その地図は下のURLをクリックして更に地図番号をクリックすると出てきますが、
http://www.biwako-visitors.jp/biwaichi/course/index.html
今回の地図番号は1になります。
過去ログは、右にあるブログテーマ「琵琶湖一周」をクリックすると出てきます。
前回は、「琵琶湖一周ウォーキング」第12回 大中バス停から彦根駅(2013.01.12)でした。
https://arukuno.seesaa.net/article/201301article_4.html
もう湖北を歩いています。
2月には降雪もありウォーキングの場合寒いだろうと思い、3月から再開の計画でした。
しかし3月に入っても冬型気候のままで、この日も寒かった~。
曇天予報だったので実施したが、実際は吹雪と強風で進行を阻まれ、一時的に晴れた後また雪と、大荒れのお天気となりました。
琵琶湖周辺の天気予報が外れるのは毎度のことですが、今回はあまりに見事なハズレ具合でした^^)
そのコースはJR彦根駅~彦根城~道の駅・近江母の郷~長浜盆梅展~JR長浜駅で、歩いた距離は寄り道も含めて約15キロです。
スタンプポイントは20から19で、参加者は前回不参加だったアリマさんが加わって6人衆となりました。
JR彦根駅で新快速を下車したのは9:20。
西口に出て、HEIWADOの前、駅前お城通りを行きます。
すると、ひこにゃんが「いらっしゃいませ」と挨拶してくれました。
お堀を渡って、
彦根城に入ります(9:45)。
観覧料は600円で、8:30から17:00までの営業です。
彦根城博物館とのセット料金だと千円になるが、私達はお城だけにしました。
山歩きに比べるとヘナチョコですが、結構な上り階段があります。
不要だったが、貸し杖も入口にありました。
櫓内(やぐらない)が公開中でしたが、
入口だけ見て、お城へ向かいます。
城壁を回り込んで行くと、
彦根城を世界遺産にという特別展がありました。
説明と写真だけだったので、ささっと見て出ます。
お目当ての国宝彦根城です。
3階3重の天守で比較的小振りながら、「切妻破風」「入母屋破風」「唐破風」の屋根を配して変化に富み、2階と3階に「花頭窓」、さらに3階には「廻縁」を巡らせ、見栄えを良くした造りになっています。
大津城の天守を移築したものと伝えられ、昭和の大改修で分かったことだが、旧天守は5層4重の構造だったそうです。
改修時に天守の完成が慶長12年(1607)頃であることも判明しました。
戦いを経験することなく平和な江戸時代を迎え、そのまま残されたので、国宝として現存しています。
天守閣入口で貰った袋に靴を入れ、城内を順路に従って進みます(10:00~)。
梯子のような急階段を上がって3階です。
予想通り内部は狭いが、
窓が大きいので明かりが射し込み、結構明るいです。
のんびり観覧しているうちに、城下は吹雪に見舞われていました^^;
「廻縁」が写っているが、外へ出て手摺となる物ではなく、単なる飾りでした。
お城の外で、観光されていた女性グループにお願いして記念写真の撮影です。
大手門を出て北へ向かうが、お堀に沿って行くと二季咲桜(にきざきさくら)が咲いていました。
昭和47年に友好都市の水戸市から寄贈されたもので、11月から1月及び4月から5月の二度咲くそうです。
本日は3月2日でその期間に入っていませんが、この寒風と雪で真冬と勘違いし、慌てて咲いたのでしょうか。
そのせいで花弁が小さいです^^)
金亀公園と彫られた大きな石がある向こう側を回り込み、グランドを過ぎて、川を渡って左へ。
このまま進むと湖岸だが、松原橋交差点からルートを離れ、県道2号線を歩きます。
風は琵琶湖から吹いてくるので、吹雪の湖岸沿いを歩くのは大変です。
道路脇の植林も風避けの為だと理解できます。
その先で住宅地になるが、ある空き地にクルーザーが止めてありました。
駐車場ではなく駐舟場ですね。
矢倉川を渡るとき琵琶湖とご対面。
