ケンさん主催で、ケンさんの友人4人も交え、参加は11名になりました。
茨木酒造は明石の西、魚住駅から徒歩10分程度のところにあります。
魚住駅に到着したのは9時半。
場所が分からないので迎えに来て頂く予定でしたが、準備の為早めに向かっているケンさんとリンゴさんは忙しいみたいです。
暫く待っても来なかったので、私達は歩き出す。
私達とは、京都のSugarさん、滋賀のNさん、三木のモクさんと神戸のアルクノ。
駅前にある地図で確認すると、西にある川の南側にあって、探すのは簡単な感じです。
実はリンゴさんが迎えに出発していたそうで、歩く経路が違い、入れ違いになりました

暫く歩くとその看板がある。
川にぶち当たって南下すると丸尾カルシウの駐車場で、
その駐車場越しに見える大きな屋根が、目指す茨木酒造です。
これがその全景。
左から入るとすぐ宴会場で、その奥に酒蔵があります。
これが入口。
銘柄は来楽(らいらく)で、確かに楽に来れました。
あとで酒絞りのお手伝いもするそうで、楽しみです。
宴会場と言ってもフロアーにテーブルと席があるだけです。
入ると私達の席は直ぐに分かりました(9:50)。
さすがケンさん、料亭みたいに準備してます。
持ち込みは自由で鍋の準備をしている方もいましたが、アテを持参してちょっと一杯的な雰囲気のグループが多かったです。
リンゴさんが戻ってきて6名、車で来たケンさんの友人が加わって10名、
地元の遊子さんもやってきて、合計11名が揃いました。
始まるのは10時からという事で、社長のご挨拶です。
「お手伝いしてもらうことを目的として集まって頂いてます。
宴会が始まると根が生えたようになる方も居られますが、いいころ合いで席を立ち、酒蔵の方で作業に参加して下さい。」
と言うようなお話でした。
このあと知ったことですが、5千円でここの会員になれるそうです。
会員になると、田植えから始まるコメ作りに参加できます。
稲刈りも機械じゃ無く腰を曲げての手作業だそうで、八十八工程と言われる作業を終え、炊いた米を元旦に仕込みます。
ケンさんも会員ですが、会員の方には二升の新酒が授与されます。
本日一般参加の方は、酒を絞る最後の作業に参加できる。
と言う訳です。
ただ、購入する場合も一升二千五百円なので価格としては同じですね。
しかし、
手塩にかけて育てたコメが、美味しい酒になって味わえるのです。
その喜びは、至上のものでしょうね。
酒好きにはタマラン、お話しでした
で、早速宴会です。
搾りたて生酒を持ってきて開封します。
ご存知だと思いますが、生酒は18度。
スーパーで販売している安価な酒のように、水で薄めて醸造アルコールなど加えていませんし、何か月も長持ちさせる防腐剤も入っていません。
酒好きと自認する方は、是非このフレッシュな生酒を飲んで欲しいですね。
私も毎年近くの専門店で購入した、搾りたて生酒を元旦から頂いています。
開封するのはケンさんのボランティア仲間の大先輩と聞いています。
(箸袋にある名前は、この宴席とは関係が無いのでハートで隠しました。)
肉も入って、あとはどんどん食べて飲んで、デス。
リンゴさん、眼鏡を新しく変えましたね。似合っていますよ。
この後、隣に座っているFさんとのお話に入れ込んでしまい、
料理の写真撮影はありません

4名はケンさんの友人ですが、お酒を開封した方が会長のゴルフ仲間だそうで、全員古希を過ぎたグループです。
会長さんからのお話。
「体のあちらこちらがコキコキ言うので、古希と名が付いた。」との事です。
そこで、今回のようにアルコールの注入が必要になる訳ですね^^)
隣のFさん、明智越コースのことを光秀越えと仰っていましたが、
そこを下った水尾には毎年出かけて、柚子風呂にも浸かっているそうです。
若い頃から登山が趣味で、日本アルプスは登り尽くした方です。
お顔は似ていませんが、先週地蔵山に向かう越畑で出会った、菩薩様みたい。
私たちの山歩きにも是非参加を、と誘っています。
宴会が一段落して、作業に向かいます。
ナント、外で宴会している方も居られる(11:30)。
この奥から右に入ります。
手順は以下の写真で分かると思います。
布から滴るのが濁り酒で、Fさんはこの濁り酒が大好物。
生なので4日で飲み干さないと味が変わってしまいます。
残った場合はゆっくり60度まで加温し、菌を死滅させると良いそうです。
手前の酒粕はさらに機械で絞ります。
横に酒粕が置いてありましたが、これも販売するのでしょうね。
戻って片づけですが、Fさんまだ食べています。
残すと勿体ないですからね。
ケンさんから、私達へお土産です。
これを、チビチビ頂きながら執筆していますが、文章は千鳥足になってませんでしょうか^^)
これが会場の様子です。
私達もそうでしたが、皆さん一升瓶を入れる籠の上に座布団を敷いて座っているのです。
青々とした杉玉に、また来年も来ます。
と挨拶して、茨木酒造をあとにします。
ケンさん、このような準備をして頂いてありがとうございました。
ケンさんと明石までご一緒して、最初の4名グループは明石公園に向かいます。
駅の北、信号渡って左に向かう(12:54)。
ユリカモメが噴水の傍で楽しそうですね。
新年会でしょうか。
入り口には、日本有数の水産会社に育て上げた大洋漁業の創始者、
中部幾次郎さんの銅像がありました
お濠を眺めて、
入場無料の兵庫県立明石公園です。
もう、この公園が完成して38年になるそうです。
ガラス張りの中で、等身大のからくり人形が演舞しています(13:00)。
毎時ゼロ分に披露するのでしょうか。
天守閣はありませんが、明石城の雄姿です。
上の写真にある日時計です。
足元に時刻表示があるが、京都大学名誉教授で理学博士上田様の指導を得て造ったとあります。
なだらか階段上がって、
かつて天守のあった処へ。
上がると、
私達の前に立派な双眼鏡と長尺の望遠一眼を肩から提げた方が歩いています。
何を撮っているのでしょう?
