第30回Japan Student Jazz Festival高校の部2日目(2014.08.24)

順位 39位 アクセス数2565(2019.6.30調査)

前置きは1日目のレポートにあります↓
https://arukuno.seesaa.net/article/201408article_4.html
なので、いきなり本題です。

演奏中の撮影ができないのは前日と同じです。
全ては紙とボールペンを用いて記録したものです。


ゲストは異なるが、高校2日目も1日目と同じような形で進行していきます。

第1部~ゲスト:甲陽音楽院ディレクターズバンド featuring
=休憩(30分)=
第2部~ゲスト:片岡雄三(Tb)とグローバルジャズオーケストラ
~表彰
と続きます。


   第1部


 1 柳学園中学・高等学校 Swinging Willow Jazz Orchestra(兵庫)

黒の半袖シャツですが男性はEBとDrだけでした。

①インナ メロートーン
    エリントンの曲です。
    Saxは制限リミットの8名でBsが2本。
    Tb隊によるソリがあり、
    Sax隊が立ち上がって強弱を付けた演奏をしていた。
②カリベ
    ピアノソロが○のラテンです。
    パーカッションが途中からパワーアップし、Asソロで大拍手。

強弱を付けることでスケール感を表現していた。
目が覚めるような演奏で、トップバッターとして上出来だったと思います。
パーカッションセクションの
原田紗也佳さん、中本健太郎さん(ドラムスも担当)、仲野百香さん(ピアノも担当)の3名がナイスプレイヤー賞(以下NP賞)を受賞した。
今年からグループにもこの賞が授与されるようになったみたいです。


 2 広島県立福山工業高等学校 FTHC(広島)

明るいグリーンのシャツで好感が持てます。
JAJEの役員さんが指揮を務めています。
部員不足は解消され、Tbは3名だがSaxが6名になっていた。

① ココナッツ シャンパン
     Drが元気で、全体にJAZZらしくなってきましたね。
②オルニソロジー 
    やや難しい曲に挑戦。
    ソロパートが短いが、昨年と比べると進歩が見えます。
    練習の成果が表れていました。

インタビューでは
毎日朝9時から4時まで練習したと言っていました。


 3 和歌山県立粉河高等学校 KLB(粉河ラテンバンド部)(和歌山)

上下黒のシャツとズボンです。

①ビギン ザ ビギン
    お馴染みコールポーターの曲で、
    クラリネットをフューチャーしていたが優しい感じ。
    Tsが絡むソロでは頑張って演奏していた。
②ザ ベアー ネセシティ
    Tb+Bsの合奏で始まり~
    手拍子~ミュートTp→合奏~バスTb~Tsと繋げて~
    ラストはお祭り騒ぎみたいで楽しくなります。  
③テナー マッドネス
    ソニーロリンズの曲をビッグバンドに。
    Ts2本の合奏~ソロバトル~合奏と、これまた楽しい。
    

3年生はこれで最後だそうですが、練習よりも本番が良かったと言っていた。


 4 和歌山県立日高高等学校 Hidaka Big Band(和歌山).

昨年は登場していなかったが、2年前の高校の部2日目に出ていました。
県立ですが、全員女性のGirls BANDになってます。
下は自由で、黒シャツに首には赤いタオル。

①スター ダスト
    Tpソロが続くがバックを抑え気味にして好感が持てます。 
    WのTpをフューチャーしていて、ポップスぽいが○です。
②コンピューター
    メンバー交代のあと、アンサンブルを重視する演奏。
    Asが聴かせるロングソロでした。

1年生部員に5名の男子が居るそうで、来年は男女混合編成になるのかも。


 5 鳥取県立岩美高等学校  Blue Martin Jazz Orchestra(鳥取)

昨年初出場で学校のマスコットキャラ、
小さなイワッツが見守る中演奏が始まる。

①A列車で行こう
    演奏は短くて、全員で「宜しくお願いします!」と挨拶。
②イージ― マネー
    ミュートTpソロ~Sax全員立ち上がって演奏~ミュートTbソロ~
    ミュートTpソリ~前に出てミュートを外して大迫力~ギターがGood!
    強弱をはっきりさせた演奏でした。
③ヤ ガッタ トライ
    大迫力の演奏でした。マスコットキャラに似ている、
    小柄なポチャリンと言っていいような可愛い女性がTsソロで、
    Tpが絡んでソロバトルとなる。後に続くDrソロがかっこよかった。

