市はこうべまつりと同じく「みなとこうべ」と平仮名表記にしているが、多くの子供達にも見て欲しいとの思いが込められています。
国際都市神戸には外国の方も多く住んでいて、そのことも関係しているのでしょう。
「アルクノのブログ」では2011年から3年連続となった海上花火大会の紹介です。
打ち上げられる花火は、港に浮かぶ台船三ヶ所に設置されます。
7時半から1時間、
花火入れ替えのインターバルを数回とり、次々と1万発の花火が打ち上げられます。
私が1から数えたりなどしていませんが、神戸市の発表です。
昨年の様子は、以下をクリックすると御覧になれます。
https://arukuno.seesaa.net/article/201208article_3.html
撮影場所は毎度お馴染みの新港第3突堤にします。
撮影上のメリットは、
間近であるにもかかわらず、少しの首振りと上下移動でほとんどの花火が画角に収まる事です。
三宮駅から徒歩で会場に向かいます。
市役所前辺りは混雑すると予測して、東のダイエー前から陸橋を渡って南下する。
空いている道を選んで進むと東に行き過ぎて、結局薬局時間的にも遠回りになってしまった^^;
ポートアイランドと繋がる神戸大橋への陸橋に上がって、西へ戻ります。
到着は6時半。
昨年より30分遅くなって、やや内側のポジションとなりました。
早速、途中のコンビニで買った弁当で夕食にします。
私のブログから撮影ポイントの情報を得たのか、撮影班が私の横に陣取りました。
集音マイクと小形ビデオカメラ2台、操作員1名+アナウンサー2名の布陣でした。
一般のカメラマンは私の他に1名だけだったので、この情報が広まっている訳ではないようですが。
まだ明るいうちにその台船の位置を確認します。
左の2台が視覚的に重なるような位置にあり、右の1台とは少し離れています。
でも、この持参したズームの広角側(35mm)でほぼ収まります。
今回、左右パン少々+上下首振りとシャッターボタンを押すだけにして、ズーム操作は殆ど無しデス。
このあと三脚に取り付けたカメラの設定は、BULB、F5.6、ISO100。
フォーカスはマニュアル無限大に固定します。
折りたたみ携帯椅子に腰を下ろし、撮影したのは490枚。
その中から100枚程度を選び、更に厳選しながら記事を書いていきます。
更にその中から7枚の写真をオリジナルサイズでアルバムにしています。
どうぞ御覧下さい。
http://webryalbum.biglobe.ne.jp/myalbum/302084400503d484f91a7799242ffab118c63f430/575622411172385731
この花火大会のファンが増えることを願っています。
暗くなってきた7時半に、噴水のような花火が開始の合図となって、次々に打ち上げられます。
燃えカスの煙を避けるように上へ上へと開くようになり、
大玉が打ち上がって、一つの区切りを迎える。
と言うのがパターンとしてあります。
これを頭に入れて撮影しますが、時たま変化球が投げられるシーンがあります^^)
大玉2個の場合は、これより広角にしないと収まりませんね。
でもこの位置からは35mmがベターです。
連続して打ち上げられるスターマインを収めようとして露光時間を長くすると、
色が潰れます。
1秒間隔程度にし、
分割して撮影すると、
いいシーンが撮れるかも。
次に二つの花火が重なっているのが、分かるでしょうか。
光線を辿ると、その中心に光点が有るものと無いものがあります。
これは二つの花火が僅かの時間差で炸裂したが、その間隙を突いてシャッターボタンを押した。
と言うことなのです。
シャッターが開く前のものは光点が無いが、開いた後に炸裂すると着火した光点が写り込む事になります。
更に、その下には光点が三つあります。
シャッターが閉じられた直後に炸裂する花火であることが分かります。
様々な色に発色する花火は綺麗ですね。
花火の内部には星と呼ばれる小さな玉が入っています。
これに混ぜる金属粉の種類を変える事で種々の色に発色するのです。
これは金属の炎色反応によるもので、皆さんは学校で勉強したはず。
もう一度、以下URLをクリックしておさらいしましょう。
http://web.canon.jp/technology/kids/mystery/m_04_11.html
次は最初の花火が開ききった後、
次の花火が爆発した直後の画像です。
南洋の樹木のような重ね花火もいいですね。
夜空に大きな滝が出現しました。
数秒間流れ落ちるので、
この場合は露光時間を長めにした方がいいです。
大玉と小さな花火の重ね花火。
一度に沢山の花火がドンパチ上がると海面が映し出され、
人影も露になります。
3台の台船から同時に大玉が上がると迫力がありますね。
この写真が8時なので丁度中間の折り返し点です。
花火が開く直後にシャッターを押すと、
中心に光点の無い、すっきりした花火になります。
暫らく説明は省きますので、色んな花火をお楽しみ下さい。
大玉の中に仕込まれた小玉が炸裂して、
花火の集合住宅です^^)
山のような花火は枝垂れ柳。
消え入る間際がGood!
