「神戸港・神戸ポートターミナル(神戸市中央区)に28日に初入港を予定していた世界トップクラスの巨大客船クァンタム・オブ・ザ・シーズ(16万8666t)が、台風15号の接近に伴い、入港中止となった。(神戸新聞)」
これを知らずに、(13:30入港なので)元町商店街で早めの食事を済ませ、
現地に赴いたアルクノは、
ポートターミナル受付でこの掲示に接する事になる(12:30)。
受け付けに人がおらず、姫路から来られたという方と残念話をしていたら、
滋賀県からの人もおられた。
「せめて、三宮駅でこの事が分かる様にして欲しかった。」
この言葉には頷くしかありません。
三宮駅から直ぐの、神戸市庁舎で休憩中の関係職員さんにこれを聞かせたいと思った。
ポートライナー三宮駅で210円の切符を購入したが、その様な表示は無かった。
お天気が良く、ネット情報を調べようとも思わなかった^^)
ここに集まった数十人、全員がそうでした^^)
「上海を母港とするアジア最大のクルーズ船Quantum of the Seas(全長348m、総トン数約17万トン)の大型豪華客船が6月27日、博多港へ寄港し、更に7月2日、鳥取県境港市の境港に寄港しました。
上海~福岡~釜山のルートで行くツアーだったが韓国でのMERSの感染拡大を受け、ルート変更したとみられる。」
とのニュースが流れていましたね。
寄港地がその受け入れで大騒動~更に爆買いツアーの映像もあったので、
この船をご存知かと思いますが、
ネットからの写真を縮小して↓
アームの先にあるゴンドラは何?
これはノース・スター(北極星)という名称で、宝石型展望カプセルとなっています。
この船が長崎港に初入港~出航する様子のYouTubeがあります↓
https://www.youtube.com/watch?v=nd_QyszvWTk
圧巻の映像でした!
この巨大船が神戸港に初入港するという事で、
手ぐすねひいて待っていたのに><;
更に210円使って、三宮へ戻るのも(巨人がイマイチなのも)はらたつのり^^)
なので、歩いて帰ることにした。
>以下、掲載している写真は何時もより大きめにしています。
クリックすると書かれている事が分かると思います。
市庁舎前を歩いて、三宮へ戻るのも面白くないので、西のメリケンパークへ向かった。
すると、帆船が近づいてくる(13:14)。
歓迎放水も確認できます。
近くで撮影していた熟年ご夫婦に尋ねると「海王丸です」と仰る。
なんと、同日、同じ時刻の入港だったのです。
接岸するのは、メリケンパークからは対岸になる「新港第一突堤」。
めっけものと、これを撮影することにした。
ズームすると、
タグボート2隻とロープで繋ぎ、伴走?している感じです。
自力で接岸できないのでしょうか。
折角なので歓迎放水とツーショット。
かなり近づいてきたが、
伴走状態はそのまま。
ここから、一眼に持ち替えて撮影。
理由はズームがCanon EF-S17-85mm で充分な事。
更に、ファインダー覗くと姿がはっきりする。
液晶の場合、天気良過ぎると、構図が確認しずらい。
岸壁が近付くと、
2隻で、押しているが、海王丸は直進しています。
幅寄せが出来ないので、タグボートが文字通り助け船の役割です。
前と後ろで、
グイグイ押しています。
歓迎演奏の神戸市消防音楽隊は、高倍率コンデジで(13:26)。
曲はスーザのワシントンポストで、ここまではっきり聴こえてきます。
誰もが知っていると思いますが↓
https://www.youtube.com/watch?v=Y6EUZuKbbMk
豊橋市消防音楽隊の演奏で、その雰囲気を味わってください。
続いて、威勢の良いマーチを演奏していた。
着岸したので、
新港第一突堤へ向かいます。
小形クルーザーが海王丸見たさにやってきました。
これとの比較で、海王丸の大きさが分かると思います。
バックにあるホテルは「神戸みなと温泉 蓮(れん)」で、全室オーシャンビューの温泉旅館。
隣接して建設中のコンベンション施設とともに今年12月に開業する予定だとか。
10階建てで、各室テラスから海を望むことができ、最上階には神戸港が一望できる展望露天風呂とラウンジがあるそうです。
ここで、海王丸について少しお勉強しましょう↓
海王丸は、日本の航海練習船で大型練習帆船。初代海王丸と、2代目の海王丸Ⅱ世がある。
初代海王丸は1930年(昭和5年)進水、約半世紀にわたり「海の貴婦人」として親しまれ、1989年(平成元年)引退、海王丸II世がそのあとを引き継いだ。
姉妹船として日本丸がある。英語名はKAIWOMARU。
海王丸Ⅱ世の雄姿。
(文章・写真共にウィキペディア)
帆船海王丸は、国及び財団法人日本船舶振興会の建造補助金、関係諸団体・業界ほか多くの国民の皆様からのご寄付を仰ぎ、昭和62年度から3カ年計画で建造を始め、平成元年9月15日竣工した大型帆船です。