3曲目のドラム捌きが評価され黒田奏真(そうま)君がNP賞を受賞。
インタビューを受けたのは、(普段MC担当で)イワッツの中に右手を差し入れて羽をバタバタさせているポチャリンさんと部長の黒田君。
Blue Martinは青いイワツバメと昨年紹介したが、専属マスコットを従えるのはこの高校だけです。


 6 京都府立大江高等学校 Big Inlet Jazz Band(京都)

ネイビーブルーのシャツに黒ズボンでした。

②ウィー スリー キング
    Tbが3本でしたがメリハリを付けた演奏でした。
③サム サンバ
    Tpが2本減って3本になる。AsがGood!
    Tbが難しいフレーズに苦しんでいた。
④ザ エンターテイナー
    Drが良かったが、アンサンブルにやや乱れがあった。
  

インタビューでは、パート間で掛け持ち交替などしているが部員が少ないのが悩みで、引退する3年生はそれが心残りだと言っていた。


 7 大阪府立泉陽高等学校 泉陽高校軽音楽部 S.L.M.S(大阪)

制服スタイルで真面目な感じです。

①スプランキー
    Tpソロにフラツキがあったが女性リズムセクションが頑張っていた。
    Tb2本がチト寂しい。
②アウトオブ ザ ドッグハウス
    EGとEBでガンガン行くのかと思いきや、ブラスのソロがおとなしい。
③タウン フォー ダブル
    この演奏が一番良かった。
    Tbソロは音が明確でGood!ブラス全体に元気があった。

インタビューで、3年生が引退してしまって大変だったと、2年生部長が話していました。
その苦労を知っている今の2年生は、
なんとしても来年の8月まで頑張って欲しい。

 

ゲスト
甲陽音楽院ディレクターズバンド featuring
古谷光広(Ts) 広瀬未来(Tp) 辻川忠男(Key)
和田清茂(EG) 石井孝宏(EB)
 古谷光広さんがリーダーのフュージョンです。
 ガンガン飛ばす演奏で心地よかったです。


    =休憩(30分)=


   第2部


 8 名古屋石田学園星城高等学校 Seijoh Jazz Sounds Unit(愛知)

黒シャツで、下は自由ないでたち。

①チリペッパー ゴット ユア タング
    手拍子を入れるラテンです。
    Ts~Tb~Tpとソロの繋ぎが良かった
②ザ ジャズポリス
    ブラスセクションがカラフルフレームのサングラスを着用し、
    EGがサーフィンの雰囲気です。
    そのソロの時、手拍子で楽しさを演出していた。

部長のインタビューでは、従来と方針を変え1年間練習した成果が出せたと語り、1~2年生にはこれを超えてくれとエールを送っていた。
昨年はややおとなしい演奏でしたが、表現力が増し、楽しさもUpしていました。
成果が出せて良かったですね。


 9 京都府立工業高等学校 Mambou Jazz Band(京都)

指揮者がブラックスーツで決めています。

①ギブ イット ワン
    ブラスセクションが6名×3でサウンドに厚みがあり、揃っていた。
    ギターソロが○で、Asソロがハイレベル&スマイルでした。
    このような軽快なサウンドが得意のようです。
②ライド ザ ウィンド
    静かな演奏でTsが渋い。
③ビューグル コール ラブ
    次々と入れ替わるソロがハイレベルで、クラリネットが特に良かった。
    小気味よいスイング感があり、
    もっと聴きたいと思っているうちに演奏が終了した。

3曲目のクラリネットは3年副部長さんで、エンターテイメントを目指すと言っていた。
結果的にNP賞は取れなかったが、この時、何らかの団体賞は取るだろうと思いました。
演奏の幅にキャパシティーがあり、指揮者のセンスも光っていました。


 10 名古屋高校生ビッグバンド Free Hills Jazz Orchestra(愛知)

