これで3分の2は終わった感じです。
過去ログは、ブログテーマ「琵琶湖一周」をクリックすると出てきます。
前回は、「琵琶湖一周ウォーキング」第9回 琵琶湖博物館から鮎屋の郷(2012.12.08)でした。
https://arukuno.seesaa.net/article/201212article_1.html
今回は平日の実施なので、前回の到着場所「鮎家の郷」へのバス便がありません。
なので、ラフォーレ琵琶湖ホテルをスタートにしました。
堅田から琵琶湖大橋を渡ってピエリ守山へ向かうことも考えたが、これまた平日の朝にそのバス便はありませんでした。
ラフォーレ琵琶湖はピエリ守山から1キロ程鮎家の郷へ向かった所にあるので、少しでもダブって歩く距離を短くすることができます。
コースは当初、ラフォーレ琵琶湖~鮎家の郷~琵琶湖マイアミ浜~日野川大橋~近江八幡市立運動公園体育館~長命寺交差点~長命寺バス停を考え、歩く距離は16キロの予定でした。
しかし、スタンプポイント3のある近江八幡市立運動公園体育館を過ぎて長命寺川手前まで行って戻った事、更に808段の階段登って長命寺に行った事が加わり、約19キロになってしまいました。
Sugarさんの万歩計では33,000歩!
今回は文章を読むだけで疲れてしまうかも知れないので、ご注意ください^^)
私達は琵琶湖を時計逆周りで歩いています。
ビワイチマップは地図番号5から4になります。
そのマップは以下URLをクリックして、地図番号をクリックすると出てきます。
http://www.biwako-visitors.jp/biwaichi/course/index.html
地図を見て頂くと分かるが、鮎家の郷から長命寺を直線で繋ぐとほぼ東へ向かっています。
長命寺から彦根は北東になり、彦根からはいよいよ終盤の湖北に向かう事になります。
神戸の三ノ宮駅で何時もの4名が乗車した新快速は野洲行きです。
京都駅でSugarさんが乗車します。
起きるのが早かったこともあり、モクさんとSugarさんから車中で頂いたカロリー補給品はすんなりお腹に収まりました。
守山駅で下車して(9:13)精算を済ませると、初回参加で前回から再度参加のNさんがいました。
西側の階段下って、近江鉄道バスの1番乗場に向かいます。
木の浜線、ラフォーレ琵琶湖行きは9:28発。
ピエリ守山を過ぎてラフォーレ琵琶湖に到着(9:56)。
これはホテル右側にあるプラネタリウム館で、ドームの上部が少し見えます。
ホテル玄関を回り込むと、進行方向に煌びやかなウェディングドレスがショーウィンドウ越しに眺められます。
お色直しで着るのかもしれないが、もう純白のドレスは古いのかも。
女性が4名居るので、これが良いあれがいいと少し時間を取られてしまいました。
今から予約は出来ないが、来世にまた女性に生まれたら素敵な男性をゲットして着用して下さい^^)
前回は自転車道から眺めていた、野洲川河口緑地公園へ降ります(10:05)。
野洲川まで約3キロの長さで延々と続いているが、途中水門で上がり下がりをしないといけません。
フカフカ絨毯を敷き詰めたような緑地公園です。
湖岸へ出て、向かう方向を眺めます。
蜃気楼のように湖面に浮かぶ山をズームアップしてみた。
実は後でこの山の右中腹に長命寺がある事を知ったが、この写真では遥か彼方という感じです。
水門で上がって下ると打ち寄せられたゴミが散乱していて、大波がやって来るのだと分かります。
カイツブリも冬支度で忙しいのか、皆何処かへ向かっているようでした。
やっと野洲川に架かる中洲大橋が左前方に近付いて来る。
中洲大橋のことは前回に詳細を述べているので省略します。
曇天のせいか、前回のような暴風は無く助かりました。
鮎家の郷には入らず、元気な鮎達を眺めるだけにしました。
その奥にも建物があります。
これはドジョウでしょうか、今回の総選挙では惨敗となり、
ヤケクソの逆立ち踊りです。
対岸の比良山系には白いものが降り注いでいたが、山上は雲に覆われて雪は確認できなかった。
ややあって、菖蒲園のようなものがあります。
その右には遊具施設やバンガローもあります。
ここから湖岸に続くマイアミ浜オートキャンプ場です(11:12)。
ログハウスに入ると陶芸教室もあったが、紫式部ゆかりの名所について書かれていた。
興味のある方はクリックしてご覧下さい。
そこを出て、琵琶湖を眺めていると、色の付いた帯があります。
よ~く見ると、虹です!