同船は、当財団が保有し、独立行政法人航海訓練所がこれを練習船として運航し、東京海洋大学、神戸大学(海事科学部)、商船高等専門学校、海技大学校、海上技術学校及び同短期大学校の学生、生徒に対する実習訓練を行うとともに、一般青少年を対象にした海洋教室、体験航海にも利用されています。
また、わが国が世界に誇る帆船として外国の寄港地において絶賛を博し、国際友好親善にも大いに役立っています。
[帆装形式] 4檣バーク
[船型] 全通船楼甲板船
[総トン数] 2,556t
[主機関及び出力] ディーゼル1,500馬力×2基
[機走時航海速力] 13ノット
[航続距離] 9.800海里(1万8150km)
[全長] 110.0m
[垂線間長] 86.0m
[型深(船楼甲板)] 10.7m
[型幅] 13.8m
[最大搭載人員] 199名(実習生等定員130名)
(公益財団法人海技教育財団HPより)。
メリケンパーク入り口にある震災メニュメント横を通り、
メリケン地蔵尊を右に折れ、
新港第一突堤へ向かう。
前を行くのは帆船愛好家でしょうか。
案内看板があります。
一般開放の時間外になると、入り口が閉じられ、間近で見ることが出来なくなるようです。
歓迎演奏を終えた神戸市消防音楽隊が、
バスでお帰りです(13:49)。
右に大型遊覧船、総トン数4,778t、旅客定員1,000名の
ルミミナス神戸2が帰ってきました。
4本マストの美しい姿ですね。
近づいていきます。
まだ何やら点検作業中のようです。
救命ボートは、
アームを伸ばして降ろすようになっているんですか。
ポートタワーとツーショット。
船室の丸窓を、まじまじと眺めていると、
顔に見えてきた。
ペコちゃん?
これは、前髪が垂れ過ぎ^^)
船首にある女性の像はフィギュアヘッドと言って、
日本丸は「藍青」で、この海王丸は「紺青」(共に少女の像)。
昔、外国では船長の奥さんを模した人形だったそうで、
船長が変わるたび付け替えていたとか。
怖い「山の神」ならぬ、船を守る優しい「海の神」ですかね^^)
中突堤の東バースにはルミミナス神戸2が停泊。
次の出航準備中です。
16時になるとこの鉄扉が閉じられる訳ですね。
再度メリケンパークを通って、
帰路に付きました。
今後の大型クルーズ船では、
総トン数138,194tのVoyager of the Seasが9月7日(月)朝9時にポートターミナルに入港します。
この姉妹船がMariner of the Seas(総トン数138,279t)で、今年3月26日にポートターミナルへ出かけてレポートしました。
Quantum of the seasは何時の事になるか分かりませんが、
神戸に寄港するようなことがあれば、レポートしたいと思います。
その時に、またお会いしましょう

最後までご覧頂き、ありがとうございました

この記事へのコメント
はるる
帆船が画になります。港は見ていて飽きませんね。
アルクノ
神戸は港で持っているような物なので、神戸の街とは切り離すことが出来ない状態です。
何度この海を眺めた事か^^)
この日も穏やかで、綺麗な海でした。
このメリケンパークから10分も歩けば元町商店街になります。
帆船の撮影は、大昔、私が結婚する前のデート以来です^^)
てくてく
台風の影響って、どこを航海してたんですかねぇ。
でも、流石アルクノさま、転んでもただでは起きない。
帆船・海洋丸が入港するなんて、ついてますねぇ。
帆船、良いですねぇ。マストがたまりませんね。
フィギュアも良いし。
帆をはって入港してくれると、最高ですが、そうはいきませんね。
Voyager of the Seas入港のレポ、楽しみです。
暑い中、レポお疲れ様でした。
空振りと、二塁打に乾杯・・・
てくてく
アルクノ
どうせなら、港を眺めながら帰ろうと思っていたのです。
そしたらメリケンパークで、カメラを持った人が並んでいた。
という次第です。
この同日入港を知っていて、実施の方を選んだと言う方もいました。
もしこれを知っていたら、ポートターミナルの数十名を引き連れて案内したんですけどね^^)
Quantum of the seasの入港取消については、
航海(後悔)先に立たず、でしょうか^^;
上海出航でしょうから、出航から台風を避けて南へ向かったんですかね。
日本へ行くのを諦めたようです。
昔、大阪南港で帆船の大集団を見た事があります。
その時は帆を広げて入港する姿が見れましたが、圧巻でした。
フィギュアをこんなに間近で見たのは初めてで、写真に撮れて良かったです。
Voyager of the Seasは、
Mariner of the Seasと見分けがつかず
パスしようかと思っています。
毛色の変わったのが見たいですね。
行き当たりばったり
好きで好きでたまらない気持ちのこもったレポ-トです。本命を見られず残念でしたが、諦めずに歩いて港を見ていたのが功を奏したのでしょうか。
寄港中止のニュ-スは、インタ-ネットで見ましたが、すぐアルクノさんを思い浮かべました
yoppy702
準備万端で臨まれたのに、入港取り消しで、ガックリかと思いきや、海王丸の入港ですか!
