そのあと小野アルプスを縦走してゆぴか迄歩くという、私達にとっては健脚ハードコースです。
コースは神鉄小野駅(9:25)~鴨池~岩倉峠~紅山(182.8m)~北コース紅山登山口~展望台・昼食(12:18~12:54)~惣山(別名小野富士・198.9m)~アンテナ山(171.6m)~総山(168.4m)~アザメ峠~安場山(156.6m)~愛宕山(154.2m)~NTT中継所~前山(135.8m)~日光峠~高山(127.1m)~白雲谷温泉ゆぴか(15:08~休憩&ビール)=らんらんバス(15:37発)=コミセン市場~神鉄市場駅(16:00)です。
最後の高山山頂の展望台には行きませんでしたが、合計8つの山に登りました。
山が連なる須磨アルプスでもそんなにはないので、低山とはいえ私も一度にこんなに数多くの山に登ったのは初体験。
参加は、モクさん、アリマさん、ノンさん、植物博士さんにアルクノと何時ものメンバーです。
このブログで最初に紹介した小野アルプスは、2010.10.14の中コースと言われる惣山からアザメ峠まで。
https://arukuno.seesaa.net/article/201010article_4.html
前回の2010.12.16は更に歩き、アザメ峠からの東コースを加えてゆぴか迄を縦走した。
https://arukuno.seesaa.net/article/201012article_5.html
今回は紅山登山コースを加えて、小野市観光協会作成の小野アルプス・ハイキングマップにある全コース制覇ということになります。
クリックし、拡大させてご覧下さい。
紅山から更に西にも山が連なっているようだが、それらを加えると楽しんで歩くという範疇を越えてしまうので、考えないことにします^^)
ただ地図にある全コースの距離合計14.7kmはかなりの水増しで、そんなには無く、約11km位でしょう。
私達が歩いたのは神鉄小野駅から鴨池までの約4kmと、鴨池から岩倉峠までの約1kmを加えて合計約16km。
今回は最初の紅山がメインなのでそれに重点に置いて、コースを辿っていきます。
紅山以降のコースは前回のブログ記事に詳しく書いてあるので簡単に紹介します。
さて、神鉄小野駅を5名がスタートしますが、駅前の枝垂桜は今を盛りと艶やかな姿を披露していた(9:25)。
傍らではヤグルマソウが春を感じさせてくれます。
加古川にかかる大住橋を渡って右折し、川沿いに上流へ向かう(9:45)。
先日歩いた「おの桜づつみ回廊」は、この先神鉄と交差する所から更に上流にあり、これからは八重桜が見頃を迎えるところです。
暫らく歩くと、加古川「水の新百景」に選ばれた御輿岩があるが(9:55)、
土手に芽を出す春草の説明を植物博士さんに聞きながらゆったりと歩く。
JR加古川線が見えてくると、階段が設置されている土手を下って、信号の無い車道を渡って、踏切に向かう(10:04)。
道なりに進み、小野ゴルフ倶楽部への案内看板があるところから右折する。
鴨池手前のトイレのある広場で小休止。
ここに小野アルプスのマップが置いてある(10:23)。
あと数部しか残っていなかったが、
最初の地図写真はこのマップを写したものです。
対岸は小野ゴルフ倶楽部だが、のどかな鴨池を眺める(10:32)。
女池の奥から平らな地道を暫らく歩くと、目の前に田畑が広がり、小野富士(惣山)が姿を現す。
左に下りて畦道でツクシを採取している人がいるようだったが、私達は直進する。
ここで大阪の箕面から単独参加の男性の方にお会いする。
神鉄ハイクでは時々お目にかかる方で、撮影してあげたことがあった。
紅山に登ることを伝えて、予定していないようだったがお誘いして、暫らくご一緒する。
これが紅山への登り口(10:56)。
この南コースが岩山登りとなる。
草に囲まれた眺望の無い所を5分ほど歩くと岩肌が露出した場所に出る。
アリマさんにモクさん、その後ろに箕面のお方。
