摩耶山豪華ハイキングコース(2010.11.27)

順位 33位 アクセス数2699(2019.6.30調査)

今回は参加者3名と少人数で摩耶山に登ってきました。
コースは新神戸駅~布引貯水池~市ヶ原~黒岩尾根~アドベンチャールート~摩耶山掬星台(690m)~天上寺~穂高湖~杣谷峠~長峰山(天狗塚687.8m)~松蔭女子大前~阪急六甲そば屋(ビール&うどん)です。
黒岩尾根を登れば一人前とのキャッチフレーズで参加を募りましたが、コースにアドベンチャーまで入っているので恐れをなしたか参加者は増えず、早く一人前になりたいSatoさんと私。
それにリーダーのう~さん。
Satoさんは猛暑厳しいおり「谷上から南へ摩耶山縦走(2010.09.11)」に参加し、摩耶山に向う炭ヶ谷で多少グロッキーになりましたが、う~さんの粗塩で蘇りました。
その時ケンさん作の俳句に登場した「塩少し 砂糖が活きる 夏の山」の主人公でもあります。
ニックネームは甘いマスクも加味してSugarさんでどうでしょう^^)

さて新神戸駅9時集合でしたが、私が最後に到着で9時チョット前にスタート。
夢風船がハーブ園に向かっていますがこのゴンドラは新規更新するそうで、来年から暫らく運休します。
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神戸は国際観光都市、ゴンドラに外国の方と同乗する事態になることもある(経験が有る)ので、
来年開通までに、何を言われてもイエスばかりじゃない英会話を練習しておくのもいいですね。

布引の滝です(9:09)。
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雨があまり降っていないので水量は少なめで迫力無し。

布引貯水池に上がる手前で見事な紅葉がありました。
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ダム湖100選に選ばれた布引貯水池では対岸の紅葉が綺麗です(9:25)。
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これは貯水池脇を進みながらフェンスにレンズを突っ込んで撮影した紅葉です。
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神戸市さんに御願いがあります。
このフェンスをもう少し低くしてくれたら、撮影しやすいのですが・・。
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ここは水の色がとても神秘的で女性にも人気の場所。
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貯水池の山側の紅葉は、下から眺めるのも良いと思わせてくれます。
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市ヶ原付近ですが、現在神戸の紅葉限界はこの辺りまでですね(9:47)。
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(2週間前ここを通った時は紅葉などありませんでしたが、様変わり。)
市ヶ原トイレ前で5分程休憩後スタート(9:52)
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直進し、縦走路へ右(9:56)に入ったあと、う~さんが振り返って撮影です。
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山肌に覆われた錦の衣を眺めながら歩くが、
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(10:01)縦走路と別れ、森林植物園と道標のある処を通り、初体験の黒岩尾根へと向かう。
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ここからがう~さんの言う一人前になる為のコース。
黒岩尾根を眺めながら行くと、
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(10:04)黒岩尾根→の道標が現れる。
今回アップダウンのある急坂の黒岩尾根をそのまま摩耶山まで行くのではなく、アドベンチャールート(黒岩尾根の途中右へ)を歩いて地蔵谷に下り、天狗道取り付きへ登るコース。
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まずは黒岩尾根を順調に登って行く。
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ある程度進むと眺望のいい場所に出て(10:40)、
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私の裏山、丹生連山が望める。
鈴蘭台からの住宅地、鵯越墓園の高尾山、遠くには雄岡山・雌岡山までが確認できる。
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神戸市界標石は10:46。
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のちに北区が加わって広がったが、神戸市はここまでだったと言うことだろうか。
キツイ登りを行くと南方面が広がり(11:02)、淡路島と明石海峡大橋まで望めます。
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(拡大してご覧下さい)
10分下ると(11:12)伐採された間伐材が点々と置かれた森林管理道路のような所に入る。
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これは私が振り返って撮影。
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そこから登った後、
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下って、アドベンチャールートに取り付きます(11:22)
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アドベンチャールートも初体験で、踏跡はなんとかあるもののあやふやな所は確認しながら歩く。
鎖場もある急坂下り。
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何処が道なの?と言うところもあります。
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何とか地蔵谷に下ったあと、(11:40)、
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堰堤脇を登り、天狗道に向かって上がります。

その5分後天狗道(縦走路)に出会う(11:45)。
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馴染みの道を10分行くと、マイクロウェーブ電波塔の立ち並ぶ摩耶山に。

