神鉄・鈴蘭台駅から菊水山を通らず鍋蓋山へ向かうには地図に二つルートが載っています。
駅から5分ほど北に向かってから東に折れ、二軒茶屋から牛ノ背に向かうルートと、次に、
駅から直ぐ東に向かって親和女子大前を通り、鈴蘭台東口交差点から鍋蓋北谷に向かうルートです。
どちらも鍋蓋北尾根(鍋蓋北道)に取り付いて鍋蓋山となります。
今回はその地図に載っていないルートを通って鍋蓋北道に合流します。
それは、天王ダム近くにある水呑(みずのみ)の信号から有馬街道を渡って直ぐ、鉄塔建設の為に作ったと思われる山道を直登するルートです。
(地図:山と高原地図48 六甲・摩耶)
急坂直登コースは2012年1月25日にも紹介していますので、
https://arukuno.seesaa.net/article/201201article_7.html
興味のある方はご覧下さい。
今回のコースは鈴蘭台駅~天王ダム~水呑交差点~アドベンチャールート(直登)~鍋蓋北道~鍋蓋山(昼食)~六甲縦走路~再度公園~若木の森~洞川梅林(宴会)→舗装路歩きで二軒茶屋~鈴蘭台駅です。
スタートは9時45分で、ゴールは3時10分頃でした。
直登コースでかなりの時間とエネルギーを費やしたので、計画していた大龍寺はカットして宴会時間に回しました^^)
参加は、アリマさん、六子さん、トマトさんとアルクノ。
前置きは終了して、
スタートします(9:45)。
鈴蘭台駅を東に向かい、農協前を右(南)に行きます。
5分行くと突き当たりで、左(東)へ行くと、しばらくして右手に坂を上がる道がある。
上がると、水呑へ続く車道に出会って、左へ。
暫く登り坂になり、
上がり切ると、コンビニがある。
信号渡ってからは下り坂です。
下ると右に鈴蘭台高校の標識があり、その信号の下に天王ダムスポーツ公園の入口があります(10:06)。
左にテニスコートやグラウンドを眺め、
天王谷川を渡ってダムに向かいます。
放流しっぱなしのダムで、水位はいつも低い状態です。
この下流側に天王谷吊り橋があり、右の菊水山と左にある鍋蓋山の登山道を繋いでいます。
左に上がる道があるが、椅子やマットレスなどが捨てられていた。
枯れ草で覆われた階段上がると左が有馬街道への道で、右は行ったことがないがダムへ向かう道だと思う。
有馬街道へ出ると、小部トンネルが右にある。
左へ進むと、神戸市バスと阪急バスが運行している水呑バス停がある。
その先の信号渡ると、いきなり今回の登山口です(10:25)。
落ち葉と砂地のズルズル斜面が目の前にあります。
なので、ここで全員がアイゼン装着!
イヤガ谷東尾根から名号岩へ向かう時、滑りやすい砂地の斜面でも装着したが、ここはアイゼンが無いと登れないのです。
以前アイゼン無しで登ろうとして、登っては下るズルズル体験をした。
トマトさんのは踵に回すベルト無しの、足の甲だけで止めるタイプでしたが、順調に登ってくれました。
アリマさんは手こずっていますが、上から見ると急斜面状態が良く分かると思います。
このように四足歩行で行く方が安全です。
立っている場所も急斜面だが、こんな所を登ったという証拠写真を撮りました。
3人娘?全員、ここは初体験ですから、この写真でお友達に自慢話をしてもいいと思います。
しかし、一息ついたあとも急斜面は続きます。
ここは直登せず右に回り込み、木々を掴んで登ります。
乾いた木は折れるので、ご注意を。
最初の鉄塔に辿り着き、
やっと安心できる休憩場所です(10:47)。
しばらく歩きやすい尾根道ですが、
この先も滑りやすい急坂があります。
次の鉄塔を過ぎると、なんとか立って登れる坂になります。
アップダウンを経て、大きな猿の腰掛けに出会う。
座り心地は悪そうですね。
以後は歩きやすい道になり、鍋蓋北道に取り付くのはこの先です。
アイゼン外して休憩後、鍋蓋山に向かう(11:38)。
その15分後に山頂です。
単独ハイカーの方に撮って頂きました。
風景の紹介です。
