篠山自然の会の例会ですが、「篠山市さくらまつり」が4月13~14日に開催という事で参加してきました。
篠山市西紀地区にある宮田川の土手には約4キロの長さで桜並木があります。
今回の趣旨は、その並木道の下にある野草を観察しながらお散歩する、と言うものです。
神戸方面からの参加は植物博士さん+その車に同乗したモクさん並びにアルクノ。
集合場所と時刻は篠山市西紀支所の駐車場に10時です。
私を神鉄谷上駅8時半に拾うて頂き、その駐車場に到着したのは定刻の3分前でした。
私達3名を含む参加者は16名で、会長さんの説明のあと西紀支所の裏にある宮田川に向かって、お散歩の始まり~。
その時に頂いた資料はこれですが、桜の葉や花のガクなどでソメイヨシノやヤヤマザクラなどの種類を特定しようとするものです。
その裏には野草の代表格、スミレの種類による特徴やその花の名前を一覧表にしたものがあります。
直ぐ「みやたがわ」沿いですが、土手に植えられた桜はほぼ花吹雪状態でした。
歩き終えての会長のお話だと60種類を超える野草があったそうです。
しかし、私の頭脳チップに入るのはせいぜい数種類なので、ピックアップして紹介していきます^^:
これは、花が大きいスミレです^^)
次は桜仲間で代表を務めるソメイヨシノです。
4月13日は本来満開のはずですが、こんな状態です。
次の野草はウマノアシガタ。
何故馬なのかよく分かりませんが、可愛いのでネコちゃんの方がいいのでは?と思いました。
桜が少ないのが残念ですが、三色盛り合わせです。
花弁の大部分は宮田川に落ちて、流れて行きます。
まだ頑張って咲いているソメイヨシノの向こう、
宮田橋の袂に八重の桃が満開でした。
更に暫く行くと対岸に満開の桜があります。
ちょっと遅咲の種類なのでしょう、純白の桜です。
食事を終えたあと、折り返して帰る時にこの桜を間近に眺められますね。
これは、玄関先に植えられていたチューリップで、満開!
先端が赤紫色のこの野草の名前、ご存知でしょうか?
ヒメオドリコです。
春真っ盛りの今、大勢でこのように踊るそうです。
桜風景のベストショットですが、このように距離を置いて撮った方が綺麗に見えます。
ソメイヨシノは多少哀れを誘いますが、ヤマザクラがカラフルです。
まるで紅葉のような赤みを演出しているのは花が落ちたあとの花殻で、眩しい緑は葉っぱが芽吹いているという事です。
手前の木、曲がっているので箪笥には使えないのでしょうが、
この桐で木工細工をしたいものです。
硬い実ができていました。
日陰で撮った方がいいかと思って撮影しました。
この紫色の小さな花を付ける野草の名前は「地獄の釜の蓋」だそうです。
こんなネーミングをされた方は、地獄見学ツアーに参加したのでしょうか?
私は行きたくないですが・・。
川は分岐して「おさかがわ」沿いです。
春の陽気に誘われてやって来たのか、
大型バイクグループが走り去って行きました。
上流に向かうとこの桜があります。
最初山桜と思っていましたが、
仔細に点検するとオオシマザクラのようでした。
「おさがわ」に架かる「とりいばし」を渡って、本流の宮田川に向かいます。
行くと珍しい名前の「学校橋」があります。
渡らず左の上流側へ行くと、珍しい桜がありました。
一本の木なのにピンクと白の八重の花を付けています。
最初は接木したのでしょうと参加者が言っていました、
しかし、よくよく見てみると、白い花が咲く枝に色を付ける花がありました。
(写真を二段階に拡大して赤い矢印のポイントを見て下さい。)
接木などでは無く、枝による色分けが決まっている桜のようで、根っこによる影響なのかそれも徐々に変化しています。
こんな桜の木は初めてで驚きましたが、とても勉強になります。
これも満開であれば見逃すところでしょうが、ちらほら咲きなので観察することができました。
何方が植えたのでしょう、芝桜が綺麗ですね。
スミレ色でスミレよりは大きい花ですが、
庭に植えると広がり過ぎて処置に困るという花です。
名前は忘れました。
そこで呼び止められ、地元の方によるプレゼントです。
売り物にならないものを、もしよろしければと言うことで頂きました。
私が頂いたのはコチラ。
農薬を使わない有機栽培だそうで、美味しそうですね。
浅漬けかバター炒めでという事でしたが、帰宅後皮をむいてそのまま食し、夕食でもご登場頂きました。
宮田川にかかる八幡橋を渡って食事です。
名残の桜を眺めながら。(写真は無し)
参加者全員の集合写真撮影のあと、対岸を戻ります。
これが先ほどの学校橋を渡って行く学校で、
左が保育園、右が西紀小学校だそうです。
手前にあるのはプールではなく、田植えを待つ田圃です^^)
殆んどが散ってしまった桜は、遠くに在りて眺める方がいいと思います。
皆さん、先ほどの手土産を持ってお帰りです。
