その住宅地奥から西にある「みのたにグリーンスポーツホテル」(以下略してグリーンホテル)周辺までの山裾に、市民緑地としてのハイキング道が整備されています。
それが柏尾の森ふれあい市民緑地で、
そのコースの一部を紹介します。
また、その先に稚児ヶ墓山への隠された登山道もあるので、入り口まで私が案内したいと思います。
今回はマイナー情報満載ですが、「山田の里」の奥に広がっている裏山風景を眺めながらの歩きになります。
自宅裏山として、普段私が楽しんでいるところでもあります。
コースは自宅~神戸北町(日ノ峰2丁目バス停)~青空市場~蔵本バス停~電柱ツクハラ32~グリーンホテル遊歩道散策~稚児ヶ墓山登山道出会い~柏尾の森ふれあい市民緑地休憩所~柏尾台住宅地~(大滝口バス停)~箕谷小学校~自宅で、距離は約13km。
厳しいアップダウンが無く、ウォーキングから山歩きへ移行しようと計画している方にとって“持って来い”のハイキング道です。
神戸三宮からは北町行きバスに乗車して日ノ峰2丁目下車でOK。
神鉄箕谷駅からは衝原行きバスに乗車して蔵本で下車すればよい。
帰路は大滝口バス停から市バスで箕谷駅へ向かうか、バス道を15分ほど歩くかのどちらか。
その場合、歩く距離は6~7km程度になる。
自宅を9:39にスタートして、神戸北町の北端にある日の峰東公園に着いたのは10:11。
その公園から稚児ヶ墓山の麓にあるグリーンホテルが見える。
このホテル右方向に散策路が広がっています。
この公園脇に光厳雲清和尚の墓がありその由緒碑もある。
手を合わせて下ると、歩行者用押しボタン式信号の向こうに青空市場がある。
日ノ峰2丁目バス停から車道を歩いて下っても10分ほどの所。
信号渡って左に下ると、
志染川に架けられた幸座橋があり、渡った先に蔵本バス停がある。
その右にこの地図があります。
地図にルートは無いが、この右を上がるとその先で太陽と緑の道に出合えます。
上がった先の分岐を右に向かって、直ぐ左へ。
この道が山に向かって真っ直ぐに伸びています。
突き当りにある原野消防団と書かれたホース格納庫を右に折れる。
すると直ぐ、またホース格納庫があって太陽と緑の道の道標もあります(10:31)。
その先、あるお宅へ向かうような細い上り道が今回の山道に繋がっている(10:32)。
この角に立つ電柱に「ツクハラ32」と表示されています。
民家の横から山道になる。
九十九折の坂を上がると、ピンクリボンが目に飛び込んできて、
見るとK-86と書かれている。
リボンに沿って進むと、倒木によるアーケードがあります^^)
分岐を右に上がるとお酒が供えられた石仏があり(10:38)、
そこから直ぐ石の鳥居が見えてくる。
地図には八坂神社が載っているので、それと繋がっているということだろうか。
倒木もあるが、暫らく登っていくと今度は黄色いリボンが現れ、その先で柏尾台住宅地の横に出る(10:43)。
遊歩道と記される錆びた表示もあった。
右に住宅地の空き地が広がるが、その遊歩道を進むと
小さな溜池があり、その向こうにはテニスコート。
後ろにはホテルの建物が見える。
これが、グリーンホテルです。
今度は木の板に遊歩道と表示があるので、行ってみると(10:49)、
数人の方が何やら作業中です。
近付いてみると、丸太を切断しており椎茸を栽培する原木を作っているようでした。
その横では畑も耕していた。
戻って山に入ると・・、昔ここに棚田があったのでしょうか。
平たい土地が段々になって続いていました。
ピンクリボンに沿って登って行くとまた溜池があるが、
やはり田圃がこの辺りにあったと言うことなのでしょう。
ポツリ、ポツリと、降る雨が池に落ちてきた。
そこから3分、左方向に体育館のような丸屋根の建物が見える(11:00)。
この中にナイター設備も備えた全天候型テニスコートがあります。
そこからドンドン登ると、案内してくれるリボンも無くなり、深い谷に入る(11:05)。
これが道無き道を行く、稚児ヶ墓山への登山道です。
在職中のこと、神戸市北区の住人に稚児ヶ墓山から先程のホテルへ真っ直ぐ向かう急坂道があることを教えられ、下山時に一度だけ下った事があります。
この道がそれで、急坂というよりは崖のような道でした。
登りだったら行けそうな気もするが、あれから数年が経過しているので一部崩落しているかも知れません。
雨も降ってきたことだし、
何れまたと言う事にします^^)
この登山道は、昼なお暗き鬱蒼とした谷です。
あまり人が歩かないので、夜行性の猪が出てくるかもしれません。
単独では向かわず、ベテランハイカーを加えたグループでのチャレンジがいいと思います。
