何時もは第二土曜に実施ですが、3月は13日に六甲縦走があるというのでこうなりました。
非力な私ですが、死力を尽くして、六甲縦走東ハーフを頑張ります(大袈裟デス)。
JR塩屋駅に向かいます。
駅のホームに降りると何故かSugarさんが後ろの方で手を振っています

う~さんのメールにありましたが「Sugarさん、参加表明していませんが来られるかも知れないので・・」の予想が大当たりです。
二人で北側に出ると、Alpinistさん、遊子さん、う~さんが居ました。
Alpinistさん、高山へ良く出かけていたそうで脚力がありそうな、気さくな女性でした。
今日のハイライトは須磨アルプスを歩いた後、高取山が岩山であることを思い知らされる急峻な岩肌尾根歩きルートです。
う~さん以外の参加者を含め私も未踏のルートですが、その場所の名は無いようなので高取中央稜と命名します。
コースは、JR塩屋駅9:30→須磨浦山上公園・旗振山→縦走路の下の山腹道→鉄拐山→おらが茶屋→栂尾山→横尾山→須磨アルプス・馬の背→東山→禅昌寺→荒熊神社・高取山→地下鉄・長田駅です。
前置きはこれくらいにして、
駅前に売られていたイカナゴ1kg・千円を眺めつつ、1g・1円と言う事になるな~と思いながらスタートする(9:32)。
六甲全縦は現在須磨浦からのスタートだが、以前は塩屋からだった。
そのコースも暫らくは住宅地を歩くものだそうだが、我々は大好きな山歩きに直行すべく、(車は行き止まりだが)う~さんが指し示す道に入る(9:34)。
西向地蔵尊を過ぎると(9:36)直ぐ山歩き。
山に入ると分岐があり、左の急坂を上がるが(9:39)
直ぐ木立の間から塩屋の海が見えてくる。
一列に並んでいるが、先頭からリーダーのう~さん、Sugarさん、Alpinistさん、遊子さん、最後尾に私(9:45)
そのあと階段をエッチラ登るとなだらかな道になる。
旗振山まで0.9kmと書かれた道標を過ぎると、(塩屋から来たので通らないが)鉢伏山の回転展望台が見えてくる(9:58)。
まずは公園を通って旗振山西側にある梅林に向かう。
日当たり良好な場所なのでかなりの梅が開いており、明石大橋と会わせて眺めればビューポイントになる。
ここには多くの俳句が括り付けられているが、
「句碑の細道」として平成4年から展示されているものである。
当地には古くから有名俳人が訪れており、山麓には芭蕉や子規の句碑も建立されています。
これらの句は一般公募によるもので、俳句を嗜む心の文化を広めようとしています。
ここで一句。 Sugarさん、汗をかいていたので・・。
塩屋から
塩を噴き拭く
砂糖女子
甘くてしょっぱいSugarさんになりました。
上がると直ぐ旗振山だが、
かつて播磨の国と攝津の国の国境で、現在の神戸市垂水区と須磨区の区境でもある。
眼下には須磨海岸が広がっており、夏には阪神間唯一の海水浴場として多くの人が訪れる場所。
ここから馬の背に向かって縦走路を歩かず、鉢伏山方面に進み、妙見堂に向かっている山腹歩道に入る。
その途中で、良くお世話になる神鉄ハイクでお馴染みの(横幅LLサイズのスタッフMさんではなく)長身Mさんに出合う。
お仲間を大勢連れて歩いているようでした。
須磨浦から来て縦走路を歩くようでしたが、言葉を交わして別れる。
その山腹歩道に入るが(10:21)、
眺望の無い日陰道が続く。
なだらかな山腹歩きで、これから暑くなる季節には重宝します。
鉄拐山(234m)に到着(10:58)。
眺望は無いが、表示がおニューでかっこ良くなっていた。
ここからは縦走路を歩いておらが茶屋に(11:21)。
トイレを拝借し、屋上の展望を遊子さんと楽しむ。
電波塔が2本建つのが旗振山だが、
その右には明石海峡大橋。
そこから長い階段下って高倉台団地に向かい、次に天にも届くような階段を登って栂尾山(280m)に向かう。
数えてみると352段であった。
上がった先の眺望は、先程のおらが茶屋からと比べると高度の差は歴然である(11:49)。
休まずに一気に登って来た私を労ってあげましょう。
昼食場所は栂尾山見晴台。
食後、
今、落語を特訓中の遊子さんが小噺を披露する。
花々が喋ると言うお話です。
そちの名は、と尋ねると夫々がウメ、サクラなどと答えるが、答えない花が一輪。
何故喋らないのかと問うと、
家主が「クチナシで御座います」と





ウケましたよ、遊子さん。
何ヶ月か先にある落語発表会、頑張って下さいね。
(12:18)そこから横尾山(312m)に向かう。
上からではありますが、途中う~さんのご自宅を眺められる場所がある。
う~さんは、そこから集合場所の塩屋まで7kmを1時間15分で歩いて来たのです!
