昨年7月17日に訪れた神戸青少年公園へ、山友2名を連れて案内してきました。
参加はアリマさん、ミドリさんとアルクノ。
担当する中大沢(なかおおぞ)から天神橋まで太陽と緑の道のパトロールを終えた帰り道に、この神戸青少年公園脇を通ることはあるが、今回園内に入って1年振りにじっくり眺めてきました。
その昨年7月17日の記事には、私が太陽と緑の道パトロール隊員になったきっかけも書いてあります。
https://arukuno.seesaa.net/article/201007article_5.html
コースは神鉄箕谷駅(9:40スタート)~柏尾台住宅地~肘曲り~志久峠~神戸青少年公園・バーベキュー広場(昼食)~天保池~兵庫カンツリー倶楽部外周路~兵カン正門前~鰻ノ手池~神鉄谷上駅(16:27ゴール)で、距離は約15kmです。
神鉄箕谷駅を9時40分にスタート。
駅前を下って右に進み、車道を潜るトンネル通って、
バス停大滝口へ向かいます。
駅から20分ほどで、その大滝口BS手前に柏尾台住宅地への大きな看板があり、右に上がる。
丹生山系の主峰である稚児ヶ墓山を眺めながら緩やかな舗装路を上がると、やがて突き当る。
突き当りにある公園を右に行くと、志久道石柱があります(10:20)。
ここで暫しの休憩&登る為の準備です。
この志久道も太陽と緑の道で、肘曲りで分岐後、以前紹介した稚児ヶ墓山にも繋がっている。
舗装路を3~4分上がると、左に箕谷グリンスポーツホテルへの分岐を無視して直進するが、
そこに(肘曲りを経て)志久峠2.3kmと道標がある。
大小ゴロゴロ石が雁首並べる荒れた道だが、
最近雨が降っていないので水量が少なく、
ゴロゴロ道を流れる水も少ないので、歩きにくい道もチョットはましな状態。
肘曲りに到着し、また休憩です(10:56~)。
私一人だと青少年公園まで一直線だが(道は曲っているが)、2名の同行者はか弱い女性なので労わらなければいけません。
この辺りからカナカナカナと鳴くヒグラシの大合唱です。
先日の六甲山もそうでしたが例年より多い気がします。
この志久道は山田町から淡河(おうご)に通ずる古道の一つで、南は鈴蘭台~神戸へと繋がっており、
当時通行する人も多かったので、石畳が敷かれていました。
交通手段が変わって皆さんここを歩かなくなり、放置される。
それで、このような姿になっています。
粘土質の土は水はけが悪いので平坦な道になると泥濘があり、その先ではバイクのタイヤでこねくり回されて泥の池になっている。
水平道を過ぎて登ると梨木峠になる(11:33)。
さらに下った後登ると、今度は中ン峠と書かれている志久峠がある(11:43)。
古くは摂津と播磨の国境であったことを説明し、休憩後暫らく行くと、
ピクニック広場0.2kmと道標があり、以前から気になっていたので登ってみる。
草ぼうぼうで眺望ゼロの展望台のような場所があるが、その先に広場があった。
昼食場所には不向きなので戻る。
戻りながら撮った写真だが、
これはましな方で、かろうじて道が分かる状態のルートがジグザグと続いていた。
戻ってみると木柱に創造広場と彫ってある。
アドベンチャーゾーンと言った方がいいかもしれない。
12時は過ぎてしまったが、中山大杣池に向かう(12:18)。
これがハイカーの神戸青少年公園への入り口(12:31)。
上がると「まむしに注意」とあるが、それがまやかしでないことを後で体験する。
公園に入らずに真っ直ぐ進むと、池を左に見ながら舗装路へ出て、「神戸青少年公園」と彫られた大きな石に出合う。
階段を上がると直ぐ前にトイレがあり、その左側がデイキャンプ場のバーベキュー広場。
食器や野菜の洗い場があるが、そこにベンチがあり昼食場所にする(12:41~)。
今回デビューするザックはdeuterのFutura 30 SL
アッパーの袋は財布や手袋など直ぐ出し入れするものを。
ボトムにも分室に出来るジッパーが中にあって荷物の出し入れが便利。
サイズ的には私に合っている。
脇に立てかけている杖は途中拾った枯れ木を適当な長さに折ったもの。
食事を終えて見回すと、お父さんと息子さんが火熾しの最中。
撮影する私の横にある洗い場ではお母さんと娘さんが食材を切って洗っていた。
ガラガラだったが、設備の使用は無料で金網は借用できるらしい。
トイレの前から広い砂利道を進むとデイキャンプ場受付があり、注意書きなどが書いてある。
そこの車止めの前で数台のワゴン車が止まっており、若者が炭や食材など荷物を降ろしていた。
木曜日なので夏休み中の大学生かもしれない。
女性に紙製の皿やカップなどを持たせているのは、優しい男子学生の配慮でしょう。
スポーツ広場を過ぎると冒険広場があるが、
私達は湖畔広場へ向かう。
そこに東屋があり、
中山大杣池も眺められます。
湖畔広場はこんな感じ。
池に沿ってさらに奥へ進むと、車の入り口があり、
ここに「神戸青少年公園」と彫られた大きな石がある。
池の東側を行くと、途中分岐した公園入り口に出合い、志久峠へ(ここから1.6km)の道になる。
担当する太陽と緑の道のパトロールを終えたあとの帰り道は、天神橋からここへの車道を上がって、志久峠~肘曲りと進み、柏尾台~箕谷~自宅と歩いて帰ることが出来る。
「神戸青少年公園」と彫られた石から右へ向かうが、舗装路は直ぐに終了して(13:27)、
車止めからハイキング道になる。
石がゴロゴロしてきたこの辺り、道の真ん中に頭が三角形のマムシがいた!