何時もの指揮者が居ます。
昨年は名古屋青少年ビッグバンドとして高校生の部1日目に登場した。
その昨年はピアノでNP賞と、団体賞でJAJE会長賞を獲得した実力のあるバンドです。

①ザ クワイエット コーナー
    静かにまとめた質の高い演奏で、じっくり聴かせてくれました。
②カットゥラン
    部員数が多いのでしょう、
    大幅にメンバーが入れ替わってのハイスピード曲。
    頭にカラフルサングラスを乗せて、曲のイメージ作りもしています。
    Tpソロでは高速フレーズを見事に吹きまくっていて、
    演奏途中の拍手が凄い!
    皆さん分かってらっしゃる。
    続くピアノソロもGood! 全体的にハイレベルの演奏でした。

予想通り2曲目トランペット奏者の鈴木奏者海斗君がNP賞を受賞しました。
なんと、バークリー音楽賞も併せて受賞。
団体賞も狙えそうです。
名古屋市およびその近郊の33校から41名が集まったバンドです。
自分の学校にビッグバンドが無い、でも演奏したい!と言う高校生達です。
合奏は週末の1回しかできないが、年間約40回の演奏活動をこなすスーパーグループです。
卒業後は各大学のビッグバンドに入部する人が多いとか。


 11 愛知中学・愛知高等学校 愛知中学・高校吹奏楽団(愛知)

ここも指揮者が居ます。

②ロンビン ストンピン
    ブラスの音が前に出ていて迫力が凄いです。
    そのブラスも5人×3パートでしっかりしています。
④キュート
    メンバーチェンジがあって、静かに始まるが、
    曲が変わっても音がしっかりしています。
    As~Tb◎ソロが聴かせてくれました。
    ソロパートがそれぞれ素晴らしく、滑らかに進めていた。

全体が上質なサウンドで、ソリストにも適度な長さを与えていました。
トロンボーンの栗田康平君がNP賞を受賞しました。
ここも団体賞が狙えそうです。


 12 伊丹市立伊丹高等学校 ICHI☆ITA JAZZ Ensemble(兵庫)

昨年はちょっと苦しんでいたが今年はどうか。

上下黒で決め、ネクタイも着用。
① コンファメイション
    グルーブ感があります。 Tb~Tpソロの後、Bs~Tsソロと流れるよう。
②バラッド フォー ア ラフイヤー
    Asソロかと思いきや、それをフューチャーしての演奏でした。
    ◎のハイテクニックで、この時NP賞を確信しました。    
③ハイ メンテナンス
    Saxを7名にし、サウンドアレンジしていた。
    うねるような音とその厚みが凄い。
    2曲目に続いて、AsがGood!

当然のことながら、2曲目と3曲目のアルトサックス、北村僚章(ともあき)君がNP賞を受賞。
部長と副部長は今日で引退、次期部長と副部長も加え、4人でインタビューを受けていた。


 13 名古屋市立向陽高等学校 Seven Sounds Jazz Orchestra(愛知)

いよいよトリ前です。
昨年は市立と思えないような大胆ファッションとノリの良い演奏で楽しませてくれました。
今年は髪型に特徴を持たせ、(ミニーマウス?)耳ファッションのTp隊^^)

①シャイニー ストッキング
    ピアノソロが入り、お洒落で色っぽい曲にしていた。
    Tbソロの後スマイル~繋いでピアノがGood!
    高砂に迫ろうとする意気込みを感じた。  
②カウント パパズ リベンジ
    各パートが順番にソリ演奏で、ギターソロBsソロと続く。
    ややアップテンポだったが、終始真面目な演奏だった。

昨年とは方向性が変わっていたが、これを審査員がどう評価するか。
ピアノが良かったが、強力なライバルがいてNP賞は取れなかった。


 14 兵庫県立高砂高等学校 Big Friendly Jazz Orchestra(兵庫)