山桜が疎らの麓に「黒豆の館」がありますが、
写真の右端です。
その「黒豆の館」にやってきました。
篠山市地域活性化センターともあります。
冒頭でさくらまつりのことを紹介していますが、
これがそのポスターです。
トイレがあるので立ち寄りましたが、新鮮野菜やお土産も販売しています。
奥にはバイキングレストランがあり、大人70分1050円の格安で大盛況でした。
70歳以上の方は945円だそうですので、どうぞお立ち寄り下さい。
そこを出て「にしきトンネル」の手前を、
右に折れます。
脇にはスイセンが咲いています。
暫く行って、振り返って撮影したものです。
右が宮田川の本流で、左は支流の「おさかがわ」です。
第一御幸橋を過ぎると桜が結構ありますが、落ちた花びらも結構溜まっていました。
川を流れて行く一つの籠があったので、注目。
ズームしてみると、中には裏返しの缶ビールのようなものが3本入っています。
花見客が川縁で冷やしていたものが、流されたのでしょうか。
勿体無いことです。
やっと、来るときに眺めた満開の桜です。
色白でとても綺麗!
参加者によるカメラの砲列が向けられますが、
恥ずかしがって頬を赤く染めることもなく、毅然としています。
暫く歩いて、その先で左に折れ、百貨店とある所を、
右に向かうと、車を置いている集合場所の駐車場です。
予定より1時間も早く、2時に到着しました。
来月5月の総会で「篠山自然の会」が神戸の丹生山に出張することが決められるそうです。
実施は9月の予定だそうで、私が案内役で頑張らないといけません!
最後までご覧頂き、ありがとう御座いました

この記事へのコメント
シグまろX
目的を持って歩く。
ゆるめの、、、。良いですねぇ。
たくさんある桜の種類を見分ける。楽しそうです。
無農薬のお野菜も良いですよね。
歩くといろいろな楽しみに会えるんですねぇ、、。
こちらは車社会、、、歩く楽しみが減りました、、、。
アルクノ
今回はブラブラ散歩しながらのお勉強でした。
桜の種類は花を見て見分けるのかと思っていましたが、意外でしたね。でも微妙な違いの判断が私には難しいです。
カブラなどの野菜は、形や大きさで売り物にならないという事で頂きましたが、味は問題なく美味しいものでした。
海外で生活すると日本の良さを再認識すると言いますが、こちらに帰ってきた時にその楽しみが大きくなりますね。
風子
そんな中のお花見道中・・
13日でも篠山あたりではまだ沢山桜が残ってるような感じですが・・
散ってしまった桜もあれば、満開のもあって、まだまだ楽しめましたね
道端にも小さな花が咲き乱れ春はいいですね
地元の農家の方にお野菜を貰ったりもありましたが
川に流れているビールを見つけて勿体ないはさすがのお酒好きなアルクノさん
篠山へは随分前に1度行っただけですので、また機会があれば足を伸ばしてみたいです
てくてく
満開の白い桜は、オオシマサクラでしょうか??
地獄の窯の蓋ですが、又の名を、キランソウ(しそ科)と云うそうです。
名前を忘れられた紫の花、葉っぱはイソスミレみたいなんですが、花が違うようで・・・なんでしょうね。思い出されたら教えてください。
折角のお花見日和なのに、抜きで、残念でした。
てくてく
アルクノ
予め計画を立てているので、桜が散ってから行くことになりましたが、例年だと満開なのでしょうね。
野草のお勉強はなかなか進みませんが^^:「地獄の釜の蓋」とか珍しいものは直ぐ覚えます。
ビールは残念でしたが、釣竿でもあればカゴごと引き上げる所でした
観光を兼ねて、是非篠山へいらして下さい
アルクノ
あまり調べもせずに写真だけ撮った満開の白い桜は、オオシマザクラだと思います。
地獄の窯の蓋は別名キランソウ、そのようなことを言っていました^^;
名前の分からない花はまだ思い出せません^^:
アルコールはこっそり持っていった焼酎を、お弁当と一緒にお茶で割って頂きました
凡稔
アルクノ
この篠山自然の会は動植物の観察を通して自然を学び、どのようなものを保護しなければならないかも教えてくれます。
ハイキングもするという事で2011年の暮れから入会しましたが、私はまだあまり学べていません
今回は桜の見分け方を学習したので、今後に活かしたいと思っています。
ゆったりした風景を眺めているだけで癒されます。
長閑すぎて、私はあまり疲れませんでした
KURI
それにしても楽しそうな土手沿いの道ですねー。カメラを持ってずっと歩いていたいです。
「地獄の釜の蓋」とは凄い名前です。引っこ抜いたら大変なことになりそうです。
アルクノ
説明を聞きながら、手に取って、写真撮影もしながらだったので、歩くスピードは時速約1kmでした。
今回、見逃すような野草に「地獄の釜の蓋」というネーミングを知り衝撃的を受けました!
