六甲山氷の祭典(2011.02.10)

2月10日から13日(日)迄、六甲ガーデンテラス特設会場でその催しが開催されます。
その初日に当たる10日、山友のアリマさん、ノンさん、私で訪れました。
コースは神鉄・谷上駅(9:11)~炭ヶ谷道~獺池~マムシ谷~シェール道~穂高湖(昼食)~六甲縦走路~六甲ガーデンテラス「六甲山氷の祭典」~ロープウェー六甲山上駅(16:13分発)→ロープウェー有馬温泉駅~神鉄・有馬温泉駅(16:45)です。

谷上駅9時5分集合で3名が集まり、1月17日と違って雪の薄化粧も無い駅前を炭ヶ谷道目指してスタートです(9:11)
(六甲ガーデンテラスまでのコースは、1月17日震災メモリアルウォークとして私が単独で歩いたものと同じです。
風景の違いに興味のある方はご覧下さい。)
https://arukuno.seesaa.net/article/201101article_4.html

炭ヶ谷道はわりと急坂の道ですが、ある程度登るとチョロチョロ水の流れる野性的な谷筋に入る。
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2月に入ってからは暖かいので、炭ヶ谷を上がると雪も樹氷も無い状態です。
雪原のようだった獺池は氷も解けて穏やかな表情でした。
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そこからマムシ谷を下って~シェール道~穂高湖に向かいます。
途中、青年カップルに出会いますが、聞くとアイゼンは全く必要ないとのことでした。
前回はあったその穂高湖堰堤からの氷瀑も殆んど解けて無くなっていました。
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穂高湖の氷は半分が無い状態です。
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先に杣谷峠のトイレに上がりますが、便器にへばり付いていたミニ氷瀑も完全に消えていました^^)
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ただこの穂高湖、日当たりの悪い場所の氷は相当ぶ厚いのでしょう、
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私が乗ってもびくともしません。
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穂高湖の奥に向かい、少し冷たい風があるが日当たりの良いベンチで昼食です(11:55~)。
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食事が終わって戻るが、ここの氷が厚いのは、
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氷上に積もった雪が風で吹き寄せられたあと、解けながら氷になった為だと前回(1月17日)の写真を見て解りました。
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アリマさん、中心部に向かってあと数メートル歩いても大丈夫なのですが、恐々、端っこに立っています。
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ただドライブウェーに上がると、雪も氷も無い歩きやすい道が続く。
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縦走路に沿ってサウスロードから階段を上がり、再度、車道を渡って三国池に向う。
三国池はこれまた、前回同様、スケートリンク状態でした(13:03)。
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そこから丁字ヶ辻に向かう道は日陰でもこんな状態で、もう少し雪があると思っていたのですが・・。
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神戸ゴルフ倶楽部の前では少し残っていましたが、
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その雪道も1分で終わってしまいました。

六甲ガーデンテラスに到着。
六甲枝垂れと言う展望台下では氷の彫刻の制作中でした。
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昨年はこのように屋外で展示していたが暖冬の気象条件、更に雨で解けてしまって、途中中止となりました。
その教訓を活かし、今回はガーデンテラス地下駐車場での開催となったのです。
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潜って左へ行くとその会場となる。
初日は15時開場(あと32分)なので、
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ガーデンテラスに戻り、
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セルフサービスの食堂で、ミニ宴会^^)
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私はロング缶2本!
ブタ饅のあと明石焼きもアテに加える。
アリマさんに熱燗の日本酒も少し頂き、女性持参のお菓子やら私のチョコレートまで追加。
何しに来たんだか(かなりのカロリーオーバーで帰ることになる)。
45分ほどノンビリとして、会場に向かう。
500円払って会場に入ると、募金箱まで氷でできています。
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ずらっと、氷の彫刻が並んでいますが、
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全国からホテルのシェフなど腕自慢の氷彫刻作家が集って、技を競うそうです。
表彰は既に終わっているようですが、どれが優勝作品なのしょう?

バレンタインデーも近いということでこのようなスポットも設けられています。
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これは氷のかまくら。
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景品は多分無いと思うが、無料で輪投げもできます。
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まるで縁日のようにお店も並んでいます。
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私が食べたのは焼き芋(更にカロリーオーバー^^)。
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他にラーメンやうどんに焼きそばも用意してあり、BARまであります。
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ここの作品、フラッシュを使わずに幻想的なライティングを取り入れた撮影がお勧めです。
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フラッシュを使うとこんな写真になります。
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私のお気に入りの作品を紹介します。
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下の写真、作品13・氷の微笑は映画女優のシャロンストーンさんをモデルにしたものではないようですが、ゴシック建築のような装飾とギリシャ彫刻のようなダイナミックさが素敵でした。

