何しろもう常連さんなので、書く内容が同じになると言うことがあります。
今回で6回目!
最初から4回目までは記事にしています。
内容的には4回目の9月16日が分かりやすく、これから見学を計画している方は参考になると思います。
https://arukuno.seesaa.net/article/201009article_6.html
そのときの案内は瀬戸さんでしたが、帰り際に初回見学時案内して頂いた芋生(いもお)さんにばったり会って歓声を上げたことを覚えています。
さて今回はどうなりますか。
今までとシステムで変わった処があり、それも含めて説明していきます。
しかし、まずハイキングの方を先に紹介しないといけません。
私達は過去のどれもが、ハイキングやウォーキングの後キリンビール工場に向かうと云う特殊なグループなのです。
今回は、1年前の5月20日(初回)にたまたま事の成り行きで工場見学になってしまった時と同じコースで、神鉄道場駅~JR道場駅~千苅(せんがり)水源地~光明寺(昼食)~三田駅で距離は約11kmです。
参加はモクさん、ミドリさん、アリマさん、ノンさんとアルクノですが、神鉄ハイクのスタッフに新人さんの案内を任されて引き受けます。
頂いた地図と違うコースを行くことを伝えてイザ出発(9:40頃)。
西宮からJRを乗り継いで来られたと言う女性で、お名前はミーさんとしておきましょう。
有馬川に向かって陸橋を渡り、
有馬川~武庫川沿いを歩いて、
生野橋を渡り、
JR道場駅は約1時間後です。
ここでトイレを拝借し、千苅ダムへ向かいます。
川を遡ると、今まで見たことが無いほどに水量が増加しています。
途中、水道局の方でしょうか水位を測っています。
聞くと、ダムから放水しているので水位の変化を調べているとのことです。
過去1度だけ見たことがあるが、有名な千苅ダムからのオーバーフローが見られるのです。
近づくと、以前見たオーバーフローの時とは比べ物にならない大量の水が轟音と共にダムから溢れ出ています(11:12)。
千苅ダムについてウィキペディアより抜粋して引用します。
このダムは高さ42.4mの「重力式粗石モルタル積ダム」で、神戸市への上水道供給を目的とした市内最大のダムである。 堰堤は1919年(大正8年)竣工で、17門のスライドゲートは日本最古。国の登録有形文化財に登録されているほか、土木学会の「日本の近代土木遺産~現存する重要な土木構造物2000選 」や厚生労働省の「近代水道百選」にも選定されている。このダムからは神戸水道を通じて神戸市までの送水管で結ばれており、神戸市民へ供給されている。
17門のスライドゲートとあるが右の4つのゲートからの放水量が多いようなので、そのゲートが他のものより下げられているのかも知れない。
奥から8つほどのゲート分は合流しながら流れ落ちているので、滝のように凄いことになっている。
上水道になる水を大量に放流しているので、もったいない気がします。
神戸市は殆んどの水を淀川水系に頼っているので、これを何とかして欲しい。
放流する時が頻繁にあるのであれば、水力発電に利用できないものかと思ってしまう。
そんなことを考えながら、階段を登ってダムの上まで上がる。
同行者も間近で撮影しています。
これからの梅雨時、幾度もこのようになると思うので又眺めに来ようかと思う。
ここから光明寺に向かうが30分ほどの山歩きになる。
ゴルフ場を潜る小さなトンネルが二つあるので携帯ライトが必携です。
また、さほど危険ではないが泥や苔で滑りやすい所もあるので防水のトレッキングシューズがお勧めです。
予備のライトが一つあるのでミーさんに渡します。
上がった所は公園のような墓苑で、休憩できる所もあり(11:59)、
ここで昼食です。
食後光明寺の境内に向かうが、ここはお寺に墓地があると言うより、巨大な墓苑に小ぢんまりとしたお寺があると言う感じです。
しかしモミジがあるので秋には紅葉も眺められます。
趣味の木彫りネタに、周りで咲いていたバラをカメラに収める。
墓苑前の道路を下ると羽束山からの下山道に合流するが、その手前、羽束山と田植えを待つ水田です。
その5分後。先ほどの田んぼに植える苗でしょうか。
苗床が庭先にありました。
光明寺を出て約50分で三田駅のバス停に到着ですが、アリマさんが誘った処、ミーさんも行くと言うことで工場に電話して予約人数を6名に変更します。
送迎用ラガー缶バスは、
リニューアルして大きくなっていました(13:40発)。
最前列に座るが、目の前に一升のビール瓶です。
運転するドライバーが1年前と同じ人で、私たちのことを覚えていてくれました。
その昨年5月20日のときはケンさんも参加でしたが、たまたま出発直前のバスがここで止まっていた。
予約無しでしたがドライバーが工場と連絡を取りOKとなったのです。
それが最初の見学です。
座席の前にある用紙に予約№、合計人数、未成年の人数、見学時刻などを代表者が記入し、工場に到着後受付に提出します(14:00着)。
