京都一周トレイル・大原から二ノ瀬へ(2011.08.20)

今回も集合場所は阪急河原町駅で、前回の比叡山から大原までのときと同じ集合場所です。
参加者は、リーダーのSugarさん、ナビ担当の遊子さん、知恵袋担当のケンさん、標識探索及び広報担当のアルクノ。

前もって頂いたSugarさんのメールにはこうありました。
集合場所■阪急河原町駅 前回同様先頭2両目の階段を上がった改札口
集合時間■9時20分~9時30分
バス停は徒歩3分位の所です。9:26 9:41 があります
大原戸寺→→鞍馬寺→→二ノ瀬 8.1K+α
当日もきっと猛暑?でしょうか?木陰の森を・・・

実際は予想より涼しくなって、少し歩きやすくなりました。

私は乗換駅の十三のホームで弁当を購入し、河原町に到着は9:14。
Sugarさんと3名が落ち合い、高島屋の方へ出ます。
(以下の写真は全て、クリックして頂くと大きくなります。)
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(左対角線方向に高島屋)
信号渡って右折方向に京阪バスのバス停があり、
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大原行き9:26のバスを待つ(9:25)
バスは少し遅れて、9:29にやって来ました。
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本日使用のチケットは「スルッとKANSAI 2dayチケット」です。
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3dayチケットの方が割安ですが私は短期間(夏休み期間中)に3日も使うことがない。
そこで、遊子さんに1日分残っているこの2dayチケットを譲って頂いたのです。
お代は2000円。
乗車の電車・バス全てOKなので、定期券のようにフリーパスで使えて便利な上、かなりの割安になります。
3dayチケットと違って有効期間が4月1日~10月31日と、かなり長期間になっています。
関西では販売していませんが、関東の方は地元で買って頂いて、是非ご利用下さい。

バス停戸寺に到着しました(10:12)。
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そのバス停の前に「志野」と書かれた野菜や漬物の販売店がある。
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私は試食しただけですが、
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遊子さんはかなり買い込む。
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ここから大原に向かってフラフラと歩き始めるが、出だしから間違ってしまう。
標識がありません。
標識探索担当の私のミスですが、京都トレイル委員会の資料を確認すると、
「戸寺バス停前のコンビニの横、標識24から坂を下ると・・」とある。
コンビニなんか無かったが、戻って確認すると「志野」の左隣に標識24がありました(10:41)
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以前そこにあったコンビニが、野菜とポン酢販売店に変身したということらしいです。

又も長い前置きになりました。

坂を下って直ぐ右折するが、そこに標識25がある。
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橋を渡って右折すると、標識26-1がある。
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標識26-2を過ぎると、最近整備された宮川一ノ橋の手前に標識27がある。
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ここに江文峠1.4km・静原3.3kmと記された道標があります。
そこから200mほど行くと分岐があり、江文峠は右。
分岐から直ぐ、おつう伝説で有名な西之村霊神之碑の説明がある(10:51)。
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大原におつうという美しい娘が居たが、若狭の殿様に見初められ連れて行かれる。
やがて飽きられて里に返されるが、殿様が通る際に追いかけ家来に妨げられる。
無念と情念に苦しみ狂うおつうは蛇身となって、迫るが、切り殺されてしまう。
哀れにも、頭と尻尾は別の場所に埋められたと言うことです。
現代であれば、蛇になったから切り殺した、と弁明しても無罪放免とはなりませんね。

江文神社参道を示す古びた鳥居があるが、
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小松均美術館と表示のあるところを過ぎると、一旦車道を渡る。
そこに、静原2.9km、薬王坂4.0km、東海自然歩道と書かれた道標が立っています。
参道を示す江文神社と彫られた石の近くに標識28があるが、その前に東海自然歩道の地図看板があります。
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江文神社といえば「大原の雑魚寝」として有名だそうです。
大淵という池に住む大蛇が里に出て悪さをするので、災いを避ける為、村人が集まって拝殿で雑魚寝をしたそうな。
節分の夜に行なう行事としてあったそうだが、井原西鶴が好色一代男でこれを取り上げ、面白おかしく書いたということです。
一村の男女が集まり、灯りを消して夜を過ごすこと事態いかがわしいとして、明治以前に禁止されてしまった。
と説明書にはありました。
このような蛇であれば、出てきて欲しいと願っている男性諸氏も居るのでは^^)

標識29(10:59)から右折して獣避けフェンスの向こうに入り(11:00)、
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直ぐの金毘羅山登山口をやり過ごして小川を渡る。
ゴロゴロ道を登って、
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少し下ると車道に出る(11:10)。
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ここが標識30のある江文峠です。
汗をかいたので小休止ですが、ケンさんに美味しい蓬餅を頂く。

