初回作は女体の形をしていました。
https://arukuno.seesaa.net/article/201103article_8.html
次はユーモラスな鳥の形でした。
https://arukuno.seesaa.net/article/201106article_8.html
興味のある方はクリックして御覧下さい。
木工細工・護身用ナイフType7(2012.04.02)
と平行して制作していたが、魅力を引き出す最後の撮影に苦慮した結果、此方が後のお披露目となりました。
材料はこれです。
用途は未定のまま、漆塗りの練習用にしていたものです。
この形をじっくり眺めていて、美脚をイメージしてしまいました。
1日目
出っ張りを削って足の形にしていく。
使った彫刻刀は「キワ刀」と「すくい刀」各12mm。
2日目
塗装部分を削り取る。
同日、全体のバランスを考えながら鉋鑢(カンナヤスリ)で滑らか仕上げにする。
肝心の靴べら部分は自分の踵に当て、フィット感を得られるようにしながら削っていく。
ここまではブーツのような感じですね。
夕食後、スチール鑢とサンドペーパーで脹脛(ふくらはぎ)の張りを作り上げていく。
この写真を見て、踵部分がやや不自然だったので修正した。
3日目
足元の野性的な味付けをする塗料は、水性オイルステインで色はオールナット。
お子様の茶色絵具に黒を少量混ぜてもOKです。
乾燥後、サンドペーパーで少し擦る。
艶出し塗装(数日を要する)
漆下塗り(水性ウレタン樹脂)の後、薄め液で3倍程度に薄めた透明漆を使用する。
日数をかけて数回塗り重ねる。
実用性を考えると、塗膜の堅い漆で仕上げるのが良いと思います。
乾燥後、乾いた布で磨き上げて仕上げます。
完成
前方から見て、
靴べら部分は少し捻っています
バックショットです。
サイドビューに、
ワイルド感が出ているでしょうか。
斜め後ろより見ると、足首から下は獣ですが・・、
角度によっては、ハイヒールを履いているようにも見えます。
右足をちょっと前に出している雰囲気で作りましたが、太腿へのラインも感じ取って頂けるでしょうか。
積極的で前向きな女性をイメージしています。
最後にお立ち台に上がって頂きました。
これが彼女自慢のアングルだそうです(^^)
セクシーショットを目一杯拡大させて御覧下さい。
(足のサイズは52mmで全高は220mmです。)
何時も御覧頂いている、
全ての女性ブロガーに捧げたいと思います。
男性諸氏は、御自身の美脚イメージを靴べらに託して作ってみては如何でしょうか。
私はこれから、
この靴べらに「行ってらっしゃい」と送り出され、
ウォーキングやワイルドな山歩きに出かけたいと思います。
この記事へのコメント
清兵衛
そして、美的センスも備わっています。
感心します。
アルクノ
お褒めの言葉、嬉しく思います。
今日もこの靴べらちゃんに見送られて、歩いてきました
ふぉるま
漆塗りで 曲線が更に美しく見えますね
アルクノ
この形は、材料の制約と実用性からスリムになったもので、本心を明かすともう少しふっくらしている方が女性らしいと思っています♪
何時の日か、ぽっちゃり系靴べらも作ってみましょうか。
風子
本当にハイヒールをはいた美人さんの細い足のようですから、お見事です
こんな靴べらに見送られての山歩きなら、バッチリですね
作業の行程もすごく丁寧で、きっちりとしたお人柄が伝わってきますよ~
アルクノ
「美人さんの細い足のよう」と言って頂くと、この靴べらちゃんも喜ぶと思います
これから大切にして、末永く仲良くしていきたいと思っています
今回は細かい製作過程も添えたので、何方かがもっと素敵なものを作ってくれたら、と思っています。
KURI
女性のひざ下のふくらはぎのラインは、男性もそのフェチがいるほど。
私は下から2枚目の写真のアングルが好きです。(^_^)
アルクノ
私もこのラインを眺めていて、足フェチに引き込まれそうになりました
下から2枚目の写真を気に入って頂きましたか。
後ろにCDラジカセがありますが、この時かけていたのは「ランバダ」で、野性的なダンスも似合いそうだと思いました。
また、想像力を働かせてください
yoppy702
ナイス美脚です。
ワイルドな山歩きに、このセクシーな美脚に送り出されたら、元気一杯になりそうですね。
ますます、アルクノさんの山歩きに磨きがかかりそうです。
アルクノ
シェイプアップされた足に、私も惹かれてしまいそうですが、これからも軽快にあちら此方と歩きたいと思っています。
この記事をアップした後、出かける準備をしました
ぴよっち
この靴べらのように細身でしなやかな美脚を目指そう と気を気締めました。
作品として面白いなと思ったところは 足首から下だけをオイルステン塗装したことです。
最初の漆を削り取るだけでも大変だったのではないですか
アルクノ
そうです、ぴよっちさんをイメージして作りました(スリスリ)。
スリムな美脚になった暁には、是非ブログで紹介して下さい
塗装のツボに注目して頂いて嬉しいですね。
確かに、漆は硬いので削るのが大変です。
ゴリゴリ削って、しなやかな足を作る。
と言う点がポイントでした。
凡稔
出っ尻もなかなか見ていて楽しくなります。女性の美脚も、良いです。ヤスリをかけるときは、つい女性の脚をマッサージしている気分になったりして・・・。木の形をみて、何をイメージできるか。そこがスタートになりますね。それにしても器用です。(脱帽です)
アルクノ
仰るように最後のマッサージがポイントでした
我が家には、このような美脚女性はいないのでイメージを膨らませるのに苦労しましたが、楽しい部分でもあります。
イメージを形にしていくのを楽しんでいます。
凡稔さんの人形も、楽しい雰囲気が溢れているので原点は同じような気がします。