稲荷山の一万本鳥居から東福寺で紅葉狩り☆(2015.11.10・火)

この稲荷山、16日の予定だったが、都合により前倒しの10日に実施した。
東福寺は地元Sugarさんによる追加で、コース案内もSugarさん。
私はカメラマンとして参加^^。

ドエライ数の紅い鳥居で飾られ、山とは思えない稲荷山ですが、
外国人に人気の観光スポットとして有名です。
2014年と2015年、2年連続して外国人観光スポット第一位に選ばれています。
その理由は↓
近年外国人観光客から観光地として人気があり、トリップアドバイザーによる2013年の「外国人に人気の日本の観光スポット」調査では2位を、2014年の調査では広島平和記念資料館を抜いて1位を獲得し、2015年も連続して1位となっている。
これは、駅の近くに赤い鳥居が続く風景が非常に日本的な上、拝観料不要で閉門時間が無い事、稲荷山のお山巡りも欧米人が好むウォーキングとなり、高評価の理由とされる。
平日は多くの日で外国人観光客の方が日本人よりも多くなっており、夕暮れ後も稲荷山に登る外国人が多くなっている。
伏見稲荷本殿付近はライトアップされ、稲荷山参道も脇道以外は全区間で照明が1晩中点灯されている(ウィキペディア引用)。


この飛び切り有名な観光名所が、京都新聞出版センター発行の「京都滋賀日帰り山歩50選」(以下ガイド)に選出されている事に驚きます。

稲荷山(233m)は比叡山を第一峰とする東山三十六峰の最南端に位置する三十六峰目で、「布団着て寝たる姿や東山」といわれる寝釈迦の足の部分にあたる。
縄文時代後期から神体山として敬われ、山頂に社殿を造ったのが伏見稲荷大社の起こりとされる(ガイドから)。

ガイドでは、難易度は山が一個の初心者お勧めコースとなっています。
指定のコースだと、距離4.4km、歩行1時間45分のBerry Short。

あまりに物足りないコースなので、
以下のように歩いた↓
JR奈良線・東福寺駅9:52~伏見稲荷大社本殿10:31~千本鳥居~四ツ辻11:03~一ノ峰上社11:17(233m)~国土地理院の三等三角点へ探索のみ^^~(戻って昼食)11:54~御膳谷経由~四ツ辻12:41~東福寺三門13:09~通天橋で紅葉狩り(13:24~拝観料400円)~京都タワーホテル食堂街・打ち上げ14:28~JR京都駅

これでも2万歩に満たない10キロ程度で、難易度☆一個はそのままとします。


前置きは簡単にして、
以下本題。

山歩きは三角点へトライした部分のみ。
殆どが階段と舗装路になる。
コース説明は通常より少なく、写真説明を主にします。
なので、気軽にお楽しみください。

JR奈良線・東福寺駅で下車し、東福寺方面へ向かう。
昔の街道筋という事で道幅が狭い。
東福寺の北門と中門を過ぎると、
京都に住んでおられる、
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大阪のおばちゃんタイプの人形が飾られていた。
(以下の写真も、クリックすると通常より大きめになります。)

早くもラブラブの西洋人カップルを発見。
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その先、手書きで控えめに自慢する、
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京都らしい宣伝文句があった。

伏見稲荷の正門手前にも鳥居があるが、JR稲荷駅前から入る事にします。
平日というのに、人の列が続いているが、外国人が多い。
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金髪の方はシャイなのか、オテテ繋いでいません。
両脇に第一位と書かれた幟については、冒頭で説明しています。

お参りして、
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階段上がると、
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ここは何処の国?


最初は大きな鳥居が並んでいます。
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出ると千本鳥居で、どちらに行っても合流ですが、
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右を行きます。
動画撮影したり、立ち止まって記念撮影だったり、
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行ったり、来たりの大混雑。

出ると合流し、その先に大きな鳥居。
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この大小は奉納する金額で決まり、
其々に個人、企業、団体名等と年月が記されています。

兎に角、外国の方はこの鳥居が大好き。
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しかも、あきれる程の鳥居があるので、笑っている人が多い。
願いを叶える為、或いは成就した時のお礼で建立するという事を知っているのだろうか。
鳥居を見慣れている日本人としては、造り過ぎでしょう!と思ってしまう。

新作もあれば、
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古いものもある。
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いい加減にしたら、と言っても、鳥居は延々と続く。
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これを上ると本殿から16分になる新池ですが、まだまだ序の口なんです。

樹木が並ぶ所になると、昼尚暗きになってしまう。
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携帯ライトは不要ですが、足元に注意!

