7700文字を超える長文になりました。
お時間ある時にご覧頂ければと思います。
ビッグバンドジャズの甲子園と言われている、Student Jazz Festivalです。
本家甲子園では20日に決勝戦が行われ、
その結果は、皆さんよくご存知だと思います。
此方の場合、全ての結果は、23日(日)終演後に判明します。
このレポートを作成している時点で分かっていますが、当日のライブ感を織り込み、最終結果は伏せて書き綴ります。
今年は2年ごとの神戸ビエンナーレ2015協賛事業としても開催されます。
8月21日(金)は中学の部がありましたが、レポートするのは高校の部だけですのでご了承ください。
出場する団体は関東以西の本州からです。
中学の部では鹿児島や徳島からの参加もありました。
来年以降、参加校の広がりを期待しましょう。
このFestivalが日本でのジャズ発祥の地、神戸で開催されるのはとても意義のある事だと思います。
遠方からの参加は嬉しい事で、大会を盛り上げてくれました。
Festivalの意味を理解し、法被着用での演奏もありました。
演技を盛り込んだものもあり、見ていて楽しくなります。
与えられる賞にはベストパフォーマンス賞なんてのもあります。
発展途上バンドも登場するので、コンテストでは無く「お祭り」と理解した方がいいようです。
一番お祭り気分を盛り上げてくれた団体には、神戸市長賞が授与される。
と、勝手に考えています。
技量がいくら優れていても、それだけで感動を与えることは出来ないです。
ハートのこもった演奏が人の心を揺さぶります。
今年も感動を与えてくれた団体が多く登場し、観客や審査員のハートをがっちり掴んだようです。
昨年の結果は高校の部2日目↓にあります。
https://arukuno.seesaa.net/article/201408article_5.html
その時、準グランプリ(兵庫県知事賞)を獲得した、
名古屋高校生ビッグバンドFree Hills Jazz Orchestra(愛知)
が本日のラストに。
グランプリ(神戸市長賞)に輝いた、
兵庫県立高砂高等学校Big Friendly Jazz Orchestra(兵庫)
は明日のトリに登場します。
昨年グランプリ3連覇となったBFJOです。
4連覇を達成して、その記録を伸ばすのか、大いに注目されるところです。
出場するのは、本日15団体で、明日は13団体。
一つの高校に所属しない名古屋の団体Free Hills Jazz Orchestraや、
中学+高校の合同バンドも登場します。
個人への最高の栄誉、バークリー特別賞、
個人に与えられるナイスプレイヤー賞、
優秀賞以上が確定した団体は文末に記述します。
昨年と変えていますが、演奏内容を本文と照らし合わせてみて下さい。
団体賞の各賞は明日発表されます。
入場券を購入し(10:41)
最後尾に並びます。
開場後、7列目を確保(11:02)。
午前中だと演奏の切れ目に入場し、前の方に座ることが出来ます。
2階席は出演校のメンバー用で、父兄であっても上がることが出来ません。
席を確保した後、ドリンクコーナー前のテーブルで立食。
ランチパックは一部終了後の休憩で頂きます。
プログラムを置いているが、それと同じ大きさのB5用紙10枚の片面に演奏内容を書き綴ります。
明日も同じです。
演奏中の動画撮影、写真撮影、録音は許可されたもの以外、一切禁止となっています。
司会者の挨拶(11:30~)
昨年から司会担当の杉山千絵さんは、ジャズシンガーとは思えないほど、プロ的な司会で、優しく流暢な語り口です。
Jazzを理解しておられるので、演奏後のインタビューも的確なものでした。
インタビューで注目すべきことがあれば、それも書き加えていきます。
審査員となる講師5名、宗清洋(Tb)、東敏之(Dr)、舛田咲子(P&作曲)、ランドールコナーズ(Sax)、古谷充(As)の各氏が紹介されて入場します。
