「琵琶湖一周ウォーキング」第4回 近江高島から志賀(2012.07.31)

前回の
>「琵琶湖一周ウォーキング」第3回新旭から近江高島は此方にあります。
https://arukuno.seesaa.net/article/201207article_5.html

今回のコースは近江高島駅~大溝城址~白ひげ浜~白髭神社~岩除地蔵尊~小松浜水泳場~近江舞子駅~近江舞子水泳場~比良駅~志賀駅で、
距離は16.6km。
参加は神戸電鉄沿線のケンさん、モクさん、アリマさんにアルクノ。
京都からSugarさんも参加して、いつも通りの5名です。

前日にケンさんから郵送していただいた予定表を元に、今までの履歴と今後の計画表を作成し、参加者にお渡ししました。

ビワイチマップ通りに歩くが、その距離合計は201kmで14コースに区切ってあります。
一番短い所は6kmで長いところは20キロを越えます。
このビワイチマップ、1日の行程を想定してコースを決めていないので、あまり実用的でないところがあります。
そこで、私達は独自にコース設定をしました。
13コースに分割したが、合計は219,1kmになりました。
距離が長くなったのは、コースを途中で区切った場合に最寄り駅への往復が加算される為です。
既に、過去ログでは「しんあさひ風車村」から「新旭駅」往復はコース外なので6.6kmが加算されています。

各コースの地図は以下よりダウンロードできます。
http://www.biwako-visitors.jp/biwaichi/course/index.html
今回はコースの9です。


何時もの新快速が、近江高島駅に到着(8:59)。
皆さん準備ですが、灼熱の中を歩くので私は収納ケースから濡れタオルを取り出す。
HINYARI Towelと言うもので、アリマさんが通販で手に入れました。
ケンさんも私も以前に頂いていたもので、今回それを使用します。
乾くとパリパリになるので、滴るくらいにドボドボのまま首にかける。
冷たくて気持ちがいいです。
頭には麦藁帽。
女性は日傘に手袋も。

駅前のガリバーさんに挨拶して、
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駅前道路を右へ。
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歩き始めて3分ほどで右に大溝城址
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車は入れない細い路地裏のようなところを歩くと、京極家家紋の幟が現れ、右へ行くと石垣の一部が見えてくる。
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本丸跡にはこのような説明があります。
織田信長が安土に壮大な城を築いた頃、対岸の高島に守りの要衝としてこの大溝城を築いたそうです。
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詳しくはクリックして御覧下さい。
標高差は数mしかないが、琵琶湖一周では貴重な登りなので有り難く上がる。
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端っこに立って何とか天主の全体を撮ってみたが、モクさん「狭い!」の一言。
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駐車場と猫の額ほどの庭を確保すると、一戸建てが建つのか?
と言う広さです。
一国一城の主がこのような所にお住まいだったとは。
石組みも単純でほんとに当時のままなの?と思ってしまいました。
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この城跡は高島市民病院の駐車場と繋がっていて、その駐車場の方が広大!
と感じてしまいました。

琵琶湖一周ルートに戻って暫らく歩くと、ガリバーハウスがあった。
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ガリバーさん、ここにお住まいだったのでしょうか。

小さな漁港を過ぎると、国道161を潜って、
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やっと湖岸を歩けるようになる(9:26)。
湖岸にある水上警察隊高島分駐署を過ぎると、若い釣り人が一人佇んでいた。
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ブラックバスの小形が群れを成して泳いでいたが、ヤゴがトンボになるときの抜け殻を多数集めている子供に出合った。
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ヤゴを見てトンボの名前も分かるらしく(全て忘れたが)、色々と教えてくれました。
まだ小学生と思しき男の子が言うには、これは琵琶湖にしか住んでいないトンボだそうです。
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トンボはかなり遠くまで飛んでいくので「ん?」と思いましたが、ビワコサナエと勝手に命名する(多分違う^^)。
なんとかサナエと言ってはいましたが。

琵琶湖のトンボで調べると以下が出てきました。
「滋賀県には、99種のトンボが生息していることが分かっています。県単位の種数を比較すると、全国でもトップクラスの数字です。滋賀県は日本有数のトンボの宝庫なのです。では、どうして滋賀県にはトンボの種類が多いのでしょうか?滋賀県は平野部から山地まで多様な地形を含んでいます。そのため、様々な環境に適応した多くの種が生息できる下地があります。琵琶湖には大小多数の河川・水路や内湖と呼ばれる湖がつながっており、水環境に依存する生物にとって選択できる幅が広いということも理由の一つです。また、琵琶湖が歴史の古い湖であり、多くの水生生物の進化の場となっていることも理由の一つです。さらに、滋賀県は現在のところ京阪神に比べて人口密度が低く、生物の生息環境の破壊や分断が相対的に少ないことも、多くの種が生存できる要因となっています。」
何方か、他府県からあと1種連れて来てくれたら、キリのいい百種になります^^)