前を行く仲間に、大声で「にじ、にじ~」と叫ぶと、
Sugarさん「まだ11時半なのに何言ってるの?」と言うような、怪訝な顔をしています。
「Rainbow~」と言うと、やっと分かって、一斉に視線をそちらへ。
うっすらとですが、お昼に虹が見られるなんて驚きです。
春から琵琶湖を歩き出して、初めての事でした。
暫く有料施設で、中に入ることができません。
パターゴルフやバーベキュー、テニスにビーチバレーまで出来るとありました。
マイアミ浜オートキャンプ場のログハウスで、紫式部ゆかりの名所の事があったが、その歌碑です(11:44)。
「おいつ島 しまもる神や いさむらん
浪もさわがぬ わらべの浦」
「源氏物語」は琵琶湖に月が映る一五夜の情景から着想したそうです。
その歌碑を過ぎると「おいつ島」と詠まれた沖島がはっきり見えてきます。
家棟川を渡るときに湖西を眺める。
渡ると近江八幡市です。
しばらく行くとお寺が見えてきたので、昼食場所にならないかと其方へ向かいます。
佐波江(さばえ)バス停があって、その右のグラウンドに休憩所がありました。
こんな場所でもいいので、贅沢は言えません(12:23)。
うどんがご飯ですが、まず焼酎にお湯を入れて、残りをカップ麺に全て注ぎます。
5分待つ間にフライドチキンと穴子の天ぷらに齧り付きます。
フライドチキンの横にあるのは(過去ログに登場した)自作イルカ型フォークで、野菜はモクさんから配給の大根の葉っぱのお浸しです。
勿論焼酎お湯割りもチビチビ頂きます。
右端にはNさんに貰った栗饅頭があります。
足首にベルトを巻いているのはSugarさんで、ビワイチサイクリングで使用したものだとか。
私は、ザックから取り出した携帯椅子に座っての食事です。
食後、向かいにある真宗大谷派慈雲山法藏寺を訪問します。
由緒は分からないが、よく手入れされて落ち着きのある境内でした。
お寺の前を直進すると日野川にぶち当たる。
左へ向かうと日野川大橋があり、渡ります。
ここがビューポイントですが、強風が吹いています。
強風のせいで水平線が傾きそうなので^^、橋を渡ってからズームアップ。
鉛色の湖面の向こう、沖島との間に雪を被った福井の連山がありました。
暫く坂を登るとマップとは位置関係が逆だが、左に史跡水茎(すいけい)岡山城址がある。
水茎内湖の干拓以前は湖に囲まれた浮城そのものだったようです。
戦国時代に九里氏によって築城され、城内で足利義晴が生まれた。
とビワイチマップにあります。
右側には水茎を詠んだ万葉歌碑もありました
食後時間が経過してトイレが欲しくなる頃ですが、湖岸緑地岡山園地内のトイレは閉鎖中でした。
凍結する為か使用は11月末迄と書いてあります。
マップにトイレマークがあるが、11月末迄とは注釈がないのでご注意ください。
マイアミ浜のログハウスにトイレがあったが、そこからスタンプポイント3まで約9キロトイレが無いという事になります。
湖西でトイレ不足に困ったことはないが、湖東の湖岸沿いは人口が少ないのでそれがあります。
人口の増える彦根辺りまで、女性には厳しい行軍となります。
モクさんとSugarさん、老人ホームのトイレを拝借するため施設に向かいます。
ケンさん他2名はスタンプポイント3に向かい、私は待機。
白鳥川を渡るとき強風が吹き荒れていて、比良山系の吹き降ろしがカメラに捉えられました。
ここから長命寺バス停まではあと2キロ程です。
モクさんとSugarさんを後ろに従えて、びわ湖よし笛ロードを行くと右に忽然と大きな建造物が現れます。
整備された公園が広がり、
コースを間違えているのでは?と思ったが、これがビワイチマップを頼りにしている私達にはよく分かりません。
長命寺川に架かる橋を目前にして気が付いたケンさんはアリマさんとNさんを分岐から戻らせます。
時計回りに歩いている人であれば気が付くと思うが、マップの不備な所でもあります。
マップでは道の脇にあるように表示されていて、かなり分かりにくいのです。
先程の大きな建造物が近江八幡市立運動公園体育館でした。
この中にも、手前の駐車場にもトイレがあります。
スタンプ3を押して、少し休憩して、館内で相談です(14:30)。
考えていたバスまで1時間以上あるので長命寺へお参りすることにしました。
長命寺橋を渡って、左へ向かいます(14:53)。
次の分岐は右。
登り口には杖があり、無料で借りられます。