文字数削減の為、各楽器は以下の表記とします。
トランペット:Tp
トロンボーン:Tb
サキソフォーン:Sax
ソプラノサックス:Ss
アルトサックス:As
テナーサックス:Ts
バリトンサックス:Bs
フルート:Fl
クラリネット:Cl
エレキギター:Eg
エレキベース:Eb
ピアノ:P
ウッドベース:Wb
ドラムス:Dr
パーカッション:Pc
第一部(11:40~)
プログラムには、曲名がカタカナ表記になっているのでそれに従います。
曲の変更は無かったが、演奏順の入れ替えがありました。
曲が変わる時、頻繁にメンバーチェンジが行なわれます。
特筆すべき事があれば、それも記述します。
1 和歌山県立日高高等学校 Hidaka Big Band(和歌山)
黒シャツに黒ズボンが多いが、白や茶のスカートもあって自由な感じです。
部員数は十分なようで上から、Tp6人、Tb6人、Sax7人が並んでいました。
①ユーヴ ゴット ア フレンド イン ミー
軽快な曲で、Dsが引っ張る場面もあった。
Sax隊のソロは短いが明るい演奏です。
②パーレイ パーク
しっとりとしたPからTpに繋ぎ、ムードミュージック状態です。
③チェイシン ビル
ハイパワー曲。Tpの対抗ソロが良かった。
2 鳥取県立岩美高等学校 Blue Martin Jazz Orchestra(鳥取)
岩美高校のマスコット、イワッツ(岩燕)にちなんで、
Blue Martin(青いイワツバメ)です。
ここには指揮者がいます。
メンバーは青いシャツに赤のネックハンカチーフがカッコいい。
①ルパン3世のテ-マ’80
Pcのタンバリン3名がイワッツの帽子を被っています^^)
全員立ち上って「宜しくお願いしますと」挨拶。
②イージー マネー
緊張気味のTpの後TbソロにTp5名のミュートを被せたソリ。
Pソロの後、全員で大迫力。
③スペイン
楽しさを表現する為、Pc3名は飛び跳ね乍ら演奏していた。
スケール感のあるラテンが弾けています。
インタビュー:イワッツを持った部長と副部長が応じていました。
3 大阪府立泉陽高等学校 泉陽高校軽音楽部 S.L.M.S(大阪)
Tpが3名とやや少ないが、ソロがしっかりしていた。
①チーズ ケーキ
Dexter Gordonの軽快な曲で、検索すると出て来るLive at Carnegie Hall (1976) が動画無しだが演奏が良い。
Tsが落ち着いていてGood!
②ウィズ アウト ア ソング
ジャズフィーリングがあり、Tb~Tpとソロの繋ぎが良かった。
そのTpは両脇を広げる目立つスタイルで、ハイノートにやや苦しむ。
肩の力を抜くといいと思いますよ。
③ジャンプ スタート
アンサンブルが良くてバンドカラーが出ていた。
盛り上げ方に工夫あり!でした。
インタビュー:部長とコンマス、女性2人が音量の変化に苦労したことを語っていた。
4 京都府立大江高等学校 Big Inlet Jazz Band(京都)
Tp4人、Tb2人、Sax3人とメンバー不足です。
①ラック オブ ジ アイリッシュ
そのTbソロが頑張っている。女性Drが弾ける感じでメンバーを引っ張っていた。
②;テイク ファイブ
ポールデスモンドの曲で、誰もが知っているジャズのスタンダード。
リズムの取り方が難しいが、メリハリ付けた強弱が○でした。
③テククミー アウト トゥー ジ ボール ゲーム
Tpソロをはじめ、メンバーが少ないとソロが目立つが、それぞれがGood!
全体として楽しい演奏でしたが、趣きを変えたものが加われば尚良かった。
インタビュー:女性の部長と副部長の腕には「暴れろ」「弾けろ」と応援の文字。
5 名古屋石田学園星城高等学校 Seijoh Jazz Sounds Unit(愛知)
黒シャツにスカートは白が主体で、赤、グレーもあった。
①ムーン リバー
Drに男性がいて女子校では無かった^^)
BGMに使われるヘンリーマンシーニをアレンジ!