右の菊水山ははっきり見えるが、
淡路島はPM2.5の影響なのか薄ぼんやりです。
明石海峡大橋は、クリックで拡大してご覧下さい。
25分ほどで食事は終了し、来た道を戻って再度公園へ向かいます(12:20)
七三峠への分岐を過ぎ、5分後六甲縦走路とある右へ下ります。
道標には直進すると再度公園とあるが、六甲縦走路を下る道がお勧めです。
7分ほどで小さな展望ポイントがあり、単独で来た時は昼食や休憩場所にいいと思います。
更に数分下ると、左に再度公園への分岐がある。
再度公園へ0.3kmとあるが、1分で再度公園の駐車場に辿り着く(12:44)。
ここでやっとトイレです。
スタートから3時間、ここまでトイレが無いので心配でしたが、本日は暖かくて皆さん大丈夫でした。
直登コースから2番目の鉄塔を過ぎると、花摘みやキジ撃ちの出来る場所は沢山あるのですが・・。
トイレ休憩の後、再度公園を横切って、仙人谷入口とあるところから小山に入ります。
そこに、「若木の森」と題した詩が書かれています。
私達は若返ることをヨシ!とするグループなので、ここを歩くわけです^^)
「森の学校」ボランティア隊員による森の若返りを推進している所です。
枝道がいくつもあるが、メインの道を歩きます。
若木に沿っていけば大丈夫だと思います。
下った所は鍋蓋山への道で、左へ向かうとグルリと一周することになる^^)
右の洞川湖とある方へ行きます。
行く途中の左側、冒頭に紹介した地図に載っている二つのルートへの分岐があります。
有馬街道と書かれた鍋蓋北谷への道と、牛ノ背・二軒茶屋とある分岐です。
二軒茶屋への分岐を過ぎると、右に洞川梅林と書かれた道が現れる。
緩やかに登って長い階段を下ると、広い地道に出ます。
その右側が梅林です。
入口に地図があるので、この写真に今回のコースを簡単に描いてみます。
イメージなので、これをコピーして歩いたりしないようにお願いします^^。
洞川梅林を育てていきたいとの神戸市の想いも感じとれます。
しかし、肝心の梅はほんの僅かで、
梅林はこんな状態。
残念と思いながら歩くが、少し行くと休憩所があります。
その前に、梅が咲いていました!
嬉しくなって、宴会です。
ハナから予定していた事ですが^^)
各自持参のマイカップに、アリマさんが用意した熱燗を注いでカンパイ!
皆さんが持ち寄ったアテを分け分けして頂きます。
中央にある透明ケース、トマトさんのオカキはピリ辛で私のお気に入りでした。
(残った分は私が頂き、ウィスキー水割りとこのオカキでブログを書き綴っています^^)
六子さんが用意したのはキュウリの漬物で、美味しかったです。
私がスーパーで買ったのはチョロギとミニサラミ。
梅風味でシソ味のチョロギも好評でした。
六子さんは少しですが、他の3名はいける口です。
重いだろうと思い^^)、
アリマさんが用意していたものを私のザックに入れ替えた、ポットに入った8合の熱燗は4名で平らげました。
更に驚くことに、冷酒まで取り出したアリマさん!
「これ以上呑むと歩けなくなる」と言った六子さんには、
「走って下さい」と言って、
酔った勢いのトマトさんから大笑い

酔い醒ましに、本日見頃を迎えた梅の撮影です。
楽しい宴会は終了し、管理道路を下ると舗装路に出ます。
左へ下ると、ゴルフ練習場の二軒茶屋というお食事処があり、右には変電所があります。
牛ノ背から合流してくる道を左に見て、更に下ると有馬街道で、右に二軒茶屋の信号です(14:37)。
鈴蘭台駅へはこの信号を渡るが、行くとスイセンが咲いていた。
とある、おうちの庭に白梅。
すずかぜ幼稚園を過ぎると、ピンクと紅色の梅がありました。
トマトさんも撮影しています。
やがて神鉄の高架が見えてきて、左へ行くと鈴蘭台駅です。
洞川梅林はあと1週間ほどで見頃を迎えますが、
鈴蘭台駅周辺は今が見頃と咲き誇っています^^)
長文を最後までお読み頂き、ありがとう御座いました

この記事へのコメント
シグまろX
アイゼン!ですかぁ、、、!