晩秋とは思えない青空の掬星台はジャスト12時。
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(う~さん設定の)予定より30分早く昼食場所に到着。
Sugarさん、今回は粗塩無用で厳しいコースから摩耶山に登り切りました。

30分ほど昼食・休憩のあとアゴニー坂を利用して天上寺へ向かいます。
多少風もある影響か、空気は澄み渡り大阪湾が見通せました。
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天上寺境内で、私の20年後の姿でしょうか、法道仙人(う~さんの言葉)。
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 そのう~さんはお地蔵さんと仲良しに(山に同行される奥さんとも仲良くして下さいね)。
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 天上寺はここに移転して25年が過ぎたが、眺望も素晴らしいので訪問客が絶えることがありません。
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荘厳な忉利(とうり)天上寺金堂は見事な姿ですが、かつての天上寺は昭和51年1月の火災で焼失し、同60年5月に信徒・企業などから多大なる浄財を得て開祖の地とされる元摩耶の場所に落慶されたもの。
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雪に覆われたお姿も一見の価値有りですよ。
(旧天上寺跡は掬星台より徒歩20分の南にあり現在は史跡園になっている。)

本尊は「十一面観音菩薩像」と「仏母摩耶夫人」ですが、摩耶夫人像も昭和51年の火災により焼失し、新たに作られました。
十一面観音菩薩像は約6cmで黄金の像、開帳は33年毎に行なわれるが通常は拝観できない。
次の写真は摩耶夫人堂です。
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このお堂は平成14年に再建され、摩耶夫人像もここに遷座されました。
以下はウィキペディアからの引用です。
忉利天上寺は646年(大化2年)に孝徳天皇の勅願により、インドの伝説的な高僧法道仙人が開創したと伝わる。後に弘法大師が渡唐した際、梁の武帝自作の摩耶夫人尊像を持ち帰り、同寺に奉安したことから、この山を「摩耶山」と呼ぶようになったとされる。寺号は摩耶夫人が転生した忉利天に因むものである。
宗派は高野山真言宗。摩耶夫人(釈迦生母)を本尊とする日本唯一の寺である。
摩耶夫人(まや-ふじん/ぶにん、パーリ語またはサンスクリット:Māyā マーヤー)は、ゴータマ・シッダッタ(またはガウタマ・シッダールタ 釈迦)の生母である。近年の学説では、母を意味するmātāの俗語形であって本名ではない、ともされている。

アゴニー坂を下り、穂高湖へ(13:23)
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この直ぐ上の、トイレもある杣谷(そまだに)峠で休憩して長峰山へ向かう。
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この後、谷底まで下って登って、長峰山に到着(14:02)
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「お山の大将我一人」になれる場所ですが、
楽しい仲間と来ました。
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独立峰なので(木立が1本あるが)ほぼ周囲360度の眺望を堪能できます。
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しかし強風があれば危険な場所。

下る途中に低木がまばらで見晴らしの良い所がある。
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ここから下は滑りやすい道。
山の急斜面に付けられた細い道は谷へ傾いており、ズズッと行きそうです。
乾いた砂交じりの道をゆっくり下って、約40分後には下山(14:52)。
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無事に下ってホッと一息。
しかしここは標高300mほどあり、
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急坂舗装路下りも辛い道。
う~さんに後ろ向きに下ると膝が楽と教えられ、実践しますがなるほど楽チンです。
松蔭女子大前から左へ行くと道もなだらかになり、阪急六甲前は3時半頃だったでしょうか。

駅前のそば屋で軽い打ち上げ。
ここは缶ビールしかありませんが、私はアテ無しで2本。
う~さんとSugarさんはビール&うどん。
晴れて一人前の山ガールとなられたSugarさんです。
次回12月は六甲登山と有馬の湯でプチ忘年会です。


今回は布引貯水池で紅葉を眺めて、
厳しい黒岩尾根とアドベンチャールートを踏破後、
立派な摩耶山天上寺に参拝し、
眺望の素晴らしい長峰山(天狗塚)で天狗気分も味わうという豪華な摩耶山ハイキングでした。
脚力の備わった3人だったので本来のコース(掬星台から下山)を変更して成功でしたね、う~さん。
来年3月は六甲縦走。
う~さんは全縦、私は半縦に向けて頑張りましょう。

う~さんから提供された写真も使わせていただき、分かりやすく記事を作成することができました。
ありがとうございました。
(風景写真はクリックして頂くと、PC画面一杯に広がります。)

