小野アルプス縦走(2010.12.16)

前回歩いた「小野アルプスの紹介(2010.10.14)」のその先を歩き、ゆぴかまで案内してきました。
参加者は、モクさんミドリさんYさんと私。
昨年スズメバチ騒ぎがあったので、アザメ峠近くにはその注意書きが沢山ありましたが災難に合うこともなく無事小野アルプスを歩き終えました。

コースは、神鉄小野駅(9:30)~鴨池~女池~西入口~展望デッキ~惣山(小野富士)~アンテナ山~総山~アザメ峠~安場山~愛宕山~前山(NTT中継所)~日光峠~高山~パノラマコース~白雲谷温泉ゆぴか(13:57)=らんらんバス(14:29発)=神鉄小野駅(15:05)です。
小野アルプスの最高峰は惣山(そうやま)198.9mでその後順次標高は下がって、最後の高山は最も標高が低くて(笑)127.1m。
高山からパノラマコースを歩くが道標にあるように丁度800歩でゆぴかという、最後は散歩道のような下り道であった。

山に入ってのコースタイムは惣山への登山口(西入口)11:01~アザメ峠12:09~(愛宕山付近で昼食)~ゴールのゆぴか13:57で、2時間56分かかっていることになるが、休憩・昼食時間を除くと実質歩いたのは2時間チョット。
小野市観光協会作成の小野アルプスハイキングマップにある中コースと東コース合計の所要3時間40分はかなりの水増しで、距離(4.3+7.9=)12.2kmも私達は時速約6kmで歩いたわけでは無いのであまり信用しないほうがいいようです。
マップ上では、あと紅山に登れば全コース制覇と言うことになります。

その地図です(拡大してご覧下さい)。
画像


前回はアザメ峠まで同じコースのあと舗装路をそのまま「ゆぴか」まで歩くと言う苦難の行程で、14:29発のバスに5分待ちで乗り込みましたが、
今回は連山を歩き終え、バスを30分待つと言う余裕の健脚女性陣でした(参加者は異なるが)。

舗装路歩きで鴨池までの詳細は前回のブログ記事に記載しているので、神鉄小野駅スタートを考えている方は参照して下さい。
https://arukuno.seesaa.net/article/201010article_4.html
またまた、前置きが長くなりました。


神鉄小野駅を9時半にスタートして鴨池手前のトイレに到着は、1時間後(10:31.)。
画像
(トイレタイムです)
そこにクリスマスツリーがあり、小野アルプスハイキングマップも置かれていた。
画像

鴨池には、
画像

食料も豊富な場所なのか、渡り鳥の鴨が大挙群れていた。
画像

隣の女池(めいけ)ではシベリアから飛来してここで越冬すると言う、コハクチョウに初めて巡り会うことができました。
画像

画像

鴨と相性がいいのか、毎年ここで落ち合うのか、仲が良さそうでした。
画像

150m以内に近づくと警戒して飛立ち、ここで越冬しなくなりますのでそっとしておいて下さいと、看板に書かれている。
ここ女池はコハクチョウが飛来する日本最南端の場所として有名な処です。

直ぐそこから離れ、奥にあるこの看板のある所から舗装路と別れます(10:49)。
画像

正面に見えてくるのは惣山、別名小野富士で、右の方(画面の外)には登らなかった紅山がある。
画像

(11:01)西入り口より展望デッキへ向かうが、ここから中央林間広場を通って「きすみの見晴らしの森」東入口へ出ることもできる。
画像

なだらかな道を登ると、
画像

岩肌むき出しの紅山が見えてくるが、山頂に数人が立っているのをこの写真で確認できるだろうか。
画像

(11:20)展望デッキに登り、南を眺めるとぼんやりとした淡路島が遠望できる。
画像

西方面には六甲連山の稜線手前に重なるように丹生山系がはっきりと確認できる。
画像
丹生山系の手前にNTT電波塔があるが、それが前山。
登ってきた方向を見やると、鴨池の手前にコハクチョウがいた細長い女池が眼下に。
画像

そこから5分ほどで惣山山頂(198.9m)。
画像
道標の「縦走路東入り口へ」とある方向へ急坂を下る。
下って、登って、アンテナ山から後方には、先ほど上がって眺めた小さな木工細工のような展望デッキが確認できる。
画像

(11:42)アンテナ山(171.6m)。
画像

ここは眺望が宜しいので立ち止まる所だが、直ぐ岩場~急坂になるので景色に見とれず、足場をよく確認して下らねばならない。
画像

そのあと眺望の無い総山(そうやま168.4m)に登り、枯葉で滑りそうな坂を下るとアザメ峠(12:09)で、
画像
中コースはここまで。
前回はここから舗装路をゆぴかまで歩いたわけだが、
画像

