BFJO 第29回青春チャリティーコンサート(2011.07.17)

私にとって今年で4回目になる青春チャリティーコンサートです。
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(この画像は「高砂高校ジャズバンド部(BFJO)と管理者の日記」から転用したものです。
http://blog.livedoor.jp/bfjo/archives/cat_126162.html?p=2
BFJOに興味のある方はクリックして御覧になって下さい。)

昨年の記事には多くの方のアクセスがあって感謝していますが、
https://arukuno.seesaa.net/article/201007article_6.html
今年は更に詳しくコンサートの様子を紹介していきます。
掲載している写真はクリックすると大きくなります。

Big Friendly Jazz Orchestraの演奏を最初に聴いたのは2008年5月に新開地の商店街で開催された新開地音楽祭の時でした。
その会場の一つである本通り南端のビッグマンステージで行なわれていた20分ほどの演奏でしたが、そのとき映画「スイングガールズ」のモデルバンドであることも知った次第です。
松田組でしたが、共学なのに男性は一人も居なかった。
MC二人の挨拶で7月に高砂文化会館でこのチャリコンがあることを知り、その楽しい演奏に魅せられた私は、以来毎年高砂まで出かけることになったのです。

新開地で山陽特急に乗り換えた私は、駅で購入したハイボールをチビチビ頂きながら西へと向かいます。
須磨辺りで半分以上が無くなっていますが、
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高砂に着く以前に、空っぽになった缶は綺麗に乾燥してしまいました^^)
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昨年同様11時半には高砂駅に到着し、簡素な駅前を眺めて会場へ向かいます。
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踏切を渡ると2分で和風食堂があるが、
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昨年同様、今は空席だが何方かによって貸切り中で座れる席はありません。
前回美味しかった鯖寿司ハーフを購入しますが、待つ間にお茶を頂き、店の人と暫らくお話しします。
予想通り貸切りのお客様は高砂高校関係者であることを教えられて、鯖寿司を受け取り店を出ます。
毎年のことなので、店内での食事は諦めた方が良さそうです。

道路向かいの高砂市文化会館「じょうとんば」ホールへ上がりますが、
まずはその前のベンチで食事。
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12時に会館へ入り、ロビーで開催のバザーを眺めます。
ホール入り口にはレギュラーバンドの吉村組と、
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ジュニアバンドの矢野組メンバーの写真が飾ってありました。
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12:30に会場に入り、最前列の席を確保。
13:00丁度に開演です。
校長先生は不在で、教頭先生の挨拶です。
毎年チャリティーコンサートとしていますが、今年は東日本大震災への募金を主体にして、8月に被災地へ出かける彼や彼女達のボランティア活動にも使いたいとのお話でした。

何時も演奏は三部構成ですが、第二部にゲストの演奏があり、最後の第三部はゲストも交えての演奏になります。
第一部はBFJOが主役の演奏で、1曲目は元気よくWell, Get it
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MCはピアノの朝川真実さんとアルトの北村乃亜さんです。
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2曲目はLook for the silver Lining
ユッタリした曲調ですが人生の明るい道を見つけようと励ましている曲です。
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トランペットソロですが、シルバーに輝くように明るくしてみました^^)
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実はこのコンデジ、フラッシュ無しだと画面が明るいが色が潰れる。
フラッシュを使うとブレ難いが、距離があると光が弱いので暗くなる。
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痛し痒し、と言うことになります。

3曲目と4曲目はジュニアバンド(2年生が主体)で、そのMCさんは珍しく3名。
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マイクも3本にした方が良さそうですよ。
マイクを持つテナーさん、レギュラーバンドも掛け持ちの方なのです。
One more for the countのあとは、
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そのテナーとペットによるDouble play
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1年生に中学時代野球部の経験者もいると言うことでその2名が召集され、ダブルプレーの実演をさせられます。
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先輩には逆らえないですね

