実は神戸まつりの前日に行ったのですが、神戸まつりの記事作成を優先したので此方が後になりました。
植物博士さんとクリンソウを求めて植物博士さんの車で篠山へ。
彼は「クリンソウを守る会」の会員でもあります。
アルクノは議決権のない部外者ですが、その総会に出席しました。
篠山自然の会の会長が、「クリンソウを守る会」でも会長を務めています。
当初クリンソウの写真だけを、このブログで紹介したいと思っていました。
記事にすることにした理由です↓
みたけ会館で総会終了後クリンソウを観察に行く事になり、山に同行した会員の方に会長から「アルクノのブログ」を紹介してくれたのです。
私からもブログの内容を説明し、
翌日(17日)にブログ開設5周年を迎えるので、その記念記事を纏めている事。
17日は神戸まつりに出かけるので、その記事作成で超忙しくなる事^^、
等をお話した。
「多紀連山のクリンソウを守る会」(正式名)を宣伝したいと思います↓
名簿には192名の名前があったが、決算報告には会員135名とあります。
地元の山で自生するクリンソウを守る為の活動をしています。
活動報告では、
地元小学生にクリンソウの見学や植え付け。
色んな環境保全に協力し、その会合に参加。
県の生物多様性保存プロジェクト発表会にも目を向けています。
クリンソウだけに留まらず、他へ活動の場を広げつつあります。
会長の挨拶では、クリンソウ以外にも目を向けていきたい、とのお話があった。
篠山ではとても珍しい、樹齢千年と推定されるイヌザクラの木を発見したいきさつの報告もありました。
総会の後、希望者が車に分乗してハイキングに向かいます。
クリンソウの自生地まで登り、その状況を確認する為です。
コース別に2班となるが、私と植物博士さんは楽な方とされる丸山コース。
彼の車は、切っても切れないと言う仲の良い熟女3名に占領され、
アルクノは会長の車に同乗する事になった。
最近の事や、篠山自然の会が神戸で実施する秋の山歩きなどのお話をした。
暫くして、駐車場に到着。
「篠山の丸山渓谷と珍しい樹木(2014.07.20・日)」でも、
ここを出発点にした。
少し進むと、登山口があるがパラパラの小雨が止まらない(11:23)。
ここは近畿自然歩道になっていて、その道標です。
九十九折の急斜面を上がっていくと、
10分ほどで尾根に上がる。
休憩後進むと、
大日如来の石仏があった。
ここも、このままだと数年で通行止めになりそう。
山腹道を進むと、合流地点になる。
ここで日打岩から上がってきた別働隊と合流します。
日打岩コースは急坂で、距離が短く、先に到着していた。
2年前は、日打岩の方から登りました。
「御嶽のクリンソウ(2013.05.10)」↓
https://arukuno.seesaa.net/article/201305article_2.html
日打岩からは階段が多かったが、こちらの方が楽と聞いたので丸山コースを選んだ次第です。
その時の記事とダブルが、簡単に。
高度を上げていくと鳥居堂跡。
ここからは平坦な道で、まずは休憩。
10分チョイ行くと、分岐です。
直進すると御嶽だが、
クリンソウ群生地へは左へ下がる(12:39)。
行くとこの看板がある。
その先小さな丸太橋を渡って、
行くと、「順路→」と表示があり、クリンソウの群生地となる。
歩きながら撮影した。
この辺りで昼食にします(12:45~)。
雨は上がっているが、時折頭上から水滴が落ちて来る。
食後撮影に向かいます。
雨に濡れたクリンソウです。
その先、九輪じゃない、五輪塔が並んでいます。
イケメンさんを探すと、
水も滴るクリンソウだらけでした^^)
食事が終わって参加者の集合写真を撮った後、丸山グループが先にスタートする(13:25)。
所用時間がかかる為です。
順路に従って進むと、新たな広がりを見せていると言う場所があった。
クリンソウは水の流れで移動するが、一旦枯れた場所も復活する場合があるそうです。
群生地の寿命は大体7年と言われるが、長い目で見ていくと、広がったり、消えたり、移動したり、復活したりとダイナミックに変化するそうです。
生育が悪い場所の樹木を伐採すると広がっていくそうで、日当たりも大事です。
その方法も検討しているそうですが、山を守る事も大事なので、バランスが大事ですね。
水溜りに何やら黒い塊があります。
何だと思います?
会長から、クリンソウを踏まないように囲っているロープの中に入っていいからと促されて撮影したものです。
分かり易くズームしてみました。
これが全て蛙になったりすると大変ですが、自然の摂理で極々少数しか親蛙に成長しない事になっています。
ここも日当たりのよい所に群生していました。
休憩所で一休み。
ここにカラスザンショウの大きな木がある。
アゲハチョウ科のチョウの食草になっているそうで、普通のサンショウに比べて、はるかに大きな葉をつけるので、見分けやすい。
10mを超えてるようで、大きい方でしょうか。
小さな丸太橋を渡った所にアンケートや説明パンフを置いていますので、
ご協力、お願いします。
鳥居堂跡を過ぎると、視界が開けるポイントがある。
来るとき霧と言うか雲で何も見えなかったところです。
左は日打岩、右が丸山の分岐で、後続を待って休憩している所です。
これで誰が会長か分かると思います。
ご高齢なので後継者を渇望していますが、下山が私達より早いのは何故?
森林浴をしながら、
丸山登山口に戻ってきました(14:59)。
やはり、会長は早いです。
追いつきません^^;
この丸山コースは、今後豪雨があったりすると、斜面の道が消える可能性があります。
どうぞ早目にお越しください。
健脚の方は、日打岩コースをお勧めします。
見頃は5月後半で、今年はもうほぼ終わりです。
立入禁止やお持ち帰り禁止などのルールを守って頂いて、広範囲に広がるクリンソウを楽しんで頂ければと思います。
長文記事を最後までご覧頂き、ありがとうございました

追記)
このハイキングの1週間後、
5月23日に植物博士さんの参加を頂き、京都の山歩きを実施した。
彼が言うには、この御嶽地域は日本有数のクリンソウ自生地だそうです。
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