前回のおさらいから・・。
これは彫りが終わったものです。
テキストには無いハンドル部分の穴は、壁のフックに引っ掛ければミニ壁掛け鏡にもできると私が考えたものです。
着色中ですが更に濃く塗っていきます。
で、着色が終わったもの。
以上、前回まで。
薄め液(シンナー)で3~4倍にした透明の漆を数回塗布して、軽く紙やすりで凸凹を落とす。
ハンドル部分は表裏ともグリップ性を高める為、下地の段階から紙やすりでへこみを施しています。
鏡貼り付け面の塗装が終了。
彫刻面ですが、彫りの部分は漆塗りを2回程度に押さえ、彫り跡を残してザラザラにしています。
このバラの浮き彫りは単純化したデザインなので、彫刻を習った人であれば誰でも彫れると思います。
両面テープを貼った鏡を取り付けて、完成。
塗布する漆ですが、合成うるしの透明(淡黄)で、メーカーはワシンを使用しました。
シンナーで薄めたものは附属の容器に入れますが、
乾燥を防ぐ為、使用後はこのようにラップで覆って輪ゴムを二重にかけて冷暗所に置きます。
カンを必要としますが、蒸発したシンナーの分量を適時補充していけば固まることは無い。
ただ、液が濁ってくれば艶出し効果はなくなるので捨てなければなりません。
溶剤が蒸発して寒天のように固まってきた場合も同様です。
条件が良ければ2~3日は持ちますので、塗布後直ぐには捨てないようにしてください。
乾燥に時間を要する為、漆の塗装は1日に2~3回しかできません。
回数を重ねる必要があるその艶出し塗装に3週間ほどかけましたが、プロはもっと時間をかけるそうです。
仕上げは、ネットで調べると習字に使う墨で磨きをかけるそうです、
今回はできませんでしたが、その技術を修得したいので今後スキルアップの課題とします。
この記事へのコメント
アリーノ
これは「拭き漆」という技法ですね。
偶然にも私も漆に携わった仕事をしているものですから、
このシックな艶を出すのには何回も手間を掛けてらっしゃる事がよくわかります。
特に本漆は今の季節、乾燥しにくいので温度管理が
難しいですね。
アルクノ
アリーノさんは漆塗りの仕事をなさっているのですか?
何回も何回も塗りましたが、私の塗りなどド素人です。
塗れば塗るほどに難しさが分かりますね。
私なりに頑張りましたが、お褒め頂きありがとうございます。
これから、また漆塗りに挑戦したいと思っていますの宜しく御願いします。
風子
今日は久しぶりに私のほうもブログを更新してみました
手鏡なんとも美しいですね・・
塗りの工程もけっこう大変そうですが、ここまでの木彫りができたらいいですね・・アルクノさんはきっと器用な方なんだと思います
山歩きからこういった趣味のことまで、充実の日々の過ごせることが何よりですo(^▽^)o
アルクノ
復帰されたそうで、これからまた宜しく御願いします。
褒めてもらって、嬉しく思います。
技術的にはまだまだ初心者だと思っているんですよ。
歩くことも継続しながら健康を維持して、趣味を楽しみたいと考えています。
やまや
アルクノ
レッツトライ!ですよ
goo
コメントありがとうございます。
アルクノさんは、ウォーキングだけでなく、趣味が多彩ですね
2/6に山歩きにいきました。
本日mooがアップしましたので、よろしかったらこちらもご覧になってください
アルクノ
私の趣味ですが、制作時間無制限で時々ほったらかしの暇つぶし状態です。
時たま、忽然と現れるので注意して下さい、マセ