この記事へのコメント

  • 風子

    楽しそうな山歩きで何よりでした
    皆さんといきあいあいで歩かれた様子がブログから伝わってきますよ・・写真もどれもいいですね
    布引の滝とか布引貯水地の辺りもなんどか歩いたことありますが、冬枯れの頃でした・・やはり紅葉の頃は綺麗ですね

    摩耶山の掬星台へは3年くらい前にドライブで行ったことがあるのですが、そのときにあの世界的アルピニストの野口健さんがちょうど来られてて(山を綺麗にするとかのイベントがあったみたいです)早速にかけつけ握手をしてもらい、一緒に写真を撮って貰ったことが大きな思い出ですo(^▽^)o
    2010年11月28日 17:07
  • アルクノ

    風子さん、気持玉を二つもありがとうございます。
    私のブログでは本年最後の紅葉かも知れません。
    今回は初めてのコース、黒岩尾根~アドベンチャールートも経験できて収穫がありました。

    摩耶山で野口健さんと握手に写真撮影ですか、いいですね。
    山歩きの気力が伝わってきましたか?
    そのイベントとはクリーンハイキングですね。
    私も時々参加します。
    これからは冬に向かって、また違った景色を紹介できるかと思います。
    2010年11月28日 17:49
  • う~さん

    一般常識的にはお疲れ様でした・・・と言うのでしょうが・・・上を目指す山友ですから、まだまだこれぐらいでは・・・物足りないと(心の中で)・・・つぶやき闘志を燃やしておられると察しています。

    その証拠に山寺尾根~アドベンチャー~天狗道~長峰山と、とにかく登り斜面では元気で軽快な足取りでしたよ、また必死になってついて行かれていたSUGARさんも頼もしく、なかなかのコンビでしたね。予想より30分も短縮出来たのですから。

    半縦では今回の2倍位は有ると思います、お互いに頑張って乗り切りましょう。
    2010年11月28日 20:11
  • う~さん

    先ほど言い忘れましたので・・・これを機に1~2月に有馬三山縦走して六甲山頂~宝塚への縦走もしましょう、これも険しくトレーニングには最適と思います。
    2010年11月28日 20:15
  • アルクノ

    う~さん、ありがとうございます。
    このコース何時の日か必死ではなく楽々と、と言いたい所です
    この2倍ですか、頑張ら無ければ・・。
    兎に角バライティーに富んだコースでした。

    1~2月にレベルアップコースですね。
    楽しみながら脚力増強を図りたいと思っていますので、宜しく御願いします。
    2010年11月28日 20:30
  • RAG

    摩耶山も夜景やきらきら小径の撮影でお世
    話になっている場所なので反応してしまい
    ました(笑)

    貯水池に映る紅葉に始まり見事なパノラマ
    そして皆さんの楽しそうな様子と、今回も
    大作になりましたね!天上寺は夏椿(沙羅)
    を見に行った事がありますが、此方も結構
    な階段でファミリーがフゥフゥいっていた
    のを思い出しました。

    綺麗な青空が印象的な記念写真も良いです
    ね!私も何処かに出かければ良かったかな
    と思ってしまいました。
    2010年11月28日 22:32
  • アルクノ

    RAGさん、気持玉もありがとうございます。
    摩耶山は夜景も綺麗ですね。
    きらきら小径も夜は美しいです。
    私は摩耶山にはトラウマがあって、子供の頃友人と登ってあまりのしんどさに翌日熱を出してしまいました。
    それ以来敬遠し続け、体力を付けて登ったのは、退職後のことです^^;
    今では、マイフェィバリット マウンテンです(英語不得意)。
    そこらへんの山には登れるようになり、それがきっかけで友達も増えました。
    近くでも出かければいいことがありますね。
    2010年11月28日 23:06
  • 遊子

    お久しぶりです♪
    3人だったんですね。
    ちょっと、寂しかった?(笑)

    でも、紅葉の素晴らしい事!
    行けなかった者は悔しい思いです。

    この1カ月公私共に忙しかったのも
    ちょっと、落ち着きました。
    又、コメント下手な「コメンテーター」?復活します。
    宜しくお願いします≦(._.)≧ ペコ
    2010年12月10日 12:20
  • アルクノ

    ハイ、遊子さんがいなかったので寂しかったです。
    意外なほど良かった(?)紅葉を写真で楽しめましたでしょうか。
    コメント、久し振りですね。
    一ヶ月のエネルギーを蓄えていると思うので、
    粋な小噺に磨きをかけて、
    ナイスなコメントを期待しています
    2010年12月10日 13:41

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