有馬富士は標高374mで本家の10分の1ミニサイズ。
登山口は少し高い位置にあり、1時間で制覇できる超お手軽な富士です。
神戸キリンビール工場は老朽化した尼崎工場の閉鎖に伴い、1997年から稼働している比較的新しい工場です。
関西圏では滋賀工場と並んでキリンの主力工場となっています。
汗をかいた後のビールが美味しい事は誰もが認めるところです。
それが製造工場で頂く新鮮ビールとなれば尚更です。
毎度山歩きの後にビールで乾杯する私達にとって、ハイキング+ビール工場見学は最高の企画なのです(自画自賛)。
今回参加者に送信したコース概略です。
神鉄・三田駅(8:30)~15分~三輪明神窯史跡園~40分~志手原浄化センター~45分~有馬富士公園~有馬富士山頂往復(70分+昼食30分)~70分~南ウッディータウン駅(計270分→13:00到着予定)=神鉄・次の駅=フラワータウン駅。
13:50のラガーバスに乗車→工場見学・ビールの試飲。
所要時間は各種資料と過去の実績をもとに算出した。
距離は11キロ+有馬富士で12キロチョイだと思います。
山歩きは有馬富士の山頂往復だけで、後はアスファルトか簡易舗装路です。
有馬富士は一度だけ経験済だがよく覚えておらず、このブログでは初登場になる。
工場見学は説明40分、お目当ての試飲は20分程度となっています。
実はこの工場見学、記事にしたのは今回で9回目!
2010年に4回、2011年は2回、2012年からは遠慮気味の年1回^^;
参加者には8回目と伝えていたが、
回数が多すぎてリーダーもきっちり把握していなかった^^;
過去のコースは三田や神鉄道場を起点にし、寺社巡りや公園巡り、千苅ダムから光明寺への山歩き等、色々アレンジしてきました。
私達の様な常連さんも珍しいと思うが、毎回見学終了時には「またお越し下さい」と笑顔で送ってくれます。
なので、すっかりその言葉に甘えているのです。
案内してくれるガイドさんの接客態度が素晴らしいです。
日本女性の美徳と言うか「おもてなし」の心が案内とご一緒しています。
しかも、毎回美しい方がガイドさんなのです。
前置きはこの辺りで終了し、
期待を持たせて本題に突入します。
有馬富士は毎度の5名に、6月22日森林植物園に同行したモクさんが加わります。
長距離が厳しいケンさんは工場見学だけ参加してくれました。
神鉄三田駅前に集合ですが、駅前コンビニで弁当買って戻ると、
京都・滋賀組がJR三田駅から降りてきて、神鉄組と歓談しています。
今回のコース、3年前に歩いています。
有馬富士公園からキリンビール工場へ(2011.08.18)↓
https://arukuno.seesaa.net/article/201108article_6.html
公園内にある登山口までは同じコースで、有馬富士には登りませんでした。
今回工場見学に有馬富士が加わり、一部を簡略化しています。
もっと詳しく知りたい方は、上記URLをクリックしてご覧下さい。
有馬富士に登る為、3年前よりスタートを約1時間早くした(8:32)。
神鉄三田駅改札前を直進する形で西へ進むとパチンコ屋を過ぎてJRの踏み切りがある。
渡ると進行方向は北になり、国道176を横切ると三輪神社鳥居です。
三輪神社へは直ぐの階段を上がる(8:44)。
階段を避け右の舗装路を行っても同じだが、お勧めは神社右から山に入る道です。
入り口には「←明神窯跡」と書いてある。
土止めの階段上がって、更に広い林道へ登って右折する。
ダラダラ下って行くと三輪明神窯史跡園(8:51)。
「鍵がかかっている?」と言っていると、丁度管理されている方が「今開けます^^」とやってきた。
9時開園でした^^;
早めに開錠しに来てくれたので助かりました。
休園は月曜ですが、休園日?と思って引き返すところでした。
過去ログにあるので割愛するが、
朝からやってきた私達の為に丁寧に説明してくれました。
この2号窯、実際はこの何倍もの長さがあったそうで、一部をこのように保存しています。
裏から入って表に出る形になるが、説明してくれた方に礼を述べ、パンフレットを頂いて入り口から出ます。