レギュラーバンドに戻って、5曲目はアトラクションを含むショータイム。
ビーチで遊んでいた二人に、何やら恐ろしい怪獣?が襲ってくる。
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大きなバッグが突然変異したような形ですが、上手に作っています。
そのジョーズ、ピアノを襲う格好ですが、ピアニストは余裕の微笑
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危機一髪と言うその時、驚くほど足の長いヨシムラマンが颯爽と現れ、ヨシムラビームで一瞬にして撃退!
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雄叫びをあげるヨシムラマン!
曲はOcean Viewですが、演奏盛り上げ隊が前で踊ります。
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フラダンスとも、阿波踊りとも、
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判別がつかない踊りですが、多少動きがバラバラな所もユーモラス。
ただ、ソロプレイヤーには動きをそろえてキラキラビームを送ります。
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チーム名、シーフードカレーによるダンスでした。

次は英語のフジムラ先生によるヴォーカルの入ったOn the sunny side of the street
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カラオケ専門だったフジムラ先生だそうですが、ジャズヴォーカルを始めたのは、12年前にBFJOに出会い自由で明るいジャズフィーリングに触れたことがきっかけだと仰っていました。

第一部のラストですが、演奏前にヨシムラマンに扮していたバリトン担当の「よっしー」こと部長の吉村香菜さんがメンバー全員を紹介します。
まず、(ピアノの朝川真実さんが写っていませんが)リズムパート。
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次に元気溢れるトランペット隊。
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お茶目なトロンボーン隊は動きもGood!
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もっと元気出してよ、と3人の女性が視線を浴びせる堤康彰君が居るサックス隊。
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全員揃った所で一部のラスト曲はTHE CHICKEN


10分休憩して第二部はゲストバンドTwinkle Jazz Orchestra(TJO)の演奏。
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BFJO出身者が6名在籍していて、明石市二見町を拠点に活動している結成満10年の社会人バンドです。
BFJOのOG・OBの受け皿としてもありますとリーダーの方が仰っていました。
嬉しかったのは2曲目にConnie FrancisのWho’s Sorry Nowを取り上げてくれたこと。
日本では弘田三枝子さんのヴァケーションがヒットしたことで有名になったConnie Francisですが、このフーズソリ-ナウはそれまで2年間ヒットが無く、これでダメなら大学へ進学と彼女が挑んだ曲です。
結果ゴールドディスクを獲得し、以来ロックをリバイバルさせたヒットを飛ばすことになりました。
「ボーハント」ではMGMでハリウッドデビューし、これもヒット。
私が10代のときから手に入れたLP4枚は愛蔵盤となっています。

4曲目からヴォーカルに赤木まやさんが加わりますが、これまた良かったのは私のお気に入りでピアノ弾き語りのDiana Krallさんを取り上げてくれたこと。
しっとりとした歌姫まやさんもGood!でしたよ。
ラストはゲストの宗清洋さんが加わっての熱唱でNight and day
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10分休憩して、いよいよ第三部です。
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1曲目はCheck your swing
プログラムによると超冷静なツッコミを入れるテナーの彼はいつもスティックパンを食べているそうです。
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2曲目Day by DayではTJOから二人の応援を得ての演奏ですが、タイトル通り日々進歩を続けていって下さいね。
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続くWaveでは部長のバリトンサックスをフューチャーした演奏。
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ドスの効いた音の波は最前列の私を越えて会場全体に伝わったと思います。
8月のSJFまでWaveを繋げていって下さい。

4曲目Nasty BluesではMC二人のソロが入っており宗清洋さんも加わっての演奏でしたが、
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演奏後MCさんは、その宗清さんに昔の思い出話やソロ演奏に当たっての心構え等を聞いていました。
宗清さんは、ソロでは間違ったらどうしようとかのマイナス指向ではダメで、当たって砕けろ!的に向かって行く気持ちが大切と仰っていました。
その為には色んな音楽を吸収して頭に叩き込んで自分のものにし、そのエッセンスをソロに吹き込む、など役に立つアドバイスでしたね。
吹っ切れた時、スキルアップした演奏がそこにあると思います。