車道の向こうにある標識31から山に入るが、熊出没注意とあるので鈴などぶら下げておく方がいいでしょう。
これまたゴロゴロ石があるが、歩きやすいほうです。
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標識32を過ぎるとマツカゼソウの群生している所に出くわす。
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車道を潜り(11:30)、平たい所へ出た先に、木に引っ掛けたような小さな家がある(11:36)。
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梯子で登っていくようになっており、冒険小屋のようですね。
そこに標識33がありました。
バイパス道路に出て歩道を進むと、前方に箕裏岳が見えてくる。
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そのバイパス道路と別れて標識34から右に入る。
標識35-1から静原の集落に中に入り、暫らく住宅を眺めながら歩く。
標識35-2から少し下りになるが、標識36、37を過ぎると集落を抜ける。
標識38を右に折れ、登りの谷筋に向かう。
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標識39-1、39-2と二度L字に折れて急な上り坂となる。
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(私も疲れて手ブレ写真)
道は細くなり、
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急坂で息が切れるが、南北朝時代のものと云われる阿弥陀二尊板碑とある所で休憩する(12:10)。
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登りきって食事にしたい所だが、薬王坂では見晴らしが無く、別の方が休憩していた。
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下りになり、標識41を過ぎると地蔵さんが祀られている所がある(12:23)。
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その少し下に平らな所があったので、昼食にする。
遊子さんには、私たちの為「志野」で買ったという椎茸が入った美味しい巻き寿司を二切れ頂きました。
Sugarさんには冷えたトマトと塩を効かせたキュウリを頂く。
体が塩分を要求していることもあって、これまたとても美味しかったです。
30分ほど昼食休憩後、下ると鞍馬0.2kmとあった。
下った先に標識42と小さな神社があり、神社は八幡宮でした。
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お参りして無事の下山を感謝しました。

この辺りは綺麗なのでしょう、溝の流れで洗濯する男性が居たが、その車道を左に曲ると門前町のようです。
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この山門(仁王門)の向こう標高差200mの上に鞍馬寺本殿があるが上がらないことにする。
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ウロウロするがトイレも無いので、「えいでん鞍馬駅」に向かう。
これは山門から見た鞍馬山修養道場。
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鞍馬駅前には、
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あまり芸術性が感じられない、天狗の大きな頭部が飾られていた。
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天狗の説明は此方をクリックして御覧下さい。
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ここで雨が降り始め、傘を差して歩き出す。
歩いて二ノ瀬駅へ向かうが、この辺りは昔の風情が残る町並みです。
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(振り返って撮影)
途中地蔵盆があり立ち寄ります。
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鞍馬から二ノ瀬までは標識が設置されておらず、
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二ノ瀬駅に向かう場合は地元の方に尋ねた方がいいでしょう。
私達もそうしました。
トレイル案内には、ここは交通量が激しいので、
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電車に乗った方がいいでしょうと書かれている。
この辺りだろうと思い、坂を下る。
地元の人に聞いて階段上がると、
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電車は私達が来るのを待っていた^^)
観光用の全面ガラス張りパノラマカーで、満員でした。
バスのように頻繁に停車する電車で、更に超満員になるが、下車するのは終点なので助かります。
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その出町柳駅前に居酒屋があり、営業中だったので入ります(14:23)。
なにはともあれ、でカンパイ!
私は蛸の唐揚げでしたが、皆さん好みのものを注文して小皿で分け合う。
生中のあとはフルーティーでさっぱりした日本酒の「初孫」。
フランス料理にも合うという遊子さんの話も頷けました。
五皿目は枝豆。

ここで四人全員の血液型がO型であることを始めて知ることになりました。
しかし、家庭環境や生活環境の違いで性格は夫々違います。
私は聞き役ですが、細かな料理の話やボランティア介護の話は為になりました。
私の場合、その料理をしようと思わないのも頑固なO型のせいでしょうか。
興味や趣味の対象となると突っ込んで入り込むが、それ以外は蚊帳の外。
というのは、O型4人の一致した行動規範かもしれません。
ただ女性二人は共通して水周りを綺麗にする方で、トイレの神様のおかげもあってか、姿、形、勿論お顔も大変お綺麗ですよ。

店を出たのは15:51でした。
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京阪電車は祇園四条駅で下車し、阪急電車に乗り換えです。

