前回作は4月7日の「足の形をした靴べら」だったので、丁度半年振りと言うことになります。
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ナイフとフォークと言っても、実用性はゼロのお遊び作品です。
アイデアが浮かんだのは7月ですが、どのように仕上げていいのか分からず、長い間ほったらかしでした。
9月下旬から一気に進み、未塗装ですが本日完成しました。
材料は百均で購入した木で、直径は58mm、長さは120mmの円柱です。
それを鋸で縦に半分に切断し、
内側の平らな部分に、思うままイメージを描き入れる。
全然似ていませんが、元気な子供とその母親と言う設定です。
まず背面部分から、
大きな彫刻刀とクラフトナイフで削ります。
平刀、切り出し、丸刀も使って大体の形はできました。
ここからどう進めるかが問題で、今年の夏は猛暑とあって殆どほったらかし・・。
9月下旬に、目の処理方法が決まってからは一気に仕上げます。
まずフォーク。
光の加減で立体的に見えるようにした。
ウインクし、睫に笑窪まで付けたので女の子みたいになりました。
一見ETのようにも見えますね。
クリクリ頭には髪の毛が少しあります。
これは、彫刻刀で削っていくと削りカスがカールしてこのようになるが、最後は切り落とさずに残しておいたのです。
後ろは滑らか仕上げにしています。
次にナイフ。
目はシンプルにし、微笑んでいる雰囲気にした。
口はホホホと笑っています。
頭脳明晰で頭が切れると言うことで、ナイフになっていただきました^^)
親子でツーショットです。
底の部分には竹の節のような加工がしてあり、
この模様で一体感を表しています。
さあ、右手にナイフ左手にフォークを持って、フルーツかスイーツでも頂きましょう。
何時も二人はピッタリくっついて仲のいい感じですが、夫婦にも見えてきますね。
教師と生徒、先輩と後輩でもいいわけです。
使った道具です。
上段は、サンドペーパーと精密ヤスリ。
下段、右はカンナのように使える板状のスチールヤスリです。
その左に棒ヤスリ、更に各種彫刻刀と並んでいます。
最後にパソコンの前で記念撮影です。
ハイ、チーッズ

塗装はその内にするかも知れませんが、暫らくはこのままにしておきます。
この記事へのコメント
てくてく
太陽の塔の顔と、モアイ・・・ユウモアー・センスも抜群。少し分けて下さい。
てくてく
ふぉるま
下絵のタッチも可愛くて♪
木の雰囲気に良い感じです
このままで木の色の変化が楽しみですね
後ろにあるサイコロの置物が気になります
先日ふとテレビをつけたら綾戸智絵さんが神戸の高校のジャズバンドを訪ねているところでした
(NHK 「えぇトコ」という番組でした)
もしかしてと思いつつ見ていたら先頃アルクノさんが記事にされていたイベント参加校2校でした
記事から想像していたよりもはるかに素晴らしい演奏ぶりに驚き 実際に聞かれたアルクノさんを改めて羨ましく思いました
アルクノ
太陽の塔、作者としてはな~る程です
モアイでユウモア、てくてくさまもユーモアがありますね
私のユーモアは、見て頂いたすべての方が受け取って欲しいと思っています。
センスは磨くと出てくるので、てくてくさまのハートにもあると思いますよ
アルクノ
作品の良さが分かるふぉるまさんに褒められると、かなり嬉しいです。
そうですね~、
塗装はせず色の変化を楽しみたいと思います。
さすが、後ろのサイコロにも目が行きましたか。
昨年5月の「スケルトンサイコロ」です。
木工細工をクリックすると出てきますので・・
「綾戸智絵さんが神戸の高校のジャズバンドを訪ねているところでした」のテレビ番組、見逃しちゃいました。
私が注目のバンドだったんですね。
「Japan Student Jazz Festival」ともなると、更に気合が入るので、どんどん羨ましがって下さい
KURI
完成しましたらまたお見せください。
アルクノ
褒めてもらって恐縮します。
今回は楽しい雰囲気作りに注意を払いました。