本格的な山登りですね。
そうやって登って目的地についた時の達成感って気持ち良さそうですね。
アルクノ
今回のアイゼンは安全に登る為のアイテムなので、このような状況の登山道の場合、初心者にもオススメなんです。
鍋蓋山の展望はイマイチでしたが、お酒で達成感を味わいました
yoppy702
普段、山と高原地図の赤線ルートに、いかに救われているか、よく解かりました。といっても、時々、変な所に迷い込んでますが…(^^ゞ
アイゼンで思い出しました。このルートやったんですね。この時の記事を読んでから、ボクも(必要ないハズなのに)夏場でも、アイゼンを持参してます。未だに、使った事はないですが、何かの時に、助けになるかもしれないので。アリマさんの登られているのを見ると、ナルホド…と納得しました。
デッカイ猿の腰掛にはビックリ。確かに座り心地悪そうです。でも、お猿さんなら、丁度イイんでしょうかねぇ…(^^ゞ
「洞川梅林」ですが、昨年、ここを通った時、「こんな所が梅林?」と、正直、半信半疑でした。まだ、若木で見頃の木になるのは、かなり先なのかなぁ…なんて思ってましたが、いや~綺麗ですね。これなら、宴会も盛り上がりますね。なんか、今回は、大宴会だったようで…それに、殆どの方は、アルコールに強いんですね。さすが、山男さんに山ガールさん達です。(^^)
今回、再確認できたのは、「二軒茶屋」から、有馬街道を北へ行くと、「すずらんの湯」が近いという事。今後のチェックができました。(^^)
アルクノ
地図で確認していただいてイメージが固まったでしょうか。
アリマさんが登っている写真が最初のポイントで、ここをクリアすれば後は楽になります。
ほぼ同じ道を歩いた昨年の記事にはyoppyさんからコメントを頂いていて、その少し前に6本爪のアイゼンを購入したとありました。
その後、雪道で使用している様子は何度も拝見していますが、是非このコースでも使ってみてください。
砂地や急斜面で使う場合の練習になります。
6本爪の方が爪先まで使えるので有利ですね。
デッカイ猿の腰掛には私も驚きです。
昨年は気が付かなかったので、1年で大きく成長したのでしょうか。
この辺り、お猿さんがいないのが残念です^^)
昨年は桜で宴会ブログもありましたが、梅見酒は初披露だと思います。
風も無く、暖かくてちょうど良かったです。
私達と一緒に歩くようになってお酒が進むようになったと言う方もいるので、足とアルコールの両方が進む会ですね。
「二軒茶屋」から「すずらんの湯」は約500mですから、登り坂を7分ほど行けば辿り着けます。
無料送迎バスもあるので、湯上りのアルコールも安心してタップリ頂けますしね
てくてく
ザラザラの急登もいいんですが、梅の下での宴会の方がモットいい・・・
楽しいコースの紹介、有難うございました。
てくてく
アルクノ
ここを登れるのかいな?と若干心配な女性がいましたが・・。
百丈岩同様の危なっかしい雰囲気がら、なんとか登りきりました
二本だけでしたが、なんとか梅も咲いていたので私の顔も立ちました
梅の下での宴会はタガが緩みっぱなしので、とても楽しかったです。
風子
本来なら、待ちわびた春の青空が、なんともまぶしい季節なんですが
それでも、皆さんお酒持参での山歩きを楽しんでおられるんですね・・飲めない私にはそのよさは解りませんが、このお酒も歩いた後の大きな喜びの1つなんでしょうね
梅のお花・・最後にはどうにかほどよく花の開いたモノに巡りあえたようで、なによりでした
アルクノ
最近PM2.5の影響か花粉によるものか、咳が出るようになりました。折角いい頃合になってきたので出かけたいところですが、困ったものです。
今年も桜の下で花見酒ができればいいなと思っています。
花冷えは避けたいので、都合よく行くかどうかは分かりませんが
今回、梅が無くても酒飲んで陽気に帰ったと思いますが、ピンクの梅が紹介できてなによりでした
KURI
アリマさんの熱燗、アルクノさんの熱燗8合、そして最後の冷や酒とは・・・。なんて幸せなことでしょう。(^_^) 咲き誇る梅の花の色もさぞ鮮やかだったことでしょう。写真でも心なしか紅梅がより紅が強いように感じます。(^_^)
アルクノ
私の熱燗8合は、
アリマさんが担ぐのは重いと思い^^、私のザックに入れ替えていたのです。
本文を加筆修正しておきます。
後で取り出した冷酒はヒヤコイので残りました^^)
私も気持ちがいいのは3合程度迄、
決して大酒呑みではアリマせんのです
参加していた女性の紅色も、普段よりかなり強くなっていました。
花咲か爺
早々桜の開花が伝えられたり、今年の天候は
少々不思議ですね。順調に暖かくなってくれたら
老体には有り難いのですが。
アルクノ
3月12日だったのでもう少し咲いているだろうと期待を持っていましたが、残念でした。
洞川梅林は標高が少しあるので、1週間ほど遅いのかもしれませんが。
これから順調に暖かくなってくれると、桜に期待できますね。