と言うことで、単独で丹生山系を歩くことに。
コースは、神鉄・緑が丘駅~三木総合防災公園~志染町三津田~満願寺~(山陽自然歩道)シビレ山登山口~広芝池~シビレ山(465m)~丹生山・丹生神社(515m)~裏参道~丹生神社前バス停~バス道~蔵本バス停=市バス=神鉄・箕谷駅で、歩いた距離は約16km。
緑が丘駅を10:47にスタートし、歩き終えた蔵本バス停は16:58でした。
休憩は昼食場所で25分、シビレ山と丹生山で各5分です。
緑が丘駅を10:47にスタートし、駅前バスロータリーから緩やかに下っていきます。
10分後、左にコープを見て更に下って行くと、角に「はばたきの丘」と表示のある交差点がある。
ここを右に折れて緩やかに登っていきます。
右に関西国際大学の正門が見えてくると、左に「はばたきの丘」への取り付きがある。
少し山歩きをしてビーンズドームへ行くには此方がいいが遠回りになるので、直進して信号を左へ向かう(11:25)。
兵庫県消防学校の訓練建屋が見えてくると、
歩道からグランドゴルフ場へ入る道がある。
ここの綺麗なトイレを拝借する為に立ち寄りました^^)
グランドゴルフ場の端まで来て外へ出ると、陸上競技場が右に見えてくる(11:40)。
信号渡って、競技場を右に回りこんで下ると目指す山が見えてきます。
木がある右奥がシビレ山で山頂付近には送電線鉄塔が立っている。
写真右端、山頂付近が木立でギザギザになっているのが丹生山です(11:49)。
ここからかなり距離がありそうだが、こんな時間から両座に登ることができるのだろうか。
兎に角行ってみることにする。
競技場奥からだら下がりになり、下の舗装路を右に進んで園外へと向かう。
下ると門が閉まっていたが、左の通用門から出られました。
門の外、左へ向かって右へ下ると、三津田です(12:04)。
ここを右へ進むと満願寺がある。
その前に「三津田下」バス停があるが、三宮方面から来るバスはこちら側に止まる(12:11)。
丁度神姫バスがやってきたが、バス停前の押しボタン式信号から左に渡ります。
緑が丘スタートが10:47だったので、このバス停からスタートすれば私の場合1時間24分の時間短縮ということになります。
その時刻表も添付しておきます。
オリジナル写真ですので拡大させて御覧下さい。
暫らく行くと、干支を飾り瓦に焼いた作品が石塀の上に並べられていました。
(振り返って撮影)高度な技術に感心しましたが、1枚如何程でしょうか。
著作権もあるのかと思って詳しくは紹介しませんが、詳細はここを訪れて見てください。
右に呑吐ダムが近づいてくると、左にシビレ山登山口が現れる(12:29)。
これはこの地域の近畿自然歩道について書かれている看板で、山への案内とはなっていないのです。
ここからは初体験の道です。
義経が鵯越の逆落しに向かった道は、衝原(つくはら)で平家軍に見つかる事を避けて谷筋を通らず、三津田から(シビレ山)~丹生山~藍那古道~高尾山と山伝いに通って鵯越という説があります。
この内未踏の三津田からシビレ山への道を歩きたいと常々考えていましたが、今回それを実行することになります。
「農道」とある舗装路を上がるとこの地域の溜め池でしょうか、結構大きな池が目の前に。
これが後で知る広芝池です。
右へ行くと行き止まりで、戻って左へ行くと山道が続いていました。
右の池を眺めながら登って下ると、池に注ぐ川を渡る所がある。
川向こうには「丹生山・シビレ山 自然歩道」と道標が立っていた。
暫らく行くと山陽自然歩道の道標もあった。
単独で初めて行く道は多少不安な面もあるがこれで安心して進めます。
滑り落ちそうな斜面に、頼りなさげに取り付いている踏み跡をなぞって進む。
道が崩れたのか少し段差のある所を齧り付いて登り、
その先で急坂になる湿った谷の、木の根っこを踏んで上がる。
やがて緩やかになり、太陽と緑の道に取り付く。