集合住宅花火と、ネオンサイン花火の合体です。
それを豪華な感じにしてみました。
この花火を実際見ているときは、光の帯が自由気ままに動き回っている感じでした。
写真でその動きを見ると、
開いた後に其々の星が挙動不審に陥っている事が分かります^^)
傘のように開く花火と、
面で開く花火です。
これは、鳥の飛翔を思わせますね。
いよいよラスト。
派手に盛り上げましょう。
中央やや右下に、花火とは違う光る物体があります。
これは、前にいる女の子が持っているLEDのおもちゃで、私も欲しくなりました。
ハデハデのスターマインです。
最後の最後。
ウルトラ大玉が炸裂して、
キラキラ☆のシャワーが降り注ぎます。
拍手喝采ですが、アンコールはありません。
でも、大満足のお開きになりました。
日本の花火技術は世界最高水準と伺っています。
諸外国の追随を許さない光の芸術だとも言われています。
これらを製造した花火師の皆様方、お疲れさまー。
そして、ありがとう御座いました。

来年のサマーも宜しく御願いします

最後まで御覧頂いた、読者の方もありがとう御座いました

この記事へのコメント
kou
土曜日はアチコチで花火大会が開催されてたようで
花火って良いですね、
私は日本一やかましい祭りだと言われてる桑名の
石取祭りに行ってたのですが写真は全く(笑)
コンデジを夜使うとなると、花火はモチロン
なかなか上手く撮れなくて、最近はカメラも持参
するのも面倒くさくて。(笑)
アルクノ
此方も花火のシーズンになりました。
私も夜の撮影は花火だけで、大体夜に出かける事が無いです
花火の撮影は、2011年にその初体験をして以来病みつきになっています。
三脚が必須ですが、コツを覚えると楽しくなりますよ
yoppy702
今回も、素晴らしい花火撮影です。490枚も撮影されて、そこから100枚を選び、さらに40枚を厳選されたなんて、大変な作業です。ナイスショットが多過ぎて、決定するのに悩まれたのではないでしょうか。
今回の写真も、大きくして見ましたが、ものスゴイ迫力がありますし、とても鮮明です。
スターマインの時に、露光時間を調整されたという事は、撮影後にキッチリとチェックされているんですね。ボクは、いっつも、撮影に夢中になって、チェックを忘れて、帰宅後に という事が多いです。一発勝負なので、尚更、チェックが必要ですね。(^^ゞ
花火撮影は、一発じゃなく、何発もの花火の重ね撮りが良いとイイますけど、まさに、そんな写真の連続で、これこそ、花火撮影のお手本ですね。
BULB、F5.6、ISO100、マニュアル∞固定
打ち上げのタイミングパターンを頭に入れておく…
φ(..)メモメモ
夜空の大きな滝…メッチャ綺麗です。それも、黄金色の滝。滝をスローシャッターで撮った時と同じです。
集合住宅花火と、ネオンサイン花火の合体の豪華版もスゴイ。ハレーションの手前で上手く止めているっていう感じですね。ドンパチと音が聞こえそうです。
その次の、気ままに動き回っている光の帯、実に面白い。曲線じゃなく、直線的に方向を変えてるんですね。花火って、曲線的に動くものだと思ってました。
最後のキラキラ☆シャワーが凄まじい。天から降り注いできて、画像を見ているだけで、「ワーッ!」って言ってしまいました。(^^)
てくてく
夜風に吹かれながら、見物するだけなら左団扇でいいんですが、撮影するとなると、場所選びから段取り、シャッター・チャンスなど色々気を使うので、大変です。
暑い中、お疲れ様でした。
てくてく
アルクノ
楽しんで頂けたようですね。
管理画面のレポートでチェックすると「神戸海上花火大会の撮影ポイント」というキーワードで私のブログにアクセスしていた事が何度かありました。
なので、そうかなぁとも思いますが、動画の場合でもスイートスポットなので、いいものが撮れたと思います。
今年は台船の位置が昨年と少し違っていて、更に撮影しやすくなっていたので助かりました。
ズームを殆ど使わなかったのもそのおかげです。