ロープから始まる鎖場を下り(12:37)、
いよいよ前半のハイライト、須磨アルプス・馬の背である(12:44)。
痩せ尾根の向こうに東山、更に東には高取山がある(クリックして拡大させてご覧下さい)。
その高取山ですが、大きな黒い目玉が二つある恐ろしい顔のようにも見えます。
その鼻筋のような尾根が私の名付けた高取中央稜で、この馬の背のあと向かうことに。
まずはこの階段を下る。
そこで、やっちゃんにばったり、スイス・アルプスに一緒に行かれた奥様もご同行でした。
そのスイス旅行を収めたデジブックのDVDは私の宝物として永久保存版です。
須磨浦に向かうようなので、またご一緒しましょうと言って別れる。
ハイキングシーズンに入ったということでしょうね。
色々な方と出逢う。
この馬の背ですが実際には歩きやすい道があり、さほど恐怖を感じる場所でもありません。
しかし強風があれば要注意。
う~さん、ポーズを決めて、
遊子さんは

私はご遠慮して、集合写真に納まる。
東山(253m)から振り返ると馬の背があるが(13:02)、
高取山を眺めて、これから向かう高取中央稜を確認する(13:04)。
(赤い←)
板宿方面に下り、禅昌寺への分岐に入る(13:29)。
かなりの急坂を下るが、
これから向かう稜線がはっきり見える場所がある。
(これも拡大すると良く分かる)
禅昌寺前交差点に下り(13:41)、信号を渡って、川も渡って、左へ向かう。
登山口に向かう曲り口には須磨警察署のゴミ出し注意看板があるが、右にはコンクリートブロックで守られた小さなお地蔵さんが鎮座している(13:46)。
直ぐに岩場となって、鉄塔までは、まるで絶壁を登るような道無きところ。
まずは一休みですが、杖を持った髭ジイの前に、上から遊子さん、Sugar さん、Alpinistさんです。
う~さんはこの先の尾根を見やるが、ここから荒熊神社迄はタイム表を見て19分かかると告げる(14:04)。
私達に合わせて山道の歩行時間は1.35倍にしているので、う~さんなら14分と言うことでしょうか。
さあ、頑張って行きましょうと登るが、
この後先頭に立ち、う~さんに手を振る。
途中なだらかなところも2箇所ほどあったが休憩せずに登る。
直ぐ上が荒熊神社ですが、この道標に到着して後続を待ちます(14:20)
1分後にSugar さん。
大池地獄谷で中級テストに合格して以来、脚力アップには目を見張るものがありますね。
その2分後に遊子さん。
ヘロヘロ状態でしたが、気を取り直したところをやや木陰ですがパチリ。
その後Alpinistさんと最後尾のう~さんも到着。
2日前には私の山友と撮影したが、荒熊神社近くの三等三角点で黄金の右足集合写真です。
高取神社奥の院からの頂上には向かわず、その下にある明治43年に建立された大灯籠へ。
灯りが消された後、平成元年に「平和の灯」として再点灯したが、平成7年の阪神大震災によりその点灯部分が倒壊した。
その後平成13年に高取神社により再建復興したという経緯がある。
そこでう~さんが撮影。
これからなだらかな表参道下りが待っていますが、う~さん、ここに入りましょう。
歴史ある月見茶屋では、ビールだけのアテ無しで。
缶ビールですがう~さんとAlpinistさんは半分コ。
遊子さんとSugarさんはレギュラー缶で、私だけロング缶。
汗をタップリとかいているので、有り難い黄金のビールが体の隅々まで沁み渡ります。
その時居合わせた、おでんを召し上がり中だった女性のお話です。
高取毎日登山で9千回を成し遂げたが、体調を悪くされて今は休止状態だとか(見た目はお元気そうですが)。
登山口にバイクを止め、30年間の長きに渡って、通勤途上に毎日登山を続けられたとは私には想像すら出来ない偉業です。
素晴らしい気力をお持ちの方でした。
パワーを貰って、長田神社の方に向かって下る。
神社前を下ったのは4時前でグルメシティーに入ります。
中華料理屋でカンパ~イ(14:01)。
このあと皮がパリパリの焼き餃子がやってくる。
味噌ダレで食べるのはあまり無いと思うが、それがここ神戸の特色。
美味いし、ビールに良く合う。
Sugarさんと遊子さんの音頭で次回は臨時山歩きとして京都トレイルの日程を決める。
全員930円でお開きに。
今回は珍しく、私も

西に向かう遊子さん、う~さんとは別れ、残った東方面の3名が同じ電車に乗り込む。
私が湊川と思って下車した所は、神戸文化ホール前の大倉山駅でした。
アルコールが残っていることを確信したので、そのまま駅を出て酔い覚ましに神鉄・湊川駅まで歩くことに。
道端には春を感じさせるスイトピーやら三色スミレがあったが、私は気に入った薄紫のハボタンをカメラに収めて、お持ち帰りです。
う~さん、初めての場所を案内して頂き、ありがとうございました。
高取中央稜は再訪して、手軽な岩登り練習場所として楽しみたいと思っています。
最後に遊子さんから頂いた、う~さんと私のバックショットです。
この記事へのコメント
う~さん
私自身は昨今一人歩きが減ってしまってスピードが落ちてきているように思います。今年の縦走で従来通り維持できるか? タイムアップが出来るか、それともタイムダウンするか、多少なりとも興味ありで結果次第では今後の自分が想像でき楽しみでも有ります。
さて京都トレイルですが・・・やはり山歩き中心の20km前後を期待しているが、となれば比叡山か愛宕山近辺ですかね。
アルクノ
日頃の裏山歩き3コースを繋げて頂いて、素晴らしい例会となりました。
う~さんのスピードが落ちるのは皆さん大歓迎だと思います(笑)。
しかし向上心を忘れないのも、う~さんなればこそ、だと思っています。
フリーで参加される六甲縦走ですね。
私は初回なので、今後私自身が直ぐ破ることが出来るタイムを残したいと思っています^^;
京都トレイルですが、タイムを気にせずに楽しみ歩きとしましょう。
遊子
思い出しただけでも、疲れてます、σ(-_-)ワタシ(笑)
ここ1年、ハイキングが良いなぁ~と思い、行きだしてから、こんな厳しいハイキングは、初めてです。
ホンマ、キツかったです「高取中央稜」
でも、これも乗り越えねばならない試練と思い(笑)
次回は、軽く「しんどかった」と言えるようになりたいものです♪
拙い落語を聞いて頂き、ありがとうございました!