さすが、アルクノさんは、転んでもタダじゃ起きないですね。(^^)
歓迎放水とツーショットなんてスゴイです。
そして、一眼に持ち替えての臨機応変な撮影。
見比べたら、クリアーさが、全然、違います。
タグボートが、スリスリしてて可愛いです。(^^)
フィギュアヘッドの撮影も収穫です。
入港歓迎音楽は、ワシントン・ポストですか。
これを聞くと、小、中校の運動会を思い出してしまいます。(^^ゞ
“Quantum of the Seas”のYouTube見ました。
でっかいビルというより、町が海の上を漂ってるって感じです。
正面から見ていると、そうでもないですが、横から見ていると、沈みそうに見えて怖いです。
こんなデカイのが、よく浮かんでいるなぁ…と。(^^ゞ
夜になると、もう、ネオン街ですね。
それが海の上に浮かんでる姿は、洋上の歓楽街。(^^)
「せめて、三宮駅でこの事が分かる様にして欲しかった。」
確かに、そうですよね。
情報伝達不備で、最低、ポートライナーの料金返金が必要です。(^^)
次回、いつになるか解りませんが、アルクノさんのレポをお待ち致します。
アルクノ
帆船の写真を撮るのは何十年振りですけど、こんなに近くで、しっかり見れたのは初めてなんです。
もし寄港中止の情報を知っていたら行かなかったでしょうから、
結果的には、見なくて良かった^^)
アルクノ
方向転換&結果オーライのレポートになってしまいました。
遠くから、最初目に入った時、あんな所に噴水無いのに?
と思って海に近づいて行きました^^;
オー、歓迎放水と帆船!
でもなんで?と半信半疑でした。
同日、同時刻の入港なんて滅多にある事ではないので、
メリケンパークを歩いたのも何かの思し召し?
かと思いましたよ。
一眼に持ち替えは、ファインダーで見やすくする為だったんですけど、先ず先ずでしょうか。
見にくい液晶での撮影だと、
水平線が水平になっていない事が頻繁に発生しますので^^)
海だと丸分かりデス
このワシントン・ポストはマーチを集めたCDのトップに入っているので、馴染の曲なんです。
小、中校の運動会を思い出すのは、同じですね。
フィギュアヘッドをこんなに近くで見たのも初めてで、ほぼ感激です。
海王丸が無ければ、この長崎港のYouTubeと、説明でこの記事は終わる所でした。
この動画は、撮影テクニックも優れているので船の巨大さが良く分かります。
ポートライナーの料金返金ですか^^)
せめて、このような動画を大画面テレビで(今は無いけど)見せてくれれば怒りもおさまった?
次回の寄港は何時になるか分かりませんが、
台風が来ないときに来て欲しい^^)
凡稔
爆買いの「Q of the sea号」のニュースは見ていましたよ。その船でしたか・・・でも寄港しなかったんですね。(残念)
海王丸の美しさ・・帆船は魅力ありますね。カメラアングルもなかなか見事です。「前髪」・・確かにそんな風に見えますよ。
この頃の神戸は「○○組」のニュースで賑わしていますね。
アルクノ
帆船が来るとは思っていなかったので、サプライズで更に帆船が美しく見えました。
近付くに連れて、精巧な造形物と感じるものでした。
前髪は、凡稔さんの作品を思いだして、そう表現しました
SJFでは高砂BFJO今池組がグランプリの神戸市長賞を獲得し、ほっとしています。
これで、今年の夏は終わりました。
みっちゃん
折角行かれたのに残念でしたね。
それでも海王丸をご覧になれて良かったです!
数年前に広島港に入港して帆を張るのは見たのですが海を走るのは時間的にまだ見たことがありません。
広島港より西に新しい埠頭が出来先日大型旅客船が寄港しましたが駐車場がなく行きませんでした。
宮島や原爆ドームなどの見学に行ったようですが寄港時間が短く期待していたドラックストアには行けなくてお店の人は準備していたのにがっかりしているのをニュースで観ました。
入港するところを廿日市のスーパー駐車場からちらりと見ました。
アルクノ
そうなんです、ネット情報を確認せずに行ったのが原因ですが・・。
そのおかげで、海王丸を間近で見ることが出来ました^^)
素敵なヘッドギアまで、感激です。
海王丸ではありませんが、帆を張っての航行は、若い頃大阪南港で見たことがあります。
世界の帆船が集まるイベントでした。
カッコいいですよね。
そうなんですか。
大型旅客船が広島にも。
また機会があれば、是非アップして欲しいです
巨大クルーズ船であれば圧倒される景観です。
私も、よくこんな船が海に浮かんでいるなぁと思いましたよ