花折山(2011.09.29)

山友と花折山(573.8m)に登ってきました。
花折山は哀しい伝説がある稚児ヶ墓山とセットで登ってこそ価値がありますが、今回はそこまでの体力に?の女性3名を案内するので花折山だけにしました。
その伝説については昨年7月の「稚児ヶ墓山から花折山へ」に記載していますので、興味のある方は御覧下さい。
https://arukuno.seesaa.net/article/201007article_1.html

コースは、神鉄箕谷駅~柏尾台住宅地~肘曲り~花折山~丹生山系縦走路~大池見山台~天下辻~神鉄大池駅で、距離は約13km。
箕谷駅スタートは9:44で、花折山山頂で昼食・休憩(11:45~12:22)をとり、ゴールの大池駅は14:22でした。
登りは2時間、下りも2時間とバランスのとれた山歩きのシニア4人組でした。
道標がしっかりしているので地図が無くても行けると思います。
柏尾台住宅地の奥にある志久道石柱から大池駅までは太陽と緑の道を歩きます。
参加は何時ものモクさん、ミドリさん、アリマさんとアルクノ。

神戸市北区はもう既に秋に突入していて、歩くだけで汗がタラタラということは無くなりました。
昼食時のお茶は別にして、途中の水分補給はこれだけの距離を歩いて500mlペットボトルの半分ほどで済みました。

箕谷駅を出ると、山頂が尖った花折山が確認できる(9:44)。
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写真中央赤い→がそれです(以下の写真もクリックすると大きくなります)。
過去ログで何度も紹介していますが、そこを下って突き当たりを右に行くと道路を潜るトンネルがある。
その先を右に行くと押しボタン式信号があり、渡って左へ進む。
食堂の「にんじん」を過ぎると六甲柏尾台と書かれた大きな看板があり、右へ上がる。
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ここまで18分。
左前方に丹生山系の主峰、秋空をバックにした稚児ヶ墓山が広がる。
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緩やかな坂を登ると超高級柏尾台住宅地に入るが、まだ空き地も残っているので資金的余裕のある方はどうぞ。
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建設中の家もあったが敷地150坪は平均的な広さです。
それを2区画使っての豪邸もありました。
振り返ってのメイン道路です。
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各敷地駐車場にあるベンツやBMWが目立つが、車はめったに通りません。
幅10mほどを真ん中で区切った2枚のシャッター付きガレージもありました。

ため息をついた先に、志久道石柱があります(10:25)。
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石柱の前から山に入るが、暫らくは農道でその舗装路が続く。
この山道を左に行くと、
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稚児ヶ墓山の麓にある(上の写真にも写っている)箕谷グリーンスポーツホテルに向かいます。
ここへ下ってきたときは、そのホテルでお風呂+ビール・セットがお勧めです。

私達は直進して、まだ刈り取られていない稲の向こうにそよぐススキを眺めながら、
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石がゴロゴロ転がっている荒れた道に入る。
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私が6年前、山歩きを始めたときに良く歩いた道です。
ですから、山道とはこんなものだと思っていたのです。
ところが、六甲のハイキング道はこれよりはるかに歩きやすい道でした。
この志久道は北の淡河へ通ずる道で、嘗て通行する人が多くて石畳が敷き詰められた歩きやすい道でした。
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その面影が今に残る場所です。
右の山肌を見上げると石が沢山転がっており、その石を使って整備したことがうかがえます。
現在はほったらかしで、荒れ果てていますが。

肘曲りに着いて小休止(11:04)。
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ここを直進すると稚児ヶ墓山ですが、右に行くのが志久道。
暫らくゴロゴロ道が続くが、肘曲り迄の道よりはましです。
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神戸青少年公園へと続く志久道だが、花折山へは分岐を右に行く(11:22)。
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直ぐモトクロスバイクによる泥濘がある。
2ヶ所目の泥濘を上がると、
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水平道になる。
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更に分岐があるが、踏跡の薄い右が花折山へと続く道(11:33)。
少し下った先に急坂の登りがある。

シラカシだと思うが、根本からこんなに枝分かれした木は見たことが無い(11:38)。
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イカノシラカシと命名する^^)
周りには葉っぱが沢山しらかっていた(クルシイ~)。
更に急坂の登りになるが、大きな岩が見えると、
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山頂はあと1分(11:44)。
山頂手前で、奇妙なキノコがあった。
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ササクレヒトデキノコと勝手に命名する^^)
木立が周囲を覆っているので山頂からの眺望はほんの僅かしかないが、数m下ると菊水山が望める。
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(そのズームアップ)