次回は京都トレイルですね
楽しみです
やまや
アルクノ
でも、美味しそうにと餃子を召し上がってたので大丈夫だと思いましたよ
次回はそのビールを前にぶら提げましょうか。
回を重ねていくとドンドン身が軽くなるでしょうからバランス良くする為に、家に置いてきたと言っていたものはしっかりと身に付けましょう
稜線歩きのマドンナと言われるようになるのも、そう遠くは無い。
頑張って~
ハイ、京都トレイル、宜しくデス
アルクノ
右足集合写真を恒例にするのは今後の検討課題とします
アイデア使用料は無料ですので、やまやさんも試してみてください。
M
コメントありがとうございました。
今回の投稿は拝見するとなかなか馬の背があったり、鉄塔の下をはいずり上がったり・・面白みのあるルートですね。冒険心のようなものがわいてきます。私の様な初心者でも登れそうでしょうか?(笑)
アルクノ
怖がりの私でも行けたので大丈夫だと思いますよ。
ただこの馬の背、一番最初に眺めたときは怖くてUターンしました
仰る通り冒険心だけは必要なので、家に忘れていかないようにして下さい
急な下りは、しっかりした階段だったり、手すりやロープに鎖もあるので安心です。
風子
四国、愛媛の片田舎、海のそばで生まれた私なので海を見ると何故か心が安らぎます
ただ、車で40分~50分かかって2号線沿いの海が我が家からは最短距離の海です
以前、須磨浦山上遊園から見下ろした海、とても綺麗でした
句碑の細道なんてあるんですね・・ちょっと興味がありますo(^▽^)o
アルクノ
私は神戸の生まれですが、両親が高松出身なので四国産のDNAが入っているのだと思います。
海を眺めていると確かに落ち着きますね
私は自宅から海岸線まで、歩いたら2時間半位です
須磨浦山上遊園へはロープウェーでも上がれますが、歩いて登ると海が更に美しく見えますよ。
海と梅を眺めて、いい俳句ができましたら、またブログで発表して下さいね。
う~さん
アルクノ
今日ですが、私が13日に参加するその六甲半縦東コースを歩いてきました。
結果、新神戸駅7:31~塩尾寺休憩所15:41で8時間10分もかかってしまいました。
前回は外国の方の案内やら摩耶山頂に行ったりと余分な時間もかかったはず。
そのときは休憩も結構取ったのに、
30分も短縮できなかったのです。
実は雪が残っていたので、雪道下りやアイゼンの脱着で結構時間をとられたのです。
13日は雪が無ければいいのですが^^)
雲の上のようなう~さんのタイム、破らなくてもいいような気もしますが、天候のいいときに出かけられて頑張って下さい!
う~さん
雪ですがアイゼン必要なぐらいでしたか・・・アゴニー坂辺りには無いでしょうが、極楽茶屋から一軒茶屋までの日陰辺りでしたか? 13日までには解けて欲しいですね。
目標達成するには歩く前から各ポイント通過時間を定めて歩けば絶対に達成できますから本番に強い貴殿です・・・期待しています・・・そして来年には全縦にチャレンジして下さい。
アルクノ
6時間25分だと、今回の時間から1時間45分の短縮になるのでかなり高いハードル!
メールでお知らせした問題点があったのでそれを解消して、兎に角頑張ってみます。
雪はガーデンテラスから一軒茶屋までかなりありました。
それと鉢巻山トンネル出口、カーブ№113からの山道下りです。
アイゼンはそのカーブ№113から10分ほどだけ装着しました。
本番は、周りの人に負けてはならじと頑張るのでは、と自分自身に期待をかけています。
半縦の26~7kmは距離的に問題が無いことが分かりました。
全縦は持久力とモチベーションが維持できるかどうかの問題だと思うので、そのスキルアップを図りたいと思います。
色々とお心遣いに恐縮します。