七曲り滝の氷瀑から六甲山氷の祭典へ(2011.02.12)

自然が造り出した芸術作品である氷瀑と、全国から選りすぐられた氷の彫刻家達による芸術的な作品を眺めてきました。
その氷の祭典は初日の10日にも訪れたが、また違った視点で紹介します。

2月に入って暖かくなりこのまま春まで突入かと思わせるような陽気だったが、11日(実施前日)からの寒波襲来で私達には嬉しい雪山歩きとなりました。
コースは、神鉄・有馬温泉駅9:57~ロープウェー有馬温泉駅10:13→11:03七曲り滝11:15→極楽茶屋跡12:05→12:21ガーデンテラス・昼食~氷の祭典13:33→13:59天狗岩14:02→渦森台住宅地14:47→渦森団地~阪急・御影駅(打ち上げ)、です。
参加は、リーダーのう~さん、遊子さん、Sugarさん、Redさんに私。
すべて日本人(実名ではなくハンドルネーム)で、外国人が二名参加した訳ではありません^^)
天候は、曇り時々晴れ、のち雪、雪が止んで下山後雨とめまぐるしく変化する山のお天気サンプル版となりました。

ロープウェー有馬温泉駅を過ぎると、踏み固められたアイスバーンのような雪道になり、各自簡易アイゼンを装着。
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ここから直ぐ紅葉谷に入る。
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登り始めはこんな状態ですが、暫らく登ると雪道になる。
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汗が吹き出るのでこの川原で小休止ですが、私はここで上着を脱ぐ(10:43)。
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紅葉谷道から七曲り滝への分岐には、「難所有り・通行注意」と道標に書かれています(10:52)。
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細い道のアップダウンがあり、氷瀑を見て戻ってくる人とすれ違うので各自譲り合います。
避けてくれた若い女性が谷へ少し滑ったり、脇へ退いたRedさんが急坂を滑落したりと(大事には到りませんでしたが)大変でした。
その七曲り滝に到着(11:03)。
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1月の時と比べ痩せ細ってダイエット状態と言う話ですが、自然が造り上げた芸術作品をご覧下さい。
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氷瀑の上に積もった雪が更に立体感をもたらしています。
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私は直下から撮影したが、少し離れてのお客様が大勢いました。
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何故か奥様(?)をマクロで撮影している方も。

見物している方に撮影して頂いた私達の集合写真です。
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遊子さんが感動したと言う氷瀑ですが、その遊子さんが撮影した私の後姿。
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私も堪能したが、そこから戻るのもまた大変。
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急坂下りもあって、簡易アイゼンでは心もとない。
しかし無事にもと来た所へ。
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10日(木)には全く無かった雪なのに、2日でこんな有様になるんですね。
再度、紅葉谷道に入って登ります。
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極楽茶屋跡に到着した時には粉雪が・・(12:05)。
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コブを越えてガーデンテラスに向かうが、そのコブの上に建つ鉄塔は雪で見えなくなっていました。
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氷の祭典の会場でも食事はできるが、座って食べたいのでガーデンテラス・セルフのお店へ(12:21)。
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ただ、食堂内は大混雑。
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氷の彫刻を見ようとして、何時もの数倍のお客様です。

何とか食事は終わり、1時半までと決めて、1時5分前に地下駐車場の会場に入る(500円)。
10日は空っぽだった募金箱にはかなりのお金が溜まっていた。
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入場して直ぐにある彫刻はこの寒さで解けておらず、誇らしげに立っていました。
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子供達が楽しめるようにと滑り台もあり、なだらかなスロープですが猛スピードで走り抜けます。
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氷釣りもあり、見ていると女の子の方が上手でした。
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雪は相変わらず降っています。
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私はRedさんと同じく、暖房器具としてホカホカの焼き芋(300円)を購入。
勿論、手が温もったあとは食べましたが。

次に製作工程を見学。
大工道具のような大きなな彫刻刀も使用するが、細かい凹凸は電動ドリルで加工します。
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出来上がった部品は、横に重ねて置いていた。
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これは氷柱を積み重ねて彫っていったものなのでしょう。
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部品の接着方法は分かりませんでしたが、ある程度形が出来た大きなものに乗せて付けていくのかも知れない。

有馬温泉からの特別出張で足湯も用意されています。
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スニーカーであれば直ぐにでも入りたいが、重装備なので(と言うほどでもないが)遠慮しました。

興奮してやや手ブレ状態ですが、私のお気に入り「氷の微笑」のバックショットを紹介します。
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ましな写真は前回のブログをご覧下さい。
この氷の祭典、全日本コンテストも兼ねています。
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優勝及び準優勝の作品は、これまた前回のブログで紹介しています。
https://arukuno.seesaa.net/article/201102article_4.html
(ブログ記事の容量制限の為、申し訳ありません)