いよいよ大トリ。
過去2年続けてグランプリを獲得した王者で、
今年はどんな演奏なのかと注目の的。

①ユー ガット イット
    いきなりSax隊が前に出て合奏。うねるようなサウンドの後、
    Tpソロはやや緊張のあと直ぐ落ち着く~Tbソロ~ピアノソロ~
    Tsバトルとなって、合奏で終わる。
    プロです。  
②トゥー ユー
    一転スローになってしっとりと聴かせる。
    安心して聴いていられます。聴衆を落ち着かせる作戦。
③ロッキン イン リズム
    ピアノのリードで始まり、Drとの掛け合い。
    Saxのソリの時、バックでTpとTbが応じる。
    部長のクラリネットが残ってソロ~Tbソロの時、
    ミュートTp二本が左右に寄り添う。
    その時Saxが後ろで立って演奏するが、応援しているよう。
    そのSax隊が間に出て、円陣を組んで合奏~
    離れてソロ繋ぎ~これを繰り返す。
    コンビネーションとアンサンブルとソロを、
    切れ目なく繋げていて見事。
    友情も感じられます。

3人がインタビューに応じていた。
部長:足ガクガクだった。
副部長:頭が真っ白になった。
コンマス:楽しかった。
(私:重圧にめげずに立派に演奏した^^)

ピアノの間瀬美咲さんが、バークリー音楽賞とNP賞をWで受賞。
さらに驚くような賞があったが、それは最後に。


ゲストバンド
片岡雄三(Tb)とグローバルジャズオーケストラ
ハイテクニックで有名なトロンボーン奏者ですが、話の内容に深みと言うものが全くありません^^;
しかし話す事が大好きな方のようです。
のっけから「トロンとしてボーンとした演奏をしたい」と、訳の分からない事を仰っています。
関東では受けないが、関西だと軽いノリで受けるそうです。
「エリックさんとは多分新幹線で擦れ違ったと思いますが、早過ぎてなんも見えんかった。」そうです。
演奏レベルは高いが、お笑いは?デシタ。
アントニオ・カルロスジョビンの「ウェーブ」と失恋の曲「Just Friend」が良かったデス。


ゲストの演奏中に審査員による審査ですが、演奏終了後もなかなか発表が行われず、時間が経過していきます。
予定では16:45からの表彰ですが30分経過してもウンともスンとも・・。
もめているのか、レベルが伯仲して決定できないのか、
予想を覆す審査結果になるのか・・。

結果を聞かずに帰る方がパラパラ現れる中、
遅れる事40分、
やっとこさの発表です。                                                                                                                              講評

審査委員長:宗清洋

皆さん、実力に見合った選曲で内容も良かった。
パフォーマンスや演出でも楽しませてくれ、華やかになってきました。
各種演奏活動をする上で演出も大事な要素になってきた感がある。
其々のソリストも素晴らしく、更にレベルが上がってきています。

のようなお話だったと思います^^;



 [表彰]

両日の団体賞と本日の個人賞です。

 ―団体賞―

以下の賞に選ばれなかった団体には奨励賞が授与されました。

 前日から

 [優秀賞]
兵庫県立国際高等学校
   Hoppin ‘Note(兵庫)
水戸啓明高等学校
   Express Jazz Orchestra(茨木)
広島学院高等学校
   広島学院ジャズオーケストラ(広島)
   ヤマハ特別賞とWで受賞
名古屋市立工業高等学校
   ブルーボーン・ジャズ・オーケストラ(愛知)

 [ベストパフォーマンス賞]
名古屋市立工芸高等学校
   Kogei Highsonic Jazz Orchestra(愛知)

[ 神戸市民文化振興財団賞(サウンドOX賞)]
富士学苑中学高等学校
   Moon Inlet Sounds Orchestra(山梨)
(優秀賞では無く立派な賞でした。2015.09.04訂正)


 [JAJE会長賞]
甲南高等学校
   甲南高校ブラスアンサンブル(兵庫)

 本日から
 [優秀賞]

柳学園中学・高等学校
   Swinging Willow Jazz Orchestra(兵庫)
名古屋市立向陽高等学校
   Seven Sounds Jazz Orchestra(愛知)

 [神戸市教育委員会賞]
京都府立工業高等学校
   Mambou Jazz Band(京都)

 [ベストスイング賞]
愛知中学・愛知高等学校
   愛知中学・高校吹奏楽団(愛知)

 [富士通テンベストサウンド賞]
伊丹市立伊丹高等学校
   ICHI☆ITA JAZZ Ensemble(兵庫)

