天気予報では翌13日から暫らく雨ということなので、単独で近くの裏山に出かけました。
コースは、自宅~箕谷駅~崩落現場~東ノ峰~柏尾谷池方面~分岐~沢下り~兵カン連絡道~箕谷駅~自宅で、箕谷駅からの往復だと約12kmか。
この崩落現場、正確な名称は分からないが、
過去ログで紹介しています。
https://arukuno.seesaa.net/article/201010article_6.html
その「東ノ峰(城山)から箕谷へ(2010.10.19)」で偶然出合って以来、私のお気に入りになっています。
神戸市の丹生山系では絶景スポット・トップワンではないでしょうか。
その記事には、この辺りのコース整備をしているTomyNortonさんからもコメントを頂きました。
興味のある方は、上記URLをクリックしてみて下さい。
昨年1月には、未体験ゾーンも加えて距離を長くして歩いていますが、TomyNortonさんからコースアドバイスも頂いています。ありがとう御座いました。
と言う事で今回は3度目。
このコース、夏は道が分からなくなるほどに雑草やシダが繁茂しています。
今の時期、冬季に訪れることをお勧めします。
また、見所の崩落現場は痩せ尾根となっています。
今年大型台風がやって来るような事態になれば、それこそトレイルごと崩落するかも知れません。
通行止めにならない今の内に、山歩きが好きな神戸市民及び近郊の方々には是非訪れて欲しいと思っています。
自宅を9時半頃に出て、神鉄箕谷駅へ向かいます。
箕谷駅に到着(9:55)。
駅前を下るとき、目指す山が見えてきます。
向かうのは右の東ノ峰で、左に鈍角三角形のような山が花折山です。
その間に横たわるのが柏尾谷ということになります。
その柏尾谷道は柏尾台住宅地に向かう道から右へ逸れて柏尾谷川を遡ると行けますが、危険なところを登らなければならないので初心者には勧めにくい道です。
ただその渓流には見所が沢山あるので、途中まで行って往復してもいいと思います。
いけや食堂の前を右へ下ると、左に車道を潜るトンネルがある。
これを潜った先の小橋を渡って右へ進む。
押しボタン式信号を渡ってそのまま直進すると、川を渡った先にお屋敷があります。
その右、黄色いラインに沿って小道に入る。
突き当たりの住宅を右へ行くと、登山口です(10:10)。
いきなりの、荒れた道を進むと分岐がある。
これが、最初に紹介したTomyNortonさんが設置している道しるべです。
落ち葉を踏み、前を塞ぐ枯れ枝を避けながら登ると、左に城山としての面影でしょうか城壁が見えてくる(10:31)。
その向こう側には、この山中に珍しい平らな土地が広がっています。
そこから5分で、密生した雑木が消えて前が開ける。
右方向、砂地で滑る急坂を登ります。
足元には霜柱が沢山あったが、直ぐ休憩場所に使えそうな平たい所へ出る。
振り返ると、山裾には白い箕谷グリーンスポーツホテルが見えます。
ここに大事な道標が・・。
左へ行くのが東ノ峰で、行き先表示の無い右へ向かうと藪の中に迷い込んで・・谷上方面へ下る事になる。
やや下って登ると、シダが道を隠しているが、
そこから1分でこんな所へ出る。
いきなりの絶壁です。
斜度は60度以上あるでしょうか、滑落すると捉る木などはありません。
目の前は、冒頭で紹介した花折山です。
その下はこんな感じで、
この2枚の写真を上下に繋げると、今立っている場所の凄さが分かると思います。
この立っている場所は痩せ尾根で右へ落ちてもいけませんが、
足元にある木の根っこから、下を覗いてみました。
その木から振り返って、
下はこんな感じです。
直下は数十メートルの深い谷

この下に柏尾谷が横たわっています。
唯一ここだけですが、何故このように崩落したのでしょうか。
豪雨?それとも地震のせいでしょうか。
しばし絶景を堪能した後、その場を離れます(10:58)。
痩せ尾根を過ぎて行くと、暫らくしてまた細い尾根を通ります。
次の分岐はこれです(11:10)。
直進すると兵カン(ゴルフ場)へ向かうが、東ノ峰は右の急登を行きます。
かなりの急坂です。
途中にも幹には梱包用に使う白い紐が縛られているが、この紐の辺りがルートの峠です(11:17)。
左に山頂へ向かうような道らしきものがあるので、道標は何も無いが登ってみる。
山頂と思われる所に立つが、周りを見回しても表示は何も無いし、眺望はゼロ%(11:23)。
向こう側へは行けないようなので、元来た道へ下ります。
戻ると、その先は暫らく下り道。
次の分岐には、直進すると「谷上」、左が「ウナギの手池1.5H」と書いてある(11:33)。
お勧めは左です。