昼食場所で撮影した杖を突き出して威嚇し、鎌首もたげたところを引っ掛けて脇の草むらへ放り投げる。
マムシ本体の記念写真撮影を忘れたが、そんな余裕も無かった。
ここからは足元に注意するようにと呼びかけ、ゆっくり歩く。
更に進むと古びたガードレールがあるが、このように幅の広い平坦な道にしているのは、
東側から神戸青少年公園への連絡道路を造成するつもりだったのではないだろうか(13:38)。
バブルがはじけて頓挫したのでしょう。
そこから直ぐ、道幅一杯に浅い水溜りがある。
写真では分かりにくいが、小さなおたまじゃくしが元気に泳いでいた。
水がなくなる前に、早く蛙になって下さい。
周辺の眺望は無いが、水が流れて涼しいところがあります。
これが天保池分岐で、
ガードレールのある右へ向かう(13:58)。
そこから3分、ガードレールがあるので車も行けると判断して失敗したのか、ボロボロになった裏返しの廃車がある。
ハイエナ軍団が持ち去ったのか、ライトにタイヤ、主要部品が無くなっていた。
下って泥濘の小川を渡るところもあるが、倒木で荒れた道や、モトクロスバイクによる彫刻作品に沿って登って行くと、
兵カン外周路に出る(14:36)。
日陰だが多少アップダウンのある黒甲越~黒甲越東道を通って左の大池に向うか、暑い日差しを浴びながら平坦な舗装路をそのまま進んで右の谷上に向かうのか、
女性陣に決めてもらう。
ヘロヘロ状態のアリマさんによる判断で谷上へ向かうことに・・。
山道の途中で疲れ、おんぶして~と言われなくて済むので私も此方の方がいいです

ただ、谷上へは標高差がかなりあるので後半の下りが膝に堪えます。
膝の悪い方はゆっくり、大池へ向かうほうが無難です。
花折山からの丹生山系縦走路に出合うが、以前モトクロスバイク進入禁止と書かれていた板は取り除かれ、
「通行車両にちゅうい」と表示されていた(14:57)。
私はここまでお世話になった杖を置いていく。
大池への山道を歩くと全く眺望が無いが、この車道の利点は兵カン正門前を過ぎるとグリーン越しに六甲山系が望めることです。
(15:01~15:10)
ここから緩やかな下りになるが、大きなキノコを見つける(15:27)。
ソフトボールぐらいの直径があった。
最初ササクレシロオニタケかと思ったが、大きいのでシロオニタケじゃなかろうか。
更に下ると丹生山系縦走路の入り口がある(15:34)。
単車や軽四輪が入っていくのを良く見かける所です。
鰻ノ手池を過ぎると(15:37)、
今度は大池へ向かう歩きやすい道がある(15:41)。
女性向けの緩やかな山道なので何れ案内しましょう。
この車道はゴルフ関係の車しか走らないので、我が物顔で歩いていますが、疲れた私は最後尾を歩く。
手ブレ状態の写真がお疲れモードを示しています^^;
コーナンの裏を通って、ゴールの谷上駅は16時27分でした。
神戸青少年公園へは車で行く方が無難ですが、車だと運転手はビールが飲めません。
しかし歩いて行っても、ビールは販売していないので手に入りません。
クーラーボックスに重いビールを入れて運搬すると、汗を一杯かいて美味しいビールとなるかもしれませんが^^)
遠方の方は谷上駅で頂く方が無難です。
この記事へのコメント
風子
皆さん日ごろから鍛えられてるだけあってタフなんですね
アルクノさんには、食事の後の美味しいビールも山歩きの楽しみの1つかな
ただ、暑さに弱い私は、夏場はとても無理です・・それに、食べるのが唯一な趣味なのでやっぱり、体重がオーバーぎみ。。秋になったらまた低山歩きでもと思ってますがそれまでに、少しでも余分なお肉を落さなきゃと、プール通いをすることにしました(泳ぐんです)
神戸青少年公園を検索してみましたら、名前とか変わってました・・ここでもあれこれスポーツができるみたいですが、最近こういった施設も増えてきてますね~
アルクノ
この夏はプールでダイエットですね。
体温上昇を抑えて運動できるので、いいですね。
頑張って下さい。
私は山歩きとビールが楽しみです。
カロリー消費しているので体重はほぼ一定です。
>神戸青少年公園を検索してみましたら、名前とか変わってました・・
これは「でんスポ」の方ではないでしょうか。
私が訪れたのはデイキャンプ場がある方で、かなり広いエリアがあります。
秋ぐらいに車で家族と行かれて、バーベキューなどいかがでしょうか?
てくてく
のんびりした、良いコースですね。
公園でのんびりできるのもいいです。
マムシ君は、致し方ないとして、廃車などのゴミはいただけませんね。
困った事です。
暑い中、お疲れ様でした。
てくてく
アルクノ
昔は人の往来が多かったのだろうと、その状態に思いを巡らせながら歩きましたが、今回は道中誰にも会いませんでした。
マムシ君が藪漕ぎなどのときに出てきたら困りますが、
廃車の処分は金属カッターなどで分割して撤去して欲しいですね。