でもムードミュージックでした。
②ジス クッド ビー ザ スタート オブ ザ サムシング ビッグ
そのDrが女性に交替し、演奏が元気に^^)
Bsは男性に代わり、ソロが軽快で、この曲大好き感が出ている。
演奏が終わり、
「ありがとうございました!」のあいさつがGood!
6 愛知県立尾北(びほく)高等学校 Open Heart Jazz Ensemble(愛知)
ブラス部門は上から、Tp6人、Tb6人、Sax7人。
曲によるメンバーチェンジも凄くて、部員38名とプロフィールに書かれている。
「このJazz Festivalに向けて、試行錯誤しながら練習を重ね、多くのことを学ぶことが出来ました。」とあります。
①ア ゲーム オブ インチーズ
ラテンの曲でPc3名とPに加えてキーボード、EgにEb。
Bsソロが輝いていました。
②キュート
一転、
TpとTbにミュートを被せしっとりとした演奏。
その後のFlソロがムーディ―で軽快、メモには◎が付けられている。
ミュートを外し、華やかな演奏になり、
胸がキュート、なります^^)
③バードランド
ウェザーリポートで良く聴いた曲、派手に始まる。
3曲を通して曲調の変化もストーリー仕立て。
終始大迫力でしたが、
Asソロではバックを少し押え、ソロの巧さを聴かせて欲しかった。
インタビュー:あまり苦労せず仲良くできた事が良かった。
7 学校法人AICJ鷗州学園AICJ中学・高等学校 JAZZ部(広島)
2年振りの出場で、制服での登場。
①ドント ストップ ティル ユー ゲット イナフ
マイケルジャクソンの曲をジャズアレンジ。
女性Bsが目を惹きます。
②ザ モア アイ シーユー
一転スローな曲に。あまり無いTbをフューチャーした演奏です。
それが前に出るはっきりとした音で、ナイスプレイ!
ここ迄で、最高の演奏でした。
③ラブ フォーセール
馴染の曲で、1曲目と同じ女性Bsソロが○でした。
インタビュー:中学生も含めて4人。注目のTbは高校2年の部長でした。
他の人が「充実感でイッパイ、イッパイ」と言っていたのが印象的。
ゲストバンドの演奏
甲陽音楽院スペシャルバンド
Ts古谷光広さん(審査員古谷充さんの御子息)が率いるフュージョンバンドで、Eg藤山龍一、Eb坂崎拓也、Dr渕雅隆、の各氏が加わる。
フュージョンですが各ソロを繋いでいく一般的な手法を取っていた。
Egのギュイーンがフュージョンです^^)
でも、素晴らしい演奏でした。
-休憩― (約30分)
第二部(14:15~)
8 神戸市立六甲アイランド高校 ドン・ライア・ブラス・バンド(兵庫)
初出場です。昨年まではジャズとは無縁でしたが、
顧問の提案で挑戦するようになったそうで、バンド名もブラスバンドです。
トロンボーンセクションにチューバが座っています^^)
しかし、Wbが本日初めての登場は嬉しい事でした。
①ベイシー ストレイト アヘッド
Tsソロが流暢なジャズでした。好感の持てる歯切れ良いアンサンブルです。
②ザ クインビー
スロー曲で、Tsソロは同じ人です。レベルが安定していて聴きやすい。
③ブルー ボッサ
メンバーがほぼ入れ替わって、Pc3人とEgが入る。
TpソロとFlソロがスマートで、神戸らしいお洒落な感じ。
インタビュー:最初ジャズが全く分からず、パート間でも合わせられなかった。
顧問の先生が技量に合う選曲をし、そつなくこなせるようになりましたね。
演奏の幅を広げるのは良い事なので、今後の活躍を期待します。
9 愛知中学・愛知高等学校 愛知中学・高校吹奏楽団(愛知)
ここも吹奏楽団ですが、
何時もの指揮者がいて、ジャズでは場数を踏んでいます。
総勢100名の大集団で、高校3年生の5名はこの舞台で引退だそうです。
①フライト オブ ザ フー バード
ベイシ―で馴染の曲。ソロが緊張していて、音が走り気味です。
②ブラック ナイル
Wbが女性になり軽快に演奏。TsソロとTbのロングソロが○です。
女性Drが2曲を引っ張っていたが、ナイスです。
2曲ともアップテンポの曲だったので、曲調を変えると更に評価が上がると思いますよ。
10 名古屋市立工芸高等学校 Kogei Highsonic Jazz Orchestra(愛知)
毎年引き締まった演奏をしますが、今年も期待に違わぬものでした。
黒シャツに赤ネクタイも自信に溢れたスタイル。
①チャンネル ワン スーツ
女性Drが気合十分で、歯切れと迫力がハンパ無いです。
ここまで来ると、聴く方も疲れるが^^;
目が覚めた!