ビーチパラソルの下で仲の良さそうなカップルが戯れていましたが、
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邪魔をしてはいけないので、さっさと上がる。
上がると「ただいまの気温38℃」と表示があった。
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気持ちが萎えるので、撤去してくれたらいいのに、と思いました^^)
その先にキャンプも出来る白ひげ浜がある(9:49)。
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道路向こうに渡って暫らく歩くと、湖上に鳥居が立っています。
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この前にあるのが白髭神社です。
拝殿はあまり見るべきものが無いが、拝殿から琵琶湖を眺めるとこうなる(10:03)。
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近江最古の大社だそうで、奥へ上がると大小さまざまな社がありました。
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更に奥には弁財天と寿老神も祀っていた。
白髭神社について詳しく知りたい方はこれをクリックしてお読み下さい。
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この鳥居、見る角度によっては湖面に浮かんでいるように見える。
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琵琶湖に接しているのは矢印の所なのです。

休憩を終え、更に灼熱に晒されて歩くと、焼肉バンバンや湖西路などの屋号を掲げたお店が続く。

長らくお待たせしましたが、やっと琵琶湖の対岸が見えてきます。
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矢印の下が琵琶湖大橋で、次回はこれを間近に眺める事になります。
その左、対岸の建造物が小さく見えます。

右に野菜直売の「うかわファームマート」が見えてくると、直ぐ大津市の道標が現れる(10:42)。
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親しんできた高島市と別れることになるが、道標の向こうに鵜川が流れていました。

灼熱除けにこのような半トンネルがあるのは嬉しい事です。
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短いのがもう一つあって、それを過ぎると岩除地蔵尊になる。
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ここで小休止ですが、左の岩には南無阿弥陀仏とありました。
多分この辺り、山が近いので落石などで絶命した方が居たのでしょう。
それで先ほどの半トンネルができたのだと思います。

ややあって、信号の無い横断歩道の向こうに湖面へ向かう小道がある。
入ると直ぐ琵琶湖。
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小さな漁港もあったが、チラ見して狭い生活道路を歩く事になる。
直ぐまた湖岸になるが、崩れた桟橋の横で親子が泳いでいた。
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ここは小松浜水泳場(11:29)。
人はあまり泳いでおらず、ノンビリしている感じ。
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滝川を渡って、人と自転車の専用道を歩くが、
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日影は全く無し。
直ぐ右側に湖西線が走っていて、電車に乗りたくなるが、ガマン、ガマンです。
この歩道は、この先で湖西線を右に行ったり左に戻ったりして、近江舞子駅に向かう。
やっと、その近江舞子駅に到着して小休止(12:14~)。
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ここは近江高島駅から10.8キロですから、あと6キロほどです。
オレンジの歩道とは別れて、近江舞子水泳場に向かう。

ここの水泳場は琵琶湖随一と言うことでしょうか、
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かなりの人で賑わっていました。
やっと昼食ですが、私の食材です(12:28)。
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更にビールも加わって豪華になりました。
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生ビールも販売していたが、缶ビールは350円、追加は氷結レモンで200円!
このCCレモンは、保冷ポットの氷が解けてスポーツドリンクが温くなっていたので、近江舞子駅の自販機で買ったものです。
この先ちびちび飲みながら歩きます。

ここで長めの休憩を取る。
食後、歩いて来た道のりを眺めます。
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この半島のような所の、更に向こう側から歩いてきました。
食事を終えて、京都の女神様は、お疲れモード。
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氷結一気飲みで凍結してしまいました^^)
波が押し寄せて来ているが、大き目のボートが通り過ぎると、暫らくしてこうなります。

水上バイク2台が擦れ違うシーンです。
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手前の4人乗りは後ろに3名の女性を乗せていて、いいところを見せられましたね。

水泳場の反対側には内湖があります。
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お父さんの釣竿を、娘さんが欲しがっています。
トイレを済ませて戻ってくると、その娘さん何かを釣り上げたようです。
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近付いてみると、小さな魚がピチピチ跳ねていた。