他の花火大会に行くとまた多少違うかもですが、神戸のパターンが大体掴めたので撮影は年々楽になっていくと思います。
2年前は兎に角不安だらけで、記事にできるかどうかも分からない状態でしたから。
なので、もし撮影する場合は毎年同じ花火大会の同じポイントにして、それを続けるのがいいと思います。
露光時間は、単発は長く、連発は短く、
滝は長く^^)にすれば簡単です。
難しいのは、高く上がった花火を中心に入れる事です。
光の帯が最後に消えるので、その予測が今後の課題です。
オリジナルの写真サイズは3088×2056ピクセルでこのカメラのMサイズなんです。
カメラもごく普通の一眼なので誰でも撮影できると思いますよ。
撮影中のチェックは何度かした方がいいですね。
不安なまま終わるより、チェックを入れて確認するとその後の撮影がやりやすくなります。
毎年新作花火が打ち上げられるので、そこは失敗したくないと言う思いがありますね。
滝や直角に曲る花火、集合住宅や飛翔する鳥まで紹介できたのが良かったです。
エンディングの花火は大き過ぎて画角に入らず、昨年同様に光のシャワー狙いにしました
アルクノ
3年目なので、撮影にも少し余裕が出てきました。
1万発も上がるので、多少失敗してもチャンスは何度でも巡ってきます
帰りは何十万人が一緒なので、それが大変でした
来年は多少のアルコール持参で頑張ろうかなと思っています
凡稔
アルクノさんの写真も素晴らしくきれいに撮れていますね。
写真撮影技術も素晴らしいでしようが、天気も良かったのですね。空気が澄んで少しの風が煙を流してくれている・・・。
こちら静岡県島田市の「大井川の花火大会」は10日です。神戸のように海面(水面)はなく川原(幅900m)で行われます。9~10日と八ヶ岳に行ってきますので、10日は八ヶ岳から急いで帰ってきて花火見物しようと思っています。
アルクノ
花火師さん達の素晴らしい技術力があるから、このように楽しめるのだと思っています。
私の撮影技術は大した事ありませんが、楽しんで頂けると嬉しいですね。
確かに無風状態だと、漂う煙の影響で不鮮明な花火が続くことになります。
気象条件も見方してくれました。
八ヶ岳登山と花火の観賞、頑張って下さい
もし花火の撮影もされるのでしたら、多少ですが過去ログにそのノウハウ等解説しています。
テーマ「神戸のイベント」に入っていますので・・。
風子
いつもながらに、見事な花火撮影
本当に綺麗です
3日は調度、私の地域の夏祭り
しかも今年は自治会役員あたっていて、3日、4日とそのお手伝いでした
アルクノさんの撮影ポイントに撮影般のカメラとはすごいです
より良い画像にするためには撮影ポイントは、重要ですものね
ただ、沢山の人出だったでしょうから、お疲れは出ませんでしたか
、
アルクノ
会場に行けない方にも是非見て頂きたい。
と言う思いがあるので、楽しんで貰えると嬉しいですね。
簡単に撮れるんですから、褒められると恐縮します。
撮影ポイントとして、ほんとお勧めでなんです。
しかし、撮影班で埋め尽くされるとこれまた困ります
風子さんも自治会役員のお勤め、お疲れさまでした。
帰りは大勢の人でしたが、夜風に吹かれて4キロほど湊川駅まで歩きました
やまびこ
今年は突然の雨で中止になったところが多いと聞きますが、中止にならなくて良かったですね。
お腹に響く音に歓声をあげるのが大好きです。
こちらでは、今週末に予定されてますが私は夜の撮影は勉強不足なので撮らない予定です。
アルクノ
このような花火大会を最初に見たのは小学生の時で、港ではなく海水浴場に使われる須磨の海岸でした。
仰るようにお腹に響く音で、あまりの大きさに恐怖を覚えました
その迫力が忘れられず、花火フリークになっています。
でも撮影は2011年が最初で、全くのド素人なんです。
花火の撮影なんてとてもムリムリと思っていた私です。
成せば成るでやっちゃうと、このように「私にもできるんです」気分に浸れますよ
清兵衛
490枚の撮影の
厳選写真集ですね!