木彫りや木工はアイデアが浮かんでから作り始めるので、めったに登場しませんが、作りたい気持ちはずっと持ち続けています。
塗装は単色だと直ぐできますが、このキャラだとアニメなので、3Dのアニメ塗りはちと難しい。
どうなるか分かりませんが、これからの課題にしておきます。
走れ!ミストラル
頂き。更にコメントまで、ありがとうございます。
アルクノさんは、趣味が、広いですね!なかなか
アィデア、センスがよろしいです。ピカソの絵の
ような彫刻ですね。私も二十歳頃、彫刻家にあこ
がれて、まねごとをしました。楠の木で大黒さん
を作った記憶があります、彫刻の良さは仕上げの
とんこう、のけずり跡、木目が魅力でした。
善いものを見させて頂きました。
asakun
こんな風になるなんて
スゴイですね~~。
デザインが美術部出身だけあり
サスガデス
(この削り、切り出す細工が
本当に大変そうですね)
アルクノ
ピカソなぞと言われると、恐縮します。
ミストラルさんは彫刻をされていたんですか。
以前ですが、半年ほど木彫り教室に通っていました。
本格的になる前にやめちゃいましたが・・。
でも、アイデアが湧いてくとこんなものを作っています。
今回は今までのものと違った、癒し系でしょうか。
また半年後に出てくるとはいえませんが、
自分のオリジナルでないと創作意欲が湧いてこないので、何れそのうちに何か作りたいと思っています。
コメント、ありがとう御座いました
アルクノ
木彫りは肉体労働なんですよ
最初の削りが地変で、大きな彫刻刀で削りますがマメができます。
美術部では陶芸とか彫塑もしていたので、
その経験が役に立っているのかな、と思います。
かっぱちゃん
100均の木が、こんな素敵なオブジェに変身ですね。
1本の木から掘り出すのは、ホントに大変だし、勘やデザイン力がものをいう作業だと思います。
お茶目でかわいらしい表情を見ていると、こちらまで気持が和みます(*^^*)
アルクノ
「職人さんのよう」と褒めても、何も出ませんヨ
ポリシーは、オリジナル性と他に無いユニークな事です。
それと自分で作り出す喜びが得られ、それが次へのステップになります。
これを見た人が、私の真似をしてもいいけど、
参考にして、更にオリジナルなものを作ってくれたらと思っています。
風子
素敵な、ナイフとフォークができましたね
デザインもユニークでお洒落ですし、立派な飾りものにもなりますね
百均の木がここまで変身とは・・本当に個展でも開けそうですよ
アルクノ
暇に任せて削りまくりましたが、今、ナイフとフォークはPCモニターの前でポーズをとっています
作品は自室で並べ替えて、毎日個展を開いています
yoppy702
そういえば、しばらく拝見してなかった。
「元気な子供とその母親」という設定が、どのようになるのかなぁ…と思っていましたが、パソコンの前のお二人(?)を見てると、ナルホドと納得しました。
ご説明にあった、母親の「ホホホ」と笑っている表情もバッチリです。
「頭脳明晰で頭が切れる」で、ナイフ。
笑うと同時に、拍手喝采です。
塗装も素敵でしょうが、木の肌のままというのも、とても味がありますね。
アルクノ
あの靴べらですが、
机に置いて、時々その美脚を眺めています
今回の作品、設定通りに作れたでしょうか。
「頭脳明晰で頭が切れる」は、出来上がった作品を見ての思い付きで、
後出しジャンケンと同じでした^^)
塗装しなくても年数が経過すると、木に含まれる樹脂で飴色に変化すると聞いた事があります。
どのように変化するのか見守りたいと思っています。
保証はできませんが、数年後にまた報告できるかもしれません。
その時は宜しく御願いします
清兵衛
とてもとてもお遊び作品とは思えない!
それも100均の材料で素晴らしい出来栄え
ツーショットも楽しげです。
アルクノ
待ててくれましたか、
嬉しいです
木彫りの基本をもっとしっかり修得せず、こんな事をしているので誰かさんに叱られそうです。
また半年後といわず、アイデア次第でアップしたいという希望はあるのですが
お褒め頂き、ありがとう御座います。