荒れ狂っていて、ご機嫌斜めのようです。
彦根ビューホテルを過ぎると米原市で、この時は霙から雨になっていた。
強風に向かって進むので前傾姿勢で歩きます。
やがて県道2号線は湖岸に出ます。
この辺りで美しい竹生島が眺められるとあるが、何も見えず、海が広がっている感じです。
この岩、夫婦岩の相方さんが行方不明になったような雰囲気で、哀れを誘いました。
湖北サイクルロード1の道標がある近辺から雨も止んで歩きやすくなるが、ズボンはびっしょり。
前方に見えるのが会員制の宿泊施設、エクシブ琵琶湖です。
体は冷え切り用を足したくなるが、地図を見ても公衆トイレは暫く無いようです。
残念ながらコンビニもありません。
仕方なく、エクシブ琵琶湖でトイレを拝借することにしました。
好感の持てる対応で、とてもありがたかったです。
もし仲間がエクシブ会員になるようなことがあれば、真っ先にここを利用しないといけません。
ここから長浜まで約8キロと教えていただき、お礼を述べて出ます。
クリスチャンではないがこのチャーチにも感謝を・・。
このあと少しの時間、雲が流れて見通しが良くなり、電線が邪魔だが伊吹山が姿を現しました。
歩きながら更に狙ってみるが、お隠れになり、シャッターチャンスは二度とありませんでした。
最近知った事だが、この伊吹山が日本いや世界最大の積雪量を記録したそうです。
積雪量世界一 - 伊吹山(日本)
1927年(昭和2年)2月14日に11.83mを記録。ただし、風によって吹き積もった結果であるとして疑問視する意見がある。
(ウィキペディア 世界一の一覧より)
道の駅・近江母の郷2kmと書かれた頭上の道標を過ぎて、少し行くとカエルの演奏家に出会いました。
ギター、サックス、バイオリンのジャズトリオでしたが、歩いている人に粋なおもてなしだと思います。
天野川を過ぎると更に強風が吹き荒れて、
琵琶湖は、まるで日本海状態でした。
強風のせいで見通しが良くなり、
遠くに白い建物が見えるが、長浜近くにあるホテルです。
更に強風のせいで、ズボンも乾いてきました。
やがて道の駅・近江母の郷に到着。
ここにあるレストランで食事にします(12:45~)。
皆さん弁当やカップ麺を持参ですが、外での食事はあまりに寒いので凍傷になる可能性有りです^^;
お蕎麦1名、おすすめらんち5名でした。
店内の写真を撮り忘れたので、これで・・

エビフライに唐揚げ、鯖の煮付けもあり、満腹になって店外へ。
この横にある近江母の郷文化センターに「スタンプポイント20」があります。
中には大日如来様も鎮座していました。
アリマさんの守護神だそうで、ツーショットを所望されました。
そこを出て20分ほど進むと、大きなドーム型建造物があります(13:56)。
競技場かと思いましたが、滋賀県立ドーム宿泊研修館とありました。
長浜バイオ大学の先にはゴーストビルがあります。
K&K BUILDINGと表示があるが、一部取り壊されていました。
道路には「凍結注意 気温4°」との電光がチカチカしていて、余計に寒くなりました。
下坂浜大橋の手前で右に折れ、長浜新川に掛かる細い橋を渡ります。
そこから3分で、琵琶湖大佛殿と書かれたお寺があります。
中に入ると、雨ざらしじゃなく雪ざらしで、
大きな仏様が立っていました。
JRの線路沿いに歩くようになり、川にぶち当たって左折すると近江母の郷の手前で眺めた、あの白いホテルが左前方に見えてきます。
DAIWA ROYAL HOTELSとありました。
そこを右折して、「スタンプポイント19」の長浜鉄道スクエアに向かいます。
その途中、長浜城がチラッと見えました。
秀吉が城主として過ごした長浜城だが、江戸初期に廃城となりました。
これは、昭和58年に築城されたレプリカで、内部は歴史博物館となっています。
長浜鉄道スクエアでスタンプを押して、その向かいにある長浜盆梅展会場に。
大きな石灯籠の前を通り、
観覧料500円を払って、また靴を袋に入れて上がります。
