雪道歩きが好きな私は、まだ雪が残っている内にと、単独で新神戸駅~市ヶ原~天狗道~摩耶山~ガーデンテラス~六甲最高峰~魚屋道~有馬温泉駅と歩いてきました。
当初宝塚までいけるかとも思っていましたが、雪道は予想以上に時間がかかるのでその案は断念して雪道歩きを楽しむことに専念した次第です。
スタートは新神戸駅(9:07)。
布引の滝にも寄って(9:15)、
布引貯水池で一休み(9:28)
市ヶ原のトイレを通過して(9:44)、以後縦走路に沿って歩きます。
昨年12月19日、このあたりでパキスタン人グループ3名に出合って摩耶山まで登ったことを思い出す。
https://arukuno.seesaa.net/article/201012article_6.html
しかし今日は誰に出くわすことも無く一人で摩耶山へと。
Lightning Slope(稲妻坂)を登り、
学校林道に出会ったあと、
Pinocchio Load(天狗道)に食らい付きます。
(英名は12月19日、勝手に命名)
19日と同じ場所ではないが神戸港を眺める。
下っているのに、摩耶山に近付くと雪が道を覆うようになる。
しかし、ここではまだアイゼンはザックの中。
12月19日では小走りする様に軽快に歩きましたが、ゆっくり歩きにならざるを得ません。
更に下ってアドベンチャールートを横切り、ゴロゴロ坂を登って、摩耶山に。
やや下りだが、車も通る道はアイスバーン状態。
ここでアイゼン装着。
後ろから来た若者が、この固い雪でスッテ~ンと転んでいました。
アイゼン装着はお早めに、デス^^)
少しアイゼンの説明をします。
ご存知の方は飛ばしてください。
私のアイゼンですが、これは上から見た写真。
右足の靴に装着するものは右に置いてあります。
装着は、留め金部分を外側にして、靴の土踏まずをこの上に乗せ、靴の踵と甲にゴム紐を廻して紐の先のフックを留め金に引っ掛けます。
次に裏側から見た形にして、反転させて撮影です。
私のアイゼンは5つ爪とでも言うようなもので、4つ爪の進化系。
雪に食い込ませる4つの爪の間にもう一つ、スベリ止めのような板状の爪があります。
通常の雪道では4つ爪で充分ですが、坂の雪道下りで滑らないようにする為、この第5の爪がストッパーになると言うことだと思います。
でもこれは簡易アイゼンで、脱着が容易な方ですが普通の場合六甲ではこれで充分です。
掬星台の雪はあまり無かったが、展望台の縁では凍った雪を除去する作業をしていた(11:10)。
そこからの階段です。
解けかけた雪が凍って硬くなっているが、アイゼンがあれば安心して下ることができます。
オテルドマヤに向かい、
天上寺を過ぎてアゴニー坂ですが、雪が被った岩だらけの道もアイゼンで滑ることはありません。
車道に下り、暫らくアイゼン装着のまま歩道を歩くが、雪があったり無かったりします。
このような場合柔らかい土であれば問題ないが、アスファルトやコンクリだとアイゼンの爪の先が磨り減るので外した方がいいと言う事になります。
縦走路の場合、杣谷峠を過ぎて「サウスロード・記念碑台」とある所から山に入るが、今回は長い階段登りを敬遠して六甲山牧場まで歩道を歩く。
牧場前の「丁字ヶ辻へ」と表示のある所から少し階段登ったあと(12:11)、
アイゼンを装着して牧場のフェンス沿いに雪道の歩道を歩く。
その先で縦走路に出合い、休憩するところ(12:26)。
雪が無くなったのでアイゼンを外し、丁字ヶ辻の前を通って記念碑台下のトイレを拝借(12:54)。
手を洗おうと思ったら、なんと自動水栓の蛇口の下に、氷の塊があるだけだった!
すべて凍り付き、水は一滴も出ません!
信号を渡ると凍った池に雪が積もっていました。
舗装路を登り始めると、傍らに、子豚のようにも見えるが丸々と太った兎ちゃんでしょうか(私の知らないキャラ?)、
スヤスヤと寝ていたので起こさない様にそっと撮影^^)
ここも車が通る道でアイスバーンになっており、アイゼン装着!
緩やかな登りのあと神戸ゴルフ倶楽部の前を通る(13:11)。
先日8日、油コブシから登ってきた時と余り変わらない積雪量の道を歩きます。
ガーデンテラスに近い、グラニットカフェー横の展望台では有馬からロープウェーで上がってきたのでしょうか、若いカップルが大阪湾を眺めていた。
ここ、ガーデンテラスでチョット遅めの昼食です(13:35~)
カレー蕎麦ですが、カレーに合うのはビールということで一緒に頂きま~す!
