このアルクノのブログでは3年連続になる福知山線の廃線ウォークです。
実はブログ開設以前にも歩いているので、4年連続ということになります。
春の恒例になったマイフェイバリット廃線ウォークですが、内容がマンネリにならないようにしたいと思っています。
2011年は4月7日で、
https://arukuno.seesaa.net/article/201104article_3.html
2012年は4月12日でした。
https://arukuno.seesaa.net/article/201204article_6.html
今年の日程は、満開だった昨年の4日後なのに、異常気象?地球温暖化?のせいで桜はほぼゼロでしたーー:
桜とセットにして訪れたい方は、桜の開花情報を確認し、タイミングを合わせてお出かけください。
今回は桜が引き立て役とはなりませんので、トンネルに注目です。
と言っても、そのトンネルはいつもと同じでした^^:
生瀬駅のホームで、葉桜となった新緑をカメラに収める
生瀬駅10:08着の電車で六子さんが到着して4名が揃いました。
他の参加者は、京都からSugarさん、滋賀からは廃線ウォーク初体験のNさんと案内役のアルクノ。
更に特別参加は、通りすがりのクエスチョン(以下?)さん。
名前も聞かずに一緒に歩きました。
駅前の地図を眺めていたご婦人が一人居たので、「どちらへ?」と聞くと「武田尾に」だったので、最後までご一緒しました。
芦屋の方で、廃線歩きに興味があるとのことでした。
ここは初めてだそうです。
水を忘れた私は駅前コンビニでスポーツドリンクを購入して、スタートします(10:12)。
福知山線の高架を潜って、信号を左折すると三田に向かう176号線です。
7分ほど行くと、今回は花が無く目印にならないが、右手道路向かいに桜の木がある。
道中、左側は道路拡幅の工事中で狭い歩道にフェンスが続いています。
この桜の木を見て6分後に、信号のない横断歩道があります。
歩道脇に(私以外の)美女が4人立っていても、車が止まってくれることはありませんでした。
教習場で教わった事は、皆さん忘れているようです。
かなり交通量が多いが、車の切れ目を見て急いで渡ります。
渡るとこの光景です(10:29)。
2年前ここから入った時にこの道は無く、先の美容院を下りました。
ここが廃線ウォークの起点で、下ると砂利道の下には枕木があります。
廃線初歩きの?さん、ネットで調べると入口が分かりにくいと感じたそうです。
ここまでの説明で分かりやすくなったでしょうか。
進むと、
その先に「告」と書かれた立て看板がある。
毎度のことですが、これをよく読み、納得の上で歩かないといけません。
右手に武庫川が流れていますが、振り向くと現在の福知山線です。
大きな岩がゴロゴロしていて、切断面の新しいものもあります。
岩の隙間に水が入って凍結すると、巨岩であっても割れていくそうですが、これはそうして出来たのでしょうか。
行くと、新しい落石注意看板が何本も立てられていました。
これらの巨岩も落石であることに間違い無いと思います。
落石の恐怖に立ち向かって歩いて行くと、最初のトンネルです(10:42)。
トンネル内には落石注意看板が無いので、その点は安心ですね。
照明のないトンネル内部を照らす私の携帯ライトです。
発光ダイオードが3個内蔵されていて105円。
赤くて丸いのは押しボタンスイッチ。
それを2本持ち、足元と遠くを同時に照らして安全を確保しています。
電池は別売ですが、単三3本×2となります。
流れが早いので、
散った花びらは川面に残っていませんでした。
2本目のトンネルは距離が離れていて11分後。
この中には沢山の枕木が立てかけられてあります。
フラッシュ撮影だと近くしか写らないので、皆さんのライトが当たっている所をフラッシュ無しで撮ってみました。
しかしこれは入口付近だけで、その先の枕木は撤去されていません。
このトンネルが一番長く、出口まで8分でした。
出て、対岸を見上げると落石の原因となる岸壁が聳えています。
今回まで4回も眺めてきた、このアーチ型のコンクリートですが、
落石から列車を守る為だったのでは、と思えるようになりました。
そこから6分で3つめのトンネル。
これは短く、3分で出口。
2度目のSugarさんと初めてのNさんは平然としていますが、
?さん、目に飛び込んできたこの鉄橋に驚きと笑いです。
でも、大丈夫なのです。
私も最初、膝をついて四つん這いになって歩くのかと思いましたが、
写真左に人用の歩道があります。
ただ狭いので、対向して来る人がいる場合は歩き終えるまで待って下さい。
このコースで一番スリル感の味わえるポイントだと思います。
ここから先、武庫川は左側を流れることになります。
渡り終えると、直ぐ4つ目のトンネル。
右端を歩くとコンクリート板がゴトゴトしますが、楽に歩けます。
出ると昼食場所は直ぐですが、
