うどん県観光・前編「屋島から栗林公園へ」は以下に↓
https://arukuno.seesaa.net/article/201503article_4.html
青春18きっぷで、香川県の屋島~栗林公園~金刀比羅宮を観光してきた。
前編では、
屋島にある屋島寺を訪れたあと展望台でかわら投げをし、
栗林公園(りつりんこうえん)ではガイドさんに園内を案内して頂いて奇岩紹介までを記事にした。
この後編は、
栗林公園の後半を紹介し、金刀比羅宮(ことひらぐう)の本宮へ登って、
帰路に付く迄です。
栗林公園のガイドさんは、私達の脚力からもっと案内できますと、栗林公園を堪能させてくれました。
前編に続いて案内してくれているのは、南北に広がっている公園の南庭と言われる部分です。
園内にある地図も、頂いたパンフレットも、
西にある紫雲山を上にして描かれている。
なので、大雑把に公園の左側という事ですが、南庭は北庭の倍ほどの面積があって見所も多いです。
前編で箱松を紹介したが、右に連なるのも箱松です。
この栗林公園は景観が素晴らしい事でも有名です。
和舟が向うからやってきました。
お客さんが眺めているのは根上り五葉松です。
1833年(天保4年)徳川11代将軍家斉(いえなり)公から松平家9代藩主頼恕(よりひろ)公が賜った盆栽をこの地に植えたものが、こんなに大きく成長したのです。
盆栽がここまで大きくなるだなんて。
閉じ込められていたものが、ストレス解消もあって巨大化した^^)
次は桶樋滝(おけどいのたき)
藩主がここを通るときなどに、山の中腹に置いた桶(水を貯めておく器)まで水を人力で汲み上げ、流していたことからこの名前が付いたといわれています。
現在は、西湖の水をポンプで汲み上げているそうですが。
西湖の南端にある小島に架けられた津筏梁(しんぼつりょう)。
両側に植えられているのはカキツバタで、5月に見頃となります。
ミズキ科のサンシュユが咲いていました。
中央にある朽ちた木のような、岩のような、この物体は、
木の化石だそうです^^)
見事な庭園を御覧下さい。
次は吹上(ふきあげ)です。
地図では左下の角で、南東の端っこになる。
これは本園の水源地で、かつてはその名のとおり湧水がありました。
現在では南側の2つの井戸から水を汲み上げて、ここへ通しています。
園内の池の水全てをこれがまかなってるとの事。
この栗林公園のある場所は、もともと、河川の河床であったところで、伏流水が多く、この水は枯れたことが無いそうです。
緑色と共に赤いのも苔です。
井戸水を引いていることから水温が一定で、早くもカキツバタが咲いていますね。
最後に絶景ポイントへ案内してくれました。
芙蓉峰から望む北湖で、左右に二島を配し、中央に梅林橋です。
余は満足じゃ^^)
メンバーに似合う、
雅なサングラスを用意してきて良かったです^^)
何とか電車に間に合うように、見所を案内してくれました。
ありがとうございました。
走ってはいませんが、徒競争しているような感じで駅へ向かいます(14:55)。
予定していた15:08の琴平行きに乗車できました。
終点まで1時間弱の乗車です(600円)。
トイレ利用後、琴平の町を歩き出す(16:08)。
時間も時間なので、帰ってくる人が多い^^;
本宮は目の前にある山の中腹にある。
ここから延々と続く階段登りが始まる(16:10)。
酒をぶら下げた人を含めたお三方は、宴会場に向かうのか。
着いて行きた~い^-^)
土産物屋にお食事処が並ぶ所を通り、
その先に、神戸新開地音楽祭の縁日で見たフクロウの彫刻があった。
(弟子ではないが^^)私が師と仰ぐおじいさんの顔が浮かぶ。
フクロウの中に子供フクロウが彫られている、驚きの作品群です。
168段登ると灯明堂です。
一ノ坂の途中、左側に、重要有形民俗文化財「灯明堂」があります。
しかし、これは序の口。
香川県琴平町にある金刀比羅宮は、地元の人からは親しみを込めて「こんぴらさん」と呼ばれています。
たくさんの石段があることで有名で、奥社までその数なんと、1368段!