と尋ねると、その写真を見せてくれました。
提げていたのは、高価で手が出ない、
一生ものと言われるオーストリア製の双眼鏡でした。
どうぞと言う事で、近くの枝に止まる小鳥を観察してみます。
とても明るく、鮮明で、成程と思いました。
これは巽櫓(たつみやぐら)
これをバックに記念撮影。
オシャレな眼鏡に、お化粧も決まっていてバッチシ!
遺跡もあって、これは人丸塚です。
弘仁3年(812)空海がここに楊柳寺を建てました。
仁和の(880)ころ、住職覚証が柿本人麻呂公の夢のお告げを得て人麻呂公を祀るようになったそうです。
更に、明石築城後は城の守り神としてありました。
と、書いてあります。
下って、
庭園を過ぎると、
いい匂いの蝋梅が咲いています。
黒いのは種子で、二つ頂きました。
どす黒い感じですが、もっと鮮明なものをネットで見つけました。
その本文の紹介ではエイリアンの卵のよう、とあります。
JRの高架を潜って魚の棚に向かいます。
お目当ては明石焼き(たこ焼き)です。
Nさんの案内で「とり居」と言うお店に入ります。
有名みたいで、壁には芸人さんの写真が沢山ありました。
大阪のカリカリ風たこ焼きと違って、こちらはプニプニ風の卵焼き状態で、出汁で頂きます。暖簾にも玉子焼と書いてあります。
箸で突くと「こんにちは」と、タコが出てきます。
1人前15個で480円。
宴会終了後2時間程度しか経過しておらず、女性陣にも手助けをと懇願され、私はお腹が一杯になりました。
新鮮魚介類が売り物の魚の棚ですが、
私はアテの焼するめを買って帰ります。
茨木酒造のしぼりたて生酒も販売していました。
何時も、お祭りみたいに、
賑やかね~。
最後までご覧頂き、ありがとうございました

この記事へのコメント
凡稔
「エイリアンの卵」って、なんとなくそう思えますね。
アルクノ
18度と言ってもチビチビのほろ酔いです^^)
私も酒造メーカーでの新年会は初めてで、新鮮でした。
ケンさんの考えですが、確かにいい企画だと思います。
今後、毎年登場する可能性有りですよ。
皆さん限度をわきまえているので、ほろ酔いでの酔い覚ましウォーキングでした
エイリアンの卵は私もそんな感じがします。
私が手に持っているのとドえらい違いで、
なんで?と思いましたが
たきあん
私もお仲間に入った錯角さえおぼえます。今年一年も楽しいブログからパワーを頂戴しますから宜しく!!
アルクノ
美味しいアルコールも入ったので、エンジン全開でぶっ飛ばしたいところですが、実際はのんびり行きます
楽しんでもらって、パワーが注入できると幸いです。
膝や腰回りに、ドンドン注入して下さい
てくてく
茨木酒造さん、キリン堂さんの少し南ですね。西国街道の寄り道先としてメモメモ。^o^
年初の地蔵山・愛宕山に続いて、快調の出足。絞りたて無濾過の新酒で景気をつけて、今年も「アルクノのブログ」ノリノリ間違いなし・・・ですね。
てくてく
yoppy702
スゴイ。想像していたよりも、遥かに立派な宴会です。
世話役の方の「コダワリ」でしょうか?
それとも「お・も・て・な・し」?
宴会料理は勿論でしょうが、このラベルの張っていない一升瓶に、目が釘付けになりました。
いかにも、搾りたて…出来立てホヤホヤで、オギャーって聞こえるようです。(^^)
これだけ美味しいお酒やのに、料理も、手抜き無しなんでしょ?
いやぁ~…アルクノさんのお仲間さん、スゴイです。
お酒とお料理とお話が、とても活発やったようで…
「体のあちこちがコキコキ」ですか。(^^)
それで、アルコール注入。(^^)
実に、面白いです。(^^)(^^)(^^)
酒絞りだけでも興味津々ですが、会員になると、田植えからの工程に参加できるんですか!