次回は出町柳駅で集合して二ノ瀬へ向かうことに決めました。

気が合う仲間なので、これからのことも宜しく御願いします。

この記事へのコメント

  • 花咲か爺

    いやぁ、すごい健脚ですね。私も以前、鞍馬から貴船へと
    歩いた事がありますが、その時も随分歩いたと、思ったものですが、それどころでは無い距離を歩いておられますね。
    2011年08月21日 15:29
  • アルクノ

    花咲か爺さん、ナイス玉もありがとうございます。
    今回歩いた距離はそれほどでもないのです。
    リーダーのSugarさんがメールに書いているように8.1K+αです。
    私達はよく道を間違うので、スタート時大原の方へ寄り道した距離も含めて10kmぐらいでしょうか。
    3月実施の一回目、伏見稲荷から銀閣寺へはその倍は歩いちゃいました
    2011年08月21日 19:08
  • てくてく

    アルクノさま
    天候不順の中、お疲れ様です。
    薬王峠の登り、結構きついですね。
    トレイル一周もいよいよ佳境、頑張って下さい。
                        てくてく
    2011年08月22日 09:27
  • アルクノ

    てくてくさま、気持ち玉二つもありがとうございます。
    今の時期、急な登りはゴメン被りたいですね。
    この辺りが中間地点だと思っていますが、次回は距離が長くなりそうで、残暑が更に和らぐ事を望んでいます。
    2011年08月22日 10:16
  • 風子

    貴船~鞍馬へのハイキングは私も、2年ほどまえにやってきてブログの記事にもしました
    秋の紅葉の頃でしたが、貴船からのコースは階段ばかりですごくきつかったにを覚えています
    紅葉の綺麗な頃でした
    ただ、コレはそういったツアーでしたの帰りにどこかの温泉(日帰り温泉)に入ってこれました
    大原は随分と前に、やhり紅葉を観に行きましたが、コレは電車とバス利用だったかな
    毎回おなじことをいいますが、夏場に歩かれるの本当にたいへんでしょうね~
    2011年08月22日 10:35
  • アルクノ

    風子さん、ナイス玉もありがとうございます。
    鞍馬寺山門に着き、コースを離脱して貴船に向かう話もありましたが、以前あった山門横から自由に入れる道が塞がれているということでした。
    電車バス利用だと大原へは楽に行けますね。
    このトレイルで紅葉の時期も狙っていますので、ご期待下さい。
    風子さんによる2年前のハイキング記事、今から拝見させていただきますね。

    私の家内もこんな時期に山登りなんて、と呆れています
    2011年08月22日 10:55
  • 遊子

    アルクノさん
    >女性二人は、、、姿、形、勿論お顔も大変お綺麗
    大げさなお世辞はいけません(笑)
    でも、ありがとうです(^^)
    <(私も疲れて手ブレ写真)
    そうですか!?
    さっさと、早く登っていくのでついて行くのが大変です。。ま、マイペースで休憩して登りますけどね(笑)

    そうそう、マツカゼソウ
    後で調べたら、臭気があるそうです。
    そういえば、あの辺りでシュガーさんがヘンな臭いがするって言い、皆さん、色々話しましたよね(笑)
    今度、この花を見つけたら、アルクノさん、匂って下さい~・・(私は遠慮しますが(笑))
    お疲れさまでした。
    次回も宜しくお願いします。
    2011年08月23日 12:03
  • アルクノ

    遊子様、真実はそのまま書いた方がいいのです
    <(私も疲れて手ブレ写真)
    は、早く登って上で待ち、休憩時間を長くする作戦ですヨ
    マツカゼソウの臭いは予め確認して、以後鼻を近づけないようにします
    次回も宜しく~
    2011年08月23日 13:07

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京都一周トレイル・二ノ瀬から高雄へ(2011.10.16)
Excerpt: 前回の8月に続いて、 http://21846851.at.webry.info/201108/article_7.html このシリーズ5回目になります。 参加者はリーダーのSugarさん、遊子さん..
Weblog: アルクノのブログ
Tracked: 2011-10-18 20:38

瓢箪崩山から?~大原三千院へ(2014.09.13・土)
Excerpt: 変なタイトルですが、今回も大きなハプニングがありました。
Weblog: アルクノのブログ
Tracked: 2014-09-15 16:38

小出石から天ヶ岳へ☆☆☆(42015.04.18・土)
Excerpt: 京都市左京区の北山にある天ヶ岳(788.0m)です。 ネットで調べると、鞍馬から上がり、大原へ下るコースが数多く紹介されています。 私達は小出石から急坂を上り、山頂から鞍馬へ下りました。
Weblog: アルクノのブログ
Tracked: 2015-04-21 16:38