丸山駅から平家の足跡を訪ねて鍋蓋山へ・後編(2012.10.24)

後編は歴史とはあまり関係のない山歩きで、五宮神社~七三峠~鍋蓋山~再度公園~牛ノ背~二軒茶屋までを紹介しています。
前編を御覧になりたい方、は以下をクリックしてください。
https://arukuno.seesaa.net/article/201210article_6.html
氷室神社と祇園神社を紹介していて、平家との係わり合いも説明しています。


鍋蓋山は菊水山と並んで神戸市兵庫区から登れる代表的な山です。
遠くから眺めると、名前の通り鍋の蓋のような形をしています。
六甲全山縦走路では前半の重要なポイントでしょうか。
菊水山と鍋蓋山の間にある険しいアップダウンは、日本アルプスに挑戦する方の練習場にもなっています。
地元の山岳部員にとっては足慣らしの場所ですね。


後編は五宮神社をスタートとしています(10:44)。
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五宮バス停からだと5分もかからない距離です。
神社には寄らず、右の道を山に向かって歩く。
直ぐ右側に南欧系の新しいお家が並んでいる所がある。
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薄暗い山道に入ると、一瞬ですが神戸の中心地域が眺められます。
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中央にあるビル群がハ-バーランドで、神戸港はそこから東(左)にある。
周りの建物が大きくなり過ぎた為、左に小さくあって見劣りするが、鼓を長くしたような形をしているのが神戸港中突堤に建つポートタワーです。
これでも108mの高さがあり、世界初のパイプ構造による高層建築物で展望専用のタワーです。
私のプロフィール写真にあるのもポートタワーです。
平清盛が日宋貿易の拠点にした大輪田泊は、画面を食み出て右の方、神戸中央市場の近く和田岬辺りにあったそうです。
現在全ては埋め立てられて拡張され、当時の面影は無い。

祇園神社横から天王谷東尾根を上がるルートも地図に載っているが、此方の平野谷川に沿って登るルートが一般的です。
古い建物が幾つかあるが、川に沿って進むとゴザを敷いた小さな橋を渡ることになる。
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上がると倒木がある。
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これを無理に潜っても、その先の堰堤で行き止まりになっています。
右に折れて高度を上げて行くと、なだらかになって、長閑な雰囲気になる。
このように倒木を支えて、ゲートのようにしている所もある。
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休憩に使える椅子がある場所を過ぎると、倒木を乗り越えやすいように配慮している所があって助かります。
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この先で坂道になるが、愛犬を散歩させているご夫婦に出合う。
それがリードを繋いでいない大型犬で、私に向かって突進してくる。
飼い主が慌てて止めに来るが、肝を冷やした。
謝ってはいたが、リード無しとは常識を知らないようです。
次は黒豹のような大型犬。
これもリード無し。
ご老人の言い訳は、リードで繋いでいるとしんどくて、です。
更に3匹目です。
ご婦人が呼び戻していましたが、もう呆れました。
何度も吼えられて、寿命も縮まりました。
平日にここを歩く時は、身を守る為の丈夫なストック或いは大きな杖が必携ですので。
前後から襲って来る事も考えられるので、二刀流の練習をしておいた方がいいかも^^;

上がると簡易舗装路になり、二本松林道に出合う。
ここで猩猩池に車を止めて歩いて来たという方が軽食を取っていました。
二本松林道は歩きやすい道ですが、そこで大型犬に出会ったとか・・。
暫らくお話して、ここから平野谷西尾根に上がって七三峠へ向かう(11:21)。
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急登に次ぐ急登が約20分続いて汗が吹き出る。
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なだらかになった先に、
コンクリートで平らにした休憩できる場所があります。
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6月にここから下った時は滑り体験をしたが、登りはしんどいです。
休憩後、その先を登ると送電線鉄塔がある。
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暫らく水平道になり、まだ色付いていないモミジが広がる。
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沢山あるので紅葉の時期はいいでしょうね。
その6月と違っているのは草刈をしている事で、随分歩きやすい。
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一ヶ所注意点は、道が流されて斜面のようになっている所。
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杭に括りつけられていたロープが無くなったのか、捉るものが無い。
その下は、かなりの急斜面なので滑るとヤバイ!
無事に歩き終えて、七三峠に到着(12:06)。
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嘗てここは神戸市の境界だったのか、このような石柱がある。
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しかし、何が書いてあるのかが分からない。
ここから登り一辺倒になるが、土止めの丸太が比較的新しくて歩きやすい。
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登り詰めると若者集団が話し込んでいたが、
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この鍋蓋北道を下るグループもいた。
左へ上がると直ぐ鍋蓋山山頂です。
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三角点もある。
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今日は単独登頂です(12:24)。
昼食ですが、うちのかみさんは私を大食漢と勘違いしているようです。
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何故に大小二つを用意したのか。
でも。ミルク紅茶は美味しかったです。
満腹になって暫らく動けず、休憩。