戻って、私の行く道が分からなくなり^^;
この番号の無い長いピンクリボンを頼りに進むと、
シダで覆われた道が、行き止まりになっていた。
10分ほど大きく戻ると、落葉の重なる地面にV字で赤い塗料が吹きかけてあった。
私のように迷える子羊の為の道しるべでしょうか^^)
下ると先ほどのものより小さい溜池があり左へ進む。
その先のリボンにはA-59と書いてある。
周りを見回すと下方にもあって、棚田のような所を滑りながら下っていくとA-58とありました。
道の無いところで迷った時はこのリボンが案内してくれる、と言う事です。
踏み跡のしっかりしたところへ出ると、番号が飛んでA-104とあり、
その上に休憩できる場所があります。
誰も居ないここで昼食にします(11:45)。
暖かくなってきたのでカップ麺は卒業して、愛妻弁当です^^)
テーブルは雨で濡れています。
本降りにならないうちに急ぎましょう。
本日は午後3時から傘マークだったのです。
気象予報士は正直に伝えることを躊躇しているようです^^;
食事場所から前方にグリーンホテルが見える。
左方向には神戸のビバリーヒルズも広がっている。
敷地面積の大体が150坪で、それを2区画占有しているお宅もあります。
食事を終え、15分後にはザックにカバーを被せ、傘を取り出して下る。
その2分後、志久道に出ます。
出ると、最近設置したこんな看板がある。
ここは六甲山頂から北西方向に十数キロ離れた丹生山系の麓ですが、六甲柏尾台という名称になっています。
志久道を肘曲りから右へ向かうと道標にある志久峠、直進すると稚児ヶ墓山です。
ピンクリボンは更に続いているが、
直ぐ住宅地に入る。
下ると深い側溝の向こうにもリボンが括りつけられている。
細い道が続いていて歩けるようになっているのです。
その先、志久道のことについて記された大きな石碑が設置されています(12:11)。
オリジナル写真ですので、興味のある方は拡大して御覧下さい。
ここから柏尾台の連絡道を下るとバス道と交わるが、その右に大滝口バス停がある。
私は信号渡って舗装路をドンドン登って行く。
石碑から4キロほど歩いて自宅に帰り着きました(12:56)。
三宮から北町行きバスは頻繁に出ているが、箕谷駅から衝原行きのバスは便数が少なく発車時刻の確認が必要です。
大滝口から箕谷駅までは約1キロなので、歩いた方がいいと思います。
柏尾の森ふれあい市民緑地周辺は現在整備進行中なのでしょうか、少し奥に入ると雑木やシダに覆われたジャングルのようになっています。
お子様達は探検気分も味わえるので喜ぶことでしょう。
「みのたにグリーンスポーツホテル」へは宿泊の場合送迎バスが用意されています。
日帰り入浴も可能なので、家族やグループでの利用等お勧めだと思います。
長々とした記事を最後までお読み頂いて、ありがとう御座いました

この「柏尾の森ふれあい市民緑地」が2010年5月17日のブログ開設以来200本目の記事となりました。
このようなスタイルでこれからも続けていきたいと思っていますので、末永くどうか宜しく御願い致します

この記事へのコメント
てくてく
鳥居、愛宕神社の鳥居で、少し行って道なき道を、左に登るとお社があります。ホテル側からの道もあるようですが・・・
雨の中の、里山歩き、お疲れ様でした。^_^
てくてく
アルクノ
鳥居は愛宕神社からのものでしたか!
その道なき道を今度行ってみます
気象予報士の言う通りであればもう少し行けたのですが
KURI
最初はいかにも迷いそうな道ですねぇ。
お天気が良ければ「ちょっと迷ってみようか」と思いそうですが、雨ではちょっとねぇ。
愛妻弁当もとっても美味しそうです。
GOOGLE MAPと照らし合わせながら拝読致しました。
少し縮尺を拡げてみると、稚児ヶ墓山のもっと北の愛宕山を越えると、その北には「えっー!」という数のカントリークラブが広がっていて、その開発ぶりに「驚愕」しました。これもバブルの遺構と呼んでもいいものなのでしょうか。
今回も自分で歩いたような気持ちになって楽しかったです。(^_^)
アルクノ
ハイ、雨の中での迷い路はちょっと辛いものがありますが、愛妻弁当には感謝しています。
在職中の出張でしたが、島根に向かうプロペラ機から眼下を眺めているとゴルフ場の多さにホント呆れるほどでした。
今思えば、バルブの花が咲き乱れている時期でしたね。
GOOGLE MAPと照らし合わせながら、楽しんで頂けて何よりです
風子
神戸のことには詳しくないので初耳ですが、グリーンホテルは聞いたことあります・・ここは日帰り温泉施設かなにかも併設してるところじゃないですか?