神戸市から頂いている地図で確認すると、太陽と緑の道の本ルートはこの道標が基点になっているようです。
道標には「右 シビレ山を経て丹生山 左 広芝池を経て満願寺」と書いてあり、
これで、登山口にあった池が広芝池であることを知りました(13:11)。
この後ろは衝原湖から上がってくる道で、以前にも紹介しているが増水時は歩けない谷筋を登る道です。
興味のある方やここからの詳しい状況を知りたい方は2010年9月の「シビレ山から丹生山へ」をクリックして御覧下さい。
https://arukuno.seesaa.net/article/201009article_5.html
「山陽自然歩道に合流する」と書いてある処からが以後の道になります。
それには紹介していない場所で昼食です。
この道標から2分でボロボロ崩れる岩肌を登るところがあり、
緩やかになったその先に見晴らしの良い場所がある(13:24)。
曇天でややぼんやりだが、三木総合防災公園が望めます。
雄岡山(おっこさん)と雌岡山(めっこさん)も仲良く並んでいます。
右の雌岡山にある梅林はもう開花しているのだろうか。
足元を写して広角にするとこんな感じです。
今日のちょっと遅い昼食はアンパンと辛いことで知られるこのカップ麺。
横のコップにあるのは焼酎お湯割り。
25分の休憩を終えて片付ける。
そこからアップダウンを経て25分後に「シビレ山750m」という道標に出合う(14:14)。
以前には無かった「登り1時間・下り40分」という意味の書き込みがある。
そんなにはかからないと思うが、ロープが連続するのでゆっくり行って下さいという意味でしょうか。
こんなロープが何箇所もあります。
「シビレ山200m」という分岐から5分登って、眺望の無い山頂です(14:35)。
「シビレ山750m」の道標から21分で来たので、登り1時間が大げさであることがこれで分かると思います。
そこから2分進むと見晴らしの良い送電線鉄塔の下に出る(14:37)。
これが、三木総合防災公園から眺めた鉄塔です。
防災公園でこの鉄塔を眺めたのは11:49ですから、そこから2時間48分が経過していることになる。
そこから眺める西方面のズームアップですが、左に電波塔が2本立つ菊水山と、右に電波塔が1本立つ高尾山です。
ファイルサイズはオリジナルですので拡大させて御覧下さい。
義経はここから山伝いに丹生山~藍那古道~藍那・相談ヶ辻~高尾山へと向かいました。
ひよどり墓園内にある高尾山には、枯れてしまった「義経馬つなぎの松」があり、高尾山を向こう側へ下ると鵯越という事になります。
元来た道へ戻って、丹生山へ向かうと衝原湖の一部が望める所がある。
そこから直ぐ奈落の底へ落ちるような急坂下りがあり、
ロープを掴んでゆっくり降りて行きます。
下った後は問題の無い緩やかな道です。
15分ほど進むと丹生山裏参道に合流して、鳥居から右へ登ると神社のある山頂です(15:18)。
ここからの眺望はあまり宜しくありません。
下って鳥居から真っ直ぐ行くと表参道だが、左へ向かって先ほどの裏参道を下ってみる。
分岐には「林道を経て丹生会館」とあります(15:28)。
余談だが、表参道を暫らく下ると右に「→千年家」の道標があります。
その急坂下りが義経道で、健脚さんは其方を選んでください。
下った先には箱木千年家の前に衝原バス停があり111系統の市バスが箕谷駅まで向かいます。
裏参道は滑り止め仕様のコンクリート舗装路でかなりの急坂がクネクネと続きます。
やがてなだらかになって、表参道との分岐にある延命地蔵尊に出会う(15:47)。
下りきった先にもあるお地蔵さんにご挨拶(16:15)。
ここから丹生山へは2.8kmと道標に書いてあります。
志染川を渡って車道へ出ると丹生神社前バス停です。
時刻表を見ると、バスは13分前に出たあと^^;
次のバスは16時53分!