続いて5曲目は宗清さんのトロンボーンをフューチャーしたI’ve got a crush on you
スローでシットリとした演奏でした。

6曲目の前に次期リーダーの矢野さんが呼ばれ、何か面白い話をして、とメチャ振りします。
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家電が好きで従兄弟とマッサージ機の展示を見に行ったときのエピソードを披露します。
体験できると言うことで、強度調整用リモコンを操作するが、ちっとも強くならない。
最強にしても変化無しだったが、横を見ると・・、
隣に座っていたおばさんが、その体を大きく揺さぶられていたとか^^;
爆笑の後、ゲストも入って6曲目はパワフルなBlue Bossa

ラスト7曲目の紹介をするときのサプライズは、MCさんへ花束のプレゼント!
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予想外のことで歓声が上がりました。

演奏前に部長の吉村香菜さんによる挨拶。
今までのことや8月のSJFへの意気込みなど堂々とした挨拶で感心しましたが、これからもBFJOを宜しく御願いしますと締め括った時は会場から大きな拍手を浴びていました。
そのラスト曲は原点に戻ってグレンミラーのAnvil Chorus
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ブラスアンサンブルが揃っていて、感動を呼ぶ見事なサウンドでした。

しかしこれで終わるはずも無く、鳴り止まぬ拍手でアンコール。
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お礼の演奏は全員立ち上がって、
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スローな曲で後ろではトランペット隊が団扇を大きく振っています。

アンコール曲は2曲用意されており、本当のラスト曲は、パワフルなチェロキー
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宗清洋さんの心強いサポートもあって大盛り上がりでした。
ソロは昨年SJFで2年生として参加し、グランプリの神戸市長賞獲得に貢献したコンマス古河潤也君。
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早いパッセージを、積極的に、当たって砕けろといわんばかりに吹き上げていました。
感動の演奏会は終演し、アンケートを書き込んで受付で投入し外へ出ます。

いつもですがメンバーによるお礼の演奏です(15:50)。
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2008年からチャリコン当日は雨が降っていませんが、この日もいいお天気で良かったです。

8月のことを考えながら、神戸へ帰ります。
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ジュニアバンドに引き継ぐまであと2ヶ月ほどですが、8月のSJFまでに実力を引き出せるような調整を期待しています。

楽しく素晴らしい演奏をありがとうございました。
来年も来ます。

この記事へのコメント

  • 風子

    アルクノさんは、こういった演奏会へはよく行かれるんですね・・生での演奏は醍醐味も感じられていいものでしょうね・・
    私もコンサートなんかへ行くのは好きだったのですが、そんなときに一緒していた友人が故郷へ帰って最近は足が遠のいています
    高砂へはまだ行ったこともないのですが、好きなビールで喉を潤し、良い音楽で心を癒す・・素敵な1日になりましたね~o(^▽^)o
    2011年07月19日 17:48
  • アルクノ

    風子さん、ナイス玉もありがとうございます。
    ジャズライブへ出かけるのはビッグバンドが殆んどですね。
    40年ほど前、ジャズと言えばマイルスとかビル・エバンスとかコンボばかりでしたが、カウント・べーシーを生で聴いてからはビッグバンドが主体です。
    音の厚みが凄いんです。

    ここは地元の方が多いですが、風子さんも一度行ってみてください。
    面白いし、感動もすると思いますよ。
    本当に素敵な1日でした
    2011年07月19日 18:33
  • 遊子

    もう4回目になるんですか♪
    もう恒例になってますね
    電車の中のアルコールもこのコンサートへ行く時の恒例になってませんか?(笑)
    2011年07月25日 11:54
  • アルクノ

    遊子さん、確かにアルコールと共に参るのが恒例になりました
    毎年主要メンバーが変わるので今回はどんな具合だろうとか、演奏スタイルの変化や寸劇も魅力です。
    それらで病みつきになっちゃってますね。
    2011年07月25日 12:14

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