長く続く坂を上ると汗が出ます。
登りきると三田ゴルフ場のフェンスで、そこにオニユリが咲いていた。
緩やかに下って行くと重要な分岐です。
直進すると羽束山に向かうが、
有馬富士は左で、角にあるのは志手原浄化センター。
田圃が広がると、有馬富士が見えてきます。
道はカーブするが、前方の道路を渡った先で右折する。
神戸の紫陽花は終わりかけですが、
まだ綺麗に残っている。
その紫陽花の先、三田市立有馬富士森林公園とある所を左に入ります(9:49)。
更に6分後、有馬富士登山道と道標に書かれた登山口。
実は今回も天気予報が微妙でしたが、前日の16時発表で日中晴れの予報に変わり、実施した次第です。
陽が射してきてホッとしている所ですが・・。
身支度を整え、10時丁度に登ります。
未明から朝に降った雨の影響は残っていたが、
滑る事も無く、
順調に登ります。
しかし階段上がったところでポツポツ(10:17)。
小休止して雨対策をしている所です。
この後ろに山頂広場があるが行かなかった。
最後の分岐。
左は千丈寺湖2.3㎞とあります。
山を巻いて、登って行くルートがあるみたいです。
躊躇したが、わんぱく砦ルートを行くことにした。
岩場の100mですが、ヤバイとなれば引き返せばいい訳です。
健脚さんを先に行かせます。
先頭のSugarさんから「もし滑ったら受け止め下さいね。」と言われる^^;
自信は無いが、安心させるために快諾する^^;
お初のトマトさんの後ろをサポート、やや不安げなモクさんを後ろに従えます。
滑りやすい所は、足の置き場を作ってくれているので大丈夫です。
後ろから指示も与えて登ります。
何とか安心できるポイントに来たので。木にもたれて振り返る(10:26)。
平衡感覚がおかしいが、羽束山だと思います。
山頂の展望が良くないので、途中で振り返る事を勧めます。
最後に根っこを踏んで、
山頂です(10:01)。
事前調査で40分としていたが、足元が悪い中30分で登ってきた。
下山は岩場を避けて西へのルートだが、10分ほど休憩する。
下り始めると(10:40)、直ぐ急降下になる。
登ってきた方が見守ってくれました。
岩場は危ないと思ったのか、此方から登る方が続いています。
最後に階段になり滑りやすい所は終わる。
平らで広い山腹道に降りると、右は千丈寺湖なので左の福島大池へ向かう。
緩やかに下って行くと、次の分岐は右が福島大池で左は芝生広場とある。
芝生広場は昼食場所に良いが、戻る形になるので福島大池に向かう。
行くと3分で休憩所があった(11:05)。
まだ早いので池の方に向かいます。
福島大池の北端に到着(11:10)。
右に行くと直線的に南下した後、西に折れて新三田駅~南ウッディータウンへの最短コース。
左に行くと池を3分の2程ぐるりと回って西に向かう事になる。
時間もあるので、左に行く事にした。
良い昼食場所があると擦れ違うハイカーに教えて頂き、意を強くして向かいます。
直ぐのトイレで小休止。
これが教えてもらった昼食場所で、階段上がった所にあった(11:17)。
民家の雰囲気がある。
今日の参加者ですが、私はトマトさんと六子さんの間に。
後ろにチラッと草色の箱は募金箱で、運営費に回すそうです。
横に置いてあるお茶も頂き、全員少額ですが募金した。
座って眺めるとこんな景色。
30分程食事・休憩。
池の周りを歩いて有馬富士を撮影。
かやぶき民家から眺めた対岸に立ち、そこを眺めています。
有馬富士の右側、山頂への傾斜が急です。
これがわんぱく砦と言われる岩場です。
右から上がって、左へ下りました。
溶岩台地のような処を抜けて森林浴コースへ(12:04)。
福島大池からの川沿いに歩き、田圃を眺めながら進むとこの橋になる(12:19)。
行くと、有馬富士公園線を潜る所となる。
後はひたすら舗装路を歩くのみです。
新三田駅を過ぎて(12:30)、南ウッディータウン駅は13時丁度。
当初の計画通りとなり、企画したアルクノも驚く。
フラワータウン駅は次の駅ですが料金は240円とハイレベル!