ここでは、ザックは持つか胸に抱いて下さいと言われました。
背負うと、大切な梅に当たったりして大変なことになるからです。
盆梅は約300鉢あり、花が咲く順番に入れ替えて展示されます。
その期間は1年のうち2ヶ月ほどですが、残りの10ヶ月間は日々専門の方々によるお手入れだそうです。
皆古木で樹齢400年と伝えられるものもあります。
以下私が選んだ盆梅をご鑑賞下さい。
次が「高山」で年齢は400歳と伝えられています。
次は「春時雨」とあります。
更に「瑞光」
タイトルも写っていますが「花鼓」。
2階に上がって「壷中楽(こちゅうらく)」
おひな祭りに合わせて並べた、可愛い盆梅です。
更に色々・・
最後に品種は「輪違い」で、別名は「おもいのまま」だとか。
紅花と白花が入り混じって仲良く咲いています。
この第62回を迎えた長浜盆梅展、長浜市慶雲館での展示期間は1月19日から3月10日迄です。
残りあと僅かの日数となりました。
私は初めてでしたが、見ごたえのある盆梅でした。
ここを出ると数分で長浜駅です。
7分遅れの新快速がまもなく来るということで、4両編成に乗り込むが、かなりの混雑で同席できません。
米原で増結すると言うアナウンスで下車し、前のガラガラ席に移動です。
6名がボックス席に分かれて座り、赤白のワインでおとなしく宴会となりました^^)
今回のビワイチは人生の縮図のようでしたね。
彦根城を出てからは雪と雨の中、強風に向かって進み、荒波を眺めながら歩きました。
極楽世界で食事をしたあと暫く穏やかでしたが、再度雪を被って、ゴールの盆梅展では花園の天国気分を味わいました。
あと3回ほどの実施で、琵琶湖一周ウォーキングは本当のゴールとなります。
もう暫くお付き合いのほど、宜しくお願いします

長文を最後まで読んで頂き、ありがとう御座いました

この記事へのコメント
シグまろX
彦にゃん!かわいいですね。
苦労のあとには幸せがある!ですねぇ。
ワインで乾杯!みなさんの笑顔が見えるようです。
最高!
アルクノ
ひこにゃんが登場するアトラクションもあるので、こちらへ旅行の際は是非ご覧下さい。
このビワイチは人生の1ページになっていますが、1年間の苦あれば楽ありにもなっています。
あと少し、
最後の乾杯が楽しみです。
風子
アルクノさんの選ばれたものどれも、立派で、ここまで育てるご苦労の、偲ばれるものばかり
樹齢400年の盆梅まであるとは・・
ひこにゃんは、調度今、他の方のブログで見てきたところですが、私はまだ「生ひこにゃん」には会ったことが無いんです
最近は熊本のクマモンも人気ですが、それでもひこにゃんには断然、負けていますね
琵琶湖のご機嫌が悪かったようで、おおしけだったんですね・・まさしく、海のシケの模様と同じです
冬は琵琶湖といえども荒れる日が多いのかな・・そんな中の歩け、歩け、お疲れ様でした
アルクノ
確かに、長浜の盆梅展は有名でテレビでもよく見ますが、実際に拝見して圧倒されました。
縮小された大木という感じです。
長年受け継がれて育てる行為も凄いと思います。
ソフトなひこにゃんは皆さんよくご存知だと思うので、かなりハードな石で出来たひこにゃんにしてみましたが、どうでしょうか
でも可愛いと思いました。
湖を「うみ」と読む琵琶湖ですから、大シケもありなんでしょうね。
ビワイチを始める前は静かな湖面を想像していましたが、「琵琶湖」さんに勘違いもいい加減にしなさいと言われそうです
あと少しですが、頑張りたいと思います
ふぉるま
ひこにゃんがとってもお似合いです♪
今回のウォーキングは人生の縮図の様だと。。。
雪、雨、強風と思われることばかりが続くのは ありがちなのですね
人生の先輩のアルクノさんがおっしゃるのですから 多少の難は耐え忍び進むべし、、、なのでしょうか
ゴールは天国気分と信じて
花咲か爺
てくてく
それにもめげず、彦根城見学や長浜の盆梅鑑賞など、皆さんタフですね。
風雨・風雪の中、一歩・一歩、目的地へ向かって進む姿に、敬意を表します。
てくてく