見学時刻(14:10)が記されたバッジとパンフレットを人数分受け取り、2階へ。
前回と違うのは試飲券が無いことです。
トイレを済ませて待っていると、なんとその1年前にガイドをして頂いた芋生さんが笑顔で私の目の前へ。
見学時刻の予約は出来てもツアーガイドの指名は出来ないのですが、私たちの希望通りになりました^^)
アリマさんにモクさんと私にとってはとても嬉しい、ビール工場見学一周年記念のイベントのようです。
芋生さん、1年前はガイドになりたての頃で私達のことを良く覚えていました。
再会した友達のようにお話したのち、見学のスタートです。
原料の淡色麦芽とカラメル麦芽は実は同じもので乾燥温度だけが違います。
百数十度で乾燥させたカラメル麦芽は黒ビールに使われ苦味が強くなります。
この後シアターに入って、大画面によるビール作りの勉強です。
このタンク模型は醗酵・貯蔵タンクで敷地内に83塔あるが、この一つで容量は缶ビール130万本です。
毎日一缶飲んで3500年分とは以前にも説明しました。
製造ラインは点検中で、モニターによる映像での説明です。
見学グループに外国の方が参加ということで英語のテロップが流れます。
芋生さんが右手に持っている光沢のある瓶がセラミックコーティングされた新しい瓶です。
強度が増した分、肉厚が薄くできて従来の瓶より130g軽くなりました。
20本入りのケースでは2.6kg軽くなったため、輸送時に積載量を増やせて販売店での腰痛防止効果も生まれました。
ラベルの説明の後、
戻る時にラインが動き始めました。
高速で回っている缶詰め機は毎分2000本の処理能力があり、肉眼ではどうなっているのか良く分からない状況です。
「野生の動植物が暮らす場所」と言う意味のビオトープでは、
実のなる木を植えるなどして野鳥が暮らしやすい環境を作り、絶滅危惧種のカワバタモロコも育てています。
さていよいよ試飲ですが、時間は見学40分、試飲20分となっています。
試飲は2時50分から3時10分迄ですが、今回工場に到着後時間を空けずに見学だったのでバスの3時40分迄多少の余裕があります。
ただラストオーダーは3時5分。
以前は380mlのグラス2杯だったが、システムが変わり300mlに3杯となりました。
試飲券は無く、見学バッジをカウンターに持って行くだけでOKです。
2杯目と3杯目はただ貰いに行けばいいだけなので、4杯はダメですが試飲する人の良心に委ねているということになります。
ビールを頂きながら、芋生さんによる三度注ぎビールの説明を聞きます。
過去試飲済みですが、クリーミーな泡とまろやかなお味のビールになります。
まずビールを高いところからドボドボと注ぎ、泡でグラスを満たします。
泡とビールが1対1になるまで待ち、次に泡の中心めがけて糸を引くようにゆっくり注ぎます。
最後に泡とビールが3対7になるまで待ち、先ほどと同じようにゆっくり注ぐと、
泡が1.5cm盛り上がるまで注いでもこぼれません。
これは時間のかかる作業なので、手前の男性は1杯飲み干してしまいました。
「待ちきれない方は、もう1缶用意して自由に頂きながらこれを作って下さい。」
とのことです。
これは全部私が飲み干したグラスではなく、私を見てビール好きと思ったのでしょうか、
お茶目な外人さんが私の前に空のグラスをポンと置いたので、こうなっちゃいました。
言い忘れましたが、飲み干したグラスはそのままテーブルに置いてカウンターに行けばいいのです。
黒ビールと普通のビールを半々、ハーフ&ハーフにすることもできます。
飲みかけのものはそのビールですが、お好みで3対7とかにもできるそうです。
これはナイショですが、3杯目を貰ってきた女性が私にどうぞと言って差し出したグラスもあります^^)
ノンさんの話ではノンアルコールも美味しくなっているそうですので。
アテは手のひらサイズのものを二袋頂くが、私はこれで充分です。
持ち込みは絶対に禁止なのでルールを守りましょう。
素敵なガイドさん達の迷惑になるようなことをしてはいけないのです。
あまり長居をしてもいけないので、来月又来ますと言って芋生さんと別れます。
1年以上前は別の銘柄を飲んでいたのだが、最近はキリンに変わっています。
戦略に嵌まったともいえるが、ここに何度も来るとキリンが好きになるようです。
お土産物を物色して、
3時40分発の送迎バスに乗車します。
4時に三田駅に到着し、又ご一緒できるのを楽しみにしていますと言ってミーさんとは別れます。
私達は神鉄に乗車して帰路につく。
本日も楽しい1日となりました。
この記事へのコメント
てくてく
千刈ダムや新緑ハイクの後の、生ビール。
たまりませんね・・・
これからは、ナマの季節ですね。
てくてく
アルクノ
千刈ダムから大量の放水は大迫力でした。
しかし流れ落ちた先の白い泡が、私にはビールの泡に見えてしまいます。
キリンビール、基本的には3杯迄ですが、女性と行くとこのようにハーフ&ハーフのオマケが付く場合があります