木工細工・護身用ナイフ Type5(2011.10.10)

前回のセクハラ上司撃退用Type4完成後、今回の制作に取り掛かかりました。
コンセプトは家族を守る為の大型護身用ナイフというもので、「一家に一本」備えることをお勧めします。
普通の木刀を作るつもりだったが、木刀という範疇をはみ出て、今まで想定してきたあらゆる敵に対応できる武器となりました。
しかし、全長は633mmと長いので携帯には不向きです。

材料はシカシの木で、Type3の材料(右)を使ったあとの長い方です。
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(以後の写真もクリックすると大きくなります。)
その制作過程は無いが、木刀としては9月下旬より削り始めていた。
こうなったきっかけはType4で頂いたある方によるコメント。
それで護身用の機能を高めたものにしようと思ったのです。
でも、今までの物に比べるとかなり大型なので、使っていたカンナヤスリでは時間がかかり過ぎる。
そこで、ホームセンターに出かけて新たな道具を購入しました。

使ってみると、どんどん削れます。
約1時間削るとこんなに沢山の削りカスが!(10/7)
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塵取りの傍らにあるのがそれで、今まで使っていたようなサンドペーパーではなく中目のスチール鑢の板を本体にネジ止めしています。
サンドペーパーの6倍以上の速さで削れて、寿命は100倍以上とあります。
寿命はまだ分かりませんが、早く削れることは間違いない。
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価格は980円で、それに加えて購入した予備の替え刃は628円。
これから木工細工を考えている方は参考にして下さい。


途中の過程は割愛して、本日完成(10/10)。
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元々あったウェーブをデザインに活かし、私の美的欲求も加味した作品としました。
これは腹側から撮ったもので、やや左から撮影しています。
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手元側は膨らませたのち収束させ、突きに使えるようにしています。
次の写真は背側から撮ったもので、拡大させて御覧頂くと細かいディテールが分かるかと思います。
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上半分を撮影したものだが、先端部を鋭利にして尚且つ全体に強度を持たせる為、手元に向かってカーブしながら太くさせている。
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その先端部だが、ダガーナイフをモデルにした両刃の剣にしています。
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日本刀のそりも加えているので、和洋折衷タイプと言えます。
刃の表情が分かるように角度を変えて撮影。
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手元側の拡大ですが、出来立てホヤホヤなので木粉がまだ残っています。
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それを上から見たところ。
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これで突かれるとかなり痛いと思います。

このように持って右手を添え、刀のように振り下ろせば、
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ナイフや包丁を持っている敵であれば、一撃で倒せると思います。
突進して来た場合は、突けばいいでしょう。

横や後ろの敵に対してはこのように持って戦います。
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しかし過剰防衛にならないように気を付けないといけません。
相手が戦意を無くすようにだけすればいいと思います。

とどめの護身用ナイフとなりましたので、このシリーズ最終章とします。
バックナンバーを御覧になりたい方は右のテーマ「護身用ナイフ」をクリックして下さい。

家の周りをうろつく不審者を見聞きするような場所にお住まいの方は、護身用にうってつけだと思います。
世の男性及び女性諸氏へ。
大げさかもしれませんが世界平和は家族の平和からとも言いますので、己自身と家族の安全を守る為にこのようなものを備えておくのもいいのではと考えました。

この記事へのコメント

  • たきあん

    驚きました。真面目に身の危険を感じておられたとは・・・
    先端が鋭利なのが気になります。
    「とどめの護身用ナイフとなりましたので・・・」とは尋常ではありません。
    下手をすると相手に非常に重症を負わせることになりかねません。
    そんな悠長なこと言ってる場合ではないと身を引き締めています。
    私も豪邸に女房と二人っきりですから。
    2011年10月10日 17:04
  • アルクノ

    たきあんさんの素早いコメントに驚きました。
    アップはしたものの、これでは相手に深手を負わせるかもと思って少し本文を修正しました。
    修正して確認すると、そこに、たきあんさんのコメントが・・。
    これからはしっかり確認後にアップしたいと思います。
    物騒な世の中ですが、こんなものを使わないで過ごしたいものです。
    たきさんさんのお宅、豪邸でしたら尚更枕元に一本どうでしょう。
    2011年10月10日 17:35
  • ぴよっち

    前回とは木の種類が違うのですね。選ぶ基準にも興味沸々。 相変わらず美しい作品だと思います。 サンドペーパー私も同様の経験ありまして より頑丈な材質のヤスリに変えました。それでも尚摩耗が早いので次回アルクノさんが紹介して下さったような物も検討したいと思います。
    私たち母子は 集合住宅の1階ながら幸いなんら物騒でない環境に身を置いてますが(もしかしたら私自身が怪しげな人と思われてる?) いざって時のために何らかの備えをしなくてはいけないと認識し始めました。
    2011年10月11日 15:27
  • アルクノ

    ぴよっちさん、お褒め頂きありがとうございます。
    護身用ナイフシリーズは全てシラカシを使用しました。
    前回作品と木質が異なるように見えるのは、枝の高低(位置)の違いによるものだと思います。

    この仕上げ用鉋の様に使える鑢ですが、タイプの違うものでアラカンというのもありました。
    嵐勘十郎ではなく(と言っても分からない?)荒削りの鉋という意味だと思います^^)
    ガリガリ削れるような代物で、角を丸くするとかに使えそうです。

    ぴよっちさんはなんら怪しげなお方では無いと思っています。
    ご自身とお子様の「いざって時のために」備えておいて下さいネ。
    2011年10月11日 18:06
  • 風子

    今度は家族の護身用ですか
    まっ、いつ、なんどき、どんな危険があってもおかしきないご時勢ですから、できれば、こういったモノを置いておくのも、いいのかもしれませんね
    鋭角に尖った刃先といえど、正当防衛に使用するのなら、なんら問題もありませんものね・・
    色々と、道具類も揃えられて、ナイフだけでは勿体ないです。。次の作品も期待してます o(^▽^)o
    2011年10月12日 09:09
  • アルクノ

    風子さん、ナイス玉もありがとうございます。
    相手がもっと凄い木刀持って来たらどうするの?
    となりそうですが、報道されるニュースでは大抵ナイフか包丁なので、これで対処できると思います。
    護身用ナイフはこれで終了して、あと塗装をアップするかもしれません。
    次回作は何時になるか分かりませんが、あーでもないこーでもないとアイデアを捻っておきます
    2011年10月12日 10:06

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