 [兵庫県知事賞]
名古屋高校生ビッグバンド
   Free Hills Jazz Orchestra(愛知)
兵庫県知事賞は初の受賞だと思います。
学校がバラバラだがジャズ好きの生徒が集まった団体です。
練習も全員が揃うのは至難の業だそうで、大変だったと思います。
でも、その努力と成果が認められての受賞です。
おめでとうございます。

 グランプリ
 [神戸市長賞]
そして最後に残るバンドは
兵庫県立高砂高等学校 Big Friendly Jazz Orchestra(兵庫)
画像
控えめな太田部長なので、昨年の吉川部長の様に満面の笑みとはならなかったが、
画像
喜びをかみしめているものと思います。
これで2012年から3連覇の偉業を成し遂げました、
2012年の時に、3年生だった部員、2年生だった部員、1年生だった部員の全員がグランプリを勝ち取ったことになります。
日本一の高校生ビッグバンドと言っても過言ではないでしょう。

東日本で、または九州でトップと自負する高校生バンドも是非この大会に参加して欲しいものだと思います。



 ―個人賞―

前日の個人賞は↓に。
https://arukuno.seesaa.net/article/201408article_4.html

 [バークリー音楽賞]

間瀬美咲(P) 兵庫県立高砂高等学校 Big Friendly Jazz Orchestra(兵庫)
画像
信じられないと言った表情ですが、鈴木海斗君と一緒に。
鈴木海斗(Tp)  名古屋高校生ビッグバンド Free Hills Jazz Orchestra(愛知)


 [ナイスプレイヤー賞]

原田紗也佳・中本健太郎・仲野百香(パーカッション)
   柳学園中学・高等学校 Swinging Willow Jazz Orchestra(兵庫)
黒田奏真(Dr)
   鳥取県立岩美高等学校 Blue Martin Jazz Orchestra(鳥取)
鈴木海斗(Tp)
   名古屋高校生ビッグバンド Free Hills Jazz Orchestra(愛知)
栗田康平(Tb)
   愛知中学・愛知高等学校 愛知中学・高校吹奏楽団(愛知)
北村僚章(As)
   伊丹市立伊丹高等学校 ICHI☆ITA JAZZ Ensemble(兵庫)
間瀬美咲(P)
   兵庫県立高砂高等学校 Big Friendly Jazz Orchestra(兵庫)

本文にある更に驚くような賞とは、
高砂のサックスパート6名全員がナイスプレイヤー賞を受賞。
画像
賞状は太田部長が受け取りました。
受賞したのは以下の6名です。
太田早紀(As) 北島美穂(As) 大西佑佳(As)
夏山美苗(Ts) 竹内菜々子(Ts) 阿部怜於(Bs)


高砂高校Big Friendly Jazz Orchestraの2年生と1年生の方々へ。
全国の高校生ビッグバンドの憧れとなっているBig Friendly Jazz Orchestraです。
今後も目標とされるスーパーバンドであり続けると思いますが、今まで通りの楽しさを追及するバンドであって欲しいと思っています。
甲南を凌ぐバンドも現れたので、差はどんどん縮まってきています。
でも、トップリーダーとして、その路線で突っ走って下さい。
関係者ではありませんが、一ファンとしてず~っと応援していきます。

Big Friendly Jazz Orchestraの楽しい演奏の様子は↓でご覧になれます。
https://arukuno.seesaa.net/article/201407article_2.html
「BFJO 第32回青春チャリティーコンサート(2014.07.13・日)」です。
写真撮影が自由なので、メンバーの詳細が克明に記録されています^^)

第30回のJapan Student Jazz Festivalと比べると、開催回数はBFJOの方が2年先輩であることが分かります。
Student Jazzと共に歩み、発展させてきたBFJOなんです。



会場を出ると、喜びのメンバーを郷里へ送り届ける貸し切りバスが並んでいました。
画像



来年も、より楽しい演奏を期待しています。

来年は8月21日(金)中学生
   8月22日(土)~23日(日)高校生
で、同じ神戸文化ホールの大ホールでの開催となります。

近郊の方も、遠方の方も、今から練習を始めると丁度いい感じになると思います。
地元での演奏活動をこなし、評判も高めて、日本学校ジャズ教育協会(JAJE)関西本部の目に留まるようにしてください。
テッペンを目標にするのもヨシ、楽しい演奏を目指すのもヨシです。