本当はその下がどうなっているのか知りたかったのですが、参加者をとんでもない禍に巻き込んではいけないので止めました
かっぱちゃん
若いころは、すみれなどの野の花にちっともココロを動かされなかったに、このごろはなんて愛らしくて美しいのだろうと感動します。
今年は、地域の役員の仕事が忙しくゆっくりお花見に行けなかったので、アルクノさんの記事でお花見させていただけよかったです(*^^*)
アルクノ
私の場合、花といえば桜とチューリップ、タンポポにバラぐらいしか分かりませんでした
野草は雑草の仲間でしたが、最近この会に入って、小さな花にも可愛い表情があることを教えて頂いています。
私の記事でお花見ですか。
毎年お届けしたいと思っていますので
来年も是非お立ち寄り下さい
yoppy702
まさに、長閑…がビッタシです。
資料の「サクラ亜属の形態と特徴」、こんな風に、桜を見た事がなかったので、「なるほど…(納得、参考になった、へー)」という感じです。
いつも、何気に、ソメイヨシノ、オオシマザクラetc.と思っていましたが、考えたら、標示がない限り、根拠なく思っていただけでしたから、勉強になりました。
それにしても、今年のソメイヨシノには、翻弄されたという感じです。あれよ、あれよという間に、パッと咲いて、そして、花吹雪。桜らしいといえば、そうなんですが、各地の「桜まつり」の主催者の方も大変やったようですね。
この宮田川沿いって、スゴイですね。60種類超もあったんですか。それだけ自然が一杯の、野草の宝庫ですね。これだけあっても、ボクが撮れば、やっぱり、数種類でしょうね。(^^ゞ
野草をよく、ご存知の方には、いつも感心しております。でも、アルクノさん色々と撮影されているので、楽しませて頂きました。ヒメオドリコですか。この写真、ホントに楽しそう。(^^)
ピンクと白の共存って、梅とか花桃ではよく見かけますけど、桜って初めて見ました。桜にもあるんですね。面白いです。
地元の方のお野菜のプレゼント、それも、有機栽培。素敵なお土産です。みなさん、袋を提げて歩いてはりますね。(^^)
その向こうには、桜並木が…何か、延々と続いているような感じですが…
白系の桜って、ソメイヨシノよりも早く咲いている所が多いですが、こちらは今が盛り。今年は、ソメイヨシノ全体が狂い咲きやったんかもしれませね。(^^ゞ
この日の一番の人気者だったのでは?
「頬を赤く染めることもなく、毅然としている。」という表現が、とてもイイです。(^^)
アルクノ
気持ち玉もありがとうございます。
桜の葉っぱや花殻をこのように目を皿にようにして、まじまじと見たのは初めてのことでしたが、とても勉強になりました。
細かく調べてくれた人にも頭が下がります。
ありふれた、何処にでもある土手だと思いますが、野草の多さには感心しました。
通常山歩きやウォーキングで何が在っても通り過ぎる私は、このようにつぶさに見て回る野草に、ヘー?ハー!ホーです。
春になるとよく見かける先端が赤紫色の雑草と思っていたものが、ヒメオドリコだと知り早速登場して頂きました。
こういうネーミングだと直ぐに覚えられますね
このようなピンクと白の共存ですが、梅だと長浜の盆梅展で品種は「輪違い」、別名「おもいのまま」というのがありましたね。
聞くと、色んな花の種類であるそうです。
混血とかハーフと同じ事かもしれませんね。
私が頂いた有機栽培の蕪ですが、その日の夕食と翌日で全て無くなり、家族にはまたお願いしますと言われちゃいました。
醤油で炊くと、柔らかくて美味でした。
4キロに渡る桜並木は全て歩いておらず、来年にその残りを歩くそうで、楽しみが増えました。
桜の時期がずれないようにと願っています。
桜が「頬を赤く染めることもなく、毅然としている。」は、文学少年だった大昔を思い出して書きました。
褒めて頂き、感謝します