三田公園巡りからキリンビール工場見学(2010.09.16)

今回は神鉄木曜ハイク、と言ってもウォーキングですが、その公園巡りをした後美味しいビールを頂くという魂胆です。

神鉄・ウッディタウン中央駅に集合した私たちグループは女性3名を含む5名。
コースは、ウッディタウン中央駅~ゆりのき台公園~駒ヶ谷運動公園~はじかみ池公園~御霊神社~深田公園~フラワータウン駅=ラガー缶バス=キリンビアパーク神戸。
工場見学と試飲終了後、ラガー缶バスでフラワータウン駅に戻ります。
公園巡りの方は簡単に紹介して、工場見学を詳しく説明していきます。

9時30分に出発し、ウッディタウン中央駅前の阪急ホテル裏を下る。
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川沿いに歩き、
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ゆりのき台公園に向かった後、陸橋を渡り、駒ヶ谷運動公園へ向かう。
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平谷川へ下って、土手を歩いて上流へと向かい、
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はじかみ池公園に。
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はじかみ池
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の前で、11時30分に昼食。
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国指定重要文化財の御霊神社に参拝し、
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深田公園から、
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フラワータウン駅に向かう。
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歩いた距離は約13kmで1時25分に到着したが、ケンさんは夕方の用事の為1時半のバスで三宮へ。
工場見学は11月にも計画しているので、また宜しくお願いします。


このキリンビアパーク神戸の見学は過去3回経験していますが、ブルワリーツアー(工場見学)とビオトープツアー(屋外見学)があり、各々ツアーガイドが案内します。
見学40分、ビールの試飲20分の合計1時間のツアーです。
運転手の為のノンアルコールビールや、お子様や呑めない方の為に清涼飲料水も用意されています。

初回は5月20日でツアーガイド(案内)は芋生(いもお)さん。
https://arukuno.seesaa.net/article/201005article_3.html
2回目は6月3日で案内は瀬戸さん。
https://arukuno.seesaa.net/article/201006article_2.html
3回目は6月12日で案内は林さん。
https://arukuno.seesaa.net/article/201006article_3.html

前回の3回目はビオトープツアーで、あとはブルワリーツアー。
今回3ヶ月振りの見学ですが、案内は瀬戸さん!
私のことを覚えてくれていて(この髭ですから)、話しかけられました^^)
ザックを背負って、山歩きの格好での工場見学グループはあまり見かけませんからね^^;
でもよく覚えていてくれました。
瀬戸さんは純日本風で和服の似合いそうな、名前の通り、歌に出てくる瀬戸の花嫁さん的雰囲気を持っている方です(独身だと思います)。

過去3回のバックナンバーはお好みで見て頂くとして、
過去の説明と重複するところもありますが、今回はその内容をより詳しく説明します。
というか、詳しくなってしまいました^^;

フラワータウン駅で20分ほどバスを待ち、1時50分発のラガー缶バスに乗車して工場に向う。
三田駅からの乗客はおらず、ここからの乗車も私たち4名だけ。
人気が無いのではなく、車で参加やバスでの団体客が多いのです。

乗車すると座席の前に参加申し込み用紙があり、予約番号、ツアー時刻、参加人数、子供や運転者の人数などを代表者(私)が記入する。
ケンさん帰られたので、大人4名です。
2時に到着して受付で参加用紙を渡し、説明書とそれに貼り付けられた試飲券、参加バッジを受け取る。
参加バッジには「2:40」と書いてあります。
シーズンを過ぎると団体さんが減ってきますが、私の予約が遅かったこともあり40分待ちです。
2階に上がり、時間待ちでお土産を買って下さい、と言うことになる。
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旦那様は今働いているんですよね、団体の奥様方?
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私が何時もザックにぶら下げている、一番絞りの缶(ラガー缶もある)をあしらった小さな鈴は澄んだ音色で鳴るのでお勧め。
他に、グラスや陶器のジョッキ、スポーツタオルやストラップ、お菓子や焼酎等々。

10分、20分、30分と次々に団体さんが出発し、40分に瀬戸さんの案内で私たちがスタート。
写真左ができたビールを約1ヶ月寝かせる貯蔵タンク、その右が原料保存サイロ、中央が工場の航空写真。
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その右に無人フォークリフトが積み上げたビールケースがある倉庫、右端は敷地内で環境への取り組みを示すビオトープ。

