Type2が完成してから↓
https://arukuno.seesaa.net/article/201609article_2.html
ほどなくして、イメージが浮かんできたので、
そのイメージのまま仕上げてみました。
念頭に入れたのは、作り易くする事でした。
大きさは直径63mm×高さ153mm。
前回と太さがほぼ同じなのは、同じ竹のすぐ上の部分を使ったからです。
外側の硬い部分、厚みの3分の1程度を彫刻刀で剥ぎ取り、
表面を削って滑らかにしたものから説明していきます。
上下のカットは前作とほぼ同じ要領です。
下側、ラインが2本あるが、左の線上を切断します。
まず、上部を切断。
眼鏡をかけるノーズ部分は、鋸でラインを引いてから作ります。
かなり深い位置まで切り込んでいます。
この鋸のラインに後頭部のラインを合わせます。
削り終えました。
俯瞰するとこうなる。
竹の内側には薄い膜があり、時が経過すると捲れてきます。
その膜を除去しておきましょう。
彫刻刀のキワ刀で擦って大部分を削り落とし、
ホームセンターで購入したスポンジヤスリで擦ると、ほぼ取れます。
(前回説明していませんでした^^。)
ノーズ部分を作っていきます。
これだと、眼鏡はかけられないので、
もっと削ります。
マッターホルンみたいですね。
日本人ですから、富士山タイプにします^^)
かける場合は、
手前に傾けて、
ノーズパッドが入った所で、
ストンと落とします。
次に口です。
ここでも鋸が登場します。
大きめの口にしました。
鋸のラインは消して、唇らしい形に。
実はこの口、
逆さ富士になっています。
富士の後方から、
太陽光を浴びているイメージです。
眼鏡を水平にしても落ちないようにしているのは、
前作と同じです。
このあと、仕上げ削りを行なう。
キワ刀をスライドさせる様に薄く、薄く、削って行くと、
綿のような削りかすが出てきて、表面がツルツルになります。
実用上はしなくてもいい訳ですが、上質な感じになります。
プレゼント用の場合はして欲しいですね。
自分用の場合は、愛着が湧いてくると思います。
横から眺めると、
垂れ目の人が大口あけて笑っているのか、楽しそう。
床に置いてみる。
後ろを大きくカットしているので、
この傾斜角で安定しています。
使用例です。
普段、メガネ拭きはこの様に入れておきます。
引っ張り出して、使用してください。
窓の外を眺めていますね。
何処かへ行きたいのでしょうか。
ダンヒルにかえると、表情が一変します。
葉巻をくゆらせていますが、
ハワイ帰りだそうです^^)
メガネスタンドのシリーズ三部作、これで最終章となりました。
一応、これにて終了とします。
鋸がこのように使えれば、本作が一番簡単に作れると思います。
次回作は予定にありませんが、
イメージが湧いてきたら、また何か作るかも?
