兵庫50山で、ふるさと兵庫100山にも含まれる山ですが、その山へ楽ちんコースのハイキングです。
同じ兵庫県なのに、あまりに遠いので私は4時半起床!
最寄駅5時半過ぎの電車に乗り、神鉄・木津駅6時15分に植物博士さんの車と待ち合わせ。
20日は記事にしていませんが、22、24、26日と植物博士さんとは飛び石で今週4度目のお付き合いになります。
モクさんの自宅近くに到着は、6時半。
3名乗車で車を走らせ、小野を過ぎると霧がかかっていて視界不良です。
その霧が晴れると、山肌は錦色に輝いていました(車窓より)。
以下の写真もクリックすると大きくなります。
途中、加東市の郷土芸能「田楽の舞い」の像がある所で小休止(7:12)。
その休憩所には霜が下りていました。
水蒸気が立ち上るダム湖と秋色の山肌です。
集合場所は篠山のとある駐車場。
そこも霧に包まれていました(7:43)。
本日参加するのは「篠山自然の会」のハイキングで植物博士さんは4年前から、モクさんは3回目で、私は初参加です。
植物博士さんはこの会と神戸の植物講習会にも参加しながら勉強もして(私が名付けたHNですが)植物博士になりました。
毎月定例会が催され、通常の参加は14~5名だそうですが、今回は29名と過去最高だそうです。
人気のある千ヶ峰ということになりますね。
会長さんやリーダーさんの説明があったのち、車の行列で登山口に向かいます。
大量の水蒸気が立ち上るのが気になって車窓からカメラを向けるが、パルプ工場だそうです。
トイレ休憩は北播磨余暇公園ですが、そこから尖った山頂の妙見山が見えました。
これも兵庫100山で、何れは登りたい山です。
山裾の駐車場で一旦車を降りるが、ここから眺めるテッペンまで車で登ります。
ゆっくり登って、20分弱。
ここが市原コースのスタート地点です。
その横にはこのように杖が沢山あるので選り取り見取。
下にある車は私たちグループのものですが、全ては画角に入りません。
登山道がその上にあります。
しかし、近づいてみると黄色い文字で遊歩道とも書いてある。
軽いストレッチを行い、
階段のある遊歩道を登る。
(10:22)
スタート地点は標高750mで、山頂までの標高差は約250m。
なだらかな道なので、ハイキングと言うよりウォーキングといった感じです^^)
松以外の葉っぱがほぼ落ちていて、雑木も少ないので見晴らしは良好です。
中央左に白い煙のようなものが見えるが、
来るとき、車窓から眺めた工場からの水蒸気です。
明石海峡大橋の主塔2本も確認出来たのですが、写真には写っていませんでした。
私の目より解像度の低いカメラで申し訳ありません^^;
右手に千ヶ峰の山頂が見えてきます。
展望所が何ヶ所かあるが、これは中腹にあるもの。
現在の気温は5.5度。
マイナス30度までの目盛があるが、真冬はかなり寒いのでしょうか。
そこからの眺望ですが、この写真には明石海峡大橋が写っていた。
中央上、鈍角三角形の山頂右に薄い影のようなものがあるが、それが本州側の主塔です。
小休止の後、急坂下り。
ご覧のとおり、参加者の殆どが女性です。
下ったあとは当然登りになります。
次の展望所からの眺めです。
ここからはダラ下がりの後、
山頂への登りになる。
上り坂で振り返ると、先程の展望所。
このように木がアカギレのようになるのは、鹿がこの樹皮を好んで食べることが原因だそうです。
そんなに美味しいんだったら少し食べてみましょうかと言って、笑われてしまいました。
やっと山頂に到着です(11:42)。
通常50分のコースを80分かけて登りましたが、植物の勉強もしながらのことですから。
私は鹿の好物以外、何も覚えていませんが。
この柱から少し奥に二等三角点があります。
南東方向に六甲山系が確認できたが、ここから眺めると何処が931mの最高峰なのか分からないような平べったい山です。
ズームで六甲山系のほぼ全体像(一番奥)を捉えています。
北方向にカメラを向けると兵庫県最高峰の氷ノ山(1510m)が確認できます。
兵庫50山のベストワンでしょうか。
しかし、眺望の良さではここ千ヶ峰がトップでしょう。
そこからやや東の方、送電線鉄塔の行列が確認できます。