大阪のベッドタウンなので、
ガラガラ電車に乗ってフラワータウン駅で下車(13:20)。
次の電車でも良かった訳です。
周辺にはスーパーやスロット、居酒屋にドラッグストア、開店前の屋台等がある。
ケンさんも時間迄にやって来て13:50のバスに乗り込むが、
ラガーバスでなく神鉄バスと表示があった。
故障したので代車だそうです。
昨年と見学のシステムが変わっています。
14時工場に到着すると、車内で見学時刻や大人子供の人数及び車の事など書いていた書類は不要でした。
代表者の名前を受付で伝えるだけでOK。
電話予約で情報は伝達済みなので、手間を省いたのでしょう。
見学者用バッジも不要で、帰りのバスの時刻表を渡され、
14:10と書かれた見学カードを受け取り、
エスカレーターで2階へ。
終了まで1時間なのでトイレを済ませ、見学の始まりです。
見学コースや映像も昨年と変わっています。
冒頭ビールの歴史に関する映像でしたが、
一番搾りにスポットを当て、その美味さの秘密に関する内容になっていた。
映像の案内役はこの王様です。
(動画はだめだが写真はOKと言われて撮影しました。)
甲子園球場6個分24万㎡の敷地があることや、原料の説明などです。
出るとその原料を手に取る事ができるが、
ホップとはこんな蔓植物ですとの展示です。
工場内の様子や従業員の写真展示には親近感が湧きます。
フェイスマイクの装着は、特別参加のグラビアアイドルでは無く、
私達のガイドさんです。
前置きに書いた「期待を持たせて」は、嘘偽りでは無かったのです。
指名の予約が殺到してはいけないので(そんな事できませんが)、
名は伏せています。
悪用を避けるため顔のアップもしていません。
見学は10分ずつずらして実施されます。
他のガイドさんとも擦れ違うが、綺麗な方ばかりですのでご安心を。
新たな見学ポイントは仕込み発酵の窯を眺められるようにした事。
仕込み~発酵の様子を映像化して見せてくれました。
一般的なビールは2番搾り麦汁も加えるが、キリン一番搾りは一番搾り麦汁だけという事です。
充填、印字、包装ライン等パッケージングエリアの見学は昨年までと同じでした。
やっと、乾杯、試飲です。
おつまみは小さな袋に入った物ですが、
売店での購入品であれば持ち込み可能です。
気の利くケンさんが用意してくれました。
更に食べやすいようにと、紙カップまで準備しています。
「おもてなし」の心溢れるケンさんでした。
試飲は新しいグラスに3杯までです。
飲み干したものは返却コーナーへ。
私には丁度いい量ですが、他の方が自分の分を差し出したりもします^^)
試飲できる銘柄は、一番搾り、黒ビールのスタウト、柔らかい味のハートランド、ラガーでした。
一番搾りが一番旨い!
お子様にジュース、運転者にはノンアルコールもあります。
試飲が終わるとガイドさんとお話ができます。
お土産コーナーにも来てくれたので、仕込みからの見学を加えた事、映像説明が分かり易くて素晴らしかった事を伝えました。
可愛い笑顔で、また来て下さいね!と言われちゃいました^^)
土産を買って、
外へ出て集合写真の撮影です。
イチバンシボリ~で撮影しました。
発音のいいアルクノはこんな口になりました^^;
また来年キリンビールでご一緒しましょう。
長文を最後までご覧頂きありがとうございました

この記事へのコメント
てくてく
明神窯跡、珍しい物が保存されていますね。三田にも窯元があったんですね。
わんぱく砦の岩場、濡れている様ですが・・・^_^
岩、濡れてると嫌ですね。滑らなくてよかったです。
キリンビールの見学、工場内の説明アルクノさまでも充分できるんでは・・・^o^
アッ、可愛いお嬢さんでないとダメか・・・
てくてく
アルクノ
明神窯跡では色んなイベントもあるようで、それにも興味があります。三田の駅から歩いて行けるので結構人気があるみたいです。
有馬富士公園に行くのは度々ですが、有馬富士に登るのは久方振りです。
仲間に健脚さんが増えてきたのでチャンス到来です
岩場が濡れるとヤバイですが、皆さんヒョイヒョイ登ってくれました。
キリンビールのガイドさん、年々美しくなっているみたいです。
私がガイドすると、見学のキャンセルが増えて困ります
凡稔
それにいつも感心するのは、低山ですが名所旧跡を回ったりして、合計10km以上の徒歩はガッツあります。
今回は美女案内人付きのビール飲み・・・良かったですね。製造工場で飲む「一番搾り」は格別だったでしょう。
「三角点での登山者の足の写真」この次から私は真似させてもらいます。
アルクノ
ハイ、標高が十分の1なので、体積は千分の1という極々小さな富士です
小さな山ですがこのように厳しさもあります。
わんぱく砦という事はお子様にも人気があるんでしょうね。
近江富士の岩場と同じような感覚でしょうか。
行き帰りが舗装路だけだと寂しいので、神社や窯跡などを入れて魅力を添えてみました。
まあ、殆どが平地なので、今回は皆さん楽に歩けたみたいですよ。
キリンさんもこの様な美しい方を何処で発掘されるのか気になりますが^^)美味しいビールと共に、楽しみの一つになっています。
三角点での右足集合写真が気に入りましたか。
私の発案では無く、ある方のブログで拝見して真似しているだけですので、どうぞご遠慮なく。
行き当たりばったり
yoppy702
と思っていたら、今回で9回目。
2010年に4回も行かれてたんですか!