会場を出て再びアイゼンを装着し、(13:33)、
みよし観音前を通過して新雪の舗装路を踏みながら天狗岩目指して下る。
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車の来ない舗装路脇に流麗なラインは私の作品。
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サラサラの雪です。
天狗岩に到着して、小休止(13:59)。
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このあと尾根下りが待っていますが、集合写真を私のカメラで。
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Redさんに遊子さんは余裕の表情で、Sugarさんは楽しげですが、その横でリーダーのう~さん寒そうですね。
私を入れて、う~さん撮影(14:02)。
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天狗岩南尾根はかなりの急坂だが、アイゼンで順調に下る。
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高度を下げると雪は無くなり、落葉と湿った土の道になるがアイゼンは外さずに滑り止めとして川原まで下る。
堰堤下の川原でアイゼン外して、泥を洗い落として、小休止(14:39)。
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そこから5分ほどで住宅地に入る。
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渦森団地を左に見て下り、甲南病院の前を通過して阪急御影駅迄は約30分の舗装路歩きになる。

御影駅前には私達が入るようなところは何も無く、少し下ってビールのある喫茶店へ
5人の顔を見て足らないと判断し、すぐさま氷で缶ビールを冷やしてくれる優しい店主のお姉さんがいました。
ここで、Sugarさんから私達へ手作りチョコのプレゼント、ありがとうございました。

ビールのアテにしたのはお店特製のサンドイッチ。
客は私達5人だけの貸切状態でしたが、楽しく歓談してお開きに。
5人共適量のビールを頂き、総額4千円とはかなりリーズナブル。
これから御影駅へ下山時の最寄店となりそうです。

予め購入していた切符を御影駅自動改札に投入したSugarさんですが、こんな状態に。
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駅員さんが苦労して取ってくれました。
切符持参で山歩きをされる方も居られるかと思い公表します。
濡れるとこのようになるので、次回はビニールの子袋に入れておきましょうね、Sugarさん。

次回3月は塩屋駅から須磨アルプス~高取山を歩いて長田駅まで。
もう直ぐ春です。
山歩きをどんどんこなして、楽しく行きましょう。

この記事へのコメント

  • アリーノ

    お仲間で楽しそうですね。
    近くにいながら、まだ七曲り滝や百間滝の氷瀑は
    見たことがないので、ぜひ一度見に行きたいと思うのですが、でも一人では心細いし、、、。
    ここ2、3日冷え込んでるので、この冬最後のチャンスかも知れませんね。行きたいな~!
    2011年02月13日 14:59
  • アルクノ

    アリーノさん、ありがとうございます。
    私は山歩きの熱中症ですね。

    この冬最後のチャンスですよ、と言えるのかどうか分かりませんが、行きたいけど心細いと言う気持ちは良く分かります。
    私も5年前はこんな所を歩く人の勇気に感嘆していました(今でも怖い)。
    しかし、逆を言えばメタボだった私が裏山を歩き始めて5~6年で行ける様になった訳ですから、自信を付けてからでもいいような気もします。
    2011年02月13日 15:24
  • ケン

    相変わらずお元気ですね。
     うーさんをはじめ、皆さんと一緒に歩いた去年を思い出します。現在はウオーキングの6キロを1日おきにしてますが、3月はご一緒したいです。
    2011年02月13日 15:57
  • 風子

    神鉄の有馬温泉駅下車で、六甲山へのロープェーが出てるんですね
    神戸に住んでてもそのあたりのことも何も知らなくて・・今年は無理でしたがまた機会があれば氷の祭典は観に行ってみたいです
    滝の凍結した様子は見事で、本当に自然の織り成す芸術作品ですね・・雪の降った後でも、大勢の方が歩かれているのにもびっくりですが普段に無い景観の望めるのは素敵ですものね・・
    2011年02月13日 15:59
  • アルクノ

    ケンさんが来られていないので皆さん残念がっていました。
    3月の須磨アルプスは、疲れたら途中何処からでも下山できるので、是非来て下さい。
    ご一緒しましょう。
    2011年02月13日 16:30
  • アルクノ

    風子さん、ナイス玉もありがとうございます。
    神鉄の有馬温泉駅から道標に従って20分ほど登れば、ロープウェー乗り場に行けます。
    六甲は雪や氷を求めて登られる方がかなり多いですね。
    雪はありましたか?と聞かれて「ありません」と答えると残念がる人が殆んどです。
    大都会から直ぐ雪山歩きが出来ると言うのもなかなか無くて、神戸の特色だと思っています。
    風子さんも来年は是非、雪山歩きと「氷の祭典」を楽しんでみて下さい。
    2011年02月13日 16:49
  • goo

