ファイルオープナーは大きい封筒用と普通の封書用の2本。
スプーンはアイスクリーム用とお遊びで作ったもの各1本。
材料は全て我が家のシラカシの木を剪定したものです。
作ろうとされる方へ、
桜などの柔らかい木ではダメで、乾燥後の強度が必要になるので硬い木を選んでください。
庭木を剪定して使用する場合の生木の乾燥方法や塗装方法などは過去ログを参考にしてください。
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夫々、肩が凝らず気軽に読めるようになっていますので、お勧めです^^;
最初にファイルオープナーですが、まず自宅在庫の直径4~5センチくらいの乾燥した木の枝を鋸でスライスカットする。
それを削っていくが、硬い木を材料にすれば、切っ先を写真のように鋭角にしても大丈夫。
刃先は刃物を研ぐようにして削り、二段砥ぎにすると強度が保てます。
大きい方は透明漆塗りにし、木の質感を残すため、表面は多少凸凹のままとしている。
260(全長)×28(最大幅)×8(最大厚)
小さい方は滑らか仕上げにして、黒漆塗りとした。
180(全長)×24(最大幅)×7(最大厚)
次にスプーンですが、両方共2センチ位の太さの材料でできます。
一つはアイスクリーム用として作った。
長く冷凍庫に保存し、マイナス30度になったアイスクリームを食べようとして困ったことがあります。
カチンコチンなのでスプーンで食べようとしてもなかなか掬えない。
無理にこじ入れようとしても、スプーンの金属が手のひらに食い込んで痛くて・・。
という事で、持ちやすく、硬いアイスクリームに楔のようにめり込んで、お好きなだけ掬い取れるという木製スプーンです。
水性ウォールナット塗装のあと透明漆塗りとし、チョコレートアイスにピッタリの色合いにした。
勿論バニラアイスにも使えます^^)
148(全長)×18(最大幅)×13(最大厚)
最後にお遊びスプーンです。
熟年の方はご存知でしょうが、昔、ユリゲラーさんのスプーン曲げというのがありましたね。
そのユリゲラーもビックリというスプーンです。
上下、
左右に曲げて、
捻りも加えています。
彼もここまではしなかった?^^)
179(全長)×17(最大幅)×11(最大厚)
これは木辺をグツグツ煮立てて柔らかくし、曲げて、乾燥させて作ったものではありません。
彫刻刀やナイフに鑢を用いて加工したのち、サンドペーパーによって仕上げ、シルバースプレー塗装をしたものです。
ヒュ~ドロドロと出てきた幽霊スプーンのようです。
厚みや幅を同じように保ちながら、3次元的に細工していくという練習にもなりますので、お試しあれ。
4つの作品と鉛筆と比較して大きさが分かるように並べる。
以上、
簡単に作れて、小さいながらも楽しい木工細工でした。
この記事へのコメント
やまや
アルクノ
山で金属製のスプーンは確かに冷たいですね。
もう暖かくなったのでカップ麺を食することは無くなりましたが、カップ麺用のフォーク兼スプーンを木製で作ってみようと思います。
塗装は後でまとめてしますが、形が出来るのは夫々1日くらいです。
幽霊スプーンが一番時間がかかりましたネ