直ぐ東コース入口が右にある(12:11)。
画像

ここも道ははっきりしていて迷うことは無い。
画像

兎に角、芋がいくつでも焼けるほどに落葉が積み重なっているが、蹴散らして下る。
画像

小さな橋を渡ると、
画像

左にあさぎり山道と言うエスケープルートも用意されている。
画像

急坂を繰り返して安場山(156.6m)~愛宕山(154.2m)と登る。
愛宕山山頂付近はなだらかで、道もそれまでに比べると広い。
こんな時間(12:35)なので昼食にする。
画像
寒いので20分ほどで切り上げる。
そこからなだらかな道を下るとNTT中継所・電波塔の立つ前山が見えてくる。
画像

前山(135.8m)山頂には登頂20年記念樹と書かれた80歳になられた方の植樹があった(13:18)。
画像
私も80歳になるまでは元気で歩こうと思っているので、見習わなければと思ってしまう。
今日の参加者もそれを眺め、私も80歳まで歩けるやろかと口々に。
このアンテナ塔フェンスには、
画像
白沢(兵庫)と表記されている。
コース中トイレは唯一ここだけにあるので、余り綺麗でなくても文句は言えない。
画像

眺望もまずまずで絵になる処です。
画像

ここから常光寺やJR小野町駅へ通ずる下山道もある。

標高が低いので直ぐ終わるが、急坂を下って日光峠へ(13:31)。
画像
ここからは高低差の無い道を歩き、最後に少し登って高山へ。
その途中、こんな道標がある。
画像

高山(127.1m)に到着(13:45)。
画像
ここはゆぴかから10分位のところで、ぐるりと廻れる遊歩道のようになっている。
そこに積石塚と呼ばれる古墳があり、その説明板が立っていた。
画像

ゆぴかに下り、
画像

バス停到着は13:57。
画像
(縮小せず掲載しているので自由にご利用下さい)
バス発車まで30分もあるので、休憩所に入る。
画像
女性陣は各々野菜を購入。
私はアイスコーヒー。
入らなかったが、ゆぴか入口には大きなクリスマスリースが・・。
画像

前回は14:29発らんらんバスに乗車してコミセン市場で下車し、神鉄市場駅に向かったが、今回は神鉄小野駅まで。
20分ぐらいと思っていたが、予想に反してニュータウンをぐるぐる廻るのに時間がかかり、遠回りして小野駅到着は35分後^^;
寒い中暫らく待って、この電車で帰路に付きました。
画像




今回の逆コースを行くと徐々に高低差が大きくなるのでしんどいが、最後の展望デッキで達成感を味わうということができます。
車を鴨池に置いて、そこからバスでゆぴかに向かい(バス便が少ないが)、登山をして鴨池に、と言うのも一つの方法です。

ゆぴかをゴールにして温泉を利用する場合は、15時台と16時台にもバスがあるので便利ではあります。
その場合JR小野町駅から鴨池までは徒歩40分、ゆぴかからJR市場駅までは徒歩15分と神鉄よりJRのほうが便利です。
しかし、これまたJRの便数が少ないのが、ナンテン喉飴

この記事へのコメント

  • 風子

    小野アルプスは名前だけは本なんかで知りましたがまだ歩いたことはありません
    こうやって見せていただくと、けっこう整備もされてて良いところのようですね・・ただ年間を通じて歩かれる方は六甲山系に比べると少ないのかな
    冬枯れの山道は暑さに弱い私なんかには絶好の場所ですが、枯葉も積もって心なしか寂しそうです
    「ゆぴか」温泉は一頃よく行きました・・車でですが・・
    2010年12月18日 10:05
  • アルクノ

    風子さん、ナイス玉もありがとう御座います。
    この小野アルプス、ゆぴかまでの縦走は今回で3回目ですが3年前のおっかなびっくりに比べ、もう普通に歩けるようになりました。
    アザメ峠まで歩いて下山した前回はコスモスが咲いていましたが、10月下旬がベストシーズンかもしれません。

    暑さに弱いのは私も同じで、ここを夏場に歩くには水分補給用に2L以上を背負い込んで、更に疲れるという事態になります。
    200m以下という超低山ながら眺望も良くお勧めですが、交通の便の悪さが訪問客の増えない原因ですね。
    私はアップダウンにの繰り返しに体を慣れさせ、六甲半縦に挑戦ということになります
    2010年12月18日 10:49

この記事へのトラックバック

紅山初登頂(2011.04.21)
Excerpt: 山友を案内して、初めての紅山に登ってきました。 そのあと小野アルプスを縦走してゆぴか迄歩くという、私達にとっては健脚ハードコースです。
Weblog: アルクノのブログ
Tracked: 2011-04-22 17:34