この出来立ての濁り酒も飲んでみたいですね。
それに会場…大きなホテルの大宴会場より広いんじゃないですか?
こんな新年会、ちょっと経験できないですね。
で、新年会のオマケ(?)がイイですね。
明石公園のご案内…この部分だけで、立派な記事なので、今回は、二本立て。
お得な記事です。(^^)
その中でも、この鳥撮りさんの写真スゴイですね。
素適な写真を撮られてる。
1対1のサイズの写真なので、まるで、66判で撮ったのでは?と思いたくなります。
魚の棚での明石焼きが美味しそう。
素晴らしい、新年会でしたね。(^^)
アルクノ
私も試飲会なら数え切れないほど利用しましたが^^)
持ち込み有りで、こんな参加型のイベントは初体験です。
兎に角、サプライズ!
ケンさんから伺ってはいましたが、そのリサーチ力の素晴らしさが光っていましたね。
てくてくさまも会員になると、稲刈りができますよ
そうですね、
明石からほど近いので、西国街道の寄り道先として最適です!
イエイエ、私は周りのお膳立てもあっての行進です。
私が頂いた新酒搾りたて・生酒パワーを、山友に注入していきたいと思います。
アルクノ
私の予想も上回りました!
兎に角初体験でしたので、これほどとは思いませんでした。
ケンさんは誇れる友人です。
オギャーと生まれた新酒は、お腹の中で成長するかもしれませんね^^)
すすっと入ってしまうので、心して、
じっくり味わいました。
コキコキとアルコール注入はオリジナルですが、
転用OKですので^^)
ここの若い社長さんのアイデアだと思いますが、こういう催しが他でも広がる事を願っています。
私の宣伝で、来年の茨木酒造さんギュウギュウになるかも。
田植えと草刈はしんどいみたいですが、一度経験してみたいですね。
後半の明石公園は遠方からの女性の為と思ったのですが、
滋賀からのNさん、私より詳しかった^^;
鳥撮りさんの写真は見事でした。
詳しくて、あちこち出かけているようです。
名前も色々聞きましたが、お酒もあって、全て忘れました
明石にお立ち寄りの時は、是非「とり居」へ。
私達は頂きませんでしたが、
ビールもあると思いますよ
小枝
昨日はご来訪とコメントを
どうもありがとうございます。
う~ん残念ながら私はゲコでして。
父は酒豪でしたが…(苦笑)
昨年5月神戸に行きましたが
娘と今度またゆっくりと再訪したいね
と話しています。
彼女は呑めるくちゆえ
灘の美酒も味わいたい?様子です(笑)
アルクノ
お父様は酒豪なのに、呑めないのですか。
以前出会った方ですが、
普通の日本酒はダメなのに、この生酒は美味しい!
と仰る方がいました。
基本的にイケる口だったので比較はできませんが・・。
神戸の灘に行くと、それこそ山ほど酒蔵があります。
是非娘さんをお連れになって来てください
花咲か爺
アルクノ
今回このイベントに初参加でしたが、来年以降は新年会の定番になりそうです。
既に来年の日程も決まっていて、私は申込み済みデス
新酒の香りの素晴らしい事、この上無し。
病みつきになりそうです。
20年前迄は大阪風たこ焼きしか知りませんでしたが、この明石の玉子焼きを知ってからは、それこそ病みつきになってます
かっぱちゃん
お酒を絞るなんてなかなか体験する機会も見る機会もないですから、おいしいお料理とお酒の味とともによい想い出になりましたね。
蝋梅、よい香りですよね~種は初めて見ました。ホント、エイリアンの卵みたいですね~(@@)
数十年前に神戸で「明石焼き」というふわふわの茶碗蒸しのような卵の中にタコが入ったものをいただいたことがあります。お出汁でいただいたのですが、とてもおいしかったのを思い出しました(*^^*)
アルクノ
会員になると、米作りから参加できる酒造メーカーがあるなんて驚きですね。
最後のお酒を搾る工程は原始的ですが、昔ながらの方法なんです。
初めての参加でしたが、こんなイベントなら何回でも呼んで欲しい
あまり花の無い時期に出会う蝋梅は目を惹きますね。
どす黒い種を洗うとエイリアンの卵状態になるのかも。
デスが、何処かへ行ってしまいました
かっぱちゃんが(今も若いですが、更に)若い頃に頂いた「明石焼き」の味を覚えているなんて凄いです。
現在もその味と変わらない卵焼きなので、多くの人が訪れています
清兵衛
こういう大人の社会科見学大好きです。
兵庫は灘とか旨い酒蔵メーカーがありますね!
水が美味しいと酒が旨いといいますが
明石のたこ焼き、こっちでも有名です。
アルクノ
それ以来、生酒のファンです。
その味を知ると、他の日本酒が飲めなくなるほどです。
今回の茨木酒造の「来楽」も満足のいくものでした。
そうですか、明石焼きが関東の方でも有名なんですか。
神戸方面へ来られた時は、
是非この明石にもお立ち寄りください