車道を上がっても1.3キロの距離で行けるが、勿論私たちは808段の階段を上がります(15:03)。
イーブンペースで登る私は自然と先頭に立ち、スーパーウーマンSugarさんの激しくなる息遣いを聞きながら階段を踏みしめます。
登り始めて5分で途中にある休憩所ですが、
撮影だけして登ります。
更に3分上がると遠くに山門らしきものが見えてくる。
この辺りで私も息が切れて、スピードダウン。
最後に手すりが設置されていて助かるが、手の力も動員しやっと手水です(15:15)。
登り始めて12分が経過しています。
あと少し上がると境内ですが、
ここで後続を待ちます。
私が到着して2分でSugarさん、4分でケンさん、6分でモクさんとその直ぐ後ろにNさん、最後尾のアリマさんは10分後。
これは体力テストではないのです。
大凡は分かっているが、現在の身体能力を知る為に記録しました。
厳しい山歩きだと、更に遅れることも考えられます。
随行する人によって、所要時間の加減もしないといけません。
ハイキングリーダーを任されている方達は、このようなことを実施されてはと思います。
西国三十一番札所の長命寺三仏堂です。
三仏堂とは渡り廊下で繋がっている、護法権現社拝殿です。
両方共滋賀県指定有形文化財です。
三重塔も見事でした。
重文の長命寺鐘楼は高台にあります。
さらに上には修多羅(すたら)岩があります。
修多羅とは仏教用語で、天地開闢、天下泰平、子孫繁栄を言う。
当山を開闢した方の御神体でもあるそうです。
下山は膝に優しい舗装路を下ります。
距離が長いので20分も掛かってしまいました。
予定していたバスには乗れず、次を待ちます。
45分もあるのでミニ宴会です^^)
黄昏迫る湖面を眺めながら・・。
ケンさん持参の赤ワインですが、
今回はSugarさんの白ワインも追加です。
騒がしいので気になるのか、野良猫ちゃん4匹もニャーニャーと参加してくれました。
宴会場の東屋は腰板があって多少の風避けになったが、
かなり寒かった~^^)
定刻にやってきた、16:57のバスで近江八幡駅に向かいます。
次回は天皇誕生日の12月23日(日)。
ビワイチマップには土日祝日のバスは運休とあるが、近江鉄道バスがあるので大丈夫です。
このマップに書かれていることだけを信用したりしないように気を付けましょう。
実は、私も平日しか長命寺に行けないのかと思っていたが、Sugarさんが調べてくれて1時間に2~3本ある時刻表を頂きました。
最後までご覧頂き、ありがとうございました

お疲れのことと思いますので、ゆっくりとお休み下さい

この記事へのコメント
風子
冬空を映して湖面の色もドヨンとはしてますが、それなりの風情もありますね・・それに、歩くのには寒いくらいのほうがいいですね
琵琶湖はいにしえの都からも遠くない場所にあるので歴史の跡も多くて、あれこれ観たり学べながらのウォーキングのできるのも素晴らしいところです
ちゃんと大好きなお酒類(ワイン)も用意されてて、いるのもさすがですが・・気のあった皆さんとの楽しい一日が過ごせたことが何よりでした・・
それと、ウェーディングドレス、最近はカラフルなものも多いですし、お色直しも、3回位されるってケースも多いみたいですよ・・
KURI
鮎屋さんの屋根の上の「どじょう」の「ヤケクソの逆立ち踊り」には笑わせていただきました。おそらくあれは「ビワコオオナマズ」でしょうね。(^_^)
「比良おろし」の写真はお見事ですね。こちらまで冷たい風が吹いてきそうですよ。
最後の長い石段は頑張りましたねー。行程最後に石段は堪えたと思います。
それにしても、次から次へと手品のようにお酒が出てくるのにもびっくり。最初から飲む気満々なんですね。今回も楽しく読ませていただきました。(^_^)
アルクノ
歩いているとそうでもないが、休憩したりするとかなり寒い状況でした。
バス待ちで30分以上もあると、アルコールがないとやってられないです^^)
琵琶湖一周で、西国三十三ヶ所に関わる所に行くことになるとは当初予想していませんでした。
ただ湖岸を歩くだけでなく、このようにコースを離れて土地に縁の深い場所を訪れるのもいいものだと思いました。
これからはワイン持参を当番制にしないといけません
カラフルな方が楽しいですけど、最近の若い女性は「貴方色に染まります」じゃなくて、「私の色に染めてあげます」という方が増えているのかもしれませんね
アルクノ
屋根の上にいたのは「どじょう」ではなく「ビワコオオナマズ」でしたか!