廃線歩きを離れて、親水広場とある方へ行きます。
これが唯一のアップダウンコース^^)
上がって下って、階段降りるとお弁当広場です^^)
(11:35~)
ササベザクラはピンク色を少し残すだけですが、右の木陰でランチにします。
鮮やかなヤマブキがありますね。
その奥の階段を上がると、大峰山へ向かうハイキングコースがあります。
楽しいランチは終わって何時ものミニミニ宴会です。
察しのいいSugarさん持参の赤ワインで。
桜は無くとも、皆さんのお顔が桜色になればそれもいいですね。
芦屋と言えば日本で10本の指に入る高級住宅地。
?さん、芦屋のご婦人仲間とは歩きながらでこのような習慣は無いと思います。
私達はこれが普通ですが、一緒に楽しめました。
芦屋でも広めて頂きたいと思います。
先程述べた階段の所にある地図ですが、
この写真に大峰山へのルートを書き込んでみました。
トンネルばかりだと飽きるので、来年あたり登りましょうか。
そこから直ぐ、5つ目のトンネル前で熟年カップルさんです。
♀あなた早くいらっしゃいヨ

♂イヤ~ごめんごめん

急がずとも、出口が見えている短いトンネルです。
出て2分ほど行くと、6本目で最後のトンネルです。
これもあっけなく終わります。
出ると直ぐトイレがあって小休止(12:27)。
その近くでなんとか持ちこたえていた桜です。
駅へ向かって歩くと、昨年も紹介した、阪神が勝った翌日は生ビールが安くなるというお店があります。
そこに焼ボタンというメニューがあり、Nさんが注目。
Nさんの奢りで頂くことになりました。
奥に行くとテラスのような休憩所があってGood!な雰囲気です(12:41)。
出来上がるまでの間、私が皆さんに瓶ビールを振舞って、2度目の乾杯です。
これがその焼きボタンです。
レモン汁を振りかけ、レタスで包んで頂きます。
臭みも無く、柔くてジューシーな猪肉でした。
来年からの定番コースになりそうです。
阪神が勝った翌日の場合は生ビールも頂きましょう^^)
出ると、幹から直に花が咲くスオウが綺麗でした。
そのまま進むと武田尾駅で、その高架下を潜って行くと、おまけのトンネルがある。
車も通れるトンネルを進むと左に分岐があり、見えている赤い武田尾橋を渡ると、対岸を旅館に向かって歩くようになっている。
旅館の前を上がると右に河鹿荘があります。
庶民的な温泉で以前に利用したが、入浴日帰りの宴会にお薦めです。
本日のメニューは全て終了(13:20)。
赤い武田尾橋を渡って、武田尾駅から帰ります。
Sugarさん、Nさん、?さんは宝塚・尼崎方面へ。
六子さんとアルクノは三田方面へ。
来年もまた楽しく歩きましょう。
長々としたレポートを最後までご覧頂き、ありがとう御座いました

この記事へのコメント
凡稔
アルクノ
これから暑くなると、トンネル内で涼むこともできるのでウォーキングされる方が増えてきます。
ハイキングコースもあるので、ここへ下山してビールを召し上がる方も居ますよ
駅が直ぐ近くなので安心して飲めますし。
風子
とうとう行かずじまいでした
大きな落石があったりで、すなんりとは歩けぬ道のようですが、皆さんと一緒にそういったスリルを楽しむのもいいですね
で、1人で廃線歩きをやっておられる方もあるんですね・・それも女性とは・・ちょっとびっくりですが・・よっぽどお好きなのかなぁ
だいぶ前に、大王様と一緒になにかのついでに武田尾温泉へ立ち寄り、湯にだけ入ってきたことありましたよ・・まだ日帰り温泉なんて言葉もなかった頃でしたが・・
シグまろX
廃線を歩かれたんですね。
昔はシュッシュッポッポと汽車がはしってたんでしょうか、、、。
猪もいるんですねぇ、、、。
行ってみたいです。
アルクノ
2年前はこの入口の所迄、女性二人で歩いている方に案内して頂きました。
今回単独の女性を案内して、そのお礼ができたかなと言う気持ちです。
最近は山歩きでも、女性単独の方が増えてきたと思います。ウォーキングなので、気軽な気持ちで来られたのでしょう。
寒い時に計画していたが、友人に断られて今回単独で来たと仰っていました。
この通りに歩けば、風子さんもバッチりですよ
河鹿荘はこのブログを解説する以前、別のグループで日帰り温泉+宴会に利用しました。
風子さんも是非、ご夫婦かお友達とまた利用してはと思います。
アルクノ
JR福知山線の生瀬~武田尾~道場間は、ほぼ全線が昭和61年の電化複線化によって 付け替えられた。
とあります。
私が学生時代、家族旅行でこの旧福知山線を利用しましたが、その時すでにディーゼル機関車でした^^;
猪は今でもいるみたいですよ。
篠山には猪肉を使ったうどんがありますし、今回参加の?さんも芦屋周辺で猪が出没する話をしていました。
シグまろXさんも武田尾温泉お泊り旅行で、是非いらしてください
yoppy702
そして、「ハイキングコースではありません。」という標示に驚いたのを覚えています。