    アルクノさん、こんにちは

    六甲山氷の祭典すばらしいですね。
    七曲り滝の氷瀑もすばらしいですが、氷の彫像など、興味をそそりました。滑り台もナイスっ

    氷の彫像といえば、札幌雪祭りと思っていましたが、大きければいいという訳でもなさそうですね
    2011年02月13日 17:25
  • アルクノ

    gooさん、mooさんから面白い玉を頂いています、お礼を伝えておいて下さい。

    氷の彫像や彫刻は雪像と違って、透明感を活かしたライトアップで更に美しくなると言うメリットがありますね
    私は今後毎年、山歩きも兼ねて訪れようと思っています。
    氷瀑があれば更に良しです
    2011年02月13日 17:53
  • 遊子

    お疲れ様でしたぁ~♪
    小さいとか、貧弱とか、
    言われてましたが、
    氷瀑、感動しました!

    ステキですねぇ~(* ̄。 ̄*)ウットリ
    透き通った氷、雪をかぶった氷、
    白濁色の氷、、皆、輝いて見えました♪

    冬は寒いのはいややなぁ~と
    思ってましたけど、こんな素敵な風景が見られるハイキングは最高です(*^^)v

    また、ご一緒にお願いします~≦(._.)≧ ペコ
    2011年02月15日 08:24
  • アルクノ

    遊子さん、かなり楽しんでいた様子でしたね。
    お顔もですが、目が輝いていました
    私はショボイ氷瀑ばかり見てきたので、これで充分迫力ものでしたネ。
    来年からは「寒いのはいややなぁ~」じゃなく、雪が降ると出かけたくなるのでは?
    今朝、自宅前はかなりの積雪で雪国状態!
    家からアイゼン装着して出かけなければならないような状況です。

    3月、雪は無いと思いますが、汗をかいてまた山歩きを楽しみましょう。
    2011年02月15日 09:17
  • てくてく

    アルクノさま
    はじめまして。
    金剛山のブログに、コメント有難うございました。

    七曲がりの滝、大勢の人ですね。
    色々なコース歩かれているのに、感心しました。
    今後の、コース紹介を楽しみにしております。
                           てくてく
    2011年02月17日 15:39
  • アルクノ

    てくてくさん、お越し頂きありがとうございます。
    このときの七曲りの滝は大混雑で、人気の高さが伺えます。
    この氷瀑、雨と気温上昇で消えて無くなるので、はかない命ではありますね。

    私は普段神戸近郊を歩いていますが、たまに遠出もします。
    またお寄り下さい。
    お待ちしています。
    2011年02月17日 16:39
  • DA

    はじめまして。
    六甲山 七曲がりの滝 氷瀑 で検索したらヒットしました。
    今から、JR住吉~七曲がりの滝~有馬温泉と登る予定です。
    blogをみて、ワクワク度が増えました。(笑)

    ありがとうございます。
    2011年02月19日 07:34
  • アルクノ

    DAさん、コメントをありがとうございます。
    14~15日にかなり降ったので、その雪が適度に残っていたらいいですね。
    氷は痩せているかもしれませんが、雪で更に美しくなっていることを願っています。
    気をつけてお出かけ下さい。
    2011年02月19日 07:59
  • やまや

    雪山ばかりが続くと寒そう~な写真になりがちなものですが、アルクノさんはますます楽しそうに歩いてますね~。山歩きの後のビールが旨いんですよね~。氷瀑も綺麗!安全登山でどんどん行きましょー!!
    2011年02月21日 03:11
  • アルクノ

    やまやさん、私は雪が好きなのでこのような表現になるのかも知れませんね。
    これくらいの積雪であれば、楽しく歩けるのも事実ですが
    が好きなのは、ビール工場の見学に何度も行っているので証明済みですが冬でも汗をかいたあとに飲むビールは美味い
    2011年02月21日 18:21

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清盛像も登場 六甲山氷の祭典が開幕
Excerpt: 真冬の六甲山を氷の芸術で演出する「第8回六甲山氷の祭典」が1月26日、神戸市灘区の六甲ガーデンテラスで始まった。竜などをかたどった氷の彫刻が赤や青色にライトアップされ、闇に美しく浮かび上がった。29日..
Weblog: ローカルニュースの旅
Tracked: 2012-01-27 17:09

七曲り滝の氷瀑からから第10回氷の祭典へ(2014.02.22・土)
Excerpt: 毎年恒例となった「六甲山・氷の祭典」です。 今回で第10回の節目を迎えました。 全国から集まった氷の彫刻家が、工夫を凝らした作品を披露してくれます。
Weblog: アルクノのブログ
Tracked: 2014-02-23 18:58