私と二人、JR三田駅9時50分集合。
私は神鉄で三田に向かい、駅前コンビニで弁当・お茶を購入し、JRの改札に上がるとケンさんが待っていました。
JR三田駅9時59分発の電車に乗り、藍本に向かう車内で打ち合わせ。
意見は一致して、虚空蔵山から八王子山~鉄塔沿いに草野駅へと下るコースと決定。
前日私が印刷したブログ記事、「虚空蔵山(592m)」と、
http://www5a.biglobe.ne.jp/~yamaken2/tozankiroku/20070121.htm
「低山歩こう記 虚空蔵山に登る」から
http://www.harimaya.com/sasayama/sasayama/sasayama_09.html
印刷した地図をケンさんに渡しました。
ブログ記事を書かれたお二方、ありがとうございました。
ケンさんからはガイド本からコピーしたものを頂きます。
それには縦走コース、虚空蔵山~八王子山~天上山~油井~草野駅が書かれていました。
ガイド本にはあっさり記されているが、天上山~油井に道は無く、藪漕ぎをして下らなければならないということをネットで知りました。
初めて行く山は、事故・トラブルを防ぐ為にも充分調べて行かなければならない、
と言うことを知った次第です。
藍本駅に到着(10:15)。
ここは無人駅。
切符をボックスに投入して、改札は素通りで外へ出ることになる。
(料金不足でもブザーは鳴らないということです。)
勿論私たちは正直に切符を購入しており(三田から230円)、
出て左へ向かう。
5分ほど行くと右に酒滴神社(さかたれじんじゃ)がある。
この謂れは、その昔(860年頃)疫病が蔓延した時、村人が天然の洞窟から滴る酒を発見し、これを飲んだ人達の病がたちまち直ったということから来ています。
祭神はスサノオノミコトで、発見した村人は童子スサノオノミコトからのお告げを聞いてのことだったそうです。
当初岩山大明神としていたが、1038年またもや疫病が蔓延し、今度は夢枕に現れた仙人のお告げでこの霊水を病人に奨めたところ、またもや疫病は退散。
そこで酒滴神社となりました。
酒は百薬の長!ということですね。
そのためにも、美味しいお酒を適度に呑まないといけません^^)
更に5分程行くと、右に小道があり、
道なりに進んで右へと向かう。
正面が、これから向かう虚空蔵山です。
左側には頭(こうべ)を垂れた山田錦が刈り入れを待っています。
美味しいお酒となって、酒滴神社へ奉納されるのでしょうか。
右に水位の下がった池を見て(10:37)、
暫らく行くと、左側に舞鶴自動車道を潜るところがあり(10:41)、
潜って直ぐ左に近畿自然歩道の案内看板がある。
そこが登山口で、直ぐガレ場のような道になるが、割りと歩きやすい虚空蔵堂への表参道。
この道標で(10:55)、藍本駅から虚空蔵山まで3.2kmであることが分かる。
最後にあまり長くはない階段を登ると虚空蔵堂(11:05)。
他には誰も居らず、大中小、三体のお地蔵さんがお出迎えです。
ここで約5分休憩して、お堂の右奥から続く急坂登山道に向かう。
山頂までの距離は800mとある。
木の根っこを階段のようにして登り、
お地蔵さんのあるところで暫らくなだらかになるが、また急登が続く。
陶の郷からの合流地点は山頂まであと300mの処で、やや見晴らしが宜しい(11:31)。
薄ぼんやりとあるのは六甲山系でしょうか。
それまでもあったが、山頂が近くになって目立つのはこのような岩。
かつては海底で水平に堆積したものでしょうか。
地殻変動で競り上がり、造山活動でひん曲がって、このようなお姿に?
