https://arukuno.seesaa.net/article/201105article_8.html
また、帝釈山への上り口までは「秋色の稚児ヶ墓山」を下山して国道428号線に出てからの下り道を遡ったもので(全く同じではないが)、以下をクリックするとその様子が分かります。
https://arukuno.seesaa.net/article/201111article_3.html
今回のコースは、自宅~神戸北町~無道寺~岩谷峠~帝釈山~丹生山~丹生会館~神出山田自転車道~六条八幡~神戸北町~自宅で、距離は約19kmです。
山道は6.5kmほどで、残り約3分の2は舗装路になります。
前回の記事と年月日が逆転していますが、その木彫りが完成した前日に登りました。
神戸北町を下り、山に向かって端っこまで来ると、山裾が広がっている稚児ヶ墓山が見えてきます(9:54)。
その左におわんを伏せたような山が帝釈山です。
(以下も、写真をクリックすると大きく見やすくなります。)
この二つの山の間に国道428号線が走っていて、その道が岩谷峠まで通じています。
丹生山は画角をはみ出て左側にあります。
上の写真下の道路に下って信号を渡り、青空市場の前を左へ少し行くと志染川に架かる幸座橋がある。
渡るとその先に太陽と緑の道の地図看板がある(10:02)。
現在地とあるバス道から谷寺口に向かい、太陽と緑の道に入って、新兵衛石から山に向かうと無動寺になります。
この地図では、無動寺から六条八幡に向かう裏道からブルーのラインで双坂池(ふたさかいけ)へ行けるようになっていますが、間に深い谷があるので(行ったことはないのですが)険しい道かもしれません。
私は無動寺裏のため池から地図には載っていない国道への道を行きます。
車が通れる幅があるので多分旧道だと思いますが。
その谷寺口交差点の先にバス停があります(10:09)。
本数は少ないですが神鉄箕谷駅からここまで来ることが出来ます。
その交差点の右へ向かう道が国道428号線で、岩谷峠へ向かっている道。
直ぐ左、田圃の手前の道が太陽と緑の道です。
道なりに歩いて、新兵衛石から緩やかな坂を登ると、
終わりかけの紅葉が眺められた。
砂利道を登って最後に階段上がると無動寺だが、
その奥にこんな鄙びた風景もあった。
本堂横から小さな石仏が並ぶ簡易八十八ヶ所巡りを逆打ちして登ると、
あまり綺麗とは言えないが明るい紅葉がありました。
手水のある所から右へ下ると、狭い舗装路に出て左へ登ると直ぐため池があり、その先で国道へ出る(10:39)。
トンネルを抜けると、
そこは晩秋錦色が広がる山肌。
岩谷橋の上から眺める景色です。
この深い谷から山へ、どこに道があるのか分からないが、
私はこの景色を眺めながら舗装路を歩くほうが楽ちんでいいと思います(10:52)。
暫く行くと右に双坂池へ取り付く旧道がある。
さらに5分後、その旧道がこの国道と合流する地点に車が止めてあった。
稚児ヶ墓山に登る人のかも知れない。
工場のある所を過ぎると3分程で、左側に登山口がある。
→丹生山と書いてある入口の撮影を忘れたが、入るとこんな道です。
この道はかつて神鉄藍那駅から岡場駅までの縦走コースでした。
毎年その丹生山系縦走大会が実施され大勢の人が登っていたが、
もうその役目は終え、道標も整備されていません。
しかし、コースは分割され、太陽と緑の道としてそのコース担当者が整備しています。
四つほどのコブを越えたあと水平道になる。
ロープもある旧坂下りを経て、最後の登りが待っている。
登りにもロープがありますが、
岩をとっかかりにして、階段のように登って行けばさほど危険な道では無いです。
最後、なだらかになった先に山頂がある(12:09)。
12月だというのに、その山頂表示の下にある温度計は20度を指していた。
この気温で、しかも風も無いので眺望はイマイチでした。
明石海峡を隔てた先の淡路島も陽炎のようにぼんやりとしていて、島影ははっきりしません。
丁度お昼時だったので、親子?と思うような男女のお二人が食事中でした。
挨拶をして、この前で私も弁当を広げる。
そのお父さんと思っていた方が、バーナーで沸かしたお湯で作ったコーヒーを私にくれました。
話しているうちにご夫婦であることが分かりましたが、その第一印象を述べると若々しい奥様が大層喜んでいました。
ここから岩谷峠へ下る様子を伝えると、(同じ神戸市の方でしたが)西の方から車で来ていて、元来た道を戻るそうです。
夫婦共々楽しそうでした。
リタイアされているのかと思いましたが、まだ現役でこれから兵庫100山を制覇し、その後富士山を登りたいと仰っていました。
素晴らしい目標を持っている方です。
私は電車で行ける日帰りの山歩きばかりです^^;
寛ぎながらゆっくりしておられたので、コーヒーのお礼を述べて先に下ります(12:43)。
こちら側も急坂下りになりますが、
その後なだらかになり、緩やかな鞍部を過ぎると間違いやすい分岐がある。
直進するとシビレ山に向かうが、丹生山は左です。
分岐から少し入った所に道標があるので間違えないようにしたい。
裏参道と合流して、舗装路を上がると、妖怪が出てきそうな古びたトイレの上に丹生神社がある。
ここは眺望が悪く、摩耶山の一部が見えるのみですが小休止。
この鳥居の左から登ってきたが、
下山は真っ直ぐに下る。
5分程下ると、左に明要寺跡がある。
明要寺が三木の別所に味方したとして、この一帯は秀吉方の軍勢に焼き尽くされ、僧侶や僧兵が7千人も皆殺しにされたと云う。
その直ぐ下の右に、箱木千年家の方へ下る義経道があるが、急坂が続く道で初心者にはあまりオススメできません。
直進して下るのが表参道だが、猪が掘り返したふかふか道が続くので歩きやすいです。
しかし、倒木が何箇所もあるのでご注意を!