新たなビッグバンドの登場をお待ちしています。
また、参加された全ての団体には、
私から心を込めた感想とコメントを差し上げます^^)
そのバンドの宣伝もします
神戸市民を代表して、大歓迎したいと思っています。


長々とした、文章に最後まで目を通していただき、
ありがとうございました



また来年、お会いしましょう

この記事へのコメント

  • yoppy702

    大阪にも頑張って欲しいのですが…
    やっぱり、三都の中では、イマイチのようですね。(^^ゞ

    10.名古屋高校生ビッグバンド(FHJO)って、高校所属のバンドではなく、好きな高校生が集まったバンドなんですね。
    チェックすると、YouTubeで色々と出てきました。
    2曲聞きましたが、どちらも手拍子隊を従えてました。
    ココ、上手いですね。
    誰か指導者的な方が居らっしゃると思いますが、一つの学校じゃないのに、よく、ここまで、まとめられてますね。

    そして、オオトリ。
    この前のアルクノ評価で、今年も、安定した実力のようなので、安心してアルクノ評価を読めました。(^^)
    単に演奏するだけでなく、大会二連覇なので、大きなプレッシャーがあったと思うのに…
    「重圧にめげず…」というアルクノさんの言葉がとても印象的です。

    ゲストさん向けのアルクノ評価が面白いです。(^^)
    へー…この方、ハイテクニックなTb奏者なんですか。
    審査結果が40分も遅れるって、スゴイ実力伯仲やったんですね。
    結果、グランプリは、3年連続、BFJO。
    やっぱり、スゴイですね。
    これは、アルクノさんに言わせて頂きます。
    おめでとう!(^^)
    2014年08月27日 21:43
  • アルクノ

    yoppyさん、速攻のコメントありがとうございます。
    本文見直し作業中に、
    コメントが入ってきました^^;
    人口の多い大阪にも頑張って欲しいのですが、大阪は吹奏楽が盛んなので手が回らないのでしょうか。
    大阪城JAZZ祭では大学生が頑張っているのにデス。

    名古屋高校生ビッグバンドのYouTubeが色々とありましたか。
    私もチェックしてみます。
    県知事賞ではもめたと思いますが、音楽は技量だけではない事を示したのだと思います。
    昨日のエリックさんのお話しも影響を与えたような気がしています。
    仰るように纏めるだけでも大変なのに、部員の情熱が成せる技だと思います。

    今回の高砂はどうなるんだろうと思いましたが、終わってみると圧倒的な強さを発揮していました。
    足ガクガクになりながらだなんて凄いです。
    練習の賜物です。

    片岡さんは凄いトロンボーン奏者です。
    トロンとしていないのに、何故にこの様な事を仰るのか。
    お笑いだとイマイチなので、楽器の方で頑張って欲しいです

    高砂の三連覇は伝説になるような出来事です。
    更に続けて欲しいような、休んで欲しいような、複雑な気持ちです。
    でもここは素直に喜びたいと思います。
    ありがとうございます。
    応援してきた甲斐がありました
    2014年08月27日 22:19
  • 行き当たりばったり

    今晩は。素晴らしいコメントです。ジャズ?も、全くわかりませんが、臨場感あふれるコメントです。ワクワクしながら読みました。ぜひ聞きたいですね。CDなどにして発売するなんてことはないのでしょうかね。
    2014年08月28日 19:35
  • アルクノ

    行き当たりばったりさん、ありがとうございます。
    JAZZは50年ほど聞いているので、臨場感を持ってお伝えしたいと思っていますが、そう言って頂けると嬉しいですね。

    Japan Student Jazz Festivalで検索すると第29回の販売を紹介する動画がヒットします。
    まだ今回の分は制作中みたいですが、DVDとブルーレイで販売されると思います。
    会場では過去の大会のディスク販売と今回の予約受付がありました。
    制作しているのは、サウンドオックス社です。
    一般の音楽CDとしては、残念ながら販売されないのです。

