六甲山を差し置いてとお思いでしょうが、六甲山はそれだけでいろんな散策コースやアタックルートがあり、独立した魅力があります。
タイトルの三山はこの三つの山を歩くルートそのものが魅力的なのです。
昨日、私のフレンドであるう~さんと二人で、このコースを歩いてきました。
初顔合わせです。
鵯越駅8時集合で、私は最寄り駅へ。
駅に少し早く着き、何も考えず、予定していた電車より1台早い車両に乗り込みます。
鵯越駅には止まらずに通り過ぎます。
あちゃ~、と言っても止まらず湊川駅まで~。
各停で無いとダメないのに、急行に乗ってしまった私^^)
湊川駅で折り返し、10分遅れで到着し、会って直ぐに謝罪です。
う~さんとお話ししながら菊水山へと向います。
聞くとう~さん、六甲全山縦走を完走し、10時間20分の記録をお持ちの人でした。
その縦走路、実際は神戸市公表の56kmではなく47kmだそうですが、それでも時速4.5kmです。
この三山の厳しいコースも含んでいるので、私には考えられないスピードです。
石井ダムを眺め、
山頂まであと900mと言う所に8時54分に到着し、休憩です。
その前のガクアジサイが満開でした。
この日は各社曇天と言う発表でしたが、それが信じられないようないいお天気になり、
遠くは霞んでいましたが、澄み切った青い空でした。
山頂手前の展望所と菊水山山頂で撮影した写真です。
9時25分、山頂の展望所で西方面を眺め、う~さんのお住まいの場所も教えて頂き、お金も持たずにここまで歩いて来たこともあったとか。
私は丹生山系の山の名前を説明して、稚児ヶ墓山~帝釈山~丹生山と連山を歩いて藍那古道で戻る、18kmが私の限界ですと言いました。
鍋蓋山へ向いますが、
通報プレート「ち1-10-3」から少しだけアップダウンを回避できる所があることを教えて頂き、そこを行きます
菊水山を下るう~さんと、
そこから眺める鍋蓋山です。
送電線鉄塔まで急坂を登れば、山頂まであと少しだと分かります。
菊水山を下りきって、天王吊橋を渡るところです。
写真は橋の上から眺める有馬街道南方面ですが、道路右を流れるのが天王谷川で、
下流で菊水山西の石井ダムから流れる烏原川~石井川と合流し、新湊川になります。
鍋蓋山を登る私の後姿(う~さん撮影)
鍋蓋山山頂は菊水山下山開始から丁度1時間後の10時37分でした。
距離2kmですから、時速も丁度2kmです。
今の暑い時期、オーバーペースは禁物ですが、う~さんは気候が良くなれば40分で行くとか^^;
鍋蓋北道から大竜寺のほうへ下り、櫻茶屋のある市ヶ原は11時22分。
トイレ前で小休止して上がりますが、ご年配の方がくつろいでいる小さな広場にイノシシが居ます。
おっかなびっくり近づいて撮影しました。
こんなに間近に見るのは初めての経験。
もう直ぐ中間点。
結構な坂を登らせていただき、稲妻坂を通り学校林道との合流地点は12時28分。
ここが市ヶ原から摩耶山掬星台への中間点で、掬星台まであと2.4kmですが、厳しい天狗道が待っています。
天狗道とはこのようなところ(う~さん撮影)
ザックに引っ掛けているのは、汗ビッショリになった半袖シャツで、帰りの電車までこの格好。
あともう少し、という所での地図です。
ヘロヘロになって、掬星台到着は13時18分でした~。
屋根のある休憩所へ行き、う~さんは元気ですが、私は直ぐにへたばります。
朝家内が用意してくれた、ポットの冷茶をゴクゴク。
我が愚妻が女神様に思える一瞬です。
食事を始めるとスズメが大挙群がってきて、う~さん、ご飯粒を何度も与えます。
チュンチュンと動き回って難しいですが、何とか捉えた1枚。
今度は猫ちゃんがやってきて、物欲しげな様子。
ご飯はぺロッとなめるだけ。
ではと、私がウィンナーを投げると、前足でさっと抑え、口にくわえて身を隠します。
素早い動きで撮影は無理でしたが、さすが肉食系猫ちゃんです。
50分ほどくつろいで、下界を眺め下山です。
本来は穂高湖から徳川道を下って森林植物園へ行く予定でしたが、トェンティクロスが増水して通行止めになっているとの情報を引き返す下山者から得たので、徳川道も同じ状況と判断して南側へ下ることにしました。
枯れた旧摩耶の大杉を眺め、
崩れかけの旧天上寺山門を潜って、
私が選んで、青谷道を下ります。
慣れた道なので、短い足を大股にして石の階段を下ります。
大股にし過ぎて濡れた階段のヘリで足を滑らし、6月26日の花山院下山に続いてスッテンコロリン。
こけるのも慣れているのでたいした怪我はありませんが、この度は眼鏡を破損。
レンズ直付けフレームはネジ部にガタがきており、レンズは傷だらけで、度も多少合わない眼鏡。
更新時期を延ばし延ばし、してきたので踏ん切りがつきました。
老眼の遠近両用眼鏡なので、歩くには眼鏡無しでも行けるので、右人差し指にバンドエイドを巻き付けてゆっくりスタート。
下る途中に滝があり、水量もかなりのものでした。