最後までご覧頂き、ありがとうございました

この記事へのコメント
すーちん
今回のは笑顔風
富士山とは考えましたね
くわえたばこもできるんですね^^
トトパパ
今回も素晴らしいですね。
笑っているみたいですね。
ほんと売れるんじゃないですか。
絶対売れますよ。
アルクノ
私も富士山で笑顔が作れるとは、以前は思いもよらない事でした
口を大きくしたので、引っ張り出したり、くわえさせたり、色々楽しめるようになりました
アルクノ
前回はちょっとひねた感じでしたので、笑顔に軌道修正しました。
これを作って販売したい方はどうぞ
という感じです。
一個作ったら終わりのアルクノは、
商売っ気ナシなんです
eko
逆さ富士なんですね。前回も良かったですが、こちらの表情が笑っているようで私は好きです。
良く素敵なアイディアが出てきますね。見ていても楽しいです。
yoppy702
一作目は、用途メインのメガネスタンド。
置物にもなるよ~(^^)
という感じですが、
二作目は、一作目に遊び心を加え、
更に、置物としてのグレードを高めました。
作りは、まだ、メガネスタンドとしての意識が高いです。
でも、三作目は、メガネスタンドに見えません。
置物だよ~
でも…メガネも掛けれるんだよ~(^^)
という感じです。
三作とも工夫されて…
というより、これだけ違う内容で、よく作れるもんやと感心してます。
材料からすると、限られた形状にしかならないと思うのにスゴイです。(^^)
アルクノさんの頭は、発想の宝庫ですね。(^^)
もし、四作目が出来たら、どんな形状になるのか…
きっと、ボクの感性では想像できない作品でしょうね。
という事で、四作目をお待ち致します。(^^)
アルクノ
2013年3月に竹でハンコ立てを作った時、逆さ富士がモチーフでした。
その持ちネタをアレンジして、逆さ部分を口にしてみました。
アイデア一本でやって来たので、それが出てこないと長期休養になります
楽しいと感じて貰うのが一番の励みになるし、次への力にもなります
ありがとうございます。
藍上雄
機能性とユーモアのある、眼鏡スタンドですね。アルクノさんのアイデア素晴らしいと思います。
achisi
アルクノ
確かに、これだけ見ると垂れ目顔の置物ですね。
最初の作品は、竹でメガネスタンドを作るにはどうしたらいいか、それだけ考えていました。
顔にすることは考えていなかった訳ですけど、記事にコメントを頂き、顔らしくするには?と考えたのがType2です。
これは削る範囲とか試行錯誤しなければならないので初めての方には結構ややこしいです。
Type3はシンプルで作りやすい物を考えました。
主要ラインは鋸で形成されていますので、誰でも作れると思います。
yoppyさんが竹細工に挑戦!
となった場合、これがお勧めの一品です。
竹の形は決まっているので、アイデア勝負とも言えます。
そのアイデア、頭の中では変幻自在でして、こねくりまわしていく内に固まってきます。
セメントみたいなものデス^^)
4作目は考えていませんが、
yoppyさんが思いつかない、
と予想できるアイデアが出てきたら、作ってみたいと思います
アルクノ
簡単に作れて、笑いも提供したいと思って考えました。
ハワイ帰りは無理やりですが、このダンヒルがハワイで購入したものだったので・・。
逆さ富士と大きな口は、アイデアで生まれました。
ダンヒルかけると、煙草が欲しいと言ってきたもんで
アルクノ
コメントありがとうございます。
技術力はあまりないんですけど、アイデアだけは負けないようにと頑張っています
そこを褒めて頂くと嬉しいデス!
こんなのをもっと見たくなったら、テーマ「竹細工」をクリックしてみて下さい。
笑える物があるかも知れませんよ。
夕焼け
笑い声が聞こえてきそうです・・
タバコ、肺ガンになるので止めたらいいと思いますが、心配いらないようですね。
でも、凄い技術ですね・・逆さ富士の発想も凄いと思います。
でも、自然にほほえましくなりますね。
アルクノ
このメガネスタンド、
何が楽しくて笑っているのか、
多分楽天家なんでしょうね。
ガハハ、と煙草も吹かしてます。
ただ私は愛煙家じゃ無く、18才から禁煙継続中です
でも愛煙家の気持ちはわかるので「ほどほどにどうぞ」と言っています。
逆さ富士など、頭であれこれ考えているだけで、技術的にはたいしたことないです。
この作品は、ほほえみ返しで喜ぶと思いますよ。
パステル
素晴らしい!素晴らしい!素晴らしい!
アイデアいっぱいですね。
しかも微笑ましくて可愛いです
アルクノ
竹の外側を剥ぎ取るのに多少力が必要ですが、かなりの部分で鋸を利用するので、削るのはこちらの方が簡単です。
可愛い作品が好きな方には、お勧めの一品になりますよ
トンキチ
ホント、発想が豊かですね~、アルクノさん。
同じ竹の素材で、よくもこんなに改良を重ねて実用的な、また手作り感いっぱいの眼鏡スタンドが出来ましたね。
製作の過程も読んでいて楽しいです。!(^^)!