暫らく、水平道ですがこのような境界が打ち込まれている。
標識番号も貼られていて、見ると「I-185」とあった。
この番号が進むにつれて下がっていきます。
次の分岐は、これ。
柏尾谷池とある方へ行きます(11:47)。
この柏尾谷池が柏尾谷に流れる水を供給していますが、小さい池です。
今回その池には行きませんが、とりあえず其方へ向かいます。
下って進むと、関東方面から飛んできたのでしょうか・・、
子供の頃大好きだったミミーちゃんのビニール風船が潰れて、可哀想な姿で木に括りつけられていました(12:00)。
その先、直ぐ谷へ下る急坂がある。
モトクロスバイクが作った溝に沿って、シャナリシャナリとモデル歩きをしながら下っていけばいいでしょう。
と以前にも紹介した道です^^)
下ると広い道に出て、T字の分岐です(12:07)。
直進すると柏尾谷池方面だが、右へ行ってみる。
暫らく泥濘もある広い道が続くが、また分岐です(12:10)。
今度は左への坂を上がってみるが、これが間違いでした。
道は続いているように見えるが、
登った先を下ると消えて無くなっちゃいました。
仕方なく戻って、進むと下り道になります(10分間のロス)。
やがて岩ゴロゴロの道になって、沢に向かって下っていく。
水がチョロチョロ流れている小川に降りてホッと一息(12:43)。
単独の時は途中休憩などあまり取りませんが、時間も時間なのでここで昼食&休憩にします。
右のポットのお湯は全てカップ麺に注ぎ込みました(12:52)。
5分待つ間に、左のポットから焼酎お湯割りをカップに注いで、チビチビと頂きます。
出来上がったうどんを食べ終わる頃、モトクロスバイク3台が降りてきて目の前を通り過ぎます。
先頭と2台目君は脇に立つ私に軽く会釈して行きましたが、最後尾の若者はその余裕が無くへっぴり腰で下って行きました。
そのビギナー君は、こんな緩やかな所でも足を付いたりして危なっかしげでした。
私も片付けて下ります(13:07)。
右岸は道が無くなって川を跨ぎます。
右に左にコースを変えながら下ると、ガレ場のような岩ゴロゴロになる。
3名はもう下り切って居なかったので、ビギナー君もやるなぁと思いました。
写真中央やや左上にある白い点が下った先にある舗装路です。
そのタイヤ痕も確認できました(13:17)。
ゆっくり歩いても昼食場所からは10分ほどの距離でした。
これが登り口とは思えませんが、下り終えて見上げるとこうなります。
脇に立つ電柱には、「ハラノ34 ゴルフジョウ48」と記されていました。
そこから12分下ると「兵庫カンツリー倶楽部 あと3.5KM」と標識が立っていた。
さらに500m下ると下の幹線道路に出るので、
舗装路を下ったのは1.3キロぐらいでしょうか。
ここからは左の谷上駅の方が近いのですが、舗装路を箕谷駅へ向かいます。
到着したのは14:08でした。
私は更に自宅まで歩いて帰ります。
山あり、谷あり、絶景もありの変化に富んだ楽しいハイキングでした。
長文を御覧頂きありがとう御座いました

この記事へのコメント
KURI
カップうどんと焼酎お湯割りっていうのがいいですねー。
アルクノ
実際この崩落現場に立ってみると、お尻がゾワゾワってします。
もう私は3回目なので多少は慣れましたが、最初偶然出合った時ははビックリしました。
これから寒い日は、お湯割り持参で行きたいと思っています
彩
アルクノ
写真だけだととても危険な場所のようですが、平衡感覚さえあれば大丈夫なんです。
高所恐怖症の方はちょっと無理なので、行かない方がいいと思います。初めての方は、誰かと一緒に行った方がいいでしょうね。
やまや
アルクノ
ガスボンベを持っていった方がいいと思いますが、カップ麺はいつもタオルに包んだ保温ポットを使ってます。
家を出て昼食まで3時間20分ほど経過していますが、これくらいの時間であれば大丈夫です。
美味しく頂きました。
てくてく
ホント、夏はお勧めのコースではなさそう^ ^
楽しいコースの紹介有難うございました。
てくてく
アルクノ
昨年夏に行ったときは、蜘蛛の巣が多くてへきへきし、雑草で標識を見落とし、道に迷って谷上へ下ってしまいました^^;
この「ぞぞっとスポット」は三度目ですが、一度行くと病みつきになります
風子
ただでさえ危険な感じですが、雪があると余計に滑リやすそうで、画像見ただけで足がすくみます
単独でも、こういったところへも登られて、さすがのアルクノさんですが、お湯割り焼酎を楽しまれながらの山歩きなんですね・・身体が温もってそれもよさそうですが、アルコールが入ってしまい失敗してしまったってことは無いのかな?