一度、廃線ウォークを楽しもうと思いながらも行けてませんが、その内、タイガースが勝った翌日を狙って行こうと思います。(^^)
その時は、「焼きボタン」ですね。猪肉を、塩、コショーで炒めて食べた経験がありますが、美味しかったです。頂きものの冷凍だったんで、薄くは切れなかったですが…ですから、これを見て、「オッ!これは、ウマソウ。(^^)」と思いました。葉っぱで包むのがイイですね。
鉄橋が、こんなスリリングな所とは…2011年のも見まして、よく解かりました。知らずに、行ったら、枕木の上を、四つん這いで、ノロノロ震えながら渡りそうです。(^^)
「歩きながらでこのような習慣は無い…」これは、なかなかショックでしたよ。ボクも、山歩きの時は、アルコールって飲まなかったですから。昔、飲兵衛(?)の先輩と、雪の金剛山に行った時は、熱燗をしましたが、それ位でした。でも、アルクノさんとこで学んだ為に(?)、素敵な癖が付いちゃいました。(^^)
度を越さなければ、かえって、良い活力にもなりますしね。(^^)
アルクノ
今年は桜も、三色盛り合わせも、両方共ありませんでした^^:
タイガースが勝った翌日となるとなかなか確率が低いですが(ゴメン)、予定日を広範囲に設定すればOKですね^^)
「焼きボタン」はホントお勧めです。
レタスはシャリシャリ、猪肉ジューシー、レモンでしっかり、と言う感じです。
タイガースが勝った翌日に訪れて頂いて、こちらの価格交渉も宜しくお願いします。
この鉄橋、最初は「枕木の上を、四つん這いで」との恐怖感でしたが・・。
実は入れないようにフェンスがしてあり、私の恐怖は何処へ?となりました。
でも、横の歩道となっている鉄板もミシミシ~ユラユラで結構恐怖感が味わえますよ。
「歩きながらでこのような習慣は無い…」は普通だと思いますが、全国の方へアルコール歩きの楽しさを広めていきたいですね。
「酒気帯び歩きで逮捕!」は多分無いと思います。
まずはこの配線ウォークで実施して頂き、トンネル内の枕木やグリ石などで転倒などしないことが前提条件ですね^^)
てくてく
ただ、JRさんの告知の様に、保守点検がされていないので、崩落などの事故が心配です。安全に歩けるハイキング・コースになると、いいんですが・・・
焼きボタンとビール、それに、温泉をプラスすると、いいですね。こんど覗いて見よう・・・っと
てくてく
アルクノ
仰る通りで、この廃線を安全に歩けるようにしてくれないと、いつ事故が発生するかもしれません。
両方の入口に関所を設けて入場料を徴収し、補修費用に充当するなどしてはどうだろうかと思います。
焼きボタン+ビール&温泉はいいですね
てくてくさまの報告を待っています
wako fujii
アルクノ
私はこれが順コースですが、これを逆にすると終わってからの舗装路が長すぎますね。
も無いし
KURI
でも、「焼ぼたん」と「猪肉入り味噌煮込みうどん」は食べたい。そのお店のメニュー全部食べたいです。(^_^)
アルクノ
確かに、初めての時はおっかなビックリでしたが、歩いてみると恐怖感は直ぐに消えました。
冒険心が多少でもあると、大丈夫かも知れませんよ。
最近は入学前のお子様や女性が増えてきているので私も驚いているところです。夏だと中で涼む事もできますし。
魅力は汗をかくような時期にトンネル内は涼しい事、また未知の領域に入っていると言う感覚でしょうか。
「焼ぼたん」他のメニューが目的の場合は武田尾駅から直ぐです。
そこから歩いて直ぐの二つのトンネルは、かなり短いので大丈夫ではないでしょうか
かっぱちゃん
トンネルの中を歩くのは、ちょっと怖いような不思議なかんじですが、歩いてみたくなりますね。
あの鉄橋、見た時は「ぎょえ~~」と思ってしまいました。横に歩道があってヨカッタ(*^^*)
焼きボタン、最初見た時はお花のボタンを想像しましたが焼き猪さんだったのですね。レタスにつつんで食べるのがおいしそうですね~(*^^*)
アルクノ
どこか品があるな~と思っていたら、芦屋のマダ~ムでしたっ
以前、トンネル内をアベックで歩いている方がいて、後ろから見たシルエットが素敵でしたよ。
不安な気持ちがそうさせるのか、自然と寄り添うような感じでした。
私なんか、トンネルを出て落石の方が怖いです
鉄橋は、私も最初「ぎょえ~~」の口でしたよ。
その「ぎょえ~~」を見ながら、鉄板の上をミシミシ歩くのもスリルがあります。
この焼きボタンはお勧めです。
もし猪肉が手に入るのでしたら、是非お試しあれ
まめたろう
明かりのないトンネルや橋…
これは一人では
ちょっと歩けなそうですが
でも、興味深いコースですね(^-^)
ドキドキしながら読んでしまいました。
アルクノ
そちらからはチト遠いかも知れませんが、JRは全国津々浦々と繋がっています
「ドキドキ体験一泊旅行」でどうでしょうか
もありますし、ここを友人と歩くと、楽しくなる事この上無しです。
その場合、ワインもをお忘れ無く