなどで構成されます。』

その時の写真と見比べると、白熱電球とLEDの発色の違いが良く分かります。


その翌年(昨年)、
日数とコースを短縮した「第21回ルミナリエ」の決算が、
警備費の削減などで3年振りに2千万円の黒字になったそうです。
支出総額で約4200万円減となった事も大きい。
神戸ルミナリエ組織委員会事務局は、
「今年開催の見通しが立った」と発表していた。

第21回は、期間を第20回より2日短い10日間とし、
光のアーケードとなる回廊も80メートル短縮した。
今年もそのガイドランで進めたようです。
しかし、依然として財政状況は厳しいものがあり、
企業協賛金や100円募金の呼び掛けを強めていました。

神戸市民の一人として、来場される方々への御願いです。
300万人の来場者が100円募金すると3億円になります。
来年も募金の方、宜しくお願い致します。
因みに、2014年の来場者は344万人で、
募金総額は4802万円だったそうです。


毎度の、長い前置きは以上で終了し、
以下、当日の話となります。

どのような混雑状況なのかを実感する為、
早目に行くことにした。
平日は18時、土日は17時に点灯とあるが、
混雑具合により繰り上げる場合もあるようです。
消灯時刻は曜日によって違うが、21:30か22:00。

2014年は、
暗くなってからハーバーランドと港の灯りを試写し、
元町商店街を歩いて~大混雑が解消された後、
20時過ぎに、ルミナリエ会場に到着した。

今年は、阪神元町駅から地上に出ます(17:12)。
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写真中央の青い文字、
DAIMARU(神戸大丸百貨店)の手前二つ目の通りを左(東)へ向かう。
会場への経路と案内や駅からのアクセスマップです。
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JR三ノ宮駅が近いと思って下車すると、
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元町駅の南まで数百mを歩いて行列の最後尾に並ぶことになる。
この辺りの夜は歩き周らないが、
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ビルの壁面もイルミで飾っている。

生田筋と接する先で、「止まれ」の表示が立ち上がる(17:26)。
その時、後ろから人波が押し寄せ、寿司詰め状態となる。
見上げると、お月様がぼんやり^^。
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上から「ご苦労様」と言われているような気がした。

青山の角を南下し、大丸前へ向かって西へ。
朝日ビルです(17:37)。
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これは手振れ?
これではイカンと、次のシーンで調整を試みる。
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朝日ビル1階ホールにあるツリーです。
しっかり構えてズームすると、
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はっきり写った。

以下の写真で、ピンボケや手振れがあれば私の腕が悪い、
と言う事になる。

ノロノロ進んで、
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大丸手前で南下します(17:58)。
並木道に入った時、左の樹木が点灯(18:00)。
歓声が沸き上がった後の写真です。
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これを予想しておらず、
カメラをポケットに収納していた^^;

そして、目指す通りの角を左折して、
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東へ向かう(18:05)。
中央、光の塊がルミナリエです。
80m短くなったのでまだまだ距離があるが、徐々に前へ進む。

交通を遮断し、
多くの来場者を車道に並ばせる事で事故を防ごうとしています。
平均すると、1日で約32万人の来場者です。
因みにこの日は44万人、前日10日の土曜日は55万人と発表されている。
過去、1日で60万人を超える日もありました。
点灯前後に数万人が並ぶことを想定しています。
歩道からこの列に入ることができないよう、
車道の両脇に警備員を配置し、
鉄パイプ製移動用具で囲って通路としています。
更に行列が続く場合は、元町商店街へ伸びる事になります。
多くの警備員も必要なので、開催費用が膨らむ訳です。
それこそ、「ご苦労様!」と言いたい。

進むと、左に3枚の大きな壁の様なイルミ(18:13)。
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これはスパリエーラと呼ばれるものでしょう。

いよいよ会場入口にやってきた(18:20)。
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阪神元町駅から地上に出て(17:12)、1時間と8分。
周囲にいたのはリピーターさんでしょうか、
結構早かったね!と仰る。
警備員がここで停止させ、ブロックに分けて進行させていた。
なので、入り口でかなりの撮影が出来ました。
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交通を遮断している訳ですから、
この信号機をなんとかできないんでしょうかね。
折り畳み式にするとか、脱着式にするとか、
方法は色々あるでしょうに。
神戸市交通局の方、宜しく御願いしますよ!

この辺りで記念撮影される方が多く、
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大渋滞。
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他の来場者に「撮って~」とか言ってるグループもいて大胆です。
中央、やや右上にお月様が写り込んでいます。
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このように天井が設置されたのは昨年からだそうで、
2年前とは見違える美しさ。
周囲で歓声が沸きあがる。
内部に入ると、外側から支えている骨組みの一部が見えています。
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相変わらず信号機が自己主張し過ぎ^^:
皆さん、上を見上げて撮影しています。
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行進が止まっている時は撮影していいが、
歩行中は撮影しないようにとのアナウンスが流れています。
天井がある所を過ぎると、
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従来からあるアーケードが続く。
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この辺りになると、空いてきて普通に歩けます。
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アーケードにある最後のアーチです(18:28)。
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右下に光の壁、
東遊園地に設置された「1.17希望の灯り」が見えてくる。
その回りが大混雑ですが、交通整理はしていません。
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この中に入ります。
普通に構えると人の頭しか写らないので、
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液晶モニターを見ながら、頭上に掲げて撮影しています。
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内部にあるドームは阪神淡路大震災・慰霊と復興のモニュメント。
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これに近づきます。
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ドーム奥には、「継続開催の為の募金にご協力下さい」とある。
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緑のアーチには沢山の鐘が付けられているが、
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コインがこれに当たると、何かいいことがあるのか。
投げると、チャリン♪と音がした。
外へ出て、見上げ、
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噴水広場へ向かいます。
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左下に、神戸コロッケがあるが、
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他にも色々あって、食料が調達できます。
中に入ると、噴水前ではフルートの生演奏。
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風はなかったが、気温が低いので手が悴むでしょうに。
クラシック風で、静かに流れる演奏でした。

噴水のライトアップを眺め、
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食料調達に向かう。
ソーセージセットに入っていた、卵型を3個食し、
長いソーセージとハーブチキンを一緒にした(18:49)。
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レモンが浮かんでいるのはホットワイン。
寒いので、飲み食いしてからの撮影^^)
お会計は500円×3ですが、全て暖かいのでありがたい。

食事中、右を見上げる。
コンサート会場の前には光の塔があり、
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そこからレーザービームが飛ばされている。
ここまでの光る筋はそのレーザー光線です。
灯りも音楽に合わせて踊っています。

食事が終り、
ソロピースを眺めて、
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東遊園地の北へ・・。
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鎮魂の鐘が鳴らされている右、
150の数字が大きく光っているのは、
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「神戸開港150年記念作品」です(19:05)。
来年、神戸は開港150年を迎えます。
アルクノは歩いている場合では無いかも知れません。
来年も神戸を東奔西走し、その良さをお伝えしたいと思っています。


今年は、多くの方々にお立ち寄り頂きました。
最近、気持ち球が上限に達する記事が続き、
コメント数も増えて、嬉しく思っています。

今後も、長文記事が続くと思いますが、
ライブ感のあるネタを投稿したいと考えています。

「アルクノのブログ」を楽しんで貰えるよう、精進しますので、
何卒、来年も宜しくお願い致します



どうぞ、皆様も良いお年をお迎えください

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第24回 神戸ルミナリエ(2018.12.13・木)
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