    お盆の後になりますが、
    神戸市内観光とセットで、神戸文化ホールでJAZZ祭なんてどうでしょう。
    2014年08月28日 20:23
  • とわ

    こんばんは♪
    臨場感たっぷりアルクノさんの解説で
    楽しく読みました(^^)
    皆さん、演奏はもちろん、パフォーマンスが楽しい!
    一生懸命、頑張りましたね!
    果たしてグランプリは・・大トリの高校かなぁ・・
    思ったとおり過去2年連続してる高砂高等学校
    でしたね~。生徒達の育成も大事な要素ですね。
    youtubeなどで見ることできないかしら^^
    聴いてみたいですね。
    皆さん、おめでとうございます!
    アルクノさんもお疲れ様でした~!
    2014年08月28日 21:12
  • アルクノ

    とわさん、連続コメントをありがとうございます。
    レベルの高い高校は、高砂に追いつけ追い越せと必至です。
    自分のスタイルを持っていたり、楽しさを表現したいがために参加している団体もあったりで、ものすごくバラエティーがあります。
    Topは不動でしたが、それぞれ頑張っている皆さんの燃えるような青春がここにあります。
    また、熱気も感じます。

    高砂高校かBFJOで検索するとYouTubeが出てきますよ。
    昨年の吉川組に人気があり、沢山見れる思います。
    他の団体も探せば出てくるかも知れません。

    労ってくれて、ありがとうございます。
    参加BANDの頑張りを感じてくれたらと思います。
    私の疲れなんか、皆さんに見て貰う事で吹き飛んでしまいます。
    2014年08月28日 23:54
  • てくてく

    毎回、多くの参加があるんですね。
    JAZZの将来も明るいです。

    あんま、詳しくないので、コメは差し控えさして頂きますが、毎回、2日間にわたって聞かれて、精力的なレポート感心します。
    アルクノさまにと
    2014年08月29日 14:33
  • アルクノ

    てくてくさま、コメントしにくい記事に投稿ありがとうございます。
    大きく分けて、楽しかった、上手だった、感動した、の三つの感想になります。
    その三つが絡み合って、楽器も絡み合って、こんな文章になってしまいました
    5年目になるので書くコツも大体分かってきました。
    トロフィーまでありがとうございます
    何かのお役に立てればと思って頑張ります
    2014年08月29日 16:50
  • ケン

    なかなかの観察ですね。
    細かい処まで良く耳を傾けているので、感心しました。
    来年も貴兄の批評を楽しみにしています。
    2014年08月29日 21:23
  • アルクノ

    ケンさん、コメントありがとうございます。
    このコンテストを聴いて、このようにお知らせするのが私の年中行事になってしまった感があります。
    本音は生のジャズを聴いて欲しいと言う気持ちがあります。
    それが高校生となると、フレッシュで、輝いていて、元気も貰えます。
    来年も期待していて下さい
    2014年08月29日 21:43
  • かっぱちゃん

    ジャズにかける青春、素敵ですね♪アルクノさんのように応援して見守って宣伝してくださる方がいることもすばらしいことです(^^)演奏する側も聞く側も元気がもらえるコンテスト、来年も皆さんがんばってほしいですね。アルクノさんの暖かい講評も楽しみにしています♪
    2014年08月31日 16:49
  • アルクノ

    かんぱちゃん、ありがとう。
    素人ですけど、そう言って貰えると励みになります
    ほんと、元気が貰えて感動するコンテストなんです。
    今迄の経験を活かして、応援にも力を入れていきます。
    私も、来年も、再来年も、頑張りたいと思っています
    2014年08月31日 17:48

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「アルクノのブログ」で2014年を振り返る(2015.01.01)
Excerpt: あけましておめでとうございます。 2015年も「アルクノのブログ」を宜しくお願い致します。
Weblog: アルクノのブログ
Tracked: 2015-01-01 00:48

第31回Japan Student Jazz Festival高校の部1日目(2014.08.22)
Excerpt: 7700文字を超える長文になりました。 お時間ある時にご覧頂ければと思います。
Weblog: アルクノのブログ
Tracked: 2015-08-25 19:58