私のかつての学友(一応そう言うことにして)2名と一緒に鑑賞してきました。
それは、集合場所から直ぐ元町高架下ということで、私が提案したことでした。
普段山歩きが多いですが、芸術の技が光る神戸の町をお届けします。
阪神元町駅西口5時半に3名が集合。
いきなりの夕食場所は、淡水軒。
狭い店ですが、学友の一人サンペイ(HNですが落語が趣味というわけではない人)がオススメでした。
まず餃子にビールでチャーシュー追加のあと、仕上げはラーメン。
庶民的なお店ですが、なかなかのお味でした。
45分ほどで、おなかも仕上がったので、サンペイとY(HN未定)と私が高架下にある淡水軒を出て歩き出す。
このビエンナーレ、ハーバーランドとポートアイランドでも同時開催ですが、ここモトコーでは空き店舗を利用していて入場無料。
JR神戸駅に向かって続いている高架下の13ヶ所で様々な現代芸術を披露しています。
2年に一度のアートの祭典ですが、今回のテーマは「きら kira」。
『わたしたち一人ひとりの輝き「きら」が、それぞれの輝きに呼応して「きら kira」と増えていくような、心ときめく展示、イベントが待っています。』
とあります。
先ず入ったのはここ(以下、写真撮影OKなものだけ掲載しています)。
ダンボールでできた不動明王の左手にはゴムボールが乗っており、右手はおもちゃのバット。
不動明王について。
密教の根本尊である大日如来の化身、あるいはその内証(内心の決意)を表現したものであると見なされている。「お不動さん」の名で親しまれ、大日大聖不動明王(だいにちだいしょうふどうみょうおう)、無動明王、無動尊、不動尊などとも呼ばれる(ウィキペディアより)。
回りの飾り付けにキラキラ感がありました。
あまり中身の無い葬式仏教の軽さも表現しているように感じましたが、大日如来様の化身ですからもっとキラキラ感を出すためレーザービームによる後光がさすような照明も欲しいと思いました。
次は偏光フィルムに照明を当て、人が通るたびにゆらゆら揺れる様が、キラキラになるというものです。
最初、四隅の鏡は単に広がりを表現しているのかと思いましたが、その広がりでキラキラの増幅を狙っているのでは、と思った次第です。
交差する道路に信号があるが、渡った先は3丁目で、モトコー3と呼ばれています。
そこにメイド喫茶がありました。
「ステラ☆パルフェ」というお店で最近できたそうです。
神戸ビエンナーレとは関係ありませんが、これも人と人とのキラキラを演出しているのかもしれません。
プレオープンとあるので更なる発展を望んでいるのかも、です。
私の守備範囲から大きく外れていますが、サンペイさんは興味津々。
次の作品。
半透明ビニール傘にカラフル&キラキラカットの紙を入れたものに内側から照明を当て、緩やかに回しています。
下にはそれと呼応させているのでしょうか、大きなフェルト生地の上にカラフルな紙片が散りばめられています。
現場では幻想的な雰囲気で良かったのですが、もうちょっと工夫すればさらに良くなるような気がしました。
私だったら、傘を透明にしてカラフルなセロハンシートを内側に散りばめます(静電気で付着するかも)。
照明によるカラフル光線が、下にも散りばめられたセロハンシートに当たるとキラキラの増幅になります。
次のこれは、カメラのフラッシュを当てているので少し光っていますが、現場ではキラキラ感が得られませんでした。
小石同士の呼応が大きな石に影響を与えるということでしょうか。
蛍光石とか豆球など、光の工夫が欲しいと思いました。
これは天井がキラキラしています。
キーボードとバイオリンの音量で照明が明滅するというもので、
クラシック風現代音楽でした。
私がこのエリアで優秀賞を差し上げたいのはこの作品です。
この脇にちゃぶ台が置かれています。
作家さんがここに半年の間通って、立ち寄ってくれた方と語り合い、その思いを其々のガラスに刻み込んでいるのだそうです。
人との触れ合いを形に残し、それらが呼応し合っています。
これこそ、キラキラの増幅で、テーマに沿っていて、そのことを見事に表現していると思いました。
以上は私の独断と偏見によるコメントです。
それに、総て見終わる前に時間切れの7時になってしまいました。
2年後の2013年には作家さんたちの更なる飛躍を期待しています。
折り返して、メイド喫茶へ向かいます^^)
2~3分待ちということでしたが、
入店すると、いきなり「お帰りなさい」です。
一応、噂でそのようなことを聞いてはいましたが・・。
ここは女性シェフもいて食事もできます。
制限時間は1時間だそうですが、早めに切り上げ、
店を出ると「行ってらっしゃい」です。
私はオレンジジュースの600円のみでした。
昭和の香りが残るモトコーから、平成の味わい溢れる三宮高架下へ向かいます。
北へ上がって山手幹線を渡ってソネへ。
最後は3人とも好きなジャズで、神戸の夜を味わいました。
また、何処かで夜遊びしましょう。
この記事へのコメント
KURI
メイド喫茶へ入られた勇気に乾杯!
最後のジャズはかなりそそられます。
アルクノ
3人ともメイド喫茶は初体験でした。
私は今後訪れることが無いと思いますが、メイド喫茶の話題が出た時に乗っていける自信がつきました
最後のジャズはサラっと書きましたが、3名にとって馴染みの深いオールデイジャズでした。
ヴォーカルはベテランのジャネットさんで愛の讃歌やサントワマミーに酔いました。
yoppy702
興味あったので、チェックしてみました。
で、北村英治のディナーショーとかあったので、懐かしいなぁなんて、思いました。
元町高架下も、随分長い事行ってないです。
なんか、今夜は、懐かしい事ばかりです。
アルクノ
そうです、ソネは神戸ではJazzのメッカで、ジャズ界の重鎮である小曽根さんがオーナーです。
ハイソな雰囲気もあるライブハウスなので是非またお越しください。
モトコーは端から端まで歩いても15分くらいでしょうか。
昭和の香りを味わいながらタイムスリップできるところですよ。
風子
ビエンナーレは、とうとう行かずじまいでしたが、ここで見せて頂いて、雰囲気がつかめました
次回は2年後ですね・・次は行ってみようかなぁ
アルクノ
冥土の土産にメイド喫茶へ行ってきました
(座布団1枚!)
この喫茶、2年後は多分無いと思いますが、ビエンナーレは開催されていると思いますので・・。
1年11ヶ月後くらいにお知らせします。