原発が集結する福井の海から関西方面へ運ばれる電気のハイキングルートです。
電力を送る鉄塔は沢山立っているが、風力発電用の大きな風車は1本確認できただけでした。
そのエネルギー転換を早く進めないと、これらを断ち切ることは出来ないのではないでしょうか。
南西方向には、青みがかった笠形山(939.4m)が確認できます。
その一番奥の笠形山からここまでのハイキングコースは所要9時間です。
「途中下山して、2日に分けて行きました」という方が参加者の中にいましたが、この起伏を見ただけで挑戦する気持ちも失せてしまいます。
南無妙法蓮華経と彫られた石柱が立つ山頂を右手に眺めながら、食事です。
写真で分かる通り抜群のお天気で、風も無く、標高千mに座っている事を感じさせない暖かさでした。
多分自宅に帰るとまた寒くなるのでしょう。
自ら千ヶ峰の主と名乗る通りすがりの方が、周りにある山々の名前を色々と教えてくれました。
ほぼ忘れましたが・・。
その方の手助けもあって集合写真の撮影を済ませ、
市原登山口まで約2km、50分と書かれた、同じ道を下ります(12:56)。
表示通り、ほぼ50分後に下山しました(13:48)。
山裾の駐車場まで下って、
会長さんとリーダーさんの挨拶でお開きになりました。
来月、忘年会もあるということなので、楽しみにしています。
スタッフの方々、ありがとうございました。
この記事へのコメント
うらしまおばさん
アルクノ
この杖は全て竹製で、軽くて丈夫でした。
ハイキングで2本使うのをダブルストックと言いますが、膝が弱い方や下りに恐怖感を持つ方には有効ですね。
ただ紐がないので、写真撮影には不向きでした。
ウォーキングではポールと言うそうですが、そのポールを2本使っての歩行をノルディックウォーキングといいます。
てくてく
晩秋の千ケ峰、のどかで良いですね。
ずいぶんと道が良くなっているのに驚きました。^ ^
てくてく
アルクノ
この遊歩道ですが最近整備されて、更に更に遊歩道らしくなったそうです
雪のある時に、また訪れてみたいと思いました。
風子
画像でみてもすごく景観もよくいいところみたいですから、こんなところを歩いてみたいなとは思います
実は私以前記事にした時には書かなかったのですが、5月に太陽と緑の道だったかな、山田池とか行った折に、足に負担がきたのか歩いてる途中で足が引きつったりの症状がでてすごく難儀しました・・なんとか山から下りてはこれましたが、あれ以来、山道は怖くていけないような状態なのです
そんなわけ平地歩きのウォーキングならと、たまに出かけてはいますが・・
アルクノ
このコースだったら、ハイキング経験者であれば誰でも不安無く行けると思います。
風子さんの症状はこむら返りですね。
私も5月25日の「山友と丹生連山ハイク」に書いていますが、下山時に両足がこむら返りになりました。
それには水分不足とストレッチ不足が原因と書いてあります。
筋肉をほぐすストレッチはスタート時の準備運動だけでなく、休憩後もしたほうがいいみたいです。
水分補給は、時間をおいて、スポーツドリンクを少量ずつ摂取してください(夏でも冬でも)。
山頂に上がったのち、冷えることでその現象が起きることもあります。
以前六甲山頂で休憩中にこむら返りになった人がいました。
どっちにしろ、筋肉に過度の負担をかけないよう、ゆっくり登り降りすることも大事だと思います。
以上のことに気を付けて、ハイキングに再チャレンジしてください
やまや
アルクノ
この「篠山自然の会」は植物の保護を目的とした調査やその勉強もしているグループで、あまり植物のことを知らない私にはうってつけかもしれません。
大勢で勉強しながら歩くのも楽しいですね。
マリリン
そのつもりで読ませてもらったのですが
凄い山歩きじゃないですか!!
初冬の澄み切った空気が、気持ちよさそう。
青空が、本当にきれいですね。
羨ましくなりました。
アルクノ
いえいえ、昨年森林植物園へ苦労して一緒に登った時のことを思えば、ちょろいものですよ^^)
何時もちょろっとした見晴らしの中を歩いているので、この山頂に立ったときは感動ものでした。
マリリンさんも是非登ってみて下さい。
車で行けば、こちらより近くないですか?