来年が…いや、次回が、記念すべき10回目。
これは、工場にお祝いをしてもらわなきゃ。(^^)
登山口の写真では、日差しも写っているので、登山日和かなぁ…と思っていたんですが、ポツリポツリ来ましたか。
やっぱり、梅雨時ですね。
雨を含むと岩場は滑りやすいので危ないですね。
サンケイさんのツアーで、雨の日に岩場を歩かされた時は、とても緊張しました。
でも、全員無事で山頂制覇、おめでとうございます。
登山は、下山時がポイント。
岩場を避けての下山、さすがです。
昼食された所は、有馬富士公園の中にあるのですね。
募金があっても、こんなに素敵な所で、お茶もあるのはイイですね。
特に天気が不安定な時は助かります。
三年前の記事では記憶に無かったので、今回改めて有馬富士公園のHP、チェックしました。
とても素適な公園ですね。
そして、キリン工場ヘ。
今回は、ラガーバスじゃないんですね。
故障したとは、ラガーの売れ行きが好調で、働き過ぎたんじゃないですか。(^^)
工場の見学システムも進化しているようで…
これなら、常連さんも、毎回、新鮮です。
それに、美しい娘御の案内と優しい言葉。
冒頭から説明が有る程、アルクノさんハートにグッと入り込んだようですね。(^^)
一番搾りって、ホンマに一番搾りやったんや。
一般的なビールは二番搾りも加えてるんですね。
ボクは、スーパードライ派なんですが、それと同等に好きなのが一番搾りなんです。
まぁ…ビール、発泡酒、第三のお酒、なんでもイイですけど。(^^ゞ
今回も、キリン工場企画、素晴らしかったです。
アルクノ
多少ハラハラしたけど楽しい山歩きでした。
参加者の言葉だと、午前中に山を歩き終えて、散策しての昼食はすごく達成感があるとの事でした。
ますます自信を付けて、私なんか置いてけぼりになるかもデス。
ビールでも達成感を付けちゃいましたね
ポリシーは、楽しくなけりゃ山じゃ無い!
その精神で歩いています。
一緒に登った気分になると、後で疲れが出てくる可能性があります
そのような時は、ビ-ルをグイッと
アルクノ
次回は記念すべき10回目!
いや~、恥ずかしいやら、嬉しいやらデス。
でも、これでかなり宣伝している事になりますから、
貢献度大!と勝手に思っています(笑)。
わんぱく砦のポツリポツリが微妙で、結果往来となりましたが、参加者の経験と脚力を信じて登りました。
自信にも繋がったと思っています。
下山は別のコースがある事を調べていて良かったです。
事前調査が大事ですね。
公園内のかやぶき民家は今回初めてです。
教えられて無かったら、人のお家と思って立ち寄らなかったと思います。
もし、yoppyさんが行かれる場合はこの福島大池の一周をお勧めします。
景色と周りの整備が素晴らしいです。
鵜の素潜りも眺められますよ^^)
ラガーバスが故障したのはお客さんが増えてきたからかも知れませんね。
神鉄バスだと雰囲気出ないので、早く整備して欲しいです。
ホント、この様に美しいガイドさんを何処で見つけてくるのでしょうか。
キリンビール工場の案内嬢→グラビアアイドル
の矢印が成立するような気がしています。
はい、一番搾りの謂れはそういう事だったのです。
是非キリンも併せて愛飲して下さい。
一度この工場見学をすると、キリンが飲みたくなります
有馬富士と工場見学、両方楽しんで頂いて、目的達成です
かっぱちゃん
木々に囲まれた道を歩くと蒸し暑い下界のことをわすれちゃいそうですね。
私は下戸なんでビールのお味はわからないのですが、いろんな味があるものなんですね。ハートランドは柔らかい味。ドイツの黒いビールなんかはどんなお味なんでしょう。飲めないけど想像すると楽しくなります。
それにしてもガイドさんが、美人さんばっかり~よいところですね(*^^*)
アルクノ
森林浴もありましたからね、綺麗な池も眺めているし、かやぶき民家でのお食事まで付いて、こんなの今まで無かったですね。
かっぱちゃん、ビール飲めないのが残念ですが、最近のノンアルコールはビールの味にかなり近づいているんですよ。
黒ビールはキリンのスタウトで、原料処理で温度を上げると黒くなります。
アルコールは同じですが苦みとコクが増すので、沢山は飲めないと言う人が多いです。
柔らかい味と言うのは、コクが少ないので物足りないけど、女性向きと言う感じですね。
これで、ビールの味の雰囲気が分かりましたでしょうか?
一番美味しいのは、やはり一番搾りです
ホント、美味しい楽しい、ハラハラドキドキ、最後は心ときめく事態になりました
なので、名札は、
ピンクのハートにしました(*^^*)