ノンさんの後ろに、写っていない植物博士さんがいる。
いよいよ登ることになる、紅山南稜を見上げる。
岩山を登ろうと、一歩足を踏み入れた所です。
ここは立って登れるが、遠くから見るとツルンとしているような岩肌も痘痕だらけです(11:07)。
それが滑り止めとグリップになっている訳です。
しかし、そこから3分登るとこんな状態。
先頭を歩いていたアリマさんだがストッパーとなって渋滞している。
接近し過ぎると危ないので、行ける人から先に登るようにと上から指示をする。
私もここからは両手両足でよじ登ることになるが、7割がた登った所に少し土があって休める場所がある。
ここで全員が集まるのを待つ(11:16)。
モクさんに、ノンさん、その下に陰で見えない箕面の方だが、上から見るとロッククライミングしている登山家のようだ。
箕面の方も元気で登ってきたが、相変わらず岩にへばり付いているのがアリマさん(11:17)。
その下で立ったまま安全を見守ってくれているのが植物博士さん。
更に下の登り口には、心配そうに見守ってくれているのか3名のハイカー。
私の横から下山するベテランと思われる年配の方は、交錯を避けるようにルートを確認しながら立ったまま下って行きました。
実は最後尾担当の植物博士さんはここを登ったことが無く、1年チョット前に最初にここを訪れた(今回の下山道から登った)時は立ったまま岩肌を下ったと云うつわものです。
登り口で待機していた3名のハイカーも登山開始のようです。
このあとアリマさんを追い上げる、ベテランさんの登りも目撃することになる。
やっと私達の待つ場所に辿り着いたアリマさんは暫らく腰が抜けたようにへたばっていました。
精神的に落ち着くのを待ち、後から来たその3名のハイカーさんに続く。
(後ろから失礼します。)
ここからの角度は更に急だが、取っ掛かりがはっきりしていて、登りやすくなっています。
山頂までもう直ぐですが、ルートがはっきりしている岩筋がある。
もう直ぐだと伝えると、下を眺める余裕も出てきたのかアリマさん(11:35)。
慣れた人の3倍くらいの時間がかかっちゃいましたが、登りきると、周りの人から拍手喝采を浴びていました。
アリマさんからは「しんどかったけど来て良かった~。」と言う、お言葉も頂きました。
山頂では食事の方もいて、もう昼前ですが、今日の参加者に頂いたバナナやお菓子を頬張ってエネルギー補給です。
まだ最初の山なので、昼食は次の小野富士まで我慢しましょう。
山頂表示ですが、この向こう側へ下る(11:43)。
植物博士さんは前回と同じように岩に向かって下ります。
しかし、此方もかなりの急坂激下り。
小石が混じる滑りやすいところもあるが、事故も無く全員下り終えます。
箕面の方には、「良いところを案内して貰って有り難う」との礼を頂いて、別れました。
植物博士さんは涼しい顔をして登山口で待っていました。
その紅山北コース登山口から直ぐにあるこの道標から惣山に向かう(12:02)。
なだらかな道を登って、鮮やかなコバノミツバツツジを眺めて階段を上がると、
紅山の横顔が望める。
左端にある湖は権現ダムに堰き止められた権現湖。
そこから直ぐ展望台があり、この下で昼食(12:18)。
この展望台、かなり低いのでその下を潜る時は横木で頭をぶつけないようにしないといけない。
参加者の内2名がゴチン、ゴチンと頭突きをかましていました^^)
山頂はもう少し先だが、惣山は小野アルプスの最高峰で眺望はかなりいいです。
これは隣のアンテナ山をズームアップで捉えたものだが、ツツジの間を縫うようにして山頂へ向かうハイカーの帯が確認できます。
このアンテナ山までが眺望のいい所で、その先、眺望のない総山を経てアザメ峠へ下るルートが中コース。
その峠から近畿自然歩道を下るとJR小野町駅が近いので、初心者の方にはお勧めです。
またJR小野町駅の駅舎では地元の名物蕎麦も頂けます。