「どじょう」だったら惨敗したのに元気過ぎますよね。
チョッとおかしいとは思っていました
「比良おろし」を見て、
冬にあそこを歩かなくてよかったのは、日頃の精進のおかげだと安堵致しました。
長命寺の石段を登るはイヤという参加者が居なかったので、そのことに連帯感のようなものを感じました。
これからも苦楽を共にして旅を続けて行きたいと思います。
アルコールはその都度のご褒美みたいな物デス。
てくてく
長命寺、立派なお寺ですね。メモしておきました。^o^
ただ、湖北に近いので、空や雲が寒そう。
時雨にあわなくて、良かったですね。寒いし、風も強いので、風邪ひかない様に、楽しんで歩いてください。
てくてく
アルクノ
観光と眺望、更にルートの多彩さで三拍子揃っていましたね。
長命寺参拝を加えたことで、ハイカーにも楽しめるコースになったのでは?と思います。
彦根から北へ向かうと気温もぐっと下がるので、2月は中止にしようかと考えていますが、雪を目当てに番外編も模索中です
yoppy702
煌びやかなウエディングドレス…
で、その後のお言葉で、吹き出しちゃいました。
さすが、アルクノさん。
ウマイコトつなげてますね。(^^)
蜃気楼のように湖面に浮かぶ…
まるで、水墨画です。
とても、写真とは思えません。
引き込まれる、素敵なモノトーンの世界です。
幸せの虹。11時半なのにニジ。(^^)
湖面にかかる虹なんて、初めて見ました。
湖と虹…なかなか拝めない、コラボですね。
これは、この日の大きな収穫じゃないですか。
日野川大橋のビューポイントもイイですね。
彼方には、雪を被った連山。
少し波を打って、冬を感じさせる水面。
なんか、詩人にでもなってしまいそうな風景です。
センス、ないんですけど。(^^ゞ
長命寺へは、石段を歩いて、20分とマップには書いていますが、808段もあるんですか。こりゃー…上り甲斐があります。
皆さんのタイムチェックをする事は、確かに、リーダーの方には、コース作りに必要でしょうね。それにしても、長い階段です…
やっぱり、舗装道路の方が楽そうや。(^^ゞ
黄昏迫る湖面…マップの長命寺港になるんですか?
ヨットハーバーにもなっているんですね。
湖面のキラキラと彼方の山にウットリしました。
そして、ミニ宴会。
なんか、寒そうと思いましたが、やっぱり、寒かったですか。
今回の、琵琶湖は、寒々としてます。
冬場の琵琶湖なんて、じっくりと見てないから、ある意味、新鮮ではありました。
寒さの中、皆様、お疲れさまでした。
アルクノ
33,000歩は、今迄のビワイチで最高だと思います。
煌びやかなウエディングドレス、もうとっくに憧れは卒業しているはずなのに乙女心が復活するみたいです^^)
気持ちだけはかなり若い!と言う事はいい事ですね。
蜃気楼のように湖面に浮かぶ、その場所へ行くことになるとは思ってもいませんでした。
あの山は何?
と聞いても、誰も分かりませんでした^^)
琵琶湖に架かる虹の架け橋なんて、写真でも見たことないし、兎に角初めての事で驚きました!
プリントして、次回参加者に渡すつもりです。
日野川大橋のビューポイントは参加者に前もってメールでお知らせしていましたが、雪山まで望めるとは思っていなかったので、大収穫でした。
長命寺への808段は、日頃のハイキングで鍛えているので大丈夫だとは思っていましたが、17キロほど歩いた後にしては皆さん頑張ってくれました。
これで後半戦も順調に歩けそうです
黄昏迫る湖面は、マップにある長命寺港です。
釣り人が居なかったのでおこぼれが無く、腹を空かせたノラちゃん達が私たちに負けずニャーニャーと騒がしかった^^)
で、うっとりする余裕もなかったデス
とても寒いので、宴会のあとは足踏み体操していました
これから更に寒い所へ向かうので、アルコールは必需品になりそうです
清兵衛
琵琶湖周辺も歴史の繋がりがあって見所満載ですね!
関東では坂東33社詣ですが、関西は西国33社
寺社めぐりも興味があります。
アルクノ
関東には坂東33社詣があるのですか。
此方の西国は若い頃に単車で回ったきりで、どんなだったか忘れている状態です^^:
なので、長命寺は新鮮な気持ちでお参りできました。
確かに歴史が深いので、また巡ってみたいです。