私達は本宮までなので786段。
これは「なやむ」となるので語呂が悪いとして、途中マイナス一段の下り階段があり、785段となっている。
本宮は象頭山の中腹に鎮座しています。
大門が目前ですが、351段目には右手側に金刀比羅本教総本部があります。
大きな大門は、365段目になる。
これが見えたからと言って、安心してはいけません。
ここからが本格的な登りと言っても良いくらい。
大門潜って、
えっちら、おっちら、登ります。
途中割愛して628段目に旭社がある。
これを本宮と勘違いして、帰ってしまう参拝者も居たとか。
旭社は重要文化財で、天保8年(1837年)に建立された銅瓦葺の二層入母屋造の建物です。全体に多くの美しい彫刻がなされていて、神仏分離以前の松尾寺の金堂である。
そのあまりの豪華さに参拝した森の石松は本堂と誤り、ここへの参拝のみで帰ってしまったと伝えられる(ウィキペディアより)。
チョット薄暗い652段目の闇峠に来る手前で、1段下っています。
ここからは近くて、
右に折れて上がると、
785段目の海抜251mの所にある本宮です(16:32)。
最初の階段から22分でした。
1~2時間かけて登る普段の山歩きに比べると大したこと無いです。
実際は、汗タップリでしたが^^;
祭神は大物主神でのちに崇徳天皇を合わせ祀る、とあります。
海上安全や五穀豊穣、商売繁盛などにご利益があるといわれ、
信仰を集めています。
早速、展望を。
この距離感がいいのでしょうね。讃岐富士と言われる所以です。
しかしzoom upするとその実態が露わになります。
讃岐富士の標高は421.87mしかない。
本来の名は飯野山で、香川県丸亀市と坂出市に跨っている。
左に行くと祭神の后の神である三穂津姫神を祀る三穂津姫社がある。
更に奥にあるのは絵馬記入所です。
金刀比羅宮は
琴平宮とも書かれ、明治維新の神仏分離・廃仏毀釈が実施される以前は真言宗の象頭山松尾寺金光院であった。
神仏習合で象頭山金毘羅大権現とも呼ばれていた。
現在は神社本庁包括に属する、宗教法人金刀比羅本教の総本部。
全国の金刀比羅神社・琴平神社・金比羅神社の総本宮でもある(ウィキペディアより)。
時間があれば奥社まで行くところですが、食事もしなければならず、
休憩後下ります。
下ると、海上の安全祈願という事で、この様なものが奉納されていた。
今治造船から5千台の自動車運搬用のプロペラです。
「今治造船は新造船竣工量と造船売上高において、国内トップを誇る。」
とありました。
眼下の琴平町に西日が射すようになった。
この、うだつに屋号が上がっているのを久し振りに見たが、
この辺りは、店じまいが早くて、もう暖簾が無い!(17:02)。
暖簾が出ているここで、早めの夕食をとることにした(17:07)。
早くできると言う事で、ぼっかけうどんに、
竹輪のてんぷらをトッピング~

本日2度目のビール(17:21)。
やっと、讃岐うどんにありつけました^^)
コシがあって最高!
竹輪もビールに合う!
本日は初夏の気候で、階段は汗たっぷりでした。
冷たいうどんとビールが旨い!
ここでも電車の時間を考えながら店を出る。
JR琴平17:52の電車に乗らないといけません。
琴電琴平駅を過ぎて、
JRはその突き当りにある。
やっとゴールに辿り着きました(17:40)。
近くにコンビニがあり、食材を仕入れて打ち上げです。
大したトラブルも無く、全員その日のうちに帰れるようになりました。
発車して2駅目だったか、こんな車両が止まってた。
Sugarさん、バイキンマンが好きだったとか^^)
私はドキンちゃんがお気に入りでした^^)
ドキンちゃんをウィキペディアで読むと、面白い事が書いてあります。
我儘なミストレスでバイキンマンを苛めたりするが、
優しい思いやりもあって、
おちゃめで悪戯好きの悪い女の子デス^^;
やがて、
車窓から日没を眺める事になる。
坂出でマリンライナー18:55への乗り換えに30分ほど余裕があったので、
外へ出てみた。
ここからマリンライナーで岡山へ、
岡山から各駅停車で姫路へ、
姫路から新快速で神戸~京都~滋賀へ。
今回と行き先は違うが、若い時に同じような乗り換えの旅をしました。
青春18きっぷは、
リタイヤした人や、中高年が、
青春時代に戻れるキップなのかも知れませんね。
長文記事を最後までご覧頂き、ありがとうございました

この記事へのコメント
凡稔
九州・北海道・海外旅行と行きましたけど、なぜかしら四国は高校生の修学旅行以来全く行ったことはありませんでしたので勉強にもなりましたよ。金比羅さん、屋島、栗林公園・・懐かしいです。でも、今年の9月末日から2泊3日で四国旅行の予定がありますので楽しみにしています。
とにかくアルクノさん達の「海外旅行」楽しく拝見しましたよ。
アルクノ
早速のコメント、ありがとうございます。
修学旅行以来、今年の9月末から2泊3日で四国旅行ですか。
うどん県も行かれるのでしたら、これが参考になりますね。
是非、私たちが未踏の金刀比羅宮・奥社まで、1368段の階段に挑戦してきて欲しいです
40代の頃、家族旅行で行ったレオマワールドも楽しかったです。
高知では、会社の友人と単車で訪れた桂浜が最高でした。
10月の旅行記を楽しみにしています。
yoppy702
こんぴらさん辺りで宿をとり、晩は、大宴会かと思っていました。(^^ゞ
青春18切符利用で、これだけ回り、日帰りするとは驚きです。
早朝の出発でしょうけど、周到な計画と行動がなければ不可能です。
さすが、アルクノさん。
素晴らしいです。
栗林公園は、行った事が無いので、今回、とても参考になりました。
見学にどの程度の時間が必要かもよく解りました。
見学時間が短い時は、パンフレットマップの左側を集中ですね。
もし、行く事があれば、アルクノさんが写真に撮られたポイントを集中して回ります。(^^)
それにしても驚いたのが、「根上り五葉松」。
盆栽を地植する、こんなに成長するんですか!