ここで昼食ですが、食後、山頂三角点と四人組です。
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何方かが括り付けた山名ですが、一部が欠損していて「花折山」ではなく「札折山」のよう^^)
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木に目印テープは巻いてあったがロープは巻いておらず、ズズッと行きそうな急坂を下る(12:22)。
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私達は西から登ってきたが、北へ下るということになる。
急坂は4分で終わって、なだらかになります。
兵庫カンツリー倶楽部(兵カン)の外周路に出て右へ向かう。
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舗装路は少しアップしてバンカー用の砂を置いている所から下るとゴルフ場が見えてくる。
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ススキを手前にあしらったグリーンの向こうに、六甲山頂から奥の宝塚へと続く稜線が望める。
正門前から兵カン連絡道(下まで4km)を下るが、1.5キロ下ると太陽と緑の道入り口がある。
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ここから黒甲越東道を通って大池へも行けるが、四輪やバイクによる道路の破壊が顕著で、水溜りや泥濘も数多くあるのでお勧めできません。
鰻ノ手池の下、
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兵カンまであと2KMと表示のある傍に目指す道がある(13:11)。
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車も走れる広い道だが、写真のガードレールのおかげでバイクも入って来れないようになっている。
入ると直ぐ萩が咲いていました。
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1キロほど広い水平道を進むと右に広場があって、摩耶山が望めるので一休み。
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タイヤ痕もあるが、道は乾いていて歩きやすくなっています。
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その先の右、剥げてこんもりした赤土の上に松の木があり、大きな巣箱のようなものが括り付けられている。
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近寄ってみるとそれは登山記帳箱で、中には7冊目の記帳ノートがあった。
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ここは462mの大池見山台とある(13:35)。
見山台にしてはあまり眺望がよろしくないが、眼下に阪神高速北神戸線が走っている。
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花山駅周辺のマンションも見える。
広い道はまだ暫らく続くが、車両進入禁止の看板がある(13:43)。
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左には軽四輪なら通れそうな幅を残しており、この右側にも道があるので、看板とは裏腹ですが四輪の擦れ違い場所のようになっています^^;
その2分後ですが、案の定、道の真ん中に四輪が作った(大池じゃないが)小池がある。
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萩の花が、お許し下さいと頭を垂れていた。

実は肘曲りから歩いてきた道は花折山山頂を除いて丹生山系縦走路でした。
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この先T字路があるが右に行けば良い。
泥道もあるが、専用レーンもある。
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ここまで削るとバイクも走りにくかろうと思ってしまいます。
そこから3分の天下辻で小休止(13:59)。
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直進するとカラト・多門寺で、左は屏風谷とある。
丹生山系縦走路は直進して岡場まで続くが、私達は右の神鉄大池駅へ向かう。
ここからは一気に下る急坂です。
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10分ほどで住宅地へ下るが(14:10)、
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コスモスがお疲れ様と迎えてくれました。
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興隆寺を過ぎると。
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4分で大池駅にゴールです(14:22)。

このコース、前半は注意力と脚力を要するゴロゴロ石や急坂の多いところですが、花折山を4分ズズッと下るとなだらかな道になります。
最後の10分間は大池へ下る急坂があるので、天下辻ではゆっくり休憩した方がいいでしょう。
岡場へ向かう道は眺望も無いのであまりお勧めできませんが、アップダウンの少ない道です。
興味のある方はモトクロスバイクに気をつけて、泥濘に対応できる深いシューズを着用して挑戦してみてください。

この記事へのコメント

  • てくてく

    アルクノさま
    丹生山系縦走路のハイク、おつかれさまでした。
    相変わらず、車やバイクの轍で荒れていますね。
    以前、金剛童子山も荒れていましたが、この様子ですと、今も荒れているのでしょうねv_v::
                       てくてく
    2011年10月01日 11:31
  • アルクノ

    てくてくさま、気持ち玉二つもありがとうございます。
    花折山、もう少し眺望が良けれないいんですけどね。
    登りはワイルドな古道を歩くという感じです。

    ホントこの辺りは荒れている道が縦横にあります。
    モトクロスバイク専用コースを設定して、ハイカーとライダーが交錯しないようにして欲しいものですね。
    泥濘や水溜りについては、排水路形成を若いライダーさん達に御願いしたい所です。
    2011年10月01日 12:07
  • yoppy702

    石がゴロゴロしている道は
    歩きにくいですが、
    いかにも山道という感じです。

    タイヤ痕は、バイクなんですね。
    あちこち歩かれてますが、
    バイクとの遭遇はありましたか?
    2011年10月02日 22:42
  • アルクノ

    yoppyさん気持ち玉、ありがとうございます。
    私はこの道で鍛えられた様な感じです。
    ここを歩いて注意力と脚力が備わるようになりました。

    タイヤ痕はバイクが殆んどですが、広いところは軽四が走ったりします。
    あるとき約200名が参加のハイキングでモトクロスバイクが3台そこのけという感じで後ろから来たことがありました。
    そのコースは有名な所なので、せめてハイクの実施有無ぐらいは調べて欲しかったです。
    事故は無かったですけど。
    2011年10月02日 23:13

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