②エクスプロージョン
そのDrが切れ目なく2曲目に繋げ、Sax隊5名が次々ソロ。
その間にメンバーチェンジをするスマートさ!
女性Asが○で、Tb~Tpのソロが軽快で素晴らしい!
何度でも言いたくなる程にDrが大迫力!
これがナイスプレイヤー賞で無かったら、なんで?と抗議したくなる。
最後、全員が立ち上がり、畳み掛けるような演奏に、
感動した!!
11 甲南高等学校 KONAN Brass Ensemble(兵庫)
今年の「第16回 Students Jazz Live(2015.04.26・日)」ではチト期待外れでしたが、ここに来てどうか。
①ビューグル コール ラブ
TpにTsノソロが○で、復活の印象を与えてくれた。
②ザ クワイト コーナー
Ts持ち替えのSsが抒情的で◎の演奏でした。
③ディナー ウィズ フレンズ
馴染の曲ですが、Tpソロが素晴らしく、花丸大吉です!
ハイスピードTsも◎でした。
Dsのスティック捌きが男を感じさせる(男子校ですが^^)大迫力!
12 富士学苑中学高等学校 Moon Inlet Sounds Orchestra(山梨)
全員赤い法被を着用して、観客としてもお祭り気分になる。
指揮者がいます。
昨年は神戸市民文化振興財団賞を獲得。
ハイレベル校なので今年も何か賞を狙いたいところでしょう。
①ホワイ ウィー キャント ハブ ナイス シングス
ゴードングッドウィンのマニアックな曲をSaxのソロで繋げていた。
②オン ファイア
コンガのリズムが素晴らしく、Tp~ブラスアンサンブルと盛り上げる。
Pソロが花丸のナイスプレイ。
ハイスピードに強弱を付け、最後はPソロで締め括っていた。
インタビュー:部長でコンマスのPが受けていた。
13 名古屋市立工業高等学校 Blue Bone Jazz Orchestra(愛知)
上から、3人、3人、5人とややメンバー不足ですが、
少人数を感じさせないナイスな演奏でした。
公立では珍しく、男性の多いバンドです^^)
①セブンステップス トゥ ヘブン
マイルスデビスの有名な曲で、同タイトルのアルバム2曲目に収められている。
これ以降マイルスが大きく変身するが、そのターニングポイントとなった。
Dsがしっかりしていて安心感がある。Asソロは流暢で慣れている感じ。
女性Tsに聴き惚れたが、ソロが終っての笑顔もGood!
演奏に自信があるから出来る事です。
②アリアンザ
アップテンポで、Tpがハイノートをぶちかます。
女性Bsが図太い(体ではありません^^)サウンドで◎。
少人数を感じさせない!
Ebで〆。
全員立ち上がって!
気持ちの良い演奏でした。
14 兵庫県立国際高等学校 Hoppin’ Note(兵庫)
昨年は優秀賞を獲得し、レベルの高い演奏をこなす。
なので、この位置に登場しました。
活動の場を広げ、進歩してきたことをプログラムに書いている。
①ジョン ブラウンズ アナザー デイ
ウディ―ハーマンの曲。Asソロが楽しく、Pc3名が踊っています。
②マイ フーリッシュ ハート
ビクターヤングの曲だが、吹奏楽の様にして始まる。
しっとりした女性Tsソロ~フューチャー、むせび泣くような奏法に痺れた。
③セプテンバー イン ザ レイン
Tpが登場し~Tb・Tp・Asの異種格闘技ソリへ繋げる。
男子2名がマイクを持って登場し、「デビ、ダバ・・」とか言ってます^^)
異種格闘技の進化形でしょうか^^)
アイデアが豊富!