アルクノ
私も、この可愛い彦根城があって、ひこにゃんが生まれたのだと思いました。
怒られるかもですが、
ひこにゃん城に名前を変えてもいいのではと思いました
苦あれば楽あり、プラス・マイナス・ゼロでトントンと思っておれば気持ちも楽になれるような気がします。
勿論、ふぉるまさんも私もゴールは天国と信じて進みましょう
アルクノ
湖北とは言え、3月にこのような天候になるとは思ってもいませんでした。
こんな寒い時期に盆梅展が終わってしまうのですね。
ビワイチもう1年になりますが、桜の咲く時期が一番穏やかで歩きやすかったです。
是非花咲爺さんも歩かれて、その記事を楽しみにしています。
アルクノ
そうですね、暫くご無沙汰していたので、ビワ子さんもご機嫌斜めでした
次回からは機嫌よく迎えてくれるものと信じています。
このように良いこともあるので続けられるのだと思いますが、あと少し、気を抜かずに頑張って歩きます
凡稔
アルクノ
1年を通してこのような天候の中を歩くのは初めてでしたが、琵琶湖にも色んな表情があることを知りました。
厳しい状況を知ると、穏やかな気候の有り難味も分かりますね。
彦根の桜は二度も咲く桜ですが、3月にも咲いたので、三度咲と命名しておきます
KURI
長浜の盆梅展はまだ見たことないのですが、お見事ですねー。ほれぼれしちゃいます。
もう湖北にたどり着かれて、あと1回くらいかな?と思ったら、まだ3回もありますか。湖北も東西に長いのですね。次はよいお天気でありますように、心よりお祈り申し上げます。(^_^)
アルクノ
このような悪天候の中を歩いたのは初めてでしたが、皆で「いい思い出になるわ~」と言いながら歩きました。
挫けることを知らない仲間です。
荒々しい琵琶湖を眺めながら歩く私たちは、白波六人衆です(字が違う^^)
もう終わってしまいますが、是非来年にでも長浜盆梅展へお立ち寄りください。
早めに行くと、今回とは違った盆梅が鑑賞出来ると思います。
地図番号で行くとあと14→13なので2回でで終わりになりますが、最後が20キロなので、分けようかと考えています。
お気遣いありがとうございます。
春の嵐というのもあるので、最後まで気が抜けませんね。
yoppy702
大荒れのお天気の中、お疲れさまでした。
途中の、吹雪の道、琵琶湖を見るだけで、大変な天気やったんやと理解できます。
ズボンもビッショリ、体も冷え切っただなんて、お風邪は、大丈夫でしたか?
彼方の伊吹山、やっぱり、雪深そうですね。
積雪量の世界記録があるなんて知りませんでした。
11.83m!なんたる積雪量!
疑問視する声があったとしても。11.83mなんて、想像もできない積雪量です。
長浜盆梅展って、単に、盆栽の展示会と思ってましたが、かなり雰囲気が違いますね。
なんか、デッカイ。それに、樹齢400年!
今までの盆栽のイメージが吹っ飛びました。
さすが、バスツアーまで出ている盆梅展ですね。
第一回だった、桜の季節が、もうスグですが、後、三回程という事は、ラストも、桜の季節でしょうか?
アルクノ
このような悪天候でも歩き続けるんですから、仲間も含めて根性があるんだと思います。
それに強風のベタ雪ですから、ズボンに付着したとたん氷水のようになるので足がピリピリしていました。
でも、帰りは電車の中で紅白のワインによる楽しい宴会ですから、元気そのものです。
誰も風邪なんかひいていないと思いますよ。
私も伊吹山の積雪記録には驚きました。
約12mというと3階建てのビルが、ほぼ埋まってしまいます。
しかも伊吹山が、六甲山の1.5倍弱の標高でしかないんですからね。
長浜盆梅展のバツツアーまであるんですか!
さもありなんですね。
そのスケールに圧倒される盆梅展です。
来年は是非そのバツツアーに参加されて、yoppyさんのレポートを期待しています
ラストは多分4月になると思います。
しかし、雨天中止もあると思うので(吹雪の中を歩いたのに?^^)、桜の時期なるのかどうか微妙な感じですね。