お口の部分が逆さ富士に工夫されていたり、水平にしても落ちない構造だったり、面白いですね。
タイプ4もきっとまた浮かんでくるんじゃないでしょうか。
私も老眼鏡が手放せなくなっているので、眼鏡スタンド自作してみようかな。
はるる
とてもユニークです。
これを見るたび楽しくなることでしょう。
逆さ富士もいいですね。
メガネスタンド、終了ですか。
でもまだいろいろ作品ができそうです。
楽しみですね。
アルクノ
日々暇なので、
頭をこねくり回して考えています^^)
そうすると、自然とアイデアが浮かんでくるんです。
これは、
小学生の時、図画工作の先生に褒められ、
「工夫するともっと良くなる。」
と、おだてられたことが原因としてあります
この様に完成品を見せると、
どうやって?となると思います。
以下、種明かしを示すと・・、
フムフム、作ってみようかと・・
それを期待しています。
私の工夫を見て、もっと他にこんな工夫ができる、と思ってくれるとシメシメとなります。
Type4は予定していませんが、頭をこねくり回して、それが出て来るかどうかですね。
トンキチさんが「眼鏡スタンド自作してみようかな。」と思ってくれたので、私としてはシメシメとなります
是非作ってみて下さい
不明な点などありましたら、ここを質問欄として利用して下さい。
経験を踏まえて、お答えします。
アルクノ
アイデアで勝負しているので、ユニークと言って貰うと嬉しいです。
このメガネスタンドを毎日眺めて、楽しみたいと思っています。
逆さ富士のアイデアは私の過去作品から拝借しました。
このメガネスタンド・シリーズは一旦終了です。
ユニークなアイデアが出てくるかどうかが問題なんですよ。
私も、そのアイデアを楽しみにしています♪
あこ
垂れ目の人が大口あけて笑っている。
なるほど・・・
メガネふきもおいて・・・
今回のはとても明るい感じですね。
ダンヒルも素敵ですね。(*^-^*)
アルクノ
信じられないくらい、垂れ目になっちゃいました
富士山も笑っているので、大変デス。
メガネ拭きは重要な付属品なので、その辺りも工夫してみました。
Type3で、やっと明るい雰囲気にできて良かったです。
ダンヒル君もこれが気に入ったみたいで、
ご満悦でした。
美味しそうなキラキラ、一杯ですね、全部頂きます
とわ
今作が一番簡単と書いてますが
1番、ツボにハマりました(笑)
っていうか、良いですね!
逆さ冨士!はい、見えます!
もう、アルクノさん、
凝りますね~
メガネ拭きは咥えなくてもいいかも(笑)
色はつけないんですね、
黒くしてアフロにしたら??
なんて、想像を掻き立てられます~!
みっちゃん
またまたユニークなメガネかけで楽しいですね!
アイデア―が次々と素晴らしいです(^0_0^)
デミ
器用なもんやねぇ~
にこにこ眼鏡立て・・・すばらし~ぃ~ぃ~
簡単そうやけどぉ~オイラには無理でしゅねっ
ナイス!…☆
アルクノ
「美の壺」で神戸が紹介されます^^)
今夜7時半BSプレミアムで是非^^。
逆さ冨士!実際には見たことが無いので空想の世界です。
冨士が笑うのも見た事無いです^^)
黒くしてアフロですか。
グラサンが似合いそうです。
是非、挑戦を
アルクノ
アイデア勝負で頑張ってみました。
こんなの見た事無い、という物を作っています。
作った本人が楽しんでいるので世話無いデス
でも、今回のが一番簡単に作れるんですよ。
アルクノ
大量の気持ち玉、感謝です。
アルクノはアレコレ考えるのが好きなだけで、さほど器用でもないんですよ。
この手順を見ると簡単そうでしょ。
実際、簡単なんです!
デミさんの鳥を追っかける、撮影技術の方がはるかに器用で、すんばらしいでしゅ!