兎に角、楽しい演奏でした!
アイデア賞があればなぁ、と思いました。
15 名古屋高校生ビッグバンド Free Hills Jazz Orchestra(愛知)
甲南高校で開催の「第16回 Students Jazz Live(2015.04.26・日)」↓
https://arukuno.seesaa.net/article/201505article_1.html
に登場していたが、レベル高過ぎの、聞き惚れてしまう演奏です。
優秀賞を飛び越えるのは確実で、今年は何の賞?となる。
①ホワイ ウィ キャント ハブ ナイス シングス
Asソロはフリートークの様に長く、ジャズを感じさせる。
Tpのナイスプレイは、プロかと思った!
富士学苑の1曲目と同じですが、アプローチの違いが際立っていた。
②オン グリーン ドルフィン ストリート
しっかりしたPに聞き惚れ、これはナイスです。
キラキラ帽子の1年生Tpソロは短かったがハイノートが◎でした。
ミュートを入れた後~最大ボリュームで〆ていた。
名古屋とその近郊29校から37名、ジャズ大好き高校生が集まったバンド。
2001年に結成され、年間50回ほどの演奏活動をこなすとは凄い!
ゲストバンドの演奏
広瀬未来(みき)&SJF Reunion Band
名前を見てリーダーは女性かと思ったが、頂いたプログラムを見ると男子校の甲南高校出身で^^;2002年卒業とあります。
広瀬未来さんは10年間のニューヨーク生活を終え2014年4月から拠点を日本に移したそうで、関西を代表する若手ジャズトランペッターとして紹介されています。
SJF Reunionとあるのでお分かりでしょうが、
このStudent Jazz Festivalに出場経験のある方達で結成されています。
ただ出場したと言うだけで無く、優秀な成績を収めた方達です。
テナーの高橋知道(尾道工業高校2000年卒業)さんは、個人賞として最高のバークリー賞を受賞して大阪音楽大学に進み、その後数々の賞を総なめにした。
神戸ネクストジャズ・コンペティション第2回大会ではTsでグランプリを獲得しています。
オリジナルCD「New Impression」は私のお気に入りですが、Jazz好きの方に是非聴いてほしい1枚です。
と、以前にも紹介しています。
メンバー表を見ると、高砂高校出身者が3名います。
Saxの小原加奈梨さん(2013年卒業)2012年神戸市長賞獲得に貢献した。
Tpの橋本美樹さん(2014年卒業)2013年神戸市長賞獲得に貢献した。
Tbの白石栄利さん(2004年卒業)は、まだ高砂高校BFJOを知らない時でした。
甲南高校卒はリーダーの広瀬未来さんを含めて7名!
総勢16名の内、両校合わせて10名!
