紅葉狩りで昨年同所を訪れたのは11月14日でした。
https://arukuno.seesaa.net/article/201011article_6.html
コースは、神鉄谷上駅~山田道~森林植物園・西門~学習の森~洞河湖~修法ヶ原池(昼食)~池を一周~同じ道を通って森林植物園西門へ~園内散策~送迎バスで北鈴蘭台駅へ。
距離は約10kmです。
同行はアリマさん。
11月に入っても気温が高くて半袖で過ごしていた私は、数日前から気温が下がって長袖を着用するようになりました。
夕方にはカーディガンまで羽織るようになっていた。
しかし本日は暖かいので上着無しの長袖シャツで出かけます。
神鉄谷上駅を10時20分ごろ出発して駅下から山田道に入る。
(以下の写真もクリックすると大きくなります)
昨日の雨で山道は濡れていたが、さほど増水はしておらず途中の滝はこんな状態。
その先で川を渡り、ジュルい道を登って、住宅造成地を過ぎると、森林植物園正門前。
私は年間フリーパス、同行者はシニア証明書(兵庫県在住)の提示で11時半頃入園する。
修法ヶ原に向かうが、行きはこの植物園を通路として利用する。
西門から外へ出るが、銀杏はあまり黄葉していなかった。
学習の森~洞河湖を通って再度公園(ふたたびこうえん)への道では、紅葉がイマイチです。
既にモミジが沢山落ちていて、枯れた色で紅葉していました。
12時半頃修法ヶ原池に到着して、昼食です。
アリマさん持参の熱燗をチビチビ頂きながら。
お手製のピリカラ鳥肉に枝豆も美味しかったです。
1Lの保温ポットに入った満タンの日本酒を二人で飲んじゃいました。
一緒に来れなかった人は残念でしたね。
私達の食事中でしたが、この再度公園を整備するボランティアの方が集合して、これからリーダーの指示で活動開始のようです。
高校生の体験学習グループも数名加わっていました。
食後、この池を一周するため席を立つが、なにやら作業をしています。
近づいてみると、回転するベルトで木片を削っています。
建家内でも木を削ったり穴を開けたりと、10名以上の方が作業中でした。
指導している方に聞いてみると、午前中に出発して「こうべ森の学校」の活動を終えた方達でした。
森の中で不要な枝を切ったり片付けたりするそうですが、その不要になった木を利用して木工細工をしているのです。
また外の機械の前へ出て、作業をしている同年輩のような女性の方に話を伺います。
注目したのはこのピカピカのもの。
石かと思いましたが、漆の木だそうです。
材質が漆だから磨くとピカピカに光るわけです。
ということで、面倒な漆塗りの手間が省けますね。
お次は綺麗に作った寄木細工ですが、注目したのは緑色の木。
色付けをしているのですかと聞くと、緑青だそうです。
桜の木に多いそうですが、このように内部にまで色が染み込んでいます。
桜は柔らかいので浸透しやすいのでしょうか。
これらをブログに載せたいのでと許可をもらって撮影しました。
このような材料が欲しい方は、ここでボランティアをする必要があります。
「こうべ森の学校」で検索すればそのボランティアの内容も分かるそうです。
この方、2年ほど前から活動に加わっているそうで、楽しくて良方がないという雰囲気でした。
色んな説明にお礼を述べて、修法ヶ原池一周に向かいます。
この池の畔に立つ建物は、おばあちゃん二人がうどんや親子丼などを作っていたところでしたが、
今は静かに佇んでいるだけです。
雪が降るときは、ここでの料理とおばあちゃんの人柄に温もったものでした。
その池を一周するが、紅葉撮影ポイントはどこにもありませんでした^^;
紅葉が無いので緑を撮影しましょうと言いながらアリマさんと廻っていると、同じように撮影している方が笑っていました。
見て頂く方に申し訳が立たないので、昨年池の周囲で撮影した写真を添えておきます。
同じ道を戻って、森林植物園西門から入園し、長谷池へ。
池の畔にイーゼルを立ててその風景を描いている若い女性ですが、美大生でしょうか。
見事な水彩画になるような予感がしますが、描いている後ろ姿も絵になると思って撮影しました。
日本画に描かれるような麗しいお顔を撮影できないのが残念ですが、自由に想像してみてください。
もう、紅葉の撮影は諦めて長谷池の畔に私が佇みます。
手前の波紋は鯉の仕業で、右下には「エサ頂戴」と頭を出しています。