台風が来たら倒れないかと、案ずるものもあったりして、
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設置期限とかあるのでしょうか。

この鳥居を奉納する際の価格表がありました。
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「~」が付くのは設置場所によって初穂料が変わるからです。
一番大きいのが10号みたいで、中くらいが好みの方は7号辺りが良いでしょう。
途中、鳥居に指さして撮影している人が居ましたが、
建立記念に来たのでしょうか。

鳥居ばかりだと、飽きるでしょう。
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三徳大神です。
ここから長い階段上がると、見晴らしが良くなりホッとする。
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未明までの雨で、空気の透明度が高い。
茶色の建物は竜谷大学です。
この写真左を遠望すると大阪のビル群です。
その南をズームすると、
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アベノハルカスが確認できた。

稲荷大神とある鳥居を上ると四ツ辻で、
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稲荷山の略図がある。
四ツ辻の展望が素晴らしいので、休憩ポイント。
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右方向に、先日登った愛宕山です。
ここに、京都一周トレイル東山コースの標識3-1がある。
更に鳥居を潜りながら階段上がると、
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三ノ峰にある下の社。

更に、鳥居が並ぶ階段を上がると、荷田社~中ノ社を過ぎて、
テッペンは一ノ峰(標高233m)。
山頂ですが、神社境内なので三角点は無い。
上ると、夥しい数のミニチュア鳥居がある(11:20)。
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これはお塚と呼ばれているものです。

国土地理院の定める山頂へも行けるとガイドにある。
50m下ると右に分岐があり、そこから行けるそうだが、道標も案内も無い。
激下りで、違うだろうと思い乍ら下ると、
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末廣大神があった。
世話している人に伺うと、この先は行者様の道で・・ナンジャラ、カンジャラと言ってる。
更に下ると、大岩神社、末広滝と読める道標です(11:42)。
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←稲荷山頂上は通って来た一ノ峰の事です。
これを下って来る人に聞くと、大岩神社に行って来たそうです。
山へは道標が無く、道も無いので普通は行かないそうです。

断念して、元へ戻り、分岐手前で昼食にします(11:54)。

分岐から劔石方面へ、鳥居巡り一周コースに入る。

「この処は稲荷山劔石と称し 長者社の御神蹟の霊地であります」
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と御劔社に書かれていた。

ちょっと変わった眼力社の手水。
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一周して四ツ辻に戻り、階段登って荒神峰に向かう。
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これが稲荷山随一の展望とされる。
岩の塚が並ぶ御幸奉拝所の脇を通って、下って行く。


街中を歩いて、東福寺三門です。
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三門の天辺にある鬼瓦が面白い表情です^^)
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三門(国宝)とは↓
法堂正面に構える重厚な三門です。
通常「山門」と称されるのに対し、東福寺では「三門」と表記されています。
それは、この門が三境地を経て悟りの世界へ至る門という意味の「三解脱門」を略しているからです。
高さ約22mもの三門は、室町時代に足利義持によって再建された姿をそのまま残しています。
そのため、禅宗三門としては最大かつ日本最古の遺構で、国宝にも指定されています。
また、門の上部にかかる扁額は、義持が「妙雲閣」(みょううんかく)と直筆したもの。この「妙」という字は、女人禁制という禅の教えに基づき、「妙」の「女」偏を避け、「玄」が代用されています。
建物の造りや反り返った屋根、門楼などはオーソドックスな禅寺の門であるものの、実は禅宗とは違う特長が随所に見られます。
例えば、柱と梁や屋根などには、奈良の東大寺南大門のような大仏様(だいぶつよう)の建築様式が、上層の屋根の裏側の垂木の配置には、中国から大仏様が伝わる前から用いられてきた建築様式である和様の様式が見られます。
(CLOSE UP東福寺より)

三門の奥にある法堂です。
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拝観料400円を収め、通天橋へ。
紅葉狩りです。
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日本一と言われる通天橋の紅葉ですが最盛期には大混雑となります。
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今ぐらいがちょうど良い。
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開山堂で休憩ですが、
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カーペットのような砂の模様が見事。
戻って、
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紅葉を眺めながら・・、
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出口へ。
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スタートした東福寺駅前を通過し(13:56)、京都タワーを目指します。


京都タワーホテルの食堂街で打ち上げです(14:28)。
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このあと餃子が出てきた。