また余談ですが、ここから車道を渡れば義経道とも言われる藍那古道があります。
藍那駅へは1時間半ぐらいの距離です。
30分以上も待つのは嫌なのでバス道を歩く事にしました。
やがてバス道は県道から分岐して左へ向かうが、そこに衝原へ向かうバスが止まっていた。
このバスが衝原で折り返して、私を追っかけて来ることになります。
そのすぐ先、歩き始めて20分でバス停のある山田小学校前。
まだ大丈夫なので歩き続けるが、辿り着いたのは「蔵本」バス停。
2分待ちで17時発のバスがやって来て、箕谷駅へ向かいます。
ここから駅まで歩いても20分ほどの距離ですが200円払って箕谷駅で下車しました。
細かい事ですが、丹生神社前バス停からだと280円なので3キロほど歩いて80円の節約という事になります。
どうせなら、バス道を紹介する為に箕谷駅まで歩きなさいということになりますが^^;
文中で紹介した、満願寺前の「三津田下」バス停ですが時刻表には急行西脇営業所行きとあります。
調べてみると三宮9時40分と10時40分発のバスがあります(平日、土日共)。
時刻表と照らし合わせると32.分程でそこへ到着するようで、遠方の方もどうぞお越しになって歩いてみて下さい。
この記事へのコメント
明美歌
写真を見ながら説明文を読んでいると
山道がちょっと険しいアスレチックコースのように見えてきて、大丈夫なのかなとドキドキしてしまいましたよ~(笑)
下りの道も結構、きつそうですよね><
雄岡山と雌岡山は本当に仲良く並んでいますね^^
良い眺めです
アルクノ
スタートがもう少し早ければ丹生神社前バス停から藍那古道を歩いても良かったんですが、「歩き過ぎ!」と明美歌さんに言われそうです
このコース、アップダウンに険しい所があるので結構しんどいです。
正直に言いますと、下りで尻餅ついた所がありました^^)
その昔、雄岡山は雌岡山にナイショで浮気をしたことがあるそうです。それでいまだに頭が上がらず、雌岡山より8m低いのです。
今は見ての通り仲良く暮らしています(8m低いのはホントです)
yoppy702
シビレ山を遠くに…ホント遠くに望む写真を見た時、「エーッ!あんな所まで行くの!」って思いました。
ボクなら、バスを考えてしまいそう。(^^ゞ
「飾り瓦の干支」を置かれているのは、民家ですか?立派な作品なんですね。
舗装道路とお別れして、山道を見ると、なんかホッとします。いっつも、山道に入ってから、スタート的な感覚になるものですから。
落ち葉+斜面=ズルズル
…緊張しました。(^^ゞ
遠くに見える、「(おっこさん)と(めっこさん)」。周囲には、高い山が見えないので、とても、仲が良さそうな雰囲気が漂っています。なんか、見ていて、微笑ましいです。
そうそう。前にも、お聞きしようと思ってたのですが、ラーメンとパンって合います。便利やなぁ…っ思っていて、試してみようと思うのですが…
ロープが続いていると言う事は、かなり急な道が続いていると言う事で、条件反射。緊張します。
13分前にでたという事は、この時、16時20分?30分以上待ちだと、歩きたくなりますね。
2分待ちで、17時発に乗られたという事は、38分の歩行。それで、80円は、得した気分になりますね。まぁ…歩くのが好きでないと、できないですけど。
今回も、楽しませて頂きました。
大変、お疲れさまでした。(^^)
アルクノ
16kmといっても登山口までと下山後の舗装路歩きがほぼ半分なので山道は約8kmでしょうか。
私は駅から駅まで歩く事が多いので距離も長くなる傾向にあります。
シビレ山、競技場から見たときは遠いな~って思いましたが、距離感と人の歩くスピードを実感するには丁度いい実例となりました。
「飾り瓦の干支」を置いているのは職人さんのお宅のようで、家の前に工作する道具等が置いてある小屋もありました。精緻な作りだったので写真1枚だけ追加で添付しておきます。
昼食はおにぎりとカップ麺でもいいのですが、家に買い置きのパンがあるので持って行っただけです^^;
でも冬の場合、おにぎりは体を冷やすので菓子パンの方がいいと思います。
急坂で怖いのは落葉の下に小さな石ころがある場合です。
踏むと転がってスッテンとなりますので、ロープが助けとなります。
丹生神社前バス停はお察しの通り16時20分でした。
あと1時間早ければ藍那古道を歩いて帰るところで、その場合は18キロぐらいになります。
今回、次のバスに乗るには何処まで歩けるかの実験でしたが、別に箕谷駅まで歩いても良かったわけです
てくてく
山は、まだ春の気配なしですね。お疲れ様でした。
てくてく
アルクノ
このコース、「三津田下」へのバスを利用するのがいいと思いますが、三宮からの急行バスは箕谷を経由しないので私達には不便ですね。
ちょっと曇天でしたが、遠くまで見通せたのでまずまずでした^^)
風子
普段見なれた道もこうやって、画像でUPされるとまた違った趣も感じられて・・
防災公園のほうまで歩いたこともあるんですが、大体は車で通りすぎるだけです
16キロの単独行も歩きなれたアルクノさんには退屈なしの心地よい時間なのでしょうね
雌岡山の梅も今年はまだまだのようですが・・
早く、山も緑に覆われる春が待たれますね
アルクノ
今日は雨なので自宅でゆったりしています。
そうですか、風子さんのおうちの近くを歩いたわけですね。
この辺りは神鉄ハイキングで教えてもらってから歩くようになりました。防災公園近くには「志染の石室」とか「どっこいさん」とか訪れるポイントもありますね。
「ごちそう村」などはよく行かれるのでは?