そして、アルクノさんの撮影位置が
プロ報道陣の
ランドマークになっているなんて!
素晴らしい
海なし県ですので
水辺にあがる花火見物は
浜風に吹かれ、心地よい夏の風物詩に
魅力に感じます。
あぁ、お祝い遅れました
ウェブリブログのお奨めブログに選ばれ
おめでとうございます。
今回の花火リポートを見ても
本当に、お奨めに相応しいブログだと
感心しております。
アルクノ
490枚も撮ったのは不安な面があったので、数打てば当たる方式を採用しました
プロの方がこの場所で撮影すると言う事は、
とても見やすい位置として選ばれ、
多くの方が観賞したと言うことですよね。
「みなと神戸海上花火大会」のファンが増えたりすると、それが嬉しいです。
神戸まつりも43回で、同じ歴史を刻んでいます。
昔からこの花火大会のファンではなかったのですが、最近は大好きになってしまいました。
好きが高じて、皆さんにも見て頂きたくなったのです。
なんとか、褒めてもらえるような写真が撮れるようになって良かった~と言うのが本音です。
私のブログがお奨めブログに選ばれるとは思ってもいませんでした。
相応しいブログだ等と言われると恐縮します。
その名に恥じないように頑張りたいです
路線は今までと同じですので、
宜しく御願いいたします
yokkosan
「みなとこうべ」の花火を拝見できてしましたv
今年も素晴らしいですね~
最初は記事を読みながら花火を見て
その後、一枚一枚拡大して堪能しました!
アルクノ
3年連続楽しんでもらったようで、そのお言葉は嬉しいですね。
花火の撮影、多少なりとも進歩しているでしょうか。
花火はこの大会だけなので、
昨年はどうしたかな?
と思い巡らしながら撮影しました
来年も、それ以降も、
頑張って撮影したいと思っています。
またその時、立ち寄り御願いします
雨が降らなければいいのですが・・。
yoppy702
「おすすめブログ」決定、
誠に、おめでとうございます!(^^)
なんか、虫の知らせといういうんでしょうか、
見てしまいました。(^^)
メッチャ嬉しくて、舞い上がってます。
アルクノ
「おすすめブログ」に認定
のご報告記事にすれば良かったのかも知れませんが、
おおっぴらに、トップに掲載です
そんな風に喜んでもらえると、私も舞い上がってしまいます。
私の場合、好きなことを書き過ぎて、
相応しいとは言えませんが、
お互い「おすすめブログ」として頑張りましょう
花咲か爺
アルクノ
自宅ベランダから、淀川花火大会が眺められるとは羨ましい限りです。
神戸でも高層マンションや、山の上から眺める方が居られますよ。
我が家は山を越えての山奥なので、姿形が拝見できず、花火の近くまで出かけての撮影です
三脚をしっかり固定して、頑張って撮影してみてください
KURI
たくさんの美しい写真をありがとうございます。1枚目の下から3枚目の写真が好きです。(^_^)
アルクノ
大勢の観客の中、三脚を構えて撮影するには多少ガッツが必要かも
3年目にして、自分でもポイントが分かるようになり、褒めてもらえるような写真が撮れるようになりました
もりコウ
みごとです。見ていて楽しく拝見しました。これからも楽しいブログ作成してください。
アルクノ
以前「アルクノさんのブログが一番面白いっ!」と言ってくれた事がありましたね。
楽しい!、の形容詞も頂きました
面白さに磨きをかけて、
頑張ってきた甲斐がありました
でも私の場合「おすすめblog」ではなく、
「おもしろblog」ではないかと思っています
「面白い」とか「楽しい」と言って貰えると励みになります。
私も3年にして、花火を楽しみながら撮影する余裕が出てきました。
この神戸の海上花火大会を動画で撮影している方も居られます。
検索して御覧頂ければ、尚一層楽しめると思います。