ただそのアザメ峠は2年前にスズメバチ騒ぎがあったところで、出かける前には情報収集に努めて欲しいと思います。
楽しい昼食も終わって席を立つが(12:54)、山頂はこの岩のコブを越えた向こうにある。
惣山山頂から画面左方向へ下るが、
途中つつじ山とも言われているコバノミツバツツジが群生している所をすり抜けると、
アンテナ山(13:08)。
ここから短い岩下りがあるが、その先急坂となっている。
総山からの下りも急で、ノンさんが最初来た時は崖を降りてきたと表現した所。
アザメ峠へ下り(13:34)、
前の車道を下ると右に小野アルプス縦走路東コース入り口があって、そこから山に入るが、女性陣には苦難の入り口となる。
眺望の無いアップダウンを繰り返し、(最初のルート説明にある)ピークのたびに休憩を重ね、ベンチのあるNTT中継所ではへたばるようにして休憩する。
ここに登頂20年記念樹と書かれているモミジが植えられている(14:32)。
80歳までお疲れ様でした。
大木になって、紅葉が楽しめるようになるまで元気でお過ごし下さい。
その昨年80歳になられた方がお世話しているのでしょうか、花が植えられています。
ここに簡易トイレもあるが、酷い状態なので誰も使用しません。
前山からも激下りがあるが標高が低いので直ぐに終わる。
日光峠を通過して(14:47)、展望台はパスということで高山も素通りし、
やっとゆぴかに到着(15:07)。
バスの時間を確認すると30分ほどあるので、休憩所に向かう(15:08)。
前回はその休憩所でアイス珈琲だったが味気ないので、ビールのあるところへ向かう。
温泉に入らなくてもゆぴかの白雲谷レストランで生ビールが頂けると聞いたのです。
車で来られた植物博士さんには悪いが、女性3名を引き連れて、頑張ったご褒美にと私から生中のプレゼントです。
あまりゆっくり出来ませんでしたが、ギリギリ、ランランバスに乗り込みます(15:36)。
植物博士さんは車の置いてある神鉄小野駅迄ですが、私達はコミセン市場迄10分ほどの乗車。
降りて市場駅に向かうが、途中元気な鯉のぼりが泳いでいた。
徒歩10分チョットで無人の市場駅に到着。
私は南側から初登頂でしたが、子供でも岩登りが体験できる山として有名な紅山です。
家族友人を誘って下さいとはとても言えませんが、冒険好きの方には是非経験して欲しい山です。
直ぐ、お疲れモードでスルメのようにヘナヘナになるアリマさんでしたが、これで自信を付けた様子でした。
この紅山、一般ハイカーとして手軽に登れるがやや怖い!
という、岩山としても存在しているそうです。
(アルバムの方には、紅山の写真を縮小せずに掲載していますので・・。)
この記事へのコメント
風子
でもそういった所を歩くと、達成感が違いますものね
今回も長距離で、充実した山歩きができたようで・・お疲れ様でした・・桜も綺麗に咲いていて、春の自然を満喫しながらのよき1日となったようで何よりでした
また機会あれば歩いてみたいですが体力が・・o(^▽^)o
この南コースが岩山登りとなる
アルクノ
今回のハードコース、達成感は確かにありました。
道中の花も紹介しながら、これからも季節感と共にお届けしたいと思います。
以前の事とは言え、六甲半縦走破を成し遂げた風子さんなのでトレーニングすれば行けるコースだと思いますよ。
アリマさんでも行けたのですから
やまや
やまや
アルクノ
1年チョット前のことですが、今回下山した道から紅山登ってそこを上から見たとき、怖くて無理だと思っていました。
その後の1年で私も成長したのでしょうか
やまやさんが、登頂したブログ記事を心待ちにしています
ゆぴかPR
只今、当館ではモンベル会員証をご提示いただくと粗品をプレゼントしています。またのご利用をお待ちしています_(._.)_
http://blogs.yahoo.co.jp/babanba_banbanban_yupikano_yu