「雌岡山の梅」はまだまだですか・・、
3月になっちゃいますね~
緑が丘から雌岡山梅林も近いので、車で行かずに歩いて下さいね
KURI
「おっこさん」と「めっこさん」、そしてシビレ山とその少し南にある「シブレ山」。この「シビレ」と「シブレ」が対になるのかは分かりませんが、面白いなと思いました。
そして、義経の鵯越の逆落しに向かった道というのがとても興味深かったです。秀吉や信長の戦法もそうですが、戦略家は思わぬところから攻め込むのだなと感心します。
アルクノ
このようにライブ感のある記事にしているので、そう感じてもらえると嬉しいですね。
ついでにシビレ山とシブレ山の謂れについてもお話しましょう。
「シビレ」はこの辺りに鉱山があり水銀の採掘もしていたようです。水銀毒で痺れることもあったのでシビレ山となったとか。
「シブレ」はこの辺りの「しぶれる」という言葉から来ています。その意味は湿気で濡れるということで、シダが多くて歩いていても裾が濡れる事が多いのです。
しぶきがかかると言えば分かるでしょうか。
「義経の鵯越の逆落」については右ブログテーマの「歴史」をクリックすると過去ログに「義経の足跡を辿って」があるので時間があるときに覗いてみてください。
歴史にも興味があるアルクノです
らんたん
ロープにつかまったり木の根っこがあったりの登山道はハイカーにとって困難なほどするものなんでしょうね!健脚ぶりがうかがわれます。
それに撮影と時間にまで気を配りながら丁寧に載せたブログ素晴らしいと思います!
春になったらアルクノに良い季節楽しみですね
アルクノ
そうですね、六甲山には遊歩道のような山道もありますが、丹生山系はあまり整備されておらず野性味溢れる登山道です。
そこが楽しいとも言えます
撮影ですが今回200枚弱撮りました。
時間は筆記せずにカメラデーターからのものです。
沢山撮って、ポイントごとの時間を書き起こし、更に写真を四十数枚選んで組み立てていきます。
疲れていると手ブレもあるので同じポイントで2~3枚撮ることもあります。
写真の整理は当日に行って、翌日執筆になる事が多いです。
ブログ作製の裏話をしてしまいました
私は春夏秋冬アルクノですが、暖かくなるとスピードアップしてそこらを走り回ることになるかも知れません
これから良い季節になりますね。
彩
アルクノ
このコース、アップダウンに厳しい所があったので下りきったときはホッとしました。
植物には疎いので、これからお勉強です
丹生山付近では日当たりが悪く湿気が多いので山野草がよく生育します。
以前ですがギンリョウソウを見たことがあります。
M
シンラーメン・・久しぶりに食べたくなりました(笑)
アルクノ
楽しめていただけたようで何よりです。
コンクリートジャングルではストレスも溜まるでしょうから、是非お近くでトレッキングをお勧めします。
私も湯船に浸かってゆったり、は大好きです
シンラーメン、体が温まるのでGoodですが、これからは汗も出そうです