京都一周トレイルを歩くようになるとは考えもしていませんでしたが、山道もあるということで京都在住のSugarさんに案内していただきました。
参加は、リーダーのSugarさん、ナビ担当の遊子さん、ボディーガード担当のRedさんに標識探索担当の私です。
Sugarさんの案内メールには、「JR稲荷駅→伏見稲荷大社→東福寺→東福寺裏山→泉涌寺(せんにゅうじ)→清水山(清水寺の山)→→
後はトレイル標識を探しながらです。すみません。」
とありました。
多少の不安を抱えながら7時20分に自宅を出ますが、集合場所は京都駅宇治線ホーム最後尾辺りに9時30分です。
「京都トレイルはほとんど舗装道路です。
かなり、かなり物足りないかと思いますが、眺望は素晴らしいです。」
とも書き加えられており、期待も膨らむ、ということになります。
実は遊子さんに、京都一周トレイル委員会による詳しい説明がネットで公開されていると教えられていたので、それを印刷して持参し、新快速の電車内で読むことに。
東山コースということで持参したのは、「京都一周トレイルを歩く〔1〕稲荷神社から蹴上」ですが写真入でA4・5枚+少し。
歴史物語のような説明が素晴らしく、勉強にもなりましたが、肝心のコースイメージがさっぱり。
京都駅には9時15分頃到着し、京風弁当を購入して指定場所に向かうと元気そうな3名が待っていました。
9:35発の電車に乗り込み、2駅の稲荷駅で下車。
説明書には京阪伏見稲荷駅スタートとあるが、直ぐ近くということでその説明書の写真にある小公園の「京都一周トレイル」案内板に向かう(9:42)。
線路を渡って、文字どおり小さな公園にその案内板がありました(9:46)。
伏見稲荷に向かうが、その途中に鶉(うずら)や雀の料理をする店が多くあります。
これは、稲の害鳥の雀を捕食するということで、農業神である稲荷信仰と繋がっています。
現在では商売繁盛を願う神としてあがめられています。
鶉は売り切れでしたが、雀が少し残っていた。
一口で食べられそうな一串が500円ということで、ビールの方がいいね、とは全員の一致した意見でした。
本殿へは大きな門を潜りますが、左右に座っているのは何方でしょう。
此方が右のお方。
多分弓の名人で、小さな雀を射止めるお方と推察します。
本殿脇には義援金を入れる箱もあり、お賽銭より先に此方にコインを投入します。
狐様も東北・関東を見据えるように鎮座していました。
大きな鳥居から始まる千本鳥居だが、
少し行くと普通サイズになって二手に分かれたのち、合流して更に続きます。
これは寄贈された浄財の額によってその大きさが異なり、撮影した側からは見えませんが、裏に廻ると企業・団体・個人名などが書き記されています。
願い叶って商売繁盛でホクホクの方も居られると思いますが、一番儲かっているのは神社側のようです。
持った時に軽いと感じると願いが叶うと言う「重かる石」も、ひざ痛、腰痛に霊験あらたかという「ひざ松」も何処にあったのか気付かずに、ひたすら階段登って四ツ辻に到着です(10:22)。
ここまで400段の急坂階段とあるが、そんな説明がオーバーと感じる私達でした。
ただ、眺望が良いので足を休めるところです。
これは「3-1」ですが、道中にこのような標識があり、順次その番号が繰り上がっていきます(10:23)。
ここに来るまで1~2とあったわけだが、それも見逃した私です。
このような塀にも行く道を指し示す案内があり、道行く人に優しい京都人ということになります。
ただこれら舗装路の多くが閑静な住宅地にあるので、静かに歩きましょうと説明書には書いてありました。
東福寺を飛ばして皇室の菩提寺、泉涌寺に到着ですが(10:44)、
私達は歩くことが目的なので、このようなお寺には入らないのです。
ただ、更に美しくなりたい方は、近くにある楊貴妃観音堂に御参りするのがお勧めになります。
今日の参加者、美しいお二人には必要のないことですが。
標識11を過ぎた辺りから山道になり、京女鳥部の森 阿弥陀ヶ峯国有林に入る(11:08)。
この看板には下の方に京都女子大と書かれており、何故か誘われるようにその女子大まで下ってしまう(11:36)。
間違いに気付き、道行く人に尋ねて、清水山墓地への取り付きを見つける(11:50)。
車道を潜って、
墓地に上がり、
越えると、山へと通ずる道があります。
京都トレイルの標識は無いが入ってみる(12:00)。
コースは外れているが、京女まで下った場合は此方が近道と言うことになるようです。
40分ほどかかるということで登るが、
10分程で平らな所へ出たのでそこで昼食にします(12:09~)。
そこにあった標識は18-1。
私達はこの標識にある将軍塚の方から来ていることになるので、少し戻って、来る時に見落とした18-2の分岐から将軍塚へ向かう。
まもなく将軍塚の頂上広場、標識21に出る。
本来はここを昼食場所にする予定でした。