新たな倒木発生の恐れもあります。
崩れかけた参道の階段を下ると、石造りの橋がある、
そこから直ぐ、表参道は裏参道と合流します(13:41)。
その左、赤い帽子と赤くて短い上着を羽織った延命地蔵尊が立っている(小さく写っています)。
緩やかな簡易舗装路を暫く下ると、右に丹生山が見えてくる。
誰も採らない柿もあります。
山裾には錦の衣を広げていて、綺麗でした。
そのまま直進すると衝原湖の方へ道は続くが、丹生会館へは分岐を左に下る。
登るときには安全を祈願するお地蔵さんですが、
無事に下山できたお礼を伝えて、山道を終えます(14:12)。
その下に神出山田自転車道があり、左へ向かう。
川縁を歩くと一羽のマガモが魚を求めていた。
遡上してくる魚はおらず、残念な表情で可哀想でした。
ここは夏には川遊びもできる場所で、
親水広場のようになっています。
この先で自転車専用道は終わり、普通の歩道になります。
六條八幡と道標のあるこの先で、
歩道から分岐して下ると、この車道を潜る所がある(14:43)。
潜ると道は細くなり、その先で狭いコンクリート舗装路を左へ向かう。
直ぐ、山裾にお墓が見えてきます。
その先で万丈谷川に架かる下津井橋を渡って左に向かう。
右に行くと、緩やかな長坂山を登って藍那に向かうことができます。
その長坂山道、夏は雑草と雑木が繁茂していて藪漕ぎをしないといけませんが。
何度も誘うような分岐が左にあるが、登ってはいけません。
道なりに進むと、このような所に出くわします。
ここは直進して下さい。
畦道のようで泥濘もあるじゅるい道ですが、勇気を出して進んで下さい^^)
その先で、万丈谷川を遡ってきたことが分かる場所に出ます。
流れ落ちる川の脇にある階段登って、更に進むと、
右に奇妙な形で剪定された松の木があります。
見る角度によっては、行き交う鳥の交通整理をしている様だと過去ログにも紹介している松です。
その手前、左にある分岐を上がります。
標識も何も無い農道のような舗装路ですが、暫く行くと眺望が素晴らしいのです。
棚田の向こうに帝釈山が見えます。
その先では、溜池越しに丹生山もセットで眺められます。
登ってきた山をこのようにして眺められるのは、気持ちの良いものです。
この道は神戸北町への最短コースで、直ぐ前が開け、北町のど真ん中へ出ることができます(15:26)。
コープデイズの前がバス停。
頻繁に三宮行きバスが発着する日の峰2丁目バス停です。
稚児ヶ墓山~帝釈山~丹生山の三座を歩くのは健脚コースですが、この二座コースであれば後半が楽になるのでさほど負担にならないと思います。
電車で向かう場合は、神鉄箕谷駅下のバス停から衝原行きバスに乗車して、谷寺口で下車すればいいと思います。
帰路は最後の日の峰2丁目バス停から三宮へがオススメです。
その場合の距離は14kmぐらいでしょうか。
長文記事を最後まで見て頂いて、ありがとうございました

この記事へのコメント
yoppy702
お一人歩きですか?
この時期に、20℃もあり、しかも風がなければ、歩かれていて、汗ばんできますでしょ?
この山頂は、かなり日当りが良いようですね。
トンネルを抜けた後の山肌、まるで小説の世界のように素敵な光景ですね。
アルクノ
今回は自宅がスタートとゴールの気ままな単独歩きでした。稚児ヶ墓山とこの二座は自宅裏山として良く歩いている所です。
山頂は日当たりが良くて温度が高かったですが、日陰では10度くらいでしょうか、上着を脱いでやや汗ばむ程度でした。
yoppyさん、よくぞ言ってくれました。
この記事はトンネルを抜けて直ぐの世界をお見せしたくて書いたのです。
てくてく
急な登り下りの山や迷路??歩きお疲れ様でした。^ ^
又、挑戦してみます。^o^ てくてく
アルクノ
お手軽気分で山も味わえるコースですが、足に優しいので私のお気に入りです。
挑戦、宜しくお願いします^^)
KURI
アルクノ
今思えば恵まれていると思います。
20年前にここへ転居してきましたが、もっと早く歩き始めておけばと後悔しているくらいです。
このルートであれば何度も歩いているので大丈夫ですし、11月の「秋色の稚児ヶ墓山」と並んで、おすすめのルートです。
ご心配のとおり何度も歩いて、迷って、このルートを確立しましたが、もう庭となっているので今では目を瞑ってでも歩けます
彩
これからもよろしく、お願いします。
アルクノ
木工作品は時々にしか出てきませんが、独自性を心掛けています。
こちらこそよろしくお願い致します。
清兵衛
晩秋のいいコースですね!
アルクノ
驚きです。
夏は汗だくヘトヘト道になるので私も敬遠していますが、この時期から春までは良く歩いているルートです。
遠く離れていますが、宜しくお願いします。