くれぐれもお気をつけください
モトクロスバイクでは、ないけど、家の近くの丘のような山をウォーキングかてがて歩いていた頃に、山道に対応する自転車とはなんどか遭遇しました
アルクノ
断崖絶壁が白くなっているのは雪ではなく砂地でそのようになっています。
岩もあるが、この辺りは海底が隆起してできた山のようで、登る途中も脆い砂地で滑りやすいところがありました。
雪が無くても、滑り止めにアイゼン装着した方がいいのかもしれません。
この時期は汗もあまり出ないので、焼酎で体を温めています
失敗は、文中にあるように道を間違う位ですかね。
この時はポットの半分ほどでしたが全部飲んでもOKです。酒気帯び歩きで逮捕される事も無いので大丈夫です
この時はオートバイでしたが、同じ丹生山系の帝釈山でクロスタイプの自転車に出会ったことがあります。
歩く方がノンビリ出来て良いと思うんですけどネ。
ふぉるま
画に描いたような駅のホームが 何とも良い感じです
アルクノさんは このような所にお住まいなのですね
アルクノ
このコース、ゾワゾワって足がすくむのは一瞬で、あとは滑りやすい所があるくらいで、概ね大丈夫です。
田舎の雰囲気が漂うこの駅に駅舎がありますが、通常は無人駅となっていて、駅前には売店が2軒だけあります。
私にとっては、山が近いのが何よりGoodです
yoppy702
二枚の写真をつなぎ合わせて見ました。
この絶景場所って…ガイドブックに載っていない場所なんでしょうね。それにしてもスゴイ所です。
写真だけでも、ド迫力なので、実際に見ると、ゾクゾクしそうです。
それにしても、お近くで、よくこれだけ変化に富んだコースがありますね。これなら、何度歩いても、春夏冬でしょうね。いや、秋ない(飽きない)でしょうね。
アルクノ
ここへ引越してきたのが20年程前ですが、歩き始めたのが6年前なので、もっと早くから歩いておればと地団駄踏んでます。
この絶景場所、私の持っているガイドブックには乗っていませんし、地図には東ノ峰(城山)516mとあるだけですね。
谷上駅は三宮駅から地下鉄で10分、新神戸駅からは8分なので、多少遠方の方でも来れると思います。
スタートの箕谷駅は谷上の次の駅です。
「何度歩いても、春夏冬で飽きない!」
春用、夏用、冬用の座布団3枚差し上げます
清兵衛
痩せ尾根は迫力があります。
今年の大河ドラマで神戸も観光スポットが増えそうですか?
アルクノ
この丹生山系は私の手近なハイキングコースですが、これから神戸に来られる方が増えると思って紹介しました。
平清盛に関する観光スポットは「兵庫区歴史さんぽ道シリーズ④大輪田泊(2011.11.08)」で説明しています。
そのシリーズは右ブログテーマの歴史をクリックすると出てきますので、お時間あるときにどうぞ御覧になって下さい
Tomy
の西側 100m行かないところに分岐があり、ここを北に進むと東ノ峰へ続きます。判りにくい分岐がいくつかありますが、テープと地図を頼りにぜひ一度登ってみてください。
東ノ峰山頂から青葉台に降りる道も絶景でお勧めです。
アルクノ
Tomyさんの道標のおかげで歩けているので、感謝しています。
ホント分岐が沢山ありますね。
迷子になりたくないので、覚えた道から少しずつエリアを広げて行きたいと思っています。
東ノ峰山頂から青葉台に降りる道は是非挑戦してみたいですね。
今後とも宜しく御願いします。