更に下ると成田不動明王と書かれた鳥居があります。
二人とも行ったことが無いので、顔を見合わせ行きましょうと・・。
行者滝でしょうか、工芸品のような竜の口から細い滝が流れ落ちています。
今の時期なら「結構なシャワーです」と浴びることも出来ますが、
待合所のようなところにポスターが掲示してありましたが、2月なんて到底無理です。
灘百選にも選ばれている、神戸市内唯一の観光茶園を眺めて下ると、
青谷道基点から真っ直ぐ下の妙光院に、馬頭観世音菩薩があります。
この菩薩様に、これからは滑らないように注意しますと手を合わせて下り、
JR灘駅近くの喫茶「すみれ」で美味しいビールを頂きます。
飲み屋はまだ開いておらず、その喫茶店を探し当てて席に着いたのは16時10分でした。
う~さん、ショートホールのホールインワンで頂いたのはキリンビール3種類あわせて1年分。
そのとき二人が席で飲んでいるのもキリンビール。
私がビール工場見学でお世話になっているのもキリンビール。
ビール談議の後色々お話して、大昔は若かった!と思われるお店の女性とも親しくなり、
(ごめんなさい、実年齢よりかなり若い方でした。)
お開きにして、JRで帰路に着きます。
この日はイノシシのお姿を拝見し、初めての場所にも訪れることが出来て収穫がありました。
でも、私にとっては楽しくて明るい、う~さんとお知り合いになれたのが、
大収穫だったと思います。
私が山を登っている写真も沢山撮影して頂き、ありがとうございました。
森林植物園に行けなかったので、我が家の満開ガクアジサイを1枚添付しておきます。
この記事へのコメント
う~さん
蒸し暑く2L以上のドリンクとビールでしたが、スタートの鵯越駅で済ましてから自宅まで排出なしでした、こんなは珍しいです。
楽しく山歩きを堪能さしてもらいました。これから先が更に楽しみです。
イノシシ上手に近くから撮影出来てますね、動物園ならいざ知らず野外では珍しい事ですね。
自宅のガクアジサイお手入れが上手で綺麗に整っていますね、森林植物園の職人さんも顔負けですよ。
アルクノ
確かにドリンクとビールで2L以上でした。
リュックで持参が1.5L、
掬星台で1L、
ビールが0.5L。
合計2.5Lになりました
でも、殆んどが汗で飛んでしまいましたね。
う~さんのおかげで楽しく歩けました。
私も周りの人に話しかけるほうですが、足元にも及ばないくらい積極的ですね~。
イノシシの写真、永久保存版です^^)
我が家のガクアジサイ、手入れを必要としないくらい、
出来のいい優等生なんです。
森林植物園に寄贈して、
来園者に広めてもらわないといけませんね
メガネを新調すべく、神戸北町に出かけて、先ほど帰ってきたところです。
昨日帰宅すると、「メガネの○○」から全品20%OFFの優待券が届いていて、早速役に立った次第です
お店の恰幅のいいお姉さまに、フレームは安ければ何でもいいですと言って、笑いも取ってきました。
次回、おニューのメガネでお会いすることになります。
う~さん、これからも宜しくお願いします。
遊子
う~さんって凄い人なんですね
アルクノさんがへたばっる位の天狗道を軽々とですかぁ?わぉ!\(◎o◎)/!
それにしても、もう早速ハイキングお友達ができたんですね♪素晴らしい~♪
「類は類を呼ぶ」ですか?気が合ってるようですね
長く続くお友達になりますように。。
アルクノ
天狗道は秋以降に行く所です^^;
気温も湿度も高かったので汗の量が半端ではなかったですが、う~さん、基礎体力のある方で山歩きのアスリートです。
私は、山友の仲間の端っこに入れて貰い、
これから色々と教えて頂くことになると思います。
う~さん
ごく普通の山歩き人です、ただ数年前に六甲縦走で知り合った当時24歳のスーパーウルトラヤングレディが何と10時間割れで宝塚へゴールしたので、何とか其の辺りまで追い付けないかと・・・でも所詮無理でした、また同年代では六甲縦走を108回も完走された神戸市の男性(六甲の部屋のHP)の方の平均タイムを目標にして歩いているだけですから・・・特別の事ではありません。 でも年齢のことも考えて、皆さんとゆっくりと歩くのが健康的で良いので・・縦走のペースは鍋蓋山にしまっておきます。
アルクノさん仲間の方々ともまた機会あれば一緒に歩きましょう。
アルクノ
遊子さんへのコメントまでありがとうございます。
出逢いから聞かせていただいたスーパーウルトラヤングレディや、六甲縦走を108回も完走のお話には驚きました。
気の会う人と話しながらゆっくり歩きも楽しい、と言ってらしたので、私の山友もその内に紹介したいと思います。
遊子さんをはじめ健脚さんもいますが、ゆっくり歩きが得意な人もいてますので^^)、
宜しくお願いします。
遊子
う~さん、コメントありがとうございます<(_ _)>
又、機会がありましたら、ご一緒にハイキングをお願いします。
私は、「ゆっくり、お喋り歩き」をお願いしたいと思います