早咲きの桜も咲いていたが、眺めの良い将軍塚でSugarさんによる京都市内の説明を拝聴します(12:55)。
再度間違ったのは、標識を見落とし、下って知恩院方面へ向かったこと。
何か謂れがありそうな、この寺院まで下るが、
粟田口に向かわなければならないことを地図を持っている遊子さんから聞いたRedさんは先程の道標にそれがあったことを思い出す。
そこまで戻り、Sugarさんが道行く人にも聞いて、なんとか京都トレイルに復帰です。
標識探索係りの私が見落としてばかりなので、申し訳ないです^^;
尊勝院を過ぎて(13:38)階段下り、
市街地に出て三条通りを右に辿ると都ホテルの前に出る。
歩道沿いに進むと、車道の向こうに赤レンガのトンネルが見えてくる。
ここで信号を渡ってそのトンネルを潜るわけだが、
その向こうに、豊富な水量の琵琶湖疎水を利用して明治24年に日本で始めて建設されたという蹴上水力発電所跡がある。
その電力を使用し、明治28年には日本初の市電が営業を始めたと言うことだ。
インクライン運転のレールとその台車ですが、興味のある方はその説明をクリックして拡大させて、お読み下さい。
東山コースはここまで。
標識30から地下鉄蹴上駅は直ぐ近くとあるが、私達はおなかに収まった昼食もまだこなれていないと言うことで、大文字山に向かう。
蹴上を出て(14:00)山道に入るが、なだらか道や急坂にアップダウンもある変化に富んだ道で結構楽しませていただきました。
舗装路だらけで物足りないのではと心配するSugarさんの気持ちは、修正ペンで消してあげたいですね。
大文字山山頂(465.4m)からの景色を眺め、
恒例になりつつある山頂三角点での右足集合写真です(15:14)。
京都の市街地を眺めながら急坂を下る。
最初の火床を見つけるが、
これは大の字のテッペン。
更に下ると、
横線と縦線が交わる所があり、ここが撮影ポイント。
この急坂に薪を持ってきて火床に乗せるのは大変な作業だと思うが、毎年行なわれていることです。
ここで親切な方に御願いして、集合写真撮影です。
急な階段はイヤダと言ってた遊子さんも元気で下ってきました(15:41)。
銀閣寺の前に辿り着いたのは16:05で、4時にゴールのほぼ予定通り。
ここからは参道をビールに向かって下ります。
(ややお疲れぎみ)
人力車が似合う京の町ですが、車も多いので事故が起こらないかと心配します。
打ち上げ場所は、生中500円で200円からの料理もある、京都にしてはかなりリーズナブルな日本料理屋。
次回実施日の打ち合わせもしますが、その日は平日の4月13日と決めます。
生ビール、500円にしては量もタップリで私も1杯だけで済みました。
そこを出たのは16:48。
白砂村荘の直ぐ前で市バスに乗るが、17:03に乗車して京都駅に着いたのは17:58。
100系統・急行だというこのバス、途中歩道を早足で歩く女性とデッドヒートを演じていました^^)
次回は銀閣寺から比叡山まで。
その集合場所を決めて帰路に着きます。
リーダーのSugarさん、案内お疲れ様でした。
地図を広げたり確認したり、途中山猿さんにも接近遭遇して、遊子さん大変でしたね。
前日夜中の12時まで、呑み会のあとなので今日は疲れた~と仰るRedさん、ボディーガードをありがとうございました。
私は標識見落とし担当のようになってしまって、どうもすみませんでした^^;
次回もこんな風に楽しく歩きましょう。
歩いた距離は、迷い道・戻り道・思案道も含めて、20kmぐらいでしょうか。
この記事へのコメント
ケン
東山コースの最初しか歩いていませんので、次回から参加させてもらいます。
500円のビールに肴、いいですね。
アルクノ
次回は是非、
お越しやす^^)
500円のビールに、安い肴は全員大歓迎のようです
やまや
アルクノ
京都に疎い私ですが、仲間と一緒に勉強しながら歩こうと思っています。
次回も宜しくデス。
遊子
この日記を読んで、初めて、皆さんの役割を知りました(笑)
私はナビ担当だったんですね。(-_-;)
地図を持っていながら、適切な説明ができずに
2回も迷子になり、すみませんでした。
が、4人でなんとか、目的地までいくことができ、達成感を得られ、満足です。
道を間違えたお陰で?20キロ走破という、私には初めての距離でした(*^^)v
京都トレイルは、一回目が始まったばかり
これからも、どんな苦難?(笑)
お笑いがあるかもわかりませんが、宜しくお願いします。<(_ _)>
楽しみです(^^♪
アルクノ
大きな地図を持っていたので自然とそうなっちゃいました
この記事を読まれた方がその通り歩くとは思っていませんが、4人集まれば何とか行けると言うことが分かっていただけたのでは、と感じています。
20kmの長丁場になりましたが、変化に富んだトレイルで私も満足しています。
次回、どんな苦難が待ち構えているやも知れませんが、ナビ担当を御願いしたいと思ってますので、宜しく~