それ以外では名古屋、尾道、広島、西宮、神戸、神戸の方達でした。
メンバー紹介に紙面を取りましたが、この様なバンドが結成される事はとても嬉しい事で、今後の活躍に期待したいと思います。
カウントベイシーを主に演奏していたが、3曲目のリルダーリンでは、橋本美樹さんのミュートTpに聴き入ってしまいました。
Bsは甲南高校卒の陸悠(くがゆう)さんです。
2010年に2年生でSJFに登場した事を過去ログに書いているが、
巨乳君として紹介しました^^;
その時は周囲をなぎ倒していく、迫力満点のTsでした。
時を経て、調和を感じさせる、どっしりと落ち着いた演奏になったようです。
第4回 神戸ネクストジャズ・コンペティション(2011.10.15)では準グランプリを獲得しましたね。
若手を代表するBs奏者として、その名を馳せて欲しい。
その後、発表の準備に時間を取り~表彰式です。
講評:古谷充氏
講評を書き記すことを忘れ、聴き惚れる事もあった、素晴らしい演奏の数々でした。
演奏後のインタビューで、1日4~5時間の練習をするというグループが多かったが、とてもできない事です。
(ビッグバンドでは無かったので)一人での練習が多かったが、気の合う仲間と練習すること自体が素晴らしいです。
本日の事を良い思い出として残し、後々の糧として役立ててほしい。
と、言う内容のお話しでした。
表彰(17時頃~)
団体名に本分と同じ出場順の番号を付与し、
どんな演奏なのか、参照しやすくしました。
[バークリー音楽大学賞](特別賞)
11 甲南高等学校 甲南高校ブラスアンサンブル(兵庫)
藤井僚介(3曲目Tp)
ジャズに於いて米国最大のバークリー音楽大学での短期サマー講習受講の権利が与えられる。
[ナイスプレイヤー賞]
6 愛知県立尾北高等学校Open Heart Jazz Ensemble(愛知)
濱崎零士(2曲目Fl)
7 学校法人AICJ鷗州学園AICJ中学・高等学校 JAZZ部(広島)
渡邊愛理嵯(2曲目Tb)
10 名古屋市立工芸高等学校Kogei Highsonic Jazz Orchestra(愛知)
岡田楓(2曲目Tb)
下條いずみ(1~2曲目Ds)
11 甲南高等学校 KONAN Brass Ensemble(兵庫)
村上世和(2曲目Ts持ち替えSsで)
12 富士学苑中学高等学校Moon Inlet Sounds Orchestra(山梨)
外川綾乃(2曲目P)←2年連続となりました!
野々村大志(2曲目コンガ)
15 名古屋高校生ビッグバンドFree Hills Jazz Orchestra(愛知)
鈴木海斗(1曲目Tp)
大西慧美(2曲目P)
ナイスプレイヤー賞を獲得した皆さんが賞状を受け取る前の姿です。
[団体賞]
優秀賞以上が決まったが、各賞は明日の出場団体と比較して決定される。
出場番号9の愛知中学・愛知高等学校から
出場番号15の名古屋高校生ビッグバンドまでの7校。
代表者は明日の表彰式に参列し、決定した賞状が授与されます。
その他の団体には参加賞ともいえる奨励賞が与えられる。
これらは(明日の表彰も同様に)、矢継ぎ早に発表されたものを書き取り、
プログラムにある学校名及びメンバー表から受賞者を探し出したものです。
高校の部2日目は↓
https://arukuno.seesaa.net/article/201508article_5.html
この記事へのコメント
白髪坊主
タイトル下の日時が・・・・
アルクノ
早速のコメントありがとうございます
因みにアルクノは白鬚爺デス
お恥ずかしい^^;
速攻で2015.に修正ました。
最終、高校の部2日目は17日にはアップしたいと思っています。
yoppy702
プログラムがあっても、ここまで書けるというのは、さすがアルクノさんです。
推察するに、これでも、推敲に推敲を重ねて短くしてらっしゃるのではないでしょうか?
気のままに書かれていたら、多分、一日目は一記事で終わらないでしょう。
これだけで、数話になりそうな予感がしました。
というのが、各高校の各曲を紹介されているのが、端的に書かれているので、これが、もう少し色を付けていたら、文字数は、倍、倍々にスグになってしまいます。
それを必死に押さえて、ポイントだけを、さらりと書かれているのがスゴイと思います。
どんな曲であるのか、どんな演奏であるのか、どんな出で立ちなのか…etc.の内、一番伝えたい事を、何気なく書かれているので、読んでいて、ナルホド…の連続です。
「楽しさを表現する為、Pc3名は飛び跳ね乍ら演奏していた。」は、“スペイン”にバッチリの説明ですね。(^^)
アルクノさんの「○」や「◎」は勿論ですが、苦言の方に、熟知されたアルクノさんを感じます。
・ハイノートにやや苦しむ。肩の力を抜くといいと思いますよ。
・終始大迫力でしたが、Asソロではバックを少し押え、ソロの巧さを聴かせて欲しかった。
・ソロが緊張していて、音が走り気味です。
など、これはもう審査員ですね。(^^)
表彰は、アルクノさんの予想通りでしたでしょうか?