「ストレスを発散して、こうなった。」
なるほど、説得力のある説です。(^^)
足を一杯出してますもんね。(^^)
そして、木の化石。
エッ?と思いましたが、写真を大きくすると、確かに木ですね。
「植物の化石=石炭」をイメージしてしまうので…
この写真では、「木」という感じが強いですが、近くで見ると、岩のような感じでしょうか?
絶景ポイントがイイですね。
その下の写真は、正に、殿様が綺麗所を連れているという感じです。(^^)
そして、日頃の鍛錬の成果。
こんぴらさんの長~い階段。
ボクは、ツアーで行った事がりますが、どこまで上ったんかなぁ…
本宮の手前やったような気がします。
なんせ、うどんを食べたかったので、そこから下りました。(^^ゞ
ボクが食べたのは、生醤油うどんでした。
やっぱり本場。
コシがあって、美味しかったです。
竹輪の天ぷらも、こっちのうどんの定番ですね。
いやぁ~、ビールが飲みたくなります。(^^)
車窓からの沈む夕陽が旅情を誘いますねぇ…
お疲れ様でした。(^^)
アルクノ
本当は、「こんぴらさん辺りで宿をとり、晩は、大宴会」したかったです^^)
このうどん県観光で、目を惹いたのは、
屋島 栗林公園 こんぴらさんを巡る王道ツアー
でした。
それで検索すると出てきますが、香川県公式観光サイトの紹介なのでこれに決定です。
日帰りで、移動手段は電車バスとあったので私達にうってつけです。
それには、10時・屋島~12時・栗林公園~15時・こんぴらさんとありました。
これを滋賀県のとある駅からの時刻検索で、早朝から午前0時までとして、無理やり押し込んだ訳です。
コース難易度は☆ですが、
脚力は☆×3が必要です^^)
yoppyさんなら◎で行けます。
「根上り五葉松」は相当ストレスが溜まっていたんでしょうね。
年月をかけて、とんでもない事になっています。
爆発的な力が感じられ、
「凄いで賞」を贈呈したいと思いました。
木の化石は、美女に囲まれ「満足じゃ」のポイントへ行く途中にあります。
ここで発掘では無く、「珍しい岩を持ってこい」で搬入されたのでしょう。
苔生しているので最初は木かと思いました。
こんぴらさんは、森の石松さんが引き反したポイントでやれやれとなります。
展望がいいのは、本宮なのでこの景色を見たかどうかですね。
行かれる時は是非、奥社まで
トッピングで速いのは竹輪のてんぷらと聞いたので、即決でした。
昼は大阪風だったので、大満足のお味でした。
生醤油うどんも美味しかったでしょう。
船上では何度かありますが、旅行で車窓から夕陽を眺めたのは初めてのような気がします。
来年はどうしようかと、考え中です
小枝
素晴らしいです!
母が友達と金比羅宮を訪ねたという、
その時のセピアの写真が
記憶の水面に浮かんできたのですが…
こちらを見ていたら記憶に色付けされ
カラー写真になって
再生してくるのを感じています。
アルクノ
讃岐富士の写真が気に入って頂けましたか。
周りにさほど高い山が無いので、目立つし映えます。
セピア色の記憶がカラーになって、
動画の様に頭の中に・・
私も、
依然ここに来たのは子供の頃だったので、撮って貰った写真はもうありませんが、白黒でした。
てくてく
こんぴらさんの本宮、785段上って、お詣りしたんですか。
大門・旭社・本宮、いずれもりっぱですね。展望も抜群。
讃岐うどん、間に合ってよかったですね。チクテンとビールもうまそう。
日帰りで金比羅参り、パワーと実行力凄いです。お疲れ様でした。
チョット足らない様なんで、・・・
てくてく
アルクノ
根上がり五葉松には、お話を聞いて驚きました。
大きく育つように環境を整えたんでしょうけど、生命力が凄いです。
盆栽に閉じ込められていた根っこが、そのまま巨大化しました。
こんぴらさん、785段と言っても20分ですから、
石井ダム下から菊水山頂上がるよりは楽です^^)
でも、旭社で本宮への表示がなかったら、
森の石松さんの二の舞でした^^;
讃岐うどんを食べて、ゴールまで、普段鍛えた脚力が活かされました
また来年も頑張ろうと思います
沢山のビールに感謝します。
早速頂きま~す
ケン
階段は省略して、一度行ってみたいです。
アルクノ
こんぴらさんは、途中に見所が沢山あるので、折り返し点は自由に決められますよ。
屋島も栗林公園も良い所でした。
是非行ってみて下さい