次に原料の説明。
麦芽はビール発酵の為欠かせませんが、乾燥温度で色が異なり、低温で乾燥させたものは淡色麦芽と言って通常のビール原料。
高温で乾燥させた褐色のものはカラメル麦芽で、黒ビールの原料になります。
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ホップはビール本来の味や苦味を生み出すが、実際に裂いて匂いを嗅ぐと、これがビール?と思う臭みもあります。
コーン・スターチ・米などの副原料はビールの味付け調味料のようなもので、一番絞りには入っていません。
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説明する瀬戸さんです。
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この後ビール作りを大画面の映像で説明するシアターに入ります。

これは以前にも説明した貯蔵タンクで、レギュラー缶で130万本の容量があります。
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毎日1缶飲み続けて3500年分と説明され、驚きと笑いですが、
言い換えれば3500人の1年分、通常の賞味期間を考えると1万4千人の3か月分と言うことになります。
このようなタンクが83塔もこの工場にはあります。

高速で回っている缶詰め機で充填し、空気が入らないように素早く蓋を乗せ、
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その右、巻締機で密封する。

この後、缶の底に超高速インクジェットプリンターで製造時期と賞味期限などを印字し、箱詰めラインへと流れて行く。
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倉庫へは無人フォークリフトが運んでいきますが、バッテリーが弱ってくると自分で充電場所へ向かう賢いフォークリフトさんです。

次に瓶の説明。
瀬戸さんが右手に持っているのがセラミックコーティングされた光沢のある新しい瓶で、強度が増したため肉厚を薄くできて従来の瓶より130gの軽量化が実現。
資源の節減です。
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20本入りのケースでは2.6kg軽くなったため、トラックにより多く積める事や販売店で運搬時の負担軽減and腰痛防止効果も生まれた。
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続いてラベルの説明。
戦時中英語が使えない為、麦酒と書かれています。
明治の時代にカラーであったものが、終戦後昭和24年には物資の不足からモノクロになっているのが印象的でした。
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敷地の約三割を緑地化していますが、当初3種類であった野鳥が実のなる木を植えるなどして60種類を越えるまでになりました。
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ビオトープとは自然があるがままの環境を保っている状態で「野生の動植物が暮らす場所」と言う意味だそうです。
人工的な水の流れで湿地帯も作り、昆虫や魚に植物の育成もしています。


さていよいよビールの試飲。
私は一番絞りとラガー。
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逆光で、肝心のお顔が見えませんが、これは3度注ぎビールの実演。
①最初ドボドボと注ぎグラス内を泡だらけにします。
②ビールと泡が1対1になるまで待ち、次にゆっくりと注ぎます。
この間待ちきれない方はもう1缶用意して、自由にグビグビと飲んで下さいとのこと^^;
③大きな泡が消えた頃、更に中心めがけて糸を引くように注ぐと1.5センチ程泡が盛り上がり、
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多少傾けても、あらあら不思議、泡がこぼれません

6月3日にはそのビールを頂きましたが、まろやかなお味でした。
クリ-ミィで苦味のある泡もなかなかのものでした。

3時40分発のバスは待ってくれないので、ゆっくりできず、瀬戸さんに別れを告げ、エスカレーターへと向かう。
そこでばったり、芋生さんに出会います。
また歓声ですが、Sさん、話し込んでいる場合ではありません。
乗り遅れてしまいます。
観光バスに乗り込む方もいましたが、
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私たちはラガー缶バス。
動き始めたバスに急いで駆け寄り、なんとか乗り込みます。
すると最終バスは5時。
待ち時間が長すぎて、牛肉の一番絞りビール煮込みを頂きながら、また一番絞りを頂くことにもなりかねません^^;
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三田駅とフラワータウン駅発のバス時刻表です(見学を予約しないと乗車できませんが)。
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(上2枚の写真はバス内で撮影したもの、)

到着したフラワータウン駅では雨が降った後で、秋を思わせる涼しい風が吹いていました。
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次回見学予定は11月11日ですが、私たちは山歩きを含むウォーキング実施後の見学なので雨天の場合は中止となります。

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