今回の圧巻は合計1万本と言われる、稲荷山に配された朱塗りの鳥居巡りです。
キュートな西洋美女も歩いているが、すべてにイケメンが寄り添っています。

更に、東福寺・通天橋での、手入れが行き届いた煌びやかな紅葉がGood!
ここにも外国の方が多いが、中国人が主体です。

平日でもかなりの人、人、人でしたが、堪能しました。

この時期に土・日・休日しか行けない方は、決死の覚悟が必要でしょう。



長文記事を最後までご覧頂き、ありがとうございました

この記事へのコメント

  • みっちゃん

    こんばんは。
    東福寺には昔、関西に住んで居た時に訪れたことあります。
    稲荷山の鳥居の多さには驚きました!
    外国の方ではありませんが行って見たい気もします。
    手水舎のお狐さんは動きがあって面白いですね。
    2015年11月12日 23:13
  • yoppy702

    確かに、前置きは簡単ですが…
    簡潔明瞭とは、正にこの事です。(^^)
    この前置きで、本文への予備知識が完了ですもん。(^^)

    千本鳥居の事は知ってましたが…
    新作もある!\(◎o◎)/
    これは知りませんでした。
    今も増えているという事ですか。
    とすると、その内、万本鳥居になるかも。(^^ゞ
    鳥居の価格表の一番小さいサイズって、どんな大きさなんやろ…って気になります。(^^ゞ
    後で登場する、ミニチュア鳥居がそのサイズのですかねぇ?

    エッ!伏見から、ハルカスが見えるんですか!\(◎o◎)/
    六甲からも見えますけど…さすが、ズーム力、半端じゃないですね。

    稲荷山の略図を見ると、鳥居だらけ!
    これじゃぁ、稲荷山というより鳥居山ですね。(^^)
    あっ、神様にお叱りを受けそうな発言でした。

    三角点は、国土地理院の地図を見ると、稲荷山の頂上から、東方面なので、50m程下りた分岐を左のようですね。
    ルートはあるようですが、道標が欲しいなぁ…

    東福寺の紅葉が綺麗です。
    最盛期は、人、人、人…ですね。
    京都は、紅葉の名所が多いですけど、ツアーバスだけでも、各社が連日出してますし、おけいはん組も一杯。
    仰る様に、「今ぐらいがちょうど良い。」ですね。

    ガイドブックの一座も消化出来たし、紅葉狩りも出来たし、打ち上げのビールも飲めたしで、今回は、距離の割には収穫が多かったですね。
    お疲れ様でした。(^^)
    2015年11月13日 00:25
  • アルクノ

    みっちゃん、こんにちは。
    今日出かけていて、返事が遅くなりました。
    東福寺は紅葉の時に一度訪れてみたいと思っていました。
    関西人ですが、初めてです

    稲荷山は、yoppyさんのコメントにあるように、鳥居山になっています
    平日でこれだけの人ですから、凄い人気です。
    海外から来られる方は、土日を避けて登っているんでしょうけど。
    手水舎でアクロバットの狐さんには驚きました
    2015年11月13日 16:05
  • アルクノ

    yoppyさん、詳細コメントありがとうございます。
    実は本日森林植物園の紅葉狩りでして、先ほど帰宅です。
    結果はイマイチですが、いいとこ取りで後日アップします。

    今迄前置きと称して書き過ぎの所もあったので、どうすれば分かり易くなるかと思い、工夫してみました。
    そう言って頂くと、今後の励みになります。

    この伏見稲荷は京都一周トレイルのスタート地点で、鳥居を通りますが一周はしていませんでした。
    次々新しい鳥居が建てられていて驚きます。
    設置期限で撤去されるのでしょうか、その跡に次の予約札が刺さっていたりします。
    工事中の物もありました。
    一ノ峰から向う側に空き地もあるので、まだまだ増える素地はあります。
    「千本鳥居」と言うのは通路が二手に分かれる大混雑の所だそうです。
    この「千本鳥居」が一番小さい、5号だと思います。
    塚にあるミミチュアサイズは売店で自由に購入することが出来て、数千円だったか、写真撮り忘れ^^;

    現在でも全山合計で1万本あると言われています。
    仰る通り、鳥居山の名称がピッタシです。

    国土地理院の三角点は、・・50m程下りた分岐を左ですか。
    そういえば、激下りを行く手前に分岐がありました。
    戻って、そこで食事したのに、痛恨の極みです。

    ハルカスが見える事を、他の観光客に教えると驚いていました。
    カメラにも感謝しないといけませんね。

    東福寺の紅葉は、まだだろうと思っていたので、予想外の仕上がりです^^)
    Sugarさんが、最盛期はこんなもんじゃない!と言っていたので、そのまま転用しました。

    今回は、楽々一座を獲得できたのでデス。
    2015年11月13日 17:05
  • はるる

    たくさんの鳥居、一度こういうところ歩いてみたいと思っています。
    新しいのと古いのがありますが、追加されていくのですか。
    上からの眺めはすばらしいですね。
    紅葉狩りもきれいで楽しかったでしょう。
    ビールもおいしそうです。
    2015年11月13日 18:58
  • てくてく

    稲荷山制覇、おめでとうございます。
    伏見の稲荷さん、日本のお稲荷さんか・・・と思うほど、外人さん多いですね。
    赤い鳥居と、どっが多いでしょうね???

