7日の土曜日は行かなかったが大阪、関西学院、龍谷、立命館、天理の5大学が、8日は甲南、佛教、京都、大手前、同志社、神戸と6大学が出演します。
あとイベントやゲストバンドの出演もあるそうです。
会場は大阪城野外音楽堂で雨天決行とあります。
しかし良すぎる天気なので、出かけることにした。
前回訪れたのは2007年で、そのときゲスト参加だったエリック宮城さんのハイノートトランペットが印象に残っている。
会場は大阪環状線森ノ宮駅から直ぐなので、そこで下車する。
目の前が大阪城公園だが、高速の高架がある中央大通に沿って左へ3分歩くとシンプルなネーミングの店がある。
お客さん全員がビールを飲んでいたわけではなかったが、私はカツカレーとビール中瓶。
カレーの場合は水代わりに飲むので、瓶ビールをコップで頂くようにしています。
店を出ると直ぐ、地下鉄森ノ宮駅2番出入口があるが、その先に陸橋がある。
渡ってUターンするように下ると、そこが公園入り口。
公園に入ると、丁度蒸気機関車の形をした車が3両編成の客車を引っ張っていた。
お客さんは1人だけだったが・・。
その車の行く先へ進むと会場入り口があり、このような看板が(12:08)。
ろくすっぽ見もせず、入場券を購入して入ろうとすると1時からですと止められた。
まだ1時間近くあるということで公園内を散策です。
スケボーを二つに切断して短くし、両足を乗せているのは一体何でしょう?
数人の若者が遊んでいました。
植木市も開かれており、シャクナゲツツジと札のある花が満開です。
その奥にはローラースライダーがあり、ガラガラと4両連結状態の子供が楽しそうに滑り降りていた。
良くしたもので、その近くにはビールとビールによく合う食品が準備されており、大して歩いてもいないのに30分の休憩です。
開場と同時に入りますが、
勿論最前列に向かう。
1時半より、学生で組織された実行委員会スタッフによるJAZZ Festivalの説明と東日本大震災義援金への募金やグッズ購入の御願いがあった。
ここまで長い前置きでしたが、
トップバッターは甲南大学Newport Swing Orchestra。
ありがたいことに座席からは、左のピアノから右端のBsaxまでカメラフレームにピタリと入るベストポジションでした。
(以後の写真は、全て着席状態で撮影したものです。1024×768ピクセルにしていますので詳細はクリックしてご覧下さい。)
これはズームアップで撮影したが、リズムセクションのDrumsがこのような状態になるのが残念でした。
MCも担当する米玉利さんのTsaxソロです。
撮影するのは専属カメラマンでしょうか、Nikonのベルトをぶら下げて大きなレンズを構えていた。
なんのてらいも無く、手馴れていて堂々とした演奏で申し分なかったのですが、お祭り気分を盛り上げる何かサムシングが欲しいと思いました。
最後の神戸大学の演奏終了後、米玉利さんは楽器をTrpに持ち替えて6大学によるハイトーンバトルに挑戦します。
(甲南大学Newport Swing Orchestraのことは過去ログ「第13回 Students Jazz Live(2011.04.29)」で少しですが触れていますので。)
2番手は佛教大学R3 Jazz Orchestra。
ここは女性が多く、前列Sax隊とその後のTrb4本も全員女性で、後列TrpはMCさんを含む2名のみが男性です。
(リズム隊の3名は男性でしたが)
Sax隊左端の松尾さんが2曲でソロ演奏をしていたが、そのテナーが光っていました。
Asaxさんが足でマイクのセッティング?は、お行儀悪いので今後控えたほうがいいかも知れませんよ。
次は京都大学Dark Blue New Sounds Orchestra。
デューク・エリントンの楽曲のみを演奏するという特色のあるバンドだそうです。
MCの甲斐さん、早替わりを考えたが難しいということで、白いジャケットを手に持っています。
Take The A Trainに続いて息の揃ったエリントンサウンドを聴かせてくれましたが、そのAsaxもなかなかのものでした。
白いズボンは下に履いていて、自分のポジションで早替わり(早脱ぎ?)していた。
実は全員ネクタイ着用を決めていたそうですがTsaxの谷口さん忘れちゃいました。
そこで罰ゲームということで、その案を伺いにこのMCさんが会場へ聞きに行きます。
結果、罰として彼に20コーラスのロングソロを与えるということになりました。
頭のいい彼らなので仕組まれたパフォーマンスのようにも思えるが、
ネクタイの無い谷口さん、リラックスムードで悠々とロングソロをこなしていた。
Lead Trpの内田さん、ハイトーンバトルに挑戦しますがプログラムには「優勝を狙います」と書かれている。