皆のいる所へ戻ると、1時間ほど休憩したでしょうか。
凍結していた女神様がお目覚めです。
でも、とろんとしています。
回復するまで待つつもりだったが、追っかけるので先に行ってくださいと強く言われて、従うことにした。
自転車で琵琶湖一周、3回の経験者なので脚力の不安はありませんが、アルコールに多少の不安がありました。

暫らく歩くと、ザグランリゾート近江舞子、3階建ての前にキャンプ場がある。
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直ぐに湖岸を離れて専用歩道を歩くが、前方の比良ヶ岳(蓬莱山)」が大きくなってくる。
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右比良ヶ岳と左比良駅とのツーショットです。
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比良駅に到着は14時6分。
かなりの距離だと思うがこの駅から比良ヶ岳に向かって歩く人もいるのでしょう、「登山者カード」と書かれた小さなボックスがありました。
Sugarさんに電話すると、歩いているので大丈夫です、とのこと。
10分ほど小休止して2.9キロ先の志賀駅に向かう。
お天気良過ぎ~の中、高架が作る日陰を歩きます。
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歩道と別れて湖岸へ向かう道があったので行ってみる。
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南比良から入る所だが、地図にその名称は無かった。
歩道に戻り歩き続ける。
ペットホルダーのCCレモンが残り少なくなって、ホットレモンになった頃、ゴールの志賀駅に到着(15:05)。
駅前に志賀観光協会があり、ここにスタンプポイント11があります。

来る途中電話すると、Sugarさん「疲れたので比良駅から帰路に着きます。」とのことでした。
でも、熱中症にはならずに歩き終えたのでまずは一安心。
と言う事で私達はミニ宴会です。
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左上のアリマさんはグビグビ中。
ポリのパックに入れた水を凍らせ、一緒に包んでいたのでかなり冷たい赤ワインでした。
赤ワインのあと、その冷たい水も頂きました。
ケンさんありがとう御座いました。

駅のホームに上がると、琵琶湖からそよ吹く風が太陽とアルコールで火照った体を冷ましてくれました。
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15時24分の普通電車に乗り、堅田駅で新快速に乗り換えて、帰路に着きました。


7月同様、8月も9月も2回の実施予定です。
前回は駅に到着時豪雨だったものが、収まって実施できました。
台風さえ来なければ実施できるような雰囲気です。
今後も熱中症にならないよう水分補給を充分に行いながら歩きますが、熱中症の方が逃げて行くような気もしています。


最後まで読んで頂いてありがとう御座いました

この記事へのコメント

  • てくてく

    白髭神社鳥居と、琵琶湖の組み合わせがいいですね。
    お見受けしたところ、コース殆どが舗装道路で灼熱地獄
    熱中症にならない様、頑張って下さい。
                           てくてく
    2012年08月02日 08:52
  • アルクノ

    てくてくさま、早速の気持ち玉とコメントをありがとう御座います。
    この白髭神社の湖面に浮かぶような鳥居は、予備知識が無かったので発見したような気持ちでした。
    拝殿前からの二重の鳥居は賽銭箱に体をくっつけての撮影でした
    灼熱地獄の中、日陰を探しながら歩いているようなものでしたが、今回の熱中症はやっつけました。
    次回も頑張って戦うつもりです
    2012年08月02日 09:24
  • asakun

    今回は炎天下ですか。
    写真は本当に綺麗ですが、歩くのは
    ホント灼熱地獄ですね。
    湖西線何度も乗りました。
    琵琶湖は大きくてまるで海のようですね。
    ランチにビールなんて良いのですか?
    (歩けなくなりませんか)
    景色が本当に綺麗です。
    鳥居さんもナルホドオモシロイ。
    そして、皆さんご無事でナニヨリでした
    2012年08月02日 14:10
  • 風子

    夏まっさかりな青空の下の琵琶湖もとても綺麗ですね
    やはり、お天気がよいほうが目の保養にはもってこいですしこうやって観る画像も綺麗ですが、ただ、かなり暑かったんじゃないかしら・・
    水泳も楽しめる場所や神社まであるんですね
    私が歩いたのは琵琶湖のほんの一部、
    昔にはミシガンにも乗って琵琶湖一周はやりましたが・・広い広い琵琶湖なんですね~
    2012年08月02日 16:00
  • アルクノ

    asakunさん、沢山の気持ち玉をありがとう御座います。
    写真にすると、
    明る過ぎる太陽の光が全てを映し出している感じですね。
    多くの方が白髭神社で写真を撮っているでしょうから、新発見ではないと思います
    でも私にとってはこの鳥居、かなり新鮮でした。

