で、今回はその器の制作に挑戦した記録です。
太めの竹を用意し、ノコギリで斜めにカットする。
竹の皮と節のゴツゴツした部分は予め削り取ってあります。
最後は上に引き上げながら切り終えると、
こうなります。
輪っかのようなものは台に使用します。
さらに斜めにカットすると
部品が5個になる。
三角形×2は、台形にカットして、
右は箸置き、左は台に使用する。
その台を差し込む穴を開けているところです。
半円形のものを乗せる箇所は、その曲線に合わせた窪みにしています。
乗せて、差し込んで、
ひっくり返すとこうなります。
刺身や天ぷら用に使ってもいいですね。
箸置きは、
富士山タイプにしました。
次にナッツや枝豆、天ぷらの場合は天つゆ等を入れる器です。
これは、節を中心に短くカットするだけ。
これで5点セットになります。
箸は以前作ったもので、木製。
左の器が野暮ったいので、見栄えよくする為、
流線型に削る。
形はこれで完成。
塗装工程に、時間がかかりました。
黒と褐色は漆塗りです。
内側は水彩絵具で着色し、艶出しと保護の為に透明塗料で上塗りします。
色付けには変化を加えています。
箸置きは赤富士に。
ナッツや枝豆などを入れる器はカラフルにして、
反対側は色を変えています。
好きなアテを入れ、
好みのアルコールで頂きましょう。
私は料理が苦手なので、キムチやチャーシュー、サラミや焼きうるめになりそう。
後ろにあるのは、
「八角形のバンブーカップ(2013.10.17)」
と「竹製ビアジョッキ Type1改良型(2013.09.04)」
で、右にあるブログテーマ「竹細工」をクリックすると制作過程が出てきます。
自分用として作ったが、
「お・も・て・な・し」にも使えそうです。
次も食器のアイデアを温めていますが、加工をどうするかで日数がかかりそうです。
この記事へのコメント
やまびこ
漆塗りのこんなに豪華な器で「お・も・て・な・し」を受けると嬉しいでしょうね。
アルクノ
今まで筆立てやカップにジョッキばかりで、竹で作る食器は初めてです。
色付けで派手にしてみましたが、こんなものでおもてなしができればと・・
凡稔
製作過程がよく分かりました。とにかくアイディアがいいし、パーツをうまく考えていますね。この容器での「お・も・て・な・し」でお客さんは喜ぶでしょう。
お箸も作られたのですか。色彩といい形といい驚きです。
てくてく
一段と、お酒が進みますね。
てくてく
アルクノ
今回は組み合わせが重要なので、最初にデッサンから考えて練り込みました。
無駄なく使えて良かったです。
とりあえず、自分で自分を「おもてなし」します
箸はテーマの木工細工をクリックすると一番古い記事(2010年8月)に掲載されているもので、よろしければご覧下さい。
このブログを始める以前に作った物等をまとめて、一挙に公開しています。
アルクノ
今回の作品は、最初に考えることからスタートして、かなり時間がかかってしまいました。
これは、秋から冬にかけて活躍しそうですよ
yoppy702
そして…
最初のノコでのカット写真から、とても、想像できない仕上がりでした。
単に、お皿的な物かなぁ…と思いながら、読んでいると、
「エッ?」
何か、ピースが一杯出来てる。
さらに細かくなって…
富士山も出てきて…
やっぱり、アルクノさんや。(^^)
今度は、器まで出てきた。
箸置きまであるゾ。
ワァッ!着色してる!
エッ、この容器…リバーシブルやん。(^^)
おつまみ用5点セットとカップ…
素晴らし過ぎます。(^^)
アルクノ
物語風に記事を書いたので、楽しめましたでしょうか。
今回は・・
何を作るの?
そのデザインは?
組合わせは?
着色はどうするの?
と、過去に無いことを考えたので、
難しいやら、楽しいやらが、ごちゃまぜになりました
今までイメージデッサンなど描かずに進めていましたが、今回は無駄なく使える部品の形から考えたので、デッサンが必要でした。
大体のガイドラインが決まってから取り掛かりましたが、流線型にしたのは途中のアドリブでした
でも、これで読者の方にも作れる手引きができたのではと思っています。
清兵衛
良く判り、斜めに竹を切る技とか
デザインと絵付けの鮮やかさ!
これは工芸というより芸術ですね!
しばらく秋眠してましたが
アルクノさんのレベルアップにビックリしました。
素晴らしい!
アルクノ
早速、訪問したいと思います。
気に入って頂けたようで、嬉しく思います。
今迄、単品ばかりで今回のようなセットものは初挑戦でした。
でも、芸術だなんて褒めすぎですよ。
この手順に従えば誰でも作れるので、初心者向けです。
考え付くまでの難易度がやや中級だったかも。
の程度デス
ふぉるま
無駄のないデザインに天晴れです!!
これまた夫婦のセットですね
食器のアイデアも温めてあるのですね 楽しみです
料亭が開けそうですね
アルクノ
夫婦器にしてみました
これから焼酎ストレートが美味しい季節になりますね。
料亭ですか!
この撮影場所が八畳床の間なので、8人程度はいけそうです。
ただし食材は、
購入したキムチにサラミ、
スーパーのナッツに焼きうるめとします。
芝海老も車海老も、ブラックタイガーもありません
フレッシュジュースも無いので、缶ジュースと表示します
次の食器は料亭向けになるか・・、
デス。
かっぱちゃん
和食もよいけど、フルーツやチーズなどを入れてイタリアンなおつまみにもぴったりだと思います(^^)
バンブーカップやジョッキまで揃っての写真は、こだわりのお料理屋さんみたいです。
竹という身近な素材で、こんなふうにできるってすご~いです。竹は成長が早くエコな素材なので、どんどん活用されるのが広まるといいですよね♪アルクノさんの作品はたくさんの方に見ていただきたいですね♪
アルクノ
カラフルなので、イタリアンのおつまみにも合いそうですね。
全国に竹林は沢山あるので、その有効利用の手助けになればと思っています。
難しい竹細工の方は職人さんに任せて、このように飲み物用や食事の器なら簡単に作れるので参考にして欲しいです。
その為にも多くの方のお立ち寄りを待ってま~す^^