[バークリー特別賞]というのがスゴイですね。
バークリー音楽大学での短期サマー講習受講の権利やなんて、これは舞い上がっちゃいますね。(^^)
アルクノ
もっと書きたいのですが、ライブ感を出すには端的に表現しないと、情景が浮かばないのでは?と思いました。
前置きや決まっている事は下書きしていて、出演団体等は前もってオフィシャルサイトから書き写して準備していました。
そうしないと、25日(火)に書き上げることが出来ませんから。
それとWordに書き上げてから、半日は推敲しています。
主に、ライブ感を表現するにはどうすればいいかに注力しています。
「楽しさを表現する為・・飛び跳ね乍ら演奏していた。」が、“スペイン”にバッチリと思うyoppyさんの感性も素晴らしい。
>これはもう審査員ですね。
の部分は、自然に出たもので、奏者にも読んで欲しいとの思いが込められています。
表彰では、審査員の深い読みの部分が分からないので・・
でも、感覚的には、ほぼ当たっていますね。
会場にはベテランの聴衆が山ほど居てるので^^)
歓声や拍手でアルクノと同じ意見だなぁ、なんて思う時もありますよ。
バークリー特別賞を経験して、プロに進む方が多いです。
向うのプロや奏者に接して、更に上を目指したい!と思うのだと思います。
それが、このSJFの果たす役割でもありますね。
みっちゃん
ジャズは聴く機会もなく良く分かりませんが楽しそうですね!
高校生がこんなに多く演奏しているのには驚きました。
9月にブロ友さんが熱心なファンでいらっしゃる「レジェンド」のコンサートに行きます。
アルクノ
私は二十歳の事からジャズを聴くようになって、あと少しで半世紀^^;
ジャズだったら何でもOK牧場!なんですけど、
特にビッグバンドが好きです。
このFestival、以前は高校の部も1日で終わっていたんですけど、出場バンドが増えて2日に跨る様になりました。
聴く方も体力デス。
素晴らしいオペラユニット「レジェンド」のコンサートに行かれるんですね。
広島だと、県民文化センターで9月6日(日)の開催とあります。
永遠の0(ゼロ)や千の風になってがYouTubeで視聴することが出来るので聴いています。
とわ
素晴らしい!
どの高校もこの日を近い目標にして
毎日毎日、練習を重ねたんだと思います。
それだけで感無量ですね。
さて、どの高校が表彰されたのかな
楽しみです♪(^_^)♪
アルクノさんはほんとに
ジャズ、詳しいですね!
私、いいなと思って聞いても
すぐにタイトルを(英語だしね笑)
忘れてしまう
次回の記事、楽しみにしています。
アルクノ
この暑い中、毎日4時間も5時間も練習するなんて考えられませんね。
部室に冷房設備が無い所もあるそうで、凄い事です。
約半世紀、聴いているので・・^^;
自然とジャズに詳しくなりました。
でも、英語は苦手なんです
最終日の様子、表彰された個人賞と団体賞、
先ほどアップしました。
またしても長文ですが、お時間ある時にご覧頂ければと思います。
りょうた
書いていただきありがとうございます!まるで審査員のようなコメントは私達の演奏の参考になります!
細かいこと申し訳ないのですが名古屋市立工業高校の曲名が1曲目と2曲目反対になっています(´・_・`)
毎年楽しみにしているので来年の記事も楽しみにしています♫
アルクノ
約半世紀、Jazzにドップリ浸っているので、
この様に書いてしまいました。
これが参考になるのでしたら嬉しい事です。
メモには曲順変更を書き記しているのに、漏れてしまいました
そのように修正しました。
来年も頑張りますので、宜しくお願いします。
toshi
ナゴヤフリーヒルズの演奏曲が①ホワイト・・・となってますが、ホワイ・・・でしたね。
アルクノ
ほんとだ!よく見つけてくれました。
なんで「ト」を入れたのか意味不明ですね
最終日も含めて曲名を見直すと、細かな所で色々出てきて、修正しました