勝手な想像ですが・・。
山頂まで200mと標識のある辺りから、道はなだらかな遊歩道。
そして山頂まであと少しの処にあるのは、その名も丹波岩。
この岩の上に乗り、右から左へパーンして連続4枚の写真です。
山の名前はさっぱり分かりませんが、以前苦しい思いで登った白髪岳もあるようです。
丹波岩と別れ、
直ぐ上の山頂風景(11:48)です。
お二人が食事中でしたが、15人は休憩できるくらいの中途半端な広さ。
薄れた文字で標高596mとあるが、その上に小さく592mと書かれている。
大勢訪れたので、4m磨り減ったのか^^;
ネットの情報を元に少し尾根を進むと、これから向かうフタコブラクダの様な八王子山も望める眺望のいいところがある(11:53)。
ズームアップして、写真中央がトンガリ山か。
ここは狭く、定員二人の昼食場所。
あまり風はなかったが、食事中身体が冷えてきたので表参道で脱いだものを着る。
12時15分に席を立ち、ここから岩場を下る。
急なので、後ろ向きに下ったほうがいい。
下って見上げた岩。
直ぐ右へ下る薄暗い道があるが、そのまま岩場から直進する。
脇にオロ峠を指し示す道標もあるが、クサノ駅とある矢印の方へ下る(12:32)。
枯葉に滑らないよう注意しながら、プラ階段を下る。
下ると最初の鉄塔(12:38)があり、直進する。
ここから登りになり八王子山一つ目のコブ。
山頂脇をかすめて、やがて下りになり、二つ目の鉄塔(12:51)は左へ下る。
山腹を舐めるように進むが、滑り落ちそうな処だ。
左へ八王子山二つ目のコブ、三等三角点へ向かう分岐があるが無視して下る。
しかしそこからが試練の急坂下り(13:02)。
雑木を掴みながら、枯葉を蹴散らしながら、腰を落として下る。
三つ目の鉄塔(13:06)は回り込むようにして直進する。
シダが繁茂して足元がよく見えないところもあり、下りなので注意が必要。
私は木の根っこに躓き、危うく扱けそうになるが無事通過する。
一気に急坂を下ると、眼下に池が見える。
池に降りるような道があり分岐から間違って左へ行くが、これが間違い。
獣道の様になり、引き返して10分ほどのロス。
分岐から右が正解。
ぐるりと回りこみ、洪水調整池のような人工池を離れる(13:40)。
そこで咲いていた小さな花。
工事現場で良く見る、このような橋を渡ると(13:42)、
車も通れるような広い道(たぶん人工池を作る為の取り付け道路)に出て、下山してきたことが分かる。
やがて地道は終わり舗装路へ出て、草野駅へは右へ回り込むように進む(13:49)
畑にはコスモスが咲いており、秋を感じさせてくれました。
振り返ると三つ目の鉄塔が見え、急坂を下ってきたことが分かる(13:51)。
これが草野駅だが、ここも無人駅で、こちら側に改札はあるが券売機は無い(13:55)。
素通りで通れるようになっており、階段を使って再び素通りで向こう側に出て、券売機で切符を購入し(三田まで320円)、
改札を通ることになる。
(トイレは券売機側、駅の外にある)
こんな駅は初体験。
藍本から草野間であれば両駅とも素通りできるが(他にもこのような無人駅はあると思うが)、正直者の日本人を信用している太っ腹のJR西日本です。
駅の外には星をちりばめたデザインのモニュメント、時計台があり、この辺りの夜空は綺麗なのかもしれない。
14:13発の電車に乗り込み、三田へ向かう。
JR三田駅から神鉄側に降り、立ち寄ったのはうどん屋「さんかく」。
ほろよいセットは「生ビール」に「どて焼き」が付いて800円!(14:38)。
この時間帯であれば店内は空いており、打ち上げの場所に丁度いいでしょう。
ケンさんと気兼ねなく歓談して、う~さん企画の9日にまた会いましょうと言って別れました。
今回のコース、☆一つのレベルだそうですが、急な下りはチョットしんどいところ。
今の時期、山頂は少し肌寒いが、上り下りでは汗が吹き出る。
ただ眺望はかなり宜しく、Good!Good!で、
達成感もある山です。
ケンさん、兵庫100山制覇に向け、またご一緒しましょう。
楽しい1日でした。
前回の兵庫100山「大峰山」は此方をご覧下さい。
https://arukuno.seesaa.net/article/201007article_9.html
最後に、「低山歩こう記 虚空蔵山に登る」から利用させていただいた地図を紹介します。
この記事へのコメント
う~さん
「虚空蔵山」私が山歩きを始めた頃で、六甲山系を始め何処の山でも全く分かりません・・・ですから神鉄ハイクに初めて参加してリーダーの真後ろで必死になって・・・丁度金魚のフンのごとく付いて歩きました、其れを見てかどうかわからないがリーダーが次はバスで行く冬の丹波路ハイキングに参加しないか? と言われその場でハイ ・・・ 何処にある山なのかも知らず当時はただのイエスマンだったように思う。
2007年1月27日でした谷上駅から大型観光バスでJR藍本駅へ其処から虚空蔵山へ、山頂は狭いですから順番に下山して後続に譲りますから眺望は数分間のみです、下山は立杭陶の郷から兵庫陶芸美術館がゴールでも有り昼食場所でした、冬場ですから特別に地元の方からボタン鍋のサービスが有りました。
其の時は団体行動ですから勝手は許されないが、個人ならば近くに こんだ薬師温泉「ぬくもりの郷」に立ち寄るのも宜しいようです。
アルクノ
最初からリーダーの真後ろを歩く健脚さんだったのですね。
もし次回があるなら、立杭陶の郷へ下って見たいと思います。
こんだ薬師温泉「ぬくもりの郷」は、過去の日記を調べてみると、2009年7月4日に白髪岳に登ったあと行っており、いい温泉であった思い出があります。
う~さん、来年の企画にどうですか?
遊子
気候も爽やかになってきたし
これからは絶好のハイキング日和ですね
「虚空蔵山」は勿論、行ったことはないんですけど
名前だけは知ってます
興味深い名前ですもんね
う~さん、企画して欲しいです(^^)
アルクノ
温泉が恋しい時期に行くと言うのもいいですね。
立杭陶の郷を加えてコースアレンジするのもアイデアです。
JRを利用する場合は今回のコースがベストだと思います。