    展望も良いし、道も良いしで、てくてくむきの楽しい山歩きですねぇ。

    所で、京都で一番、おいしい&やすい、抹茶ソフト、どこのソフトでしょう???

    東福寺、紅葉まだまだですね。
    最盛期に行ったことありますが、まあ、大変でした。
    京都・南の名所の現状紹介、訪れる参考になりました。
    有難うございました。
                         てくてく
    2015年11月13日 19:19
  • アルクノ

    はるるさん、こんばんは。
    日本一鳥居の多いところだと思います。
    ここを歩くだけで、ご利益頂けそうです
    大正時代の石の鳥居はそのままみたいですが、木製の古くなった物は取り壊していくみたいです。
    撤去した所は空白になっていて、そこに予約札みたいなものが刺さっていました。
    取り壊したままの所も結構あります。
    奉納したい方が場所を決めるんでしょうね。
    場所によって大きさも決まるので、選ぶのが難しいような気もします。

    空気の透明度が素晴らしく、遥か彼方、
    ハルカスまで見えました^^)

    まだと思っていたのに、東福寺の紅葉も素晴らしかったです。

    最後のビールがあるので、頑張って歩いています
    2015年11月13日 20:48
  • 凡稔

    すごいすごい鳥居の数。・・・外国人旅行者に人気だと観光関係の本で見ましたよ。10号が約130万円ですか。それにしても、これだけあると圧巻ですね。
    東福寺の紅葉も落ち着いた良い雰囲気ですね。・・・いつもアルクノさん達は良いコースを歩いていますね。
    2015年11月13日 20:58
  • アルクノ

    てくてくさまなら、チョチョイで行ける山です。
    行者コースもチャレンジできると思います。
    しかし、これほど外人さんが多い所だと思っていませんでした。
    最初は京都一周トレイルで、2011年3月に四ツ辻までの鳥居を潜りましたが、西洋人にはお目にかかりませんでした。
    様変わりです。
    この日、見た感じだと鳥居の方が外人さんより多いです。
    でも、半日、丸1日、休日だと、鳥居の何倍もの外人さんだと思います。
    何しろ丸1日無料開放ですから。
    海外から山ほどの、絶賛されているプレビューがあります。
    これを書き終えて、それを見て驚きました。
    誰もいない早朝や、夜も良いとあります。
    金閣寺や清水寺を凌ぎ、神秘的で、美しく、何処よりも日本的な場所だそうです。
    ただ眺めるだけでなく、2時間の体験として語られていました。
    様々な社や展望も魅力とされていました。
    脇道もあるので、探索されるてくてくさまには絶好の場所だと思います。

    京都で一番の抹茶ソフト何処でしょう?
    お客さんに、ここが一番!
    と言って欲しいのだと思います^^)

    東福寺、紅葉の最盛期には行かない事にします。
    多分、「神戸まつり」より凄い事になっていると思います
    2015年11月13日 21:35
  • アルクノ

    凡稔さん、私も一周したのは初めてで、西洋人が好む理由も分かる気がしました。
    この様に圧倒的な数の鳥居は何処にもないし、まず驚くと思います。
    その美しさと神秘さにも惹かれるのでしょうね。
    私達もヒーハー言いながら登ったので、少し苦労して味わえる事も達成感に繋がるのでしょうか。
    確かにこんな観光地は他にないです。

    130万は高価ですが、企業や団体であれば出来るでしょうから、知名度アップの為かもと思います。
    個人名なのは一番小さい方でした。

    東福寺はおまけでしたが、三門と紅葉が予想外の美しさで良かったです
    2015年11月13日 21:51
  • とわ

    こんにちは♪

    紅葉だぁ~っと思ったら
    鳥居のオンパレード(笑)
    最後のほうで
    きれいな紅葉見れて安心しました

    東福寺、外国人さんの人気スポットなんですね。
    私も外人だったらぜったい、観たいです(笑)
    外人じゃなくても記事見てたら、行きたくなりました。
    賑やかで楽しそう~
    2015年11月14日 12:11
  • アルクノ

    とわさん、こんにちは。
    ハイ、人の行列に、鳥居の行列になっています
    東福寺の紅葉はカラフルタイプでしょうか。
    まずまずでした。
    稲荷山も東福寺も外国の方に大人気です
    私もフランス人のイケメンに生まれ変わって可愛い美女と、訪れたくなりました
    絶対、楽しいと思います
    2015年11月14日 12:43

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