それと、ここまでの詳しい親切な道案内があれば・・この辺りに詳しくないものでも、コレを見て歩けば、バッチリですね
アルクノ
風子さんも三宮か箕谷かどちらかのバスを利用し、散策すると簡単に森林浴が出来ます。
そのあと、日帰り温泉「銀河の湯」もご利用下さい。
調べてみると、入浴料は大人800円。
送迎バスもあって、平日だけですが箕谷駅10:23です。
帰りのバスも14:45から4本あります。
温泉の宣伝なってしまいましたが、ホテルのHPもあります。
この道案内も是非ご利用下さい
M
ハイキング中での愛妻弁当・・おいしそうですね。
うちのは結婚当初は作ってくれていましたが・・今では昼飯は社食オンリーの毎日です(~_~;)
毎日・・何食べようかな~って悩むのも面倒なので・・ついつい同じものを連日食べたりするんですよね。
何が入っているか・・明けるまでが楽しみな我が家の弁当ほど・・美味しいものはないですよね。
まだまだ・・寒い日が続きますが風邪などひかず、ハイキングがんばってください。
アルクノ
気持ち玉もありがとう御座います。
弁当の中身は多少変化がある程度であまり代わり映えしませんが、美味しく頂いています。
この時は小雨でしたが、見晴らしがいいと味も良くなるようです
ハイ体調に気をつけて頑張って、と言うか気儘に歩いていきたいと思っています
yoppy702
アルクノさんの、登山記事は、読んでいて、自分も歩いている気になれるので、いつも、楽しんでおります。
市販されているガイドブックは、味気ないですものね。
今回のコースは、「太陽と緑の道」と書かれてあったので、気楽に歩けるコースだとばかり思いましたが…ボクなら、ルートに、なかなか入れないのではと思ったり、歩いていて、道に迷うこと度々とか感じたりです。
「案内してくれるリボンも無くなり、深い谷に入る」なんて、ボクには無理。昔、六甲の方へ行った時に、目印が見当たらなくなり、振り返ったら道がなかったという経験があるので、どこへいっても、目印は探してますね。
愛妻弁当、ナイスです。
お山は、こういうお弁当がお似合いですね。(^^)
アルクノ
ハイ、何とか200本までこぎ着けました。
時々ずっこける、ファニーなガイドブックとして楽しんでもらえれば・・と思っています。
この道、少し迷っても番号を確認しながら進んでいくと、さっきの所へ戻ればいいということになります。
私の場合、探検気分でジグザグに行きましたがそれでも何とかなりました。
六甲は面積が広いので遭難すると大変ですから、目印の確認は大事ですね。
ここはホテルと志久道との間のある狭いエリアなので、下っていけば原野地区へ出る事が出来ます。
どうぞ安心して探検に向かってください
今後、この地方はアイサイ弁当で、ところによりカップ麺になる模様です
ひよどり台のじいじ
この公園からホテルのテニスコートのところにたどる道を教えてください。
アルクノ
ホテルへ向かう場合は、上から11枚目の写真、
>この角に立つ電柱に「ツクハラ32」と表示されています。
の所から入って下さい。
志久道から道順を説明するのは困難です。
「ツクハラ32」の電柱から山に入ってどんどん上がると柏尾台の住宅地が右に見えてきて、更に進むと小さな溜め池があり、その前に、木の板で「遊歩道」と表示があリます。これがホテルの遊歩道で、下るとテニスコートの前に出ます。そこからホテルが見えますが、正門は5分くらいだと思います。
またお孫さんを連れて歩いてみて下さい。
気温が上がっているので、虫が多いかもしれません。
携帯蚊取り線香など用意した方がいいかもしれませんよ。
ひよどりじいじ
北建設事務所を通じて、「市民の森」の油井さんからも案内をいただきました。市民の森からホテルにはよい道ができているそうです。
志久峠へもご案内の道をあがり、「市民の森」経由で行けるのではないでしょうか。ホテルは帰りに寄りたいと思います。
ホテルの遊歩道が荒れ果てたままなのは、20年も前に経験しています。ホテルは35年前のプールがあった時から子供たちとから愛用しいましたが、できたときの遊歩道が今ではホテルフロントマンも知らない存在になっているのですね。
アルクノ
勿論市民緑地とある看板からもいけますが、山に向かうと迷うかも知れません。
ホテルが見えてくれば其方の方へ向かえば、自然に行けるかも。
探検気分で歩けば楽しいですからね。
遊歩道が歩きやすいのはホテル周辺だけのようです。
倒木も沢山あります。
遊歩道近くの愛宕神社で休憩するのもいいと思います。