今回は前回歩いた、「北区縦走ハイキングコース・自宅から屏風谷へ(2010.10.11)」の逆コースを神鉄五社駅から歩いてみました。
丹生山系山歩きのどのブログを見ても、眺望の無い山頂探しの記事が多いのです。
山頂は別にいいからと、見晴らしの良さを求めて歩いてきた次第です。
コースは、神鉄五社駅(9:38)~四辻小橋~太陽と緑の道~ピクニ池~広場(正式名不明)~丹生山系縦走路~多聞寺散策~神鉄六甲駅(13:30)です。
五社駅9:38スタート。
駅前にはしぶとく紅葉が残っていました。
そこを右に行って県道に入る。
舗装路を歩き、四辻小橋から六甲八田霊園に向かい、太陽と緑の道に入る。
ゴロゴロ石で歩きにくいが車も通れる広い道を行くとピクニ池がある(11:10)。
(逆コースを歩くと、道を行き過ぎたりして多少時間がかかった。)
五社駅からこのピクニ池までの詳細は以前の、「北区縦走ハイキングコース・自宅から屏風谷へ」の最後の方を逆回しでご覧下さい。
https://arukuno.seesaa.net/article/201010article_3.html
そこから10分ほど行くとこのような分岐があり、直進すると屏風谷出会いへと向かうが、今日は左へと登る。
3分でこのようなところへ出る(11:25)。
前回ピクニ池辺りですれ違った軽四輪の運転手は、広場まで行きますと言っていたが、ここだったのだ。
眺望もまずまず。
直下に滑り台のような下山道?があるが、
無視して、私は安全なほうへと向かう。
この辺りの土は粘土質なのでしょうか、暫らく雨も降っていないのにこのように水が溜まっています。
こんなに幅広い水溜りはモトクロスバイクではなく四輪によるこねくり回しです。
アップダウンを繰り返して、
遊び盛りの四輪が作ったプールを過ぎると、
(11:58)「災害に強い森づくり」の看板があります。
私は大蔵山の腰を越えてきたことになるが、この立て看板の前の分岐を左に行って坂を登ると、眺望の良い場所に出る(12:04)。
ここは採石場?それとも建設用の土砂を集める所でしょうか。
下にその設備のようなものが見えます。
前方ズームアップは、岡場、藤原台の住宅地。
彼方に三田方面と北摂~篠山の山々です。
暫らく眺望を楽しんだ後、(岡場に向かうことも無いので)分岐に戻って右へ行く。
太陽と緑の道の標識板が出てきたので、距離は短いと思いつつ、安心して神鉄六甲方面へと下る(12:12)。
森林管理道路のような平坦な道を暫らく行くと。
今度はモトクロスバイクが抉った道を下ることになる。
丹生山系縦走路の道標にも出くわすが、この道は歩いたことが無い。
森林管理者が伐採しているのだろうが、ほったらかしで見苦しい状態になっている。
道は歩けるように気を使っていてくれているようですが、もっと小さく切って木の根元に置いてくれたらと思う。
兎に角、この谷筋をどんどん下ることになるので、
途中眺望の良い場所などは無い。
先程の三田方面や篠山地方の山まで見渡せた場所で食事をしておけば良かった訳だが、仕方なくこの道が平らになったところで昼食(12:49)。
後ろはこんな感じ。
カップ麺を食し、直ぐ席を立つ。
しかし、なんとそこから3分で山道は終わってしまう。
抜けるような青空の下、ビニールハウスが横たわっていた(13:03)。
ナダレ尾山には行っていないが、車道へ出た登山口にはこんな「太陽と緑の道」のボランティアさんが書いたプレートがある(13:05)。
左へ行くと直ぐ神鉄六甲の駅が見える(13:09)。
車道を挟んだ駅前には多聞寺があり、まだまだ帰路に着くには早い時間なので訪れてみる。
この多聞寺の生い立ちを少し。
創建は650年ごろ。
平清盛が福原遷都の時(1177~)、この地が丑寅鬼門の方向にあるため、京都の鞍馬山のごとく新都の守護として伽藍を建立したそうです。
都から北に当たるこの地を防御拠点としても捉えていたようですが、義経の別働隊である多田源氏の一族に平家に見方した寺として焼かれ、寺領も没収されてしまいます。
神や仏にすがってもダメだったということです。
一の谷の合戦後衰え、寛正3年(1462年)この地に移された。
石段の左に羅漢さんの道というのがあり、入ってみる。
本を読み勉学にいそしむ、見上げた羅漢さんがいます。
原爆反対、戦争反対の羅漢さんも(これには賛成)。
五百羅漢と言うくらいだから五百体あるのでしょうか。
境内に上がると、樹齢300年と言う立派な市民の木、カヤがある。
屋根が特徴的な本堂。
毘沙門堂と書いてありますが、
ここの御本尊は、毘沙門天の他に大日如来と不動明王。
宇宙そのものが仏であるとされるその大日如来を、武神の毘沙門天と悪魔を降伏させる不動明王が守っているのでしょうね。
このように複数の御本尊を持つ寺は多くあるようです。
階段下って、
車道を渡れば、神鉄六甲駅です(13:30)。
今回のショートコース、下りで多少滑り易い所があるが初心者向き。
家族友人とおしゃべりしながら歩くには適したハイキングコースになるでしょう。
前日に雨が降った場合は、四輪こねくり回しの場所で長靴に履き替えたほうが良さそうです

ただコース途中にはトイレが一ヶ所も無いのでご注意を。
追記
丹生山系で眺望が良いのは、稚児ヶ墓山の稚児の墓がある場所と、シビレ山の奥にある鉄塔辺りですので、ゆっくりと眺望を楽しみたい方は、シビレ山~丹生山及び丹生山~帝釈山~稚児ヶ墓山と2回に分けてのハイキングコースにすることをお勧めします(2010.12.15)。
この記事へのコメント
風子
ただ、皮下脂肪の多い私は久しぶりのハイキングにばてばてで歩くのが遅れ、どんどん先を行く主人から「歩けないのなら行く行くというな」とこっぴどく怒られたものでした・・
今の方が年齢も重ねていますが毎日のウォーキングで山歩きもさほどはばてないのですが(~ー~m)~
アルクノ
20年前とはいえ、丹生山系縦走コースを完歩とは凄いですね。
藍那から岡場までならかなりの距離になります。
私は全コースを通しで歩いたことがありません。
藍那からだと大池辺りでたぶんギブアップでしょう。
ただ歩き続けていると余分な皮下脂肪は自然に落ち、普通の体系を維持できるのでウォーキングは続けて下さい。
今度13日にトレーニングで、六甲縦走の東コース26.4kmを歩きます。
これすら未経験ですが、ステップアップを図ろうと思っています。