    初回は琵琶湖の北端だったので川に様な処でした。
    それが徐々に広がっていって海のようになり、やっと琵琶湖大橋が見えるようになって、はるばる歩いてきたなぁと言う思いです。

    私の場合はアルコールがガソリンになりますが、人によってはエンストを起こすので^^、一概にOKとは言えませんね。
    次回以降もこの調子で頑張りますので
    2012年08月02日 17:21
  • KURI

    炎天下、お疲れさまでした。
    あのあたりはまったくというほど日陰がありませんから大変だったことと思います。ただ日に当たっているだけでも疲れますのに、その上長距離を歩かれてはご同伴の方のお疲れもよくわかります。
     最後の志賀駅も、前回蓬莱山の帰りにそこから乗りましたが、このホームも午後からまったく日陰がなくて灼熱のホームでした。
     今後もどうぞ熱中症にはくれぐれもお気をつけてお歩きください。
     しかし、琵琶湖の湖北は美しいですねぇ。惚れ惚れします。
    2012年08月02日 17:31
  • アルクノ

    風子さんも琵琶湖の一部を歩いたんですね。
    琵琶湖が海のようだ、と言うのは歩いてみて実感しました。
    対岸が見えずに、山だけが向こう側にあるんですから。

    神社に関しては、湖底に沈んでいる痕跡もあって、水位は昔より上昇しているんでしょうね。
    湖西の道は、多くの方が関西から北陸へ向けて歩いていたので、そのルートに沿って神社も沢山あったようです。

    水泳場が沢山出来たのは近年になってからですね。
    その証拠写真はありませんが、女性のビキニ率がほぼ100%になっていました
    2012年08月02日 17:39
  • アルクノ

    KURIさんは、蓬莱山から志賀駅まで下ったんでしたね。
    見上げてみて「ホ~ッ」と感心していましたよ。
    でも、これだけ日陰が無いとは予想外でした。
    滋賀県観光協会には「日陰をもう少し作るように」と、申し入れておきます

    私達も美しい湖北に浸ってきましたが、これからは賑やかな南の方に向かいます。
    新たな展開を期待していますが・・、
    はて、如何な事に~
    乞う、御期待
    2012年08月02日 17:55
  • yoppy702

    ガリバーさんからの続きというのは、とても解り易いです。(^^)

    高島の方は、京都の友人と、釣でよく行っていたのですが、やっぱり、歩かないと、解らない事だらけですね。
    白髭神社も、名前は知っていましたしたが、見るのは初めてです。確かに、見方によっては、琵琶湖の中にあるように見えますね。

    トンボですが、京阪電車の淀屋橋~北浜に通じる通路に、トンボの写真が一杯、展示されてました。99種も生息しているんですね。
    武奈ケ岳に登る途中の西南稜では、トンボが一杯飛んでました。滋賀県のトンボは、琵琶湖からお山の上まで、飛んで行くんですね。

    近江舞子も、以前は、ブラックバス釣に、時々行ってました。
    なんで、ビールが登場するのか、一瞬、不思議だったのですが、水泳場ですものね。特に、近江舞子は大きいから、このコースは、夏場にイイですね。

    それにしても好天ですね。いくら、水の近くといっても…38℃の表示、確かに、見たくないですね。

    蓬莱山を目にしたら、登りたくなったんではありませんか?
    2012年08月03日 21:45
  • アルクノ

    yoppyさん、気持ち玉もありがとう御座います。
    ハイ、ガリバーさんに会いたくて行きました
    私は何もかもが初めてなのでとても新鮮でした。
    白髭神社の鳥居も写真に撮ってその秘密が分かりました。
    設計者の策略が読めたが、その技にはまったとも言えますね。
    トンボが武奈ケ岳山頂まで登るんですか!
    その脚力にあやかりたいです
    トンボ博士の小学生にも教えてあげないといけません。

    近江舞子ではとりあえずビールだったんですが、次回は氷結2本にします生ビールもあるのには驚きました!
    38℃の表示はアスファルトの照り返しもあるのでしょうが、非常に暑かったのでその温度計は正直者でした。
    これは、次回ガムテープで見えないようにしておきます

    蓬莱山、何れ登りたいですね~。
    夏はパスして、山頂が涼しい時ぐらいにですが。
    2012年08月03日 23:01

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