凡稔
眼鏡を置いたところが愛嬌あります。癒される表情になってますね。
アルクノ
作りやすくする事と、逆さ富士を入れる事をイメージしていしたが、こんなホンワカ笑顔になるとは思っていませんでした。
簡単に作れるので、凡稔さんもお一つどうですか
最近本格的な登山が続いていましたが、そろそろ手作りの方も再開でしょうか。
てくてく
少し上を向いているのが、良いですねぇ。
逆さ富士も、グッドアイデァーです。
トップの写真がイチオシです。
自作は、ないんですか。
又の傑作を期待しています。
てくてく
アルクノ
メガネをかけると~重心が少し前に移動するので、本体が後ろに傾いている方が安定するんです。
逆さ富士のアイデアは、2013年3月に竹でハンコ立てを作ったものからの転用ですが、こんな表情に化けてしまいました
一番写真写りが良いものをトップに持ってきましたが、気に入って頂けたようで良かったです。
次回作は予定していませんが、追加でメガネ購入したら、また考えるかも知れません
メガネスタンド以外のテーマをどうするか、これを先に考えないといけません
みっきい
笑顔のスタンド、垂れ目のスタンド…可愛いですね!
富士山カットとは、さすが日本一です!
手作りの素晴らしさ!世界に一つ!
いいですねぇ~器用ですねぇ~
初めの写真は可愛いというより、優雅な女性の雰囲気があります。もし女性用メガネをかけたら、どんな雰囲気になるだろうか?と想像しています。
自称メガネザルの私め、私のメガネをかけたら…、どんなに見えるかしら?遠近両用メガネのお猿にしか見えない?
いいえ、笑顔美人かも!?
勝手に楽しい想像をさせていただきました。
アルクノ
笑顔のメガネスタンドが完成しました
出来上って、メガネをかけると、こういうスタンドが欲しかったのか~。
と、メガネ君の気持ちが分かったような気持ちになりました~^^。
最初に浮かんだのが、
富士+逆さ富士のアイデアでした。
万が一、富士登山をすることにでもなれば、感謝の報告をしないといけません(多分そうはならない)。
さほど器用じゃないんですけど、「世界に一つ!」はそうかも知れませんね。
「優雅な女性の雰囲気」なんて言うと、
スタンドさんが頬を赤くするかも?
男性だと思っていたんですけど、
ニューハーフかも^^)
みっきいさんも、私と同じ遠近両用ユーザーさんでしたか。
メガネをかけて、どんな雰囲気になるのだろうか?の想像を現実のものにするには、作るきゃない。
ですよ
楽しんで頂けて、良かったです
セラ吉
貴ブログの作品を見てまず思い出したのは、
万葉薪能の会の公演で使う竹を思い出しました。
同じような太さの竹を舞台で使います。
10月になると切り出しに行きます。
三部作を作れるような腕を持っていませんが、
竹は多くあるので、頑張ってみます。
使い慣れない道具ばかりですから、
まず五体満足な体では終わらないでしょう。
完成した暁にはご報告申し上げます。
アルクノ
10月になると材料を得る訳ですね。
奥様のメガネの形が分かりませんが、ノーズパッドのあるタイプだとこのType3が一番いいと思います。
他の2作は、そのメガネを借りてきて、合わせなければなりません。
鋸はしなったりしない硬い物の方が真っ直ぐ切れます。
キワ刀は右と左、二つのタイプがありますが、両方あった方が便利です。
彫刻刀で手前に削る場合は台の上に置くなどして、自分の体を傷つけないようにしてください。
彫刻刀は小さな日本刀とも言えるもので、同じ仕組みで作られています。
更に、硬い竹の繊維は皮膚を突き刺します。
慣れるまで、掌に密着して滑り止め機能もある手袋の着用が必要です。
その他質問事項などありましたら、其々のコメント欄を利用して下さい。
楽しんで、作って下さいね
Good Ruck!
小枝
素敵なスタンドですね。
アルクノ
この後、アイデアが浮かびません