次にエイリアン(タイトルは「侵略」)ですが、フラッシュ・オフとオンを並べます。
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現在話題になっている国技ですが、試合に稚拙で利己的な小細工などを加えず、このように「激闘」であって欲しいものです。
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ここのスタッフに聞いて優秀作品に向かいます。
準優勝は作品15・KOMODO(コモドドラゴンなのでしょう)。
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表面にウロコの肌触りまで現した力作です。
優勝は作品9・自由。
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デッサン力とその表現力に感心した次第です。
邪魔な背景の鉄骨には、神戸NHK撮影班もカメラアングルに苦慮している様子でした。

来年もこの駐車場を会場にするのであれば、お客様による撮影のことも考えて頂き、背景となる殺風景なコンクリートや鉄骨を黒い布で覆って欲しい!
と願うのは私だけでしょうか。

時間も時間なので下山は会場から直ぐのロープウェーを利用し(16:13分発)、
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12分間の空中散歩を楽しみました。
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神鉄・有馬温泉駅到着は16:45.で、16:54発の電車で帰路に着く。

参加者3名は、全員アイゼン持参でしたが一度も使わずじまいでした。
11日は寒波襲来で、今朝、神戸市北区の自宅前は積雪4センチです。
このブログ作成中も小雪が舞っています。
氷瀑は一旦解けたので今後どうなるのか分かりませんが、雪道歩きは暫らくできるでしょう。
風が吹けば樹氷もできるかもしれませんね。

この記事へのコメント

  • う~さん

    氷の祭典では日本全国から競い合ったアーチストさん方に申し訳ないような気が致します。
    なんたって野外で展示すべきものではないでしょうか。昨年の事を考えて・・・と言っても・・?
    今年は確か長野でも氷の彫刻が有りましたが野外で見事でした。
    東京や大阪の都会のど真ん中で開催すならば解りますが六甲山で開催する限りは野外が一番・・・ゴルフやロッククライミング発祥の地は六甲山からですから・・・来年からは元に戻して野外で開催を願いたいものですね。
    2011年02月11日 13:26
  • 風子

    六甲山の氷の祭典、観て来られたんですね
    山友さんたちと山歩きも楽しまれながらなので、楽しさも倍増ですね
    機会があれば行ってみたいのですが・・TVで観るばかりで・・冬場はスノータイヤをつけてなければ車では無理ですものね・・我が家からだと六甲へは車が便利だなと思ってしまいます
    今日は積雪があったのですが、こんな日でもやっぱりやっているのでしょうか?
    2011年02月11日 13:29
  • アルクノ

    う~さん、屋内で実施できるメリットは日中でもライトアップが実施できるのと食事が楽しめることぐらいでしょうか。
    しかしこの駐車場はフラッシュアップで興醒めの映像になります。
    野外がベストでしょうね。
    夜も開場しているので、ライトアップは屋外での方が更に幻想的でしょう。
    2011年02月11日 13:46
  • アルクノ

    風子さん、ナイス玉もありがとうございます。
    今日はかなりの積雪でしょうから車では危ないですね。
    三宮駅から地下鉄→谷上駅から神鉄→有馬温泉駅から20分ほど歩いてロープウェー乗り場→山上駅へ、が時間はかかりますが、一番安全です。
    今日のような日は、そのロープウェー客が一番多いと思います。
    ロープウェーが運行されている限り開催されると思いますよ。
    ただ地下ということで、多くの見物客の熱気で徐々に氷は解けていき、最終日に行くとやせ細った作品を観る事になることになるかもしれませんね~。
    2011年02月11日 14:05
  • アリーノ

    今日、私も行って来ました。
    遠方からの友人を「有馬」と「氷の祭典」へ案内する事になってたのですが、朝の積雪にビックリ! タイヤは換えていたのですが、雪の山道はあまり走った事がなくて、少し恐かったのですが思い切って行ってみました。
    上りは雪を踏みしめて、時々車のお尻が振れましたが何とか大丈夫でした。
    帰りは除雪車も出て、シャーベット状になってたので問題なく帰って来れました。氷の祭典はやはり私も屋外の方が良いと思います。
    それにしても、上手く彫刻出来るものですね
    2011年02月11日 17:55
  • アルクノ

    アリーノさんは車で行かれたのですか!
    行き帰り共、無事で何よりでしたね。

    来年は再び屋外で開催して下さいと、署名運動でも始めましょうか?
    私は雪の降る中、この彫刻を眺めて見たいと思いました。
    きっと感動することでしょう。
    2011年02月11日 19:46

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七曲滝の氷瀑から六甲山氷の祭典へ(2011.02.12)
Excerpt: 自然の芸術である氷瀑と、全国から選りすぐった氷の彫刻家による芸術的な作品を眺めてきました。 その氷の祭典は初日の10日にも訪れたが、また違った視点で紹介します。
Weblog: アルクノのブログ
Tracked: 2011-02-13 13:22

炭ヶ谷から第8回六甲山氷の祭典へ(2012.01.26)
Excerpt: 昨年は2月の開催でしたが、今年は1月26日(木)から29日(日)まで開催される「六甲山氷の祭典」です。 案内パンフレットには、-NPO法人 日本氷彫刻会 全日本コンテスト-とあります。
Weblog: アルクノのブログ
Tracked: 2012-01-27 21:01