4番手の大手前大学ですが、ここはユニフォームが揃えてあり好感が持てます。
マイルスナンバーのFourは古典的ビッグバンドと違って新しい感じのするスタイルでの演奏。
個人的にMiles DavisはPrestige時代のテナーにリズムセクションを加えた小編成ものが好きです。
甲南高校の巨乳君がここに移籍したのかと思いましたが、違っていた。
ソロパートは適度な長さでしたが、しっかり吹いていました。
ゴリゴリのファンクと言っていたNo Exitではドラムソロが秀逸で、はっきりとしたドラム音とスティック捌きが見事で拍手。
メンバーも聴き入っていました。
終盤に差し掛かり5番手は同志社大学。
自由な学風なのでしょうか、衣装はひらひらスカートからラフなジーンズにお洒落なジャケットスタイルまであって、統一感がイマイチです。
コンテポラリーなジャズのクールな演奏で始まりましたが、聴いたことの無いラスト曲では観客と共に盛り上がるというステージ慣れしているパフォーマンスです。
いよいよ最後は神戸大学。
カラフルな一反木綿のような衣装はナンダと思いましたが、鯉のぼり。
他の人は幼稚園児の衣装です。
2曲目はお遊戯で・・、
左端のマイクを持ったこの子が年長さんなのでしょう。
鯉のぼりウェーブを披露した後、
歌うのは「やねよ~り た~か~い こいの~ぼ~り~♪・・」
私達も乗せられて歌ってしまいました^^;
3曲目は真面目な演奏で、Asaxソロはひまわり組のおくだ君♪
ゆか先生によるPianoソロも良かったでちゅ♪
この衣装を見ていて、神戸人として少し恥かしい思いをした。
さて休憩の時間中に、予告していた6大学代表者によるハイトーンバトルですが、
その挑戦者6名が並んでいます。
初戦勝ち残った米玉利さん。
優勝宣言の内田さんは初戦敗退。
3人で争う決勝でも米玉利さん頑張って、観客の歓声もありましたが、
エントリー№6の大手前大学の高階さんに負けてしまいました。
実は事前に投票用紙を貰っていて、私はエントリー№2の米玉利さんに投票したのですが、残念な結果に終わりました。
抽選で豪華商品をゲットした方が数名、優勝者は6ケースの缶ジュース類でした。
ゲストバンドの「濃い味バンド(関東Selection Band)」ですが4曲演奏。
濃い味となっていますが、コテコテ関西風ではなく整った美味しい味。
なかなかBsaxのロングソロを聴くことがありませんが、この人のはドスが効いていて見事!
衣装は自由なようですが、バラバラの中にもまとまった雰囲気があるのはお洒落な関東ならでは。
耳が痛い大学もあるのでは?
最後は「関西Selection Band」。
この辺りで日も傾いて涼しくなり、天井のライトも点る。
京都大学のバンドには出ていなかったが、こちらに専念したのかMC担当は京大の高垣さん。
コテコテ関西風の喋りで2曲目のA few good menでは、「これは選曲ミスです、ここに一杯いい男がおるやんけ」と仰っていました。
特筆すべきはDrums。
天理大学の岡本さんは自信に満ちた表情で速いテンポでも狂うことなく、しかも力強く叩きまくり、皆を引っ張っていました。
此方の方がはるかに濃い味を出していましたね。
5曲目ラストのIT DON’T MEAN A THINGではスイングしまくりの演奏で、天国のデューク・エリントンさんもさぞかし喜んでいることでしょう。
フィナーレイベントでは、全学生が出てきて大合奏。
法律違反ではないかと思えるレベルの大音響で、鼓膜が損傷しないかと案じました。
脇に座っている、にこやかな大阪のおネエチャン風の方や、
(ソロは甲南大学今村さん)
大阪のおっちゃん(Trp)も頑張っていた。
全ての演奏は終了し、大会運営スタッフによる挨拶でお開きになる(18:05)。
表看板にあったお土産は、ネスレ日本より缶珈琲2本と三河屋製菓のえびみりん焼き一袋。
あとスティックタイプの粉末エスプレッソなど。
500円の入場料でしたが元を取ったような気分になる。
会場でもえびみりん焼きや珈琲のサービスもあって、至れり尽くせりでした。
私のブログではサウンドを提供していないので、映像的に興味深いものに偏っていますが、出演した皆さんはどの大学も素晴らしい演奏でした。
来年も再来年も開催されるでしょうから、これから毎年大阪城JAZZ Festivalには行こうと思います。
開催は土曜と日曜なので、近隣の皆さんも是非足をお運び下さい。
帰りの環状線ではネオンチラチラが誘っているような雰囲気でしたが、途中下車せず大阪駅に向かい、
新装なった大阪駅は眺めるだけにして神戸へと帰りました。
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