アマチュア社会人と学生が演奏するとはいえ、プロ演奏家もゲスト参加する7時間にも及ぶイベントが無料開放です。
私は12時前、会場に到着。
11時より開演していますが、まだ席が空いていることを確認し、近くのハーバーキッチンで昼食。
直ぐ出来る「ネギトロ鉄火丼」を注文。
かき込んで、戻り、席に着いたのは12時過ぎ。
演奏していたのはエントリー№4、京都からおこしやすのグルービンキャッツスイングオーケストラ。
丼にビールも頂いたので、トイレに立って戻ると、食事に行かれたのか前から2列目右寄りが空いています。
好位置をキープして、演奏に集中です。
ここ港神戸が日本でのジャズ発祥の地であることは以前にも述べましたが、港町横浜さんもそれは認めているようです。
神戸では喫茶店では勿論のこと、床屋やラーメン屋でもジャズが流れています。
関東は吹奏楽が主ですが、西日本では中学校からジャズを演奏するビッグバンドが多数あります。
それが高校~大学と受け継がれ、社会人バンドも数多くあるという訳です。
余談ですが、海外から来たものではゴルフも映画も神戸が最初、
スポーツとしてのハイキングも六甲山で始まったとされています。
NABLとは西日本アマチュアビッグバンド連絡会だそうですが、
今年は節目の第30回。
出演バンドには常連さんが多く、レベルも年々向上しているので、グレンミラーのような甘ったるい演奏は無く、ブラスアンサンブルを聴かせる歯切れの良いもの。
曲としてはカウントベーシーやバディーリッチ、デュークエリントンにベニーカーター等々。
ソニーロリンズやコルトレーンの曲をアレンジしたものもありました。
各バンドは3~5曲を、持ち時間約20分で演奏します。
私が注目したのはエントリー№6のスーパーグルーパージャズオーケストラ(和歌山)でアルトサックスの中島朱葉さん。
彼女朱葉さんは日本人ですが、同じサックス奏者、若き日のキャンディーダルファーも尻込みするような美貌の持ち主。
ドライブを効かせた彼女のソロが始まると一斉にフラッシュが光ります。
私のカメラは山専用なので(笑)こんな状態。
(後でプロのゲストも参加ですが、写真撮影はOKの様子)
エントリー№8は各地での公開演奏もプロのゲストを迎えてこなす、グローバルジャズオーケストラ(大阪府)。
このバンドは専属コンポーザーがいて、作曲もする舛田咲子さんの指揮により彼女の作品2曲を演奏です。
現在はプロとして活躍するアルトサックス奏者の宮崎隆睦さんは、このバンド出身ですが神戸に里帰りです。
写真はその宮崎さんと左側にテナーの古谷光広さん。
3曲目からのゲストヴォーカルはスイングジャーナル誌でも好評を得ていると言うチャリートさん。
張りのある明るい歌声は、このフェスティバルにベストマッチング~(チト古い)でした。
最後にスティービーワンダーがデュークエリントンに捧げた“Sir Duke”を歌い上げ、拍手喝采です。
次はお目当ての高砂高校ジャズバンド部、ビッグフレンドリージャズオーケストラ。
社会人が主体なので今回は彼女達がゲスト参加。
失礼、ドラムスとトランペットに男性が混じっていました。
ここで宣伝ですが、7月18日(日)に高砂市文化会館大ホールで午後1時より、たっぷり3部構成による青春チャリティーコンサートが開催されます。
お近くの方は是非お出かけ下さい。
素晴らしい演奏に満足することと思います。
このときも楽しい演奏で聴衆を魅了していました。
続いて甲南大学Newport Swing Orchestra。
甲南高校は男子校ですが、大学は共学です。
パワフルさは高校から受け継がれているようですが、女性が加わったことで音がカラフルになり演奏の幅が出てきたようです。
MCは元気溌剌のこのトランペッター
エントリー№11ウェストウィンズジャズオーケストラ(兵庫県)にピアノの守屋純子さんがゲスト参加。
いくら好きとは言え長丁場のコンサート、このあたりになると聴くのも疲れる~と言う状況に。
純子さんの優しいピアノに癒されました。
このバンドは第2回から今回まで29回連続参加ということで、最近入った若いメンバー達は第2回のときは生まれてもいなかったそうです。
そのうちメンバーのお孫さんが参加ということになるかも。
素敵なバンドが続きますが、はしょって、ラストはホストバンドのメイトジャズオーケストラ(兵庫県)。
結成35年で、親子ほど歳の離れたメンバーも混じっています。
この毎年持ち回りのホストバンドが幹事役を勤め、会員バンドが持ち寄った拠出金を原資にしてこのコンサートは運営されています。
ゲストトランペッターは素晴らしいハイノートのエリック宮城さん。
(興奮してブレてしまいました)
宮崎隆睦さん、守屋純子さんも加わってラスト曲は大盛り上がりの打ち上げ状態。
アンコールはメイトジャズオーケストラのテーマ曲、ラストワルツでお別れです。
予定を30分ほどオーバーして6時に終演しました。
来年は11時から聴きたいですが、途中2回ほど自ら席を離れてインターミッション(休憩)を取らないと、最後まで体力が持ちません^^;
この記事へのコメント
う~さん
この人も六甲山系を歩かれていたのですが、現在は自転車で一軒茶屋まで登り楽しまれています、また夜間はジャズの練習で多忙な人です。
アルクノ
早速訪れてみます。
私は聴くばかりで、演奏はしませんが・・。
ノビタさんパワフルな方のようですね。
遊子
でも、アルクノさんのように詳しくはなく、ただ、聞いて心地よさを味わう程度です。
11時~18時
ほんま、体力要りますね
アルクノ
ジャズは二十代の頃から聴いていて、昔のことしか分かりませんでしたが、最近、ナマで聴く機会が増え、顔と名前が一途する日本人演奏家も頭に入るようになりました。
ビッグバンドの良さは、体に押し世出てくる音の厚みと迫力で、聴くにも体力が必要です。
長時間となると尚更ですね
Nobita
また当方のblogへのコメント、ありがとうございました。
楽しんで頂けましたでしょうか?
学生時代にビッグバンドに参加していまして、社会人になってからしばらくブランクがあったのですが、ひょんなきっかけでメイトジャズに所属しております。
ちなみに私は甲南大学Newportに所属しておりまして、ゲストの宮崎君とは甲南中高大で1年先輩後輩になります。
阪神間ではビッグバンドのイベントが多いですので、是非機会がありましたら足をお運び下さい。
アルクノ
ラストのメイトジャズ、素晴らしい演奏でした。
来年はしっかり、その御尊顔を確認して、拝見and拝聴したいと思います。
Nobitaさんの在籍していた、
迫力ある甲南高校に、我が愛する高砂高校ジャズバンド部は毎年苦渋を味わっております
8月に神戸文化ホールでスチューデントジャズフェスティバルが開催されます。
私は、高砂高校と甲南高校、両方を応援しなけらばならなくなりました^^;