(ロング缶の方が良かったと、あとで悔やむ。)
外へ出ると、アンパンマンは楽しげですが、バイキンマンは足元の雪でガチガチと震えていました。
このガーデンテラスの六甲フードテラスに入る前に、ザックに収納する為下のトイレでアイゼンを洗いましたが、そのアイゼンを再び装着。
下りでかなりの雪があると予想しているからです。
下って、極楽茶屋跡から7つのコブ(小山)を越えて六甲最高峰に向かいます。
最初のコブの下りです。
これは実の所階段で、雪に覆われて滑り台のようになっていますが、アイゼンが強い味方となって苦も無く下ることができるのです。
次もなだらかな階段の下り。
アイゼン持ってこなかったのでこの道は行けないな~、と若者が前の車道を通り過ぎる。
六甲最高峰に到着ですが、下に雪だるまがあります(15:07)。
目が飛び出て笑っているような、ユーモラスでオカルト風の雪だるまでした。
下って魚屋道に取り付くが(15:14)、
まるでスコップで整地したような雪道。
雪が無くなってアイゼン外すが、
日陰ではタップリの雪があり、再度アイゼン装着。
暖かい日差しで普通の乾いた道になるが、
日陰でまた雪道。
このように、何度も アイゼンの脱着を繰り返す魚屋道です。
10~20センチが積もる新雪であればこのようなことにはならないが、望み通りにいかないのがこの世の中というもの。
やっと魚屋道を下り終えました(16:18)
有馬温泉駅直ぐの噴水では氷が張っています。
その奥に太閤さんが座っていますが、
その状況をよく見ようとしてメガネをかけていました(16:33)。
(拡大してご覧下さい^^)
有馬温泉からロープウェーに乗って山上駅に向かえば、直ぐガーデンテラスです。
条件が良ければ、雪道歩きを楽しむことができます。
六甲山頂までの往復コースだと2時間もあれば充分。
山頂からなだらかな魚屋道を下れば約1時間で有馬の温泉街なので、ガーデンテラスへ戻ることも無いかもしれません。
山頂下の一軒茶屋で食事もできます。
1~2月であればサクサクの雪を楽しむことができます。
適度な降雪時に雪道歩きをお楽しみ下さい。
今回はアイゼンを何度も付けたり外したりの山歩きで、アイゼン歩きの講習会のようになりましたが、付けっぱなしで行ける新雪に出くわせばまた紹介したいと思います。
この記事へのコメント
風子
アイゼンをつけての登山ご苦労様でした
アイスバーンになってる道は滑ると危険ですからアイゼンは必需品ですね
つけたり外したりが無ければ楽だったんでしょうが・・でもそうやって歩いたのも良き思いでとなることだと思います・・アルクノさんは本当に山歩きがお好きなんだなと改めて感心してますo(^▽^)o
アルクノ
六甲のような山であれば、普通に山道を歩く感覚でアイゼンで雪道も歩けます。
服装はアンダーシャツの上にボタンシャツ、上着は薄いジャンパーで充分でした。
予備にベストでもあればいいでしょう。
ハイ、私は本当に山歩きが好きなんです
やまや
アルクノ
ピグレットと言うんですか、覚えておきます。
私のブログで楽しんでいただけて・・、励みになります。
仲間と行くのはもっと楽しいですが、一人で行くと、このように回りの描写に専念できるのが楽しみです。
う~さん
さて私ですが来週からのタイ研修旅行を控えて自重、万一捻挫や怪我でもすれば皆さんに迷惑をかけるので・・・止む得ず近場で毎日8~10kmの徘徊ですが、でも帰って来てからドンドン半縦や全縦トレを開始します。2年前から始めた1月17日のメモリアル縦走は今回は出来なくなりましたが、もし機会あれば・・・須磨浦から摩耶・掬星台~旧摩耶道から新神戸~東遊園地のルートです。
また2月18日は みよし観音の命日で自宅から歩いてお参りに行きます。
アルクノ
やはり雪道で、宝塚までは無理でした^^;
う~さんのようにきちっと計画立てていないので行き当たりばったりなのデス。
半縦で6時間10分!そのようなスキルアップができればいいのですが・・。
できるだけ頑張ります。
全従のトレーニングはまた何れと言うことで、兎に角3月に向けて半縦をあと2回程はトレーニングしておきます!
タイ研修旅行の報告期待していますので。
楽しんできてくださいね。