長谷池に架かる橋ですが、土曜日とあって紅葉を求めて多くの観光客が訪れていました。
がっかりしているその方達の表情は捉えないことにします。
昨年のものですが、紅葉三色盛り合せとして紹介した写真です。
今年はこんな状態で、
これで枯れながら紅葉していることが良く分かると思います。
池の周りをぐるりと巡って正門へ向かいますが、紅葉のワンポイントです。
紅葉することを拒否しているかのようなモミジもありました。
過半が落ちてしまって侘しさが漂いますが、これが当日のベストショットでしょうか。
かなり申し訳ない状態ですので、また昨年同じポイントで撮影したボリュームたっぷりの2枚を添えておきます。
昨年の紅葉をもっとご覧になりたい方は、冒頭で紹介した過去ログをクリックしてください。
枯れた、或いは渇れたモミジに送られて、
正門前から15:20発の送迎バスに揺られて北鈴蘭台駅へ帰りました。
(通常毎時50分発ですが、11月末までは30分おきにあります。)
来年は昨年のように色鮮やかモミジになることを願っています。
最後まで見ていただいてありがとうございました。
この記事へのコメント
アリーノ
今年は遅くまで暖かかったせいか、
モミジやイチョウが奇麗に染まらないまま
枯れてしまって落葉しているのが目に付きます。
先日、魚屋道から六甲山に登りましたが、
やはり紅葉はイマイチでした。
漆の木を磨くと、こんなに艶が出るんですね。
全く知りませんでした。
余程、乾燥させないとダメなような気もしますが・・
桜の木も色が染み込んでイイ感じになりそうですね。
私もやってみたくなりました。
アルクノ
その年によって紅葉の仕上がり具合(?)が違うことは知っていましたが、前年とこんなに違うのははじめての経験でした。
仰る通り暖かい日が続くとダメで、私が何時までも半袖を着用しているようでは望み薄ということです
漆の木で木工細工をしたことはありませんが、この木片を見て膝を叩きたくなりました
漆は艶出しの本家本元ですからね。
桜のこの色も、意外でした。
アリーノさんが木工を経験できましたら、また宜しくお願いします
momi992
来年の紅葉は最高だと信じましょうね^^。
アルクノ
こんなに違うのは初めてで、ご覧になる方は驚くかもしれませんね。
本当に、来年は最高であって欲しいと思います。
てくてく
でも、晩秋の雰囲気は充分感じ取れました。
紅葉の葉を焚いての熱燗だと、もっとよかったのに・・・
^o^ ^o^
てくてく
アルクノ
確かに、紅葉が終わって晩秋の雰囲気でしたね。
紅葉の落ち葉を焚いて、熱燗ですか・・。
下に沢山落ちていましたからね。
そのアイデア戴きました^^。
風子
昨年の紅葉に比べると今年はイマイチですね
私は昨年初めて、森林植物園の紅葉を観て「なんと、美しいのだろう」と感激したのですが
やはり天候などの条件が違えば、時期が一緒でも同じような紅葉にはなってないってことなんですね
一度行くと、やはりそんなには行きませんから、去年見事な紅葉が観れたのはラッキーだったと思います
修法ヶ原池へも行きましたがあの時は冬でした・・
アルクノ
今回は定点観測もしたので、紅葉の出来の違いがはっきりしました。
これで、近郊の紅葉狩りであれば普段の気温の変化を見て大体の予測もできると思います。
昨年森林植物園の紅葉を観て、感激した風子さんはラッキーガールということになりましたね。
その時、修法ヶ原池の紅葉は森林植物園を上回る紅葉でしたよ。
yoppy702
ですから、紅葉する事を拒否ってのは、当りかもしれませんね。
それ以上に…熱燗チビチビ。
こういう所での熱燗、イイですね。
最高じゃないですか。(^^)
それにビックリしたのが…
石だと思いました。画像を大きくしても、石にしか見えないですね。不思議だなぁ…
紅くなくっても、池面に落とした風景は綺麗ですね。紅くはなくても、色とりどりで、それも、また素敵です。
今回も、素晴らしいウォーキングでしたね。
アルクノ
今年の森林植物園と修法ヶ原池の紅葉にはがっかりでしたが、「こうべ森の学校」が収穫でした。
私もこの漆の木は持つまで石だと思っていましたよ。
材料が手に入ればそれで木工をしてみたいと思います。
熱燗はこれから度々出てくるかもです
歩く方は楽しかったですが、
今回は不出来な紅葉を撮影するのに苦労しました