今日も薄ぼんやりだが、明石海峡大橋を眺める。
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赤矢印の下に本州側の主塔があります^^;
左には須磨から高取山までの連山です。

次に東側です。
中央に浮かぶのは、須磨の北側にある山を削った土で造成した港湾設備もあるポートアイランドで、その手前が神戸港です。
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その上に細長くあるのは神戸空港。
須磨の北側を削ったあとには大規模な住宅地が広がっています。
神戸市株式会社と言われていた頃の事です。

平日なのに、次から次に登山客が来て、20名ほどが山頂にいました。
下山開始です(12:50)。
七三峠への分岐を過ぎて、六甲縦走路を下る(12:54)。
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10分下ると、再度公園への分岐です。
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3分で駐車場に入り、その先に修法ヶ原池です。
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紅葉のプロローグが始まるような雰囲気でした。
熟年夫婦のカップルが仲良さそうに休憩しています。
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風楽山荘はお休みで、ビールを求める事ができませんでした^^;
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このログハウスの前で、11月3日(土)文化の日に森の文化祭が開催されるそうです。
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参加費無料で自由参加とあります。
親子でどうでしょうか。
「森の学校」ボランティア募集のポスターもありました。

トイレの前の芝生を横切って帰路に付きます。
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仙人谷を経てとあるが、尾根道を行きます。
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入り口には「若木の森」という詩が掲げられている。

若木は伸びる
大空に枝を拡げて
若木はふとる
大地に根を張って
樹は
天と地を結ぶ
光は緑に映えて
未来にこだまする

作者の名前は無いが、この再度公園に相応しい詩だと思いました。
この公園周辺はボランティアの方達によって整備され、森が生き生きとしていて若々しい感じがするのです。

九十九折を上がると、アップダウンを経て、
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頂き辺りで展望がある。
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下ると大師堂からの道と合流し、
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左へ行くと鍋蓋北道とも言われる鍋蓋山北尾根を通って鍋蓋山山頂です。
右に向かって牛ノ背を目指す。
6分で有馬街道1.2kmの道標があるが、その先4分の牛ノ背への分岐に入る(13:43)。
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須磨アルプスの「馬ノ背」に対抗して名付けられたのかどうかは知らないが、
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これらの写真で牛の背中が感じられるだろうか。
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これがピークで、
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その先で下る。
右下にゴルフ練習場があって、ネットの下にはロストボールが沢山落ちていました。
最後に舗装路となった道を下ると、洞川林道に出合う。
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ここに、牛の背を経て再度公園2.5kmの道標があります。
右には変電所があって、
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その下にペット専用のメモリアルパークがあります。
更に少し下ると有馬街道で、右に上がると二軒茶屋の信号です(14:05)。
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ここを左折して少し坂を登り、そのあと下ると神鉄の高架が見えてくる。
線路沿いに左へ向かうと鈴蘭台駅で、二軒茶屋からは30分くらいの距離です。

私は有馬街道を北上して、自宅へ向かう。
7分上がると道路向かいに奇妙な階段がある。
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これが杣谷峠~森林植物園~五辻と来た徳川道の接続点なのです。
階段上がると徳川道の道標があり、鈴蘭台方面へ下ったのち白川に続いているようです。
まだ歩き足りない方は探索してみてください。

その直ぐ右には、すずらんの湯がある。
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もう充分歩いたと言われる方は、この湯に浸かって汗を流されてはどうでしょうか。
帰りは、鈴蘭台東コープ店と北鈴蘭台駅への送迎バスがご利用できます。


最後まで御覧頂きましてありがとう御座いました

この記事へのコメント

  • asakun

    愛妻弁当イイデスネ。
    パンはかさ高ですから満腹になっても
    消化が早くすぐお腹もすくでしょう?
    タッパウェアを持って帰るのが
    イマイチ面倒ですけど。
    何より、お野菜タップリで健康を考え
    られたランチですね~。
    修法ヶ原池 綺麗ですね~。
    本当に西は散策するのに良いところが
    タクサンあって羨ましいです。
    ところで天然温泉かけ流しが800円
    ってお安いですね~
    2012年10月26日 16:27
  • アルクノ

    asakunさん、沢山の気持ち玉ありがとう御座います。
    野菜タップリのサンドイッチでしたが、美味しかったです。
    タッパが二つあったので、フルーツが入っているのかと勘違いしてしまいました
    修法ヶ原池は、ここから歩いて30分の森林植物園と並んで紅葉の名所なんです。
    そのうちにまたアップします。
    神戸の名所・旧跡・山歩きをドンドン紹介していきますので宜しくい御願いします

    すずらんの湯は、落ち着けていい温泉です。レストランも品があって宴会もできるのでお勧めです
    2012年10月26日 17:38
  • 風子

    神戸は山から直ぐに海が見下ろせるので天気さえよければロケーションは最高ですね
    大輪田泊跡の小さな湾では、清盛の頃のことを偲ぶのにはちょっと無理がありますが・・・今年の大河ドラマのおかげでこの辺りもすっかり勇名にはなりましたよね
    写真で観る限り、まだ、山の木々の紅葉はなくて青々とした木が多いですね?
    街中でも、少しづつ色づいた木が、秋だなと感じさせてくれるのですが・・
    そんな木のところばかりを歩かれたってことかな
    修法ヶ原池のほとりで、2,3年前のハイキングでお弁当を食べたことを思い出しました
    愛妻弁当のサンドイッチがまたいいですね
    奥様は山歩きには行かれないのですか??
    2012年10月26日 23:46
  • KURI

    リードで繋がれていない大型犬は、熊と同じくらい危険だと思います。あれは本当にやめてもらいたいですよね。
    山からの眺望の説明も分かりやすくて、位置関係がイメージで来ました。
    今回の山のコースは初心者でも楽しめそうな山道ですねー。
    こういうコース好きです。(^_^)
    奥様のサンドイッチもとても美味しそうです。
    ひとり歩きでもひとりじゃないですね。
    お疲れさまでした。

     前編の「愛のパワースポット」というコピーがまだ頭の中をぐるぐるまわっています。ラブ注入されましたか?(^_^)
    2012年10月27日 16:26
  • アルクノ

    風子さん、前編の方にも気持ち玉をありがとう御座います。
    大輪田泊の大改修では、清盛公が経ヶ島を築造して波除と風除けにしたのはグッドアイデアだと思います。
    それで宋から来航する船の安全を保証しました。
    清盛がもっと長生きしていれば、壮大な港になっていたのかも知れませんね。

    少しは?と思いましたが、この辺りの山の紅葉はまだまだですね。
    まだ肌寒いと言う気候でないので、今年は少し遅いかもしれません。
    修法ヶ原池では、駐車場の桜が紅葉していましたが、綺麗ではなかったのでボツになりました

    弁当は、たまにサンドイッチになります。
    ご飯を炊くのが面倒、と言う事情だと思いますが
    家内は山歩き1時間でギブアップするので、お買い物歩きに私が付き添いで同行しています
    2012年10月27日 18:27
  • アルクノ

    KURIさん、五宮神社から上がる道は、直ぐ下の住宅地から犬の散歩に絶好だと思います。
    こんな所を散歩させるには、飼い主が犬に負けない体力を付けて欲しい思います。
    このコースを登る場合は体力だけあればOKですね。
    下る場合は、林道手前で滑りまくるのでやや危険な道になります。

    菊水山と鍋蓋山からの見晴らしの良さには人気があって、平日でもこのように賑わっているのでお勧めのコースです。

    サンドイッチは普通だと思いますが、紅茶に良く合うサンドイッチでした
    まぁ、食べている時は作った人の事を思いますが
    パワーは全体的に減少傾向にあります
    2012年10月27日 18:52
  • てくてく

    ビルや瀟洒な住宅から、一転、やや荒れ気味の山林に倒木、この急激な変化には驚きますね。
    分岐の多い道を過ぎれば、静かな湖畔。又、山道。複雑なコースの紹介有難うございます。参考にさせて頂きます。
    今回は、お一人なのでは、なしですか。
                           てくてく
    2012年10月27日 20:55
  • アルクノ

    てくてくさま、此方にも気持ち玉とコメント、ありがとう御座います。
    ここを登ったのは今回が初めてでしたが、最初に下った時は南欧風のお洒落な住宅がいきなり現れて、ビックリしました
    詳細は実際に登って感じて欲しいのですが、登り始めのの急激な変化は、この写真よりおどろおどろしい感じのする所なんです。
    もしまだでしたら、是非登ってみてください。

    今回、風楽山荘がお休みだったので、
    帰宅後、頂きました
    2012年10月27日 21:23
  • yoppy702

    鍋蓋山へ登った時の記憶…「フウッ…」というのが、頭をよぎりました。

    やっぱり、興味があったのが、再度公園からの帰路。マップに牛の背って載ってました。そして、二軒茶屋。そして、神鉄の駅へ。なるほど、こういうルートでも行けるんですね。アルクノさんは、詳しいから、とても参考になります。
    それに、「すずらんの湯」。実は、先日、菊水山の後、ここへ行こうかなぁ…って思っていたんですが、北鈴蘭台駅から徒歩15分かかるらしいし、場所も良く解らないので、そのまま帰っちゃったんですが、今回のご説明と、マップで場所を確認できましたので、機会があれば、行きたいと思います。あの時、鍋蓋山まで行けたら、帰りは、新神戸駅のクアハウスとか決めてたんですけどね。(^^ゞ

    リードなしで、ワンちゃんの散歩ですか。それも、「リードで繋いでいるとしんどい」が理由ですか。そういう理由があるなら、犬を飼わなければいいのです。自然の中で、ワンちゃん達も気持ちイイんでしょうけど、やっぱり、お散歩は、リードを付けて、ハイカーと出会ったら、「ワンワン(こんにちわ)」って、優しい声で話しかけるように躾なきゃ。(^^)

    サンドイッチ、美味しそうです。やっぱり、歩くと、カロリーを消費するし、足りなかったらいけないという、奥様の心遣いでしょうね。…やっぱり、愛のポスト?

    「修法ヶ原池」紅葉まで、もう少しですね。
    楽しみです。(^^)
    2012年10月28日 11:56
  • アルクノ

    yoppyさん、此方にも気持ち玉と丁寧なコメント、感謝します
    実は牛ノ背への分岐の手前にある「有馬街道1.2km」から下って真っ直ぐ行くと鈴蘭台駅への近道すが、「馬ノ背」に対抗する?「牛ノ背」がどんなものか見せてみたかったのです。
    それと、菊水山から鈴蘭台高校へ下山し、天王ダム方面へ向かうと有馬街道に出て、北上するとすずらんの湯へ行けるんです。
    五宮神社~鍋蓋山~再度公園~鍋蓋山~菊水山~鈴蘭台高校~有馬街道~すずらんの湯は、yoppyさんにお勧めのコースだと思いますよ。
    紅葉の時期は渋滞に巻き込まれるかも、ですが。

    ほんと、大型犬3匹に出会ったときは、リードを外すなら犬を飼うべからず、と思いました。
    今は伸びるリードもあるので、せめてそれ位はして欲しですね。

    サンドイッチが愛のポストになっちゃいましたか
    「修法ヶ